Phase D 蒼華の章
タイトル概要
中央値: 39 Amazon点数: 4.0
スコアーボード
標準偏差 0 (難易度) 4.00 mk2レビュー数 1ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)
526人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
Amazonレビュー
レビュー者: あつろうサイコ レビュー日: 2012-02-05
まず一言…相変わらず商法はアレ(ブーストオンお馴染み分割商法。キャラや設定・世界観等はいつもながら魅力的なのでついつい同社のソフトを購入してしまうが、いい加減改めて欲しいというのが正直な所)だけど、"ブーストオンの第1巻"としては最高傑作なんじゃないかな、と思います。
思ったよりも楽しめました(期待を良い意味で裏切られた)。
シナリオ…公式サイトにSF学園ADVとありますが、「伝奇学園ラブコメ」と言った方がしっくりくるかも。
途中までは設定こそやや特殊なものの普通にラブコメだな〜とか思ってたんですけど、途中から雰囲気が変わって終わり方(幾つもENDがある)には驚き(の連続)でした。
で、思ったのがコレPSP版「スクールデイズ」だな、と(設定的には違う部分もありますけど、終わり方がもろそんな感じ)w
因みに(知らない方もいらっしゃると思われますので)「スクールデイズ」というのは数年前にPCブランドオーバーフローから発売された学園ADVで、多数の分岐からなる「様々な衝撃的END」が話題になり、PS2にも移植された作品です(詳しく知りたい方は公式サイトを参照して下さい)。
物語を進めていくうちにどんどんとその世界に引き込まれていく感じで個人的には十分面白かったです。
ただ、初プレイの時点ではその独特のシステムも理解していなくて…普通に最後まで読み進めていったら表記名「END2」に…。
もっかいプレイしたら途中に選択肢でも出るのかな?と思ってたのに出ず、再度同じ展開&終わり方。
(今からすれば思慮が浅かったかなとも思いますが簡単なチュートリアルでも欲しかった)違和感を感じ説明書を見てみたら、フェイズDの発動で可能性を模索する(青い○(円)の光が表示されている場面で(同じ形の)アナログパッドボタンを必要に応じて押すことで展開が変わったりする)仕様だったんですよね。
ENDはBADが4つにHAPPYが1つ、その全部を見た後で再度プレイすれば「HAPPY?」が見れます。
ただ、選択肢というか先に述べた「フェイズDの発動」をどの場面で使い、どの場面で使わないかの見極めが若干(?)厳しめかも(キーワードとなるのは「幻肢」「フェイズD」「夏希」「彩奈(への信頼)」「中学生」でしょうか)。
でもやはりというか「HAPPY END」はこの作品を評価する上で一番となる所で、プレイ後はこの作品に触れて良かったな、と素直に思えましたし、BADエンド×4もこれまた前述したように「スクールデイズ」のように衝撃的で見る価値はあったかな、と(決して良い気分にはなりませんでしたけど)。
「HAPPPY? END」は完全におまけ扱いですが、こういうのも良いかな、と思えたらアリです(個人的にはアリ)。
姉好きには朗報(?)ですw
ご都合主義全開でライターが設定投げたな、と簡単に思えるので本当におまけという感じですけどね。
最後にこの作品は(後に出る残り3巻と合わせ)4章に分かれているのですが、他の章ではメインヒロインがそれぞれ置き換わっていて、登場人物こそほぼ同じなもののキャラ設定が違う仕様だとか(第2巻からそれぞれ順に、夏希、幸花、レンがメインヒロインになる模様。因みに主人公は同じらしいです)。
キャラ…魅力的なキャラばかりで素晴らしいです。
ヒロインは皆魅力的で残りの巻で攻略するのが楽しみですし、男友達のタダハルも中々良いですね。
ただこの「タダハル」ってキャラ、どっかで見たことあるような気が(「黒子のバ○ケ」の緑間?いや、「BLE○CH」の藍染かも?とにかく誰かに似ている)w
音楽…場面場面に中々合っていてBGM自体も中々良い感じ。
OPテーマは歌い出しの部分で(J-popの)愛内里菜!?とかちょっと思ったけど違いましたw
でも作品の雰囲気に合っていると思いますしこれまた中々良い歌です。
システム…これが良い所と悪い所ハッキリしているのが惜しいかな。
