機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威 レビュー
発売元 | バンダイナムコゲームス(オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2008/02/07 |
価格 | 6,090(税込) |
レーティング | 【A】全年齢対象(CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 | ■ ジャンル:戦略級シミュレーション 『ギレンの野望』シリーズの中で,最も人気があった”ジオンの系譜”をベースにした戦略級シミュレーションが新たなる脅威を打ち砕くためにやってきた!機動戦士ガンダム・Z・ZZ・逆襲のシャアまでの時代を収録し,「IF」ストーリーの検証が可能だ。登場キャラは200名以上,ユニット総数400種以上,新システムの『アライメントシステム』,『ユニット単位の委任』の活用など,携帯性を考慮しつつ,迫力とやり込み要素に新要素が大きく加わり,最高のボリューム感で満足できる内容になっている。(転用元:GDEXより) |
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発売スケジュール
- 2014/06/26
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BLACK CODE ブラック・コード
- 2014/07/31
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Enkeltbillet
- 2014/09/25
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金色のコルダ3 AnotherSky feat.天音学園
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コープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアー
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タクティクスオウガ 運命の輪
Zill O'll ?infinite plus?(ジルオール)
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探偵 神宮寺三郎 灰とダイヤモンド
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戦国無双3 Z Special
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真・恋姫†夢想 -乙女繚乱☆三国志演義- 蜀編
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スーパーロボット大戦F
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パワースマッシュ NEW GENERATION
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サモンナイト5
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みんなのGOLF ポータブル2
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みちのく秘湯恋物語 kai
- 2017/12/20更新 (2017/12/19投稿分まで掲載)
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街 ~運命の交差点~ 特別篇
- 2017/12/17更新 (2017/12/16投稿分まで掲載)
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グランツーリスモ
- 2017/11/05更新 (2017/11/04投稿分まで掲載)
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ぼくのなつやすみポータブル2 ナゾナゾ姉妹と沈没船の秘密!
ぼくのなつやすみ4 瀬戸内少年探偵団「ボクと秘密の地図」
- 2017/10/25更新 (2017/10/24投稿分まで掲載)
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沙羅曼蛇
- 2017/10/21更新 (2017/10/20投稿分まで掲載)
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輸入版:Alien Syndrome
- 2017/09/18更新 (2017/09/17投稿分まで掲載)
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セプテントリオン
- 2017/08/22更新 (2017/08/21投稿分まで掲載)
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ECHO NIGHT
GOOD!
「ガンダム」のキャラクターで比較的まっとうな戦略シミュレーションゲームを楽しめること。
戦記モノであるはずの「ガンダム」シリーズだが、膨大な数のゲーム作品が発表されて入るものの、そのほとんどはアクション系統の作品であって、「ガンダム」シリーズを群像劇として捉えているファンからすれば大いに物足りない作品ばかりである。時折、シミュレーションゲームが発売されても、その多くは「Gジェネレーション」などをはじめとした「SDガンダム」の世界観を基調としたもので、同じく戦記としての「ガンダム」の魅力を感じさせるものではない。
その中で、オリジナルの世界観と印象を保ちながら、シミュレーションゲームとしての体裁も備えたこの作品の意義は大きい。プレイヤーの行動によって歴史が左右される「if」を体験することが出来るということが、この作品の方向性を示しているとも言えよう。「ガンダム」の世界に介入し統治する。これだけでもファンとしての喜びに耐えないと言える。ゲームシステムは主に、その目的を実現するために機能しており、原作モノのゲームとしてよくまとまっている。
BAD/REQUEST
上記の通り、「ガンダム」のキャラクターゲームとしてのみならず、近年発売されたゲームの中でも、充分及第点以上に位置することは確かである。ただ、それでもなおゲームとしての魅力は乏しいと言わざるを得ない。
前作をやり込んだプレイヤーからすれば、今回の購買のポイントは、システムやシナリオの進化と増量にあったはずだ。しかし、容量の問題からか、全体に薄く塗り広げてしまったことで、前作に収録されたシナリオ(削除されたものも幾つか)はパワーダウンしてしまい、新規シナリオも、前作のプレイヤーが心機一転して楽しめる内容を持たなかったのである。
今回のウリである「ZZガンダム」「逆襲のシャア」をはじめとした、新シナリオは、前作の「第三勢力モード」程度のボリュームが数個が追加されたに過ぎず、一年戦争をプレイするにも、アニメーションは削除され、システム周りも改良された分と同じだけ悪くなった部分が目立ってしまっている。
このため、\"最新作\"を楽しみにしていたファンの期待は見事に裏切られてしまった。ここでの煮え切らない評価の数々も、主に前作のファンからのものが多いように思われるが、評者も同じく印象を受けずにはいられなかった。
新規ユーザーにもまた、取り分け強い理由が無い限りは、「一年戦争」から「グリプス戦役」までをしっかりと高密度でまとめた前作をプレイしたほうが満足を感じるであろうし、また「ZZガンダム」や「逆襲のシャア」を特に好む一部プレイヤーにこそ強く歓迎される作品かと問われても、その広く浅くといった作りからも、やはりそれだけで満足するとは思えない。要は、前作である「ジオンの系譜」の傑作が、今作「アクシズの脅威」の魅力と必然性とを減じてしまっているのである。前作が充分な内容が、今作の密度の薄さを招き、結果、誰がプレイしても強く満足の出来ない印象を残してしまったのである。
COMMENT
総合的に良作であることは間違いありません。しかし、他のレビュアーさんと同じく、歯切れの悪い感想を抱かずにはいられませんでした。
やはり、\"悪い所\"で書いたように、前作での完成度の高さが、今回の広く浅く作られた内容を一層色褪せて見せてしまったのだと思います。
暇なときに起動すれば、数時間は楽しんでプレイすることも出来ます。ただ、前作のプレイヤーからすれば、そのあまりの変化の皆無に、所々のパワーダウンにどうしても違和感を感じずにはいられません。シリーズの未経験者は、その密度の高さから、いまなお「ジオンの系譜」をプレイすべきだと確信しますし(どうしてもと言うのであれば新規参入勢力だけ別に遊ぶことも出来ますし)、作品としての魅力や必然性に欠けた作品だと言う他ありません。「ジオンの系譜」の後継として、誰がこの形を満足できるのか私には答えることが出来ません。
『作品としては良作。ただ、あらゆる観点から満足に値しない作品』という珍しくも残念な作品だという印象を受けました。
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なお、シリーズの未経験者にひとこと。
このシリーズはあくまで「ガンダム」のゲームですので、しっかりとした\"シミュレーションゲーム\"に\"ガンダム\"のエッセンスが混じった作品を求めた場合は、大いに失望可能性があります。あくまで\"ガンダム\"を成立させるための\"シミュレーションゲーム\"だと考えるべきです。ご注意を。