PSP mk2 - PSPの参加型レビューサイト

GOOD!

クイーンズゲイトを前にして、前作のブレイドの情報も気になる方もいると思い、発売当時にプレイした感想・レビューを書きます。プレイヤーの情報はCOMMENTにありますので、どういう人がレビューしたかを参考にしてください。

【作りこまれたドットグラフィックス】
・特筆すべきはドットです。スト?を彷彿とさせる完成度が非常に高いドットアニメーションです。戦闘シーンに突入し、このアニメーションを見た時点で、このゲームに対しての偏見が消えました。
このゲーム特有のシステム「鎧破壊」を実行すると、破壊された部分だけドットが変わり、アクション中もその状態で動きます。「鎧破壊」されたキャラクターをステータス画面で確認すると、立ち画にも変化がなされてるのも芸の細かさを感じました。

これだけだと「キレイなキャラゲー」なので、ゲームとしてはどうなのかが一番気になると思います。
【ほどよい難易度・考えながら戦える・宝石でバランス調整できる】
・マスゲーとしては難易度がやや高め。レベル上げ用に過去にクリアしたマップを何度もプレイできるので、いくらでも育成でき、詰むことはありません。キチンと敵が壁となってくれる程度の難易度なので、ちょうどよいと感じました
「鎧破壊」を意識してプレイすることで、強い技だけをふるうだけの単調さから開放されます。「全鎧破壊」を成功させると戦闘不能扱いなので、プレイヤーに考えてプレイさせてくれるのがよかったです。
装備品にあたる宝石により、キャラが好きでもあまり強くない、使いにくいキャラクターでも最低限の活躍はできるようになります。
【ロード気にならず・戦闘テンポが速め】
・長引きガチなマスゲーで、快適さは大事だと思います。
メディアインストールが実装されています。インスト前をプレイしてないので比較はできませんが、十分快適です。場面切り替えなどで気になる点はまったくありませんでした。
戦闘シーンではボタン押しっぱなしにより早送りができます。これをみこしてか、早送りでもキャラの掛け声が不自然にならないようになってます。こういうところで地味に作りの細かさを感じます。部位破壊カットインなどもちゃんと早送りできます。

BAD/REQUEST

【操作できない・画だけ】
・操作不能キャラクターが何人かいます。中にはストーリー自体に介入しないのもいます。
【少ない女の子モンスター】
・仲間にできる女の子モンスターが3種類しかいません。色違いで名称が違うのがいますが、実質3種類といえます。
【出番が限られすぎるジャン】
・ジャンが全鎧破壊を成功させることで女の子モンスターを仲間にできますが、その役目を終えるとジャンがわざわざ出向く理由がなくなるのが残念。
【重い腰があがらない・少ないやり込み要素】
・マルチエンド・追加衣装・道中分岐などなどありますが、それらが2週目へのモチベーションに繋がりにくいです。
キャラクターの鎧破壊カットインや技はすべて見ており、テンポが速めとはいえマスゲーなので1ステージごとの戦闘に時間がかかるのが原因です。
加えてキャラクターの成長に介入操作できないので、エンディングまでの道中でのやり込める要素が分岐点しかないです。その分岐点も2回ほどです。
【淡白で少ない会話イベント】
・キャラクター同士やプレイヤーの分身ともいえるジャンとキャラクターの掛け合いがあまりありません。ジャンとの間に好感度があり、イベントはありますが、あじけなく淡白に感じました。

COMMENT

PSP-3000使用
クイーンズブレイドシリーズはビジュアルブックのみ。
当時はアニメは未観。
過去にプレイ済みのマスゲーは「NAMCO×CAPCOM」(クリア済)
マスゲーが嫌いです。すぐ終わる戦闘を意図的に長引かせておりテンポが悪いので好みません。

テンポが速いとはいえ、やはりマスゲーらしい時間のかかる戦闘なので【快適さ】は３にしました。お約束みたいに敵が追加登場するのがなじめません・・・。
元々QBシリーズは好きでしたので、購入に踏み切りました。この手のは俗に言う「キャラゲー」というクソゲーの類になりがちですで、それを覚悟してました。しかしいざプレイしてみると、あまりの作りこみのすごさに驚きました。
長く遊べるゲームではありませんが、太く短い良作です。
他ではみれない美麗なドットで動くキャラクターは一見の価値あり。
出荷本数が少なく、中古ソフトの中でも高値であることが多い当作品ですが、3000円付近でもプレイする価値は十分あります。
ユーミルというキャラがいますが、ゲームをプレイしたことで好きになりました。あの動きはおもしろいうえにかわいかった（笑）