キャラの表情&立ちポーズの変化は秀逸だし、スキップは高速、ロードも基本長くないのは良いのですが、会話を進めるのが若干ぎこちないというか…。
○(まる)ボタンの感度が悪く、文章を読み進めるのに2回クリックしなければならないことがしょっちゅう(後で検証した結果主に相手キャラの台詞時にこうなる。音声発生後暫く待ってからでないと○(まる)ボタン1回で次にいけないのでもどかしい)
セリフの音声が出るのも遅めだし、オートモードは遅い(初期設定)。
ゲーム中でシステム画面を出し「CONFIG」を出す時も2回目以降はローディングが速くなるとはいえ暫くするとまた遅くなるし。
あと各コマンド対応ボタンの一覧が常に画面下に表示されるのは良いんだけど、バックログが瞬時に出せず面倒くさいのが個人的に結構キツかった。
総評…相変わらずもう言うのも疲れてきた分割商法については苦言を呈するしかないですが(メーカーに改善する意思が見受けられないので最早ほぼ完全に諦めていますけど)、最初に述べたように今作はシリーズ最初の作品としては高レベルなものに仕上がっているかな、と感じました。
ただ、それだけにやはりシステム面が惜しいな、と。
この不満点のせいで若干プレイの快適さが失われています。
この点を踏まえた上で第2巻以降は是非作品としての完成度をさらに昇華していって欲しいです。
思ったよりも楽しめました(期待を良い意味で裏切られた)。
シナリオ…公式サイトにSF学園ADVとありますが、「伝奇学園ラブコメ」と言った方がしっくりくるかも。
途中までは設定こそやや特殊なものの普通にラブコメだな〜とか思ってたんですけど、途中から雰囲気が変わって終わり方(幾つもENDがある)には驚き(の連続)でした。
で、思ったのがコレPSP版「スクールデイズ」だな、と(設定的には違う部分もありますけど、終わり方がもろそんな感じ)w
因みに(知らない方もいらっしゃると思われますので)「スクールデイズ」というのは数年前にPCブランドオーバーフローから発売された学園ADVで、多数の分岐からなる「様々な衝撃的END」が話題になり、PS2にも移植された作品です(詳しく知りたい方は公式サイトを参照して下さい)。
物語を進めていくうちにどんどんとその世界に引き込まれていく感じで個人的には十分面白かったです。
ただ、初プレイの時点ではその独特のシステムも理解していなくて…普通に最後まで読み進めていったら表記名「END2」に…。
もっかいプレイしたら途中に選択肢でも出るのかな?と思ってたのに出ず、再度同じ展開&終わり方。
(今からすれば思慮が浅かったかなとも思いますが簡単なチュートリアルでも欲しかった)違和感を感じ説明書を見てみたら、フェイズDの発動で可能性を模索する(青い○(円)の光が表示されている場面で(同じ形の)アナログパッドボタンを必要に応じて押すことで展開が変わったりする)仕様だったんですよね。
ENDはBADが4つにHAPPYが1つ、その全部を見た後で再度プレイすれば「HAPPY?」が見れます。
ただ、選択肢というか先に述べた「フェイズDの発動」をどの場面で使い、どの場面で使わないかの見極めが若干(?)厳しめかも(キーワードとなるのは「幻肢」「フェイズD」「夏希」「彩奈(への信頼)」「中学生」でしょうか)。
でもやはりというか「HAPPY END」はこの作品を評価する上で一番となる所で、プレイ後はこの作品に触れて良かったな、と素直に思えましたし、BADエンド×4もこれまた前述したように「スクールデイズ」のように衝撃的で見る価値はあったかな、と(決して良い気分にはなりませんでしたけど)。
「HAPPPY? END」は完全におまけ扱いですが、こういうのも良いかな、と思えたらアリです(個人的にはアリ)。
姉好きには朗報(?)ですw
ご都合主義全開でライターが設定投げたな、と簡単に思えるので本当におまけという感じですけどね。
最後にこの作品は(後に出る残り3巻と合わせ)4章に分かれているのですが、他の章ではメインヒロインがそれぞれ置き換わっていて、登場人物こそほぼ同じなもののキャラ設定が違う仕様だとか(第2巻からそれぞれ順に、夏希、幸花、レンがメインヒロインになる模様。因みに主人公は同じらしいです)。
キャラ…魅力的なキャラばかりで素晴らしいです。
ヒロインは皆魅力的で残りの巻で攻略するのが楽しみですし、男友達のタダハルも中々良いですね。
ただこの「タダハル」ってキャラ、どっかで見たことあるような気が(「黒子のバ○ケ」の緑間?いや、「BLE○CH」の藍染かも?とにかく誰かに似ている)w
