GOOD!

まず始めに私は実際のピンボール台で遊んだ経験が無い事を断っておきます。

日本でもゲーセン等で実際に稼動していたピンボール台が10台も収録されていて
それぞれの台が3DCGでリアルに再現されています。
ピンボールと言えばビデオゲームと違い「狭いフィールドでただ玉を打ち返すだけ」
そう受け取ってしまい、取っ付きにくいイメージのある方が多いかも知れませんが
1プレイ100円程度で稼動していたピンボール。その最も厳選された10台が面白くない訳がありません。
徐々にでも遊び方を覚えて行けば誰にだって楽しめる面白いゲームなのです。
現在の日本では設置スペースやメンテナンスの関係上、めったにお目にかかれないピンボールですが（あっても故障中とか）
このPSPソフトの中には10台もの絶対に壊れないピンボール台がゲーセン丸ごと収まってます。
ゲーセンの有線風？BGMや時折流れるDJも最高です。
具体的に良い所（悪い所）はそれぞれ台によって違うので各々で検索して見てください。
収録台/発売：Black Knight/1980 Firepower/1980 Funhouse/1990 Gorgar/1979
Pin*Bot/1986 Space Shuttle/1984 Taxi/1988 Whirlwind/1990
Jive Time/1970 Sorcerer/1985

BAD/REQUEST

難点を２つ挙げると一つは操作性。
アナログパッドを使って台を揺らすのですが、この「台を揺らす」行為がピンボールを遊ぶ上では重要で、実際に存在したピンボールがモデルであれば尚更不可欠です。
「ボールが落ちそうだ」と気付いた瞬間、とっさに慌てて操作する場合が多いのですが
その時に誤ってアナログパッドの側にあるHOMEボタンに触れてしまうケースが多いのです。
ボールを落とさずにセーブ出来たか？！一番注視したい場面で「ゲームを終了しますか？」と（笑）
しかし、それも慣れない内であって長時間遊んでいくうちにHOMEに触れないよう台揺らし出来るようになります。
あと、この台揺らしはビューモードを縦画面に切り替えてもアナログパッドで操作する必要があるのですが、こうなるとお手上げです。
フリッパーの操作が×△になるので、とっさにアナログ操作など出来るはずありません（笑）
ピンボールの盤面は縦長ですので視覚的には縦画面のほうが見やすいのですけどね。
縦モードは諦めましょう。

もう一つはバグ（仕様？）が多い事です。
多いといっても一つの台を１０回遊んで一回あるか無いか？位ですが以下の通りです。
１）ゲーム中にボールがあらゆる障害物をすり抜けてプレイフィールドの外に飛んで行く。
　　これはバグというより仕様扱いになっていて
　　「ボールがイレギュラーな失い方をした」と告知されて
　　１ボールサービスで打ち直しとなります。
２）ボールがフリッパーを突き抜けて落下。
　　ブラックナイトと言う台での発生率が高く
　　打ち直しはありません。
３）ボールが障害物を貫通。
　　色々な台で発生しますが、プレイフィールドの外までは行かず
　　何事も無かった様にゲームは続行されます。
　　実際の台では物理的にありえない事です。
４）ボールがアウトレーンの底の方に引っかかり続行不可能になる。
　　ファンハウスで偶に発生するのですが
　　放って置いてもゲームが進まないので
　　ポーズボタンを押してQUITするしか無い。

COMMENT

いくらグラフィックが発展しても「所詮はゲームじゃないか」と
シューティングやアクションに飽きてしまい、ゲームから離れようと思った矢先に出会ったのがこのソフトです。
ワンパターンなど絶対に存在しない超リアルな3Dアクションシューティングがここにありました。
遊び始めて3年目になりますがルールを覚え切れていない台も多く、
またルールを知っていても極めたと言える台は一台たりとも有りません。
・良く分からないけど何か楽しい！
・PSPで持ち歩けばいつでもストレス発散！
・極めるのは不可能？！無限の可能性と空間が何処までも続く！！
これだけそろっていれば手放す理由などありません。
死ぬまで楽しめるといっても過言じゃないです。