PSP mk2 - PSPの参加型レビューサイト

GOOD!

前作はPSP版でプレイ済。今作は初めてです。

・本格推理ゲーム
「推理ゲーム」という名前がついてても単に選択肢を選んでいくだけのゲームとは違い、きちんと人の話を聞き、証拠や証言を集めていかないと簡単にバッドEDを迎えます。
最近この手のゲームはめっきり見かけなくなってしまったので本当に嬉しいです。

・キャラクター
前作同様、個性ありの魅力的なキャラクターが満載です。
相変わらず主人公はヘタレで怖がりです（笑
個人的には何かあるたびに「幽霊だ！」「怪奇現象だ！」と叫ぶ教授がとても気に入りました（笑

・ルートによってストーリーが変わる
キャラごとにルートが存在し、大きく３つのストーリーに分かれます。
最初に３人のキャラの内誰かをクリアすれば更に２人のキャラルートが解放され、そのキャラ２人の内どちらかをクリアすれば真相ルートが解放される。という感じです。
大まかな仕掛けや真犯人などは変わらないのですが、途中のストーリーが変わってくれるのは嬉しかったです。

・キャラの会話が何度もできる
前作の雨格子は１・２度会話をしたら強制的に部屋を追い出されましたが、今作は会話ができる回数が増えました。かなり助かりました。
…その会話にあまり意味が無いのが残念ですが（BADに追記してます）

BAD/REQUEST

・難易度が高すぎる
本格推理ゲームなのは嬉しいのですけど、いくらなんでも難易度が高すぎる。
証拠や証言を集めなければバッドEDを迎えるけど、証拠のある場所や得なければいけない証言のヒントも序盤はほとんどない。（但しEASYモードだとヒントがある）
暗号もパッと見は意味不明。ヒントがストーリー進行に関係ない場所で見れるのはどうかと…

・会話にあまり意味がない
このゲームにはたくさんのキーワードがあり、キャラに話しかけるにはそのキーワードのいずれかを選んで会話をするのですが、このキーワードの95％が推理するのに意味のない単語で、必要なのは5％ほどしかありません。
前作も今作もEASYモードでプレイしたのですが、前作は重要単語には赤や青の色がついてるのに対し、今作はほぼ真っ黒（重要単語でないという意味）なのでビックリしました…
けれど推理に関係のない単語でもキャラの反応などは様々なものなので、時間が空いたら関係ない会話をしてみるのもこのゲームの楽しみの１つだと思います。

・時折フラグがおかしい
今回のシナリオは色々なルートに分岐しており、ルートＡでは○○が失踪するが、ルートＢでは××が失踪する、という場合があるのだけど、○○が失踪してるルートでも「××が失踪した時に…」と話す場合がある。
あと、主人公が１人のときに手に入れたアイテムを他のキャラに見せると、「この前のアイテム??だったよ」「そうでしたか」みたいな、相手も以前からそのアイテムを見たことがあるかのような会話をする時がある。
ストーリー進行には関係ないのだけどどうしても気になってしまいました…

・ロードが気になる
当方がPSP-1000なせいかもしれませんが、ロードがちょっと長く感じる。
BGMが変わる間や場面転換などでいつも５，６秒待たされますし、SEが２秒ほど遅れて聞こえてくることもザラです。

COMMENT

PSP-1000使用。
雨格子が面白かったので購入。細々と気になる部分はあるものの、個人的には満足する出来でした。
ただスタッフが前作より力を入れてくれたのはわかるのですが、力が入りすぎて難しくなりすぎてますが（笑
けれど暗号なども答えを見ると「頑張れば自力で解けない範囲でもない」と感じたので、本格的な推理ゲームを楽しみたいと思ってる方にはオススメします。
今月末発売の第３弾も期待しています。