PSP mk2 - PSPの参加型レビューサイト

GOOD!

・限られた期間内で証拠を集め推理する、調査場所でも時間や日によって休業だったり担当不在だったりするため無駄足をくわないように段取りを考える、という本格的捜査が味わえます。ゆえに、証拠不十分で行き詰まったら再捜査…というのが良くも悪くもこのゲームの特性かな。例えるなら「ポートピア連続殺人事件」や「ミザーナフォールズ」。総当たりでクリアできるぬるいゲームとは違います。
・捜査に関する用語集もなかなかためになります。
・会話はフルボイスで、声優さんの声や感情表現もすごくいい。話題性だけ重視した某英国なぞなぞゲームの声優陣とは大違いだ。
・最後は感動しました。やっぱりああいう締めがグッときます。
・登場キャラもいい味出していましたが、「逆転裁判」のぶっ飛んだキャラに比べるとおとなしい感じです。

BAD/REQUEST

証拠不十分で行き詰まったら再捜査…という繰り返し覚えゲームにしては、その対応が不親切かな。
・行き詰った、と判断できるのは取り調べで反論ネタがなくなった時であり、ゲームオーバーになっても何が足りなかったのかヒントなし。
・先に書かれている方もいる通り、既読文章を高速スキップ出来るのはセーブデータ単位で、一度ゲームオーバーになって初めから読み直すときのみ機能している。（実は設定で未読文章を高速スキップできますが…）
・また、高速スキップしたとしても、探偵パートや取り調べパートで流れを取られます。

完璧に調査するにあたって、ほぼ無駄のないスケジューリングが求められます。計画性のない人には厳しいかな。

証拠がそろってない序盤は「黙秘権」を多用するしかなく、心証ゲージが減る一方なのは、緊張感を持たせるためわざとそうさせてんだろ？

冒頭の声で、真犯人わかっちゃいませんか？

COMMENT

各現場の休業日を調べ、この日はここへ行って調査…と無駄のないように行動を計画するため、ノートに表を書くほどハマりました。ここまでさせるとは、なんてリアリティのあるゲームだよ。
そんな試行錯誤もあり、ゲーム内容としてはちょうどいいボリュームだと思うけど、一度読んじゃうと反復性がないので価格をあと1000円下げてくれるとちょうどよかったかな。
てか、発売日に新作ブース（平積み）に置かれてなく、既出ソフトと同じ扱いにされてたしな?、それでいいのかよ●本市場。