音楽…場面場面に中々合っていてBGM自体も中々良い感じ。
OPテーマは歌い出しの部分で(J-popの)愛内里菜!?とかちょっと思ったけど違いましたw
でも作品の雰囲気に合っていると思いますしこれまた中々良い歌です。
システム…これが良い所と悪い所ハッキリしているのが惜しいかな。
キャラの表情&立ちポーズの変化は秀逸だし、スキップは高速、ロードも基本長くないのは良いのですが、会話を進めるのが若干ぎこちないというか…。
○(まる)ボタンの感度が悪く、文章を読み進めるのに2回クリックしなければならないことがしょっちゅう(後で検証した結果主に相手キャラの台詞時にこうなる。音声発生後暫く待ってからでないと○(まる)ボタン1回で次にいけないのでもどかしい)
セリフの音声が出るのも遅めだし、オートモードは遅い(初期設定)。
ゲーム中でシステム画面を出し「CONFIG」を出す時も2回目以降はローディングが速くなるとはいえ暫くするとまた遅くなるし。
あと各コマンド対応ボタンの一覧が常に画面下に表示されるのは良いんだけど、バックログが瞬時に出せず面倒くさいのが個人的に結構キツかった。
総評…相変わらずもう言うのも疲れてきた分割商法については苦言を呈するしかないですが(メーカーに改善する意思が見受けられないので最早ほぼ完全に諦めていますけど)、最初に述べたように今作はシリーズ最初の作品としては高レベルなものに仕上がっているかな、と感じました。
ただ、それだけにやはりシステム面が惜しいな、と。
この不満点のせいで若干プレイの快適さが失われています。
この点を踏まえた上で第2巻以降は是非作品としての完成度をさらに昇華していって欲しいです。
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GOOD!
・世界観や設定
幽霊や怨霊など、「この世ならざる者」が見えるようになった主人公と彼に関わる事となった女の子達が織り成す物語、といった内容だが(一昔前なら異能バトル物の設定になっていただろう)、主人公の設定が「事故で片手を失った」ということは比較的珍しい。
ライトノベルでも主人公やヒロインが義手を使用しているという例は極めて少ないのだから(流石に現代では表現の問題上、文字という媒体でも出すことは難しいのだろう)。
「幻肢」の症状もこのゲームオリジナルの設定という訳ではなく実際に存在する症状であるのだが、それが「フェイズD」と関わるための能力となっている、という設定はなかなか秀逸。
BAD/REQUEST
・快適さ
「次の犠牲者をオシラセシマス」と違い、データインストールがないことが気にならないほど読み込みが少ない所は評価できるが、音声発生後次のセリフに移る時に妙な間ができてしまい、テンポが悪く感じてしまったことはいただけない。
そうした妙な間を気にする人はCVを全てオフにしておいた方がまだ快適にプレイできるが、CVが無いので味気なさを感じるだろう。
また、バックログも一操作で出せない(メニューからしか出せない)だけでなく、何故か過去の文章履歴が下方向に向かって表示される(大抵のゲームでは上方向に向かうが)という謎仕様だったのも、「AVGのシステムにこなれていないな」と思えたのだから。
・ストーリー
BADENDの中にはかなり鬱展開のきつい物もあるため、そうした展開に耐性の無い人には辛いかと(その部分限定では「SF学園AVG」というよりは「●ンデレAVG」といえるかと)。
また、BoostOnのオリジナル作品の特徴とも言える「話の短さ」も健在で、全エンディングを見ても4時間半程度という短さは不満に感じるだろう。
・難易度
選択肢と言える物は「特定の状況でフェイズD(幻肢)を発動させるか否か」とシンプルではあるが、それ故にフラグの立て方が判り辛い。そのためただ漫然と行動するだけではバッドエンドばかりを何度も見る危険性が高く、難易度は比較的高め。
そのため、できるだけ攻略情報を手に入れてからプレイする事をオススメする。
COMMENT
PSP-3000型使用。
1巻だけでは明かされていない謎も多く、続きは気になるところではあるのだが、快適さが音声周りでかなり低いためこれから残り3巻も同じシステムに付き合うのは少々厳しく感じてしまった。
声優のCVを期待する方は初回限定版を購入して付属のドラマCDを聴いた方が、声優目当ての元は取れるだろう。