PSP mk2 - PSPの参加型レビューサイト

GOOD!

・沢山のアイテムを集める楽しさ。
・簡単操作。なにせ掘るだけ。
・トリップできそうな(してそうな)キャラデザイン。
　そのくせドットだけは可愛らしい。
・総じて本当にテンポがよく、まさに止め時を失う。
・ゲーム容量６４MB。メモステに優しい。

BAD/REQUEST

・ゲームの目的が「アイテムを集める」ことに集約されるので、
　肌に合わなければどうしようもなくなってしまう。
・グラフィックに期待して買う人はいないと思われるが、
　まあ、全体的にチープである。BGMもしかり。
・アイテムを売る時や選ぶ時、分かりづらい。
　新たにゲットできたアイテムは、NEWマークをつけてくれる等あれば更に良かった。

・悪いというわけではないが、どういう層を狙って販売したゲームなのかが気になる。

COMMENT

このゲームがPS時代に売りに出された時からずっと気になっていて、
晴れて２０１１年１月にゲームアーカイブスに登場。いい時代になったものである。

ゲームの流れとしては、掘る→帰るの繰り返し。
一応の目的やイベント(なんと実写の人形劇)はあるにはあるが、
やることといえばアイテムを集めて帰る、これだけである。

しかしその一点において抜きんでて特化しているというか、
それだけしかやることがないというか、とにかくシンプルイズベスト。
テンポの良さも相まって、お好きな人にはたまらない
「集めゲーのスルメゲーの異ゲー」・・・これがほりあてくんの正体だった。

特筆すべき点として、全体にただよう独特の魅力がある。
夢に出そうなキャラデザイン。ゲームモードを選ぶ際には、
ドアップで写る瞳孔全開のほりあてくんが迎えてくれるが、
そこで驚いていてはいけない。

持って帰ったアイテムは図鑑に載り、そのひとつひとつに簡単な説明がつくが、
それがいちいちシュール。どうシュールかは説明しがたいのだが、ゲーム内において
クソゲーの体験版というアイテムを手に入れられるところからその一端を垣間見れる。

アイテムをザクザク集めて持って帰るゲームといえばウィザードリィ系列や
だんじょん商店会(アーカイブス化是非希望)などがあるが、
それらにはまる素養がある人にはそれなりの安心をもっておすすめできるゲーム。
財布にも優しいし容量も少なめで携帯機PSPとの相性も抜群。
大作ゲーのおともや一日終わりの息抜き、通勤通学時などにも。

いや本当、案外いいですよ。これ。