PSP mk2 :: THE EYE OF JUDGMENT 神託のウィザードレビュー

THE EYE OF JUDGMENT 神託のウィザードレビュー

発売元	ソニー・コンピュータエンタテインメント（オフィシャルサイト）
発売日	2010/03/04
価格	4,980（税込）
レーティング	【Ａ】全年齢対象(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3
タイトル概要	■ ジャンル：3Dカードバトル ■ プレイ人数：1人 ■ ダウンロード版：3,800円

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
4pt	4pt	4pt	5pt	5pt	4pt	3pt

総合点
91pt

GOOD!

熱中度５点：デッキ３０枚・フィールド９マス・ターンのマナ２点という
かなり限られた制約の中で、３００枚以上のカードを組み合わせることで
無限の戦略性が生まれる奥深さがたまりません。最強の戦略は存在せず、
速攻／持久、属性／無属性、正攻法／特殊コンボなど大まかな戦略の
方向性に自分の好みを反映させられる点もやりがいがあります。

満足度５点：手軽にアクセスできる対人戦が売りなのだと思いますが、
キャラクター１５名以上が登場するＣＰＵ戦も十分なボリュームです。
それぞれのキャラがＰＳ３版で発売されたテーマデッキに対応した
デッキを持っていて、自分のデッキとの対戦相性なども味わえます。
世界観（カードの意味付け・歴史・地理）を網羅した図書館モードも
事典好き（≒カード好き・ファンタジー好き？）なプレイヤーには
嬉しいおまけ要素です。

グラフィック・サウンドとも派手さは無いものの、エキゾチックな
ムードを丁寧に演出出来ています。

２０分程度で片付く対戦のテンポも良く、携帯機で通勤／通学時間に
遊ぶのにぴったりのゲームです。

BAD/REQUEST

カード表示が小さく、説明文やイラストが見づらいのは勿体ないです。

アメコミ調のイベントイラストは単純に色が濁って汚いと感じました。
好みの問題ですが。

デュエルのアナウンスボイスが非常に陰気な男性の声で嬉しくありません。
これも好みの問題ですが、もう少しきれいな声も選択出来ると良かったです。
名作ＥＯＪブラザーズ
http://www.jp.playstation.com/scej/title/eoj_psp/eoj_bros/
のお二方の声が入っていたり、劇中の対戦のように
カードを読み上げてくれたら燃えたのにと思います。

COMMENT

『カルドセプト』の世界観で、テンポを数倍高めたようなカードゲームです。
カルドセプトは数百時間遊べたので、本作も長く楽しめるのではと期待しています。

ストーリーモードで詰まった時は、下記コラムを読むと勝てる＆愉しみが深まると思います。
http://www.jp.playstation.com/scej/title/eoj/players/colum/bn.html

カードの置き方ひとつで勝つためのルールが変化するのを解析・構想する
ゲームですので、システム系の思考を楽しめる人には楽しく、それが苦手な人には
ちっとも面白くないゲームだと思います。