PSP mk2 :: ユグドラ・ユニオンレビュー

ユグドラ・ユニオンレビュー

発売元	スティング（オフィシャルサイト）
発売日	2008/01/24
価格	4,980（税込）
レーティング	【Ａ】全年齢対象(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3
タイトル概要	■ ジャンル：タクティカル・ファンタジーRPG 2006年GBA用で発売され，大人気だったファンタジーRPGが重厚なストーリーと独自のフォーメーション概念をもって美しく鋭くリメイクされた。必殺技”スキル”に”新タクティクス・カード＝スキル”が登場し，キャラボイスが実装された。アイテム図鑑，サウンドモードなどのクリア後も楽しめるコンテンツを含み，『リヴィエラ』で有名な戸部淑氏がデザインした総数30種類以上の”タクティクスカード”を使いこなしながら巧みな戦略とバラエティに飛んだアイディアでタクティカル・ファンタジーRPGの世界をプレイしよう。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
4pt	5pt	5pt	4pt	4pt	3pt	3pt

総合点
80pt

GOOD!

[オリジナリティ]
　カードを用いたバトルシステム　通常SRPGとは全く違うシステム
　攻撃力、行動力、スキルなど全てがカードの種類によって異なる

[グラフィックス]
　繊細なまでのクオリティの高いドット絵
　綺麗かつ、動きまくるドット絵たち

[音楽]
　迫力かつ雰囲気を重んじた選曲、前作のリヴィエラ同様
　音楽センスは非常に良い　PSPに転じた事により音質が高品質

[熱中度]
　適度な難易度、やりがいのあるシナリオ
　勝利条件以外の強敵討伐やアイテム収集の楽しみ
　引継ぎはないらしいが２週目に隠しシナリオ等があり、やり込み要素に期待

[快適さ]
　イベント会話の早送り機能
　戦闘バトルの高速化により時間短縮可能
　中断セーブあり(ロードしてもデータは消えないので実質クイックセーブ)

[難易度]
　リスタート及びリトライによる１ステージやり直し機能
　リトライ時には敵の能力低下による難易度の簡易化

BAD/REQUEST

独自性を生み出したカードシステムの副産物が自由度の無さ
ターン制限ではなく、カードの枚数によって全ての行動が制限される
つまり、カードがなくなれば問答無用で負けとなる
１ステージにおいて同じカードは基本１回しか使えない

戦略性は確かにあるが、実際は運任せのゲームと言っても過言ではない
さくさくクリアしたい人にはオススメしないゲーム
スパロボ以上にリセットゲー　だが、ロードまでにやや時間がかかる

アイテム収集自体はおもしろいが、使用制限がやや面倒
３ステージ過ぎると消滅する、一度装備したアイテムは解除できない等
装備品の付け替えが不自由である

COMMENT

ＳＲＰＧとしては珍しい一品ではないだろうか
個性のあるゲームで人を選ぶかもしれない
だが、はまればかなり楽しめる一品であると思われる
会話イベントはフルボイス　チュートリアルも丁寧で取説不要
戦闘中にキャラがとにかく喋りまくるのも良い

アクション要素とまではいかないが、ＳＲＰＧにしてはアクション要素が
ある方ではないだろうか　戦闘中に十字キーとボタン操作を必要とする
十字キーでゲージを貯めてスキル発動するのだが、ゲージを貯めると
戦力が弱体化する、逆にゲージを消耗すれば戦力強化になる
不利な状況下においても、これを駆使すれば勝てる場合も多々ある

懐古な自分としては、これほど新鮮味のあるゲームは久々で実に楽しんでる
何より昔懐かしいドット絵を駆使した作品であることが非常に魅力的
最初慣れるまでは癖があるが、馴染めれば楽しめる作品であると思われる