三国恋戦記?オトメの兵法!?
タイトル概要
中央値: 93 Amazon点数: 4.4
スコアーボード
標準偏差 0 (難易度) 2.00 mk2レビュー数 1ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)
593人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
Amazonレビュー
レビュー者: Amazon カスタマー レビュー日: 2014-02-05
期待以上の作品でした。
お兄さんにわんこ、女好きや無愛想にツンデレなど様々なキャラがいますが、そんな簡単な説明では彼らの魅力は語り切れません。
是非実際にプレイしてみてください。
どのキャラもシナリオが本当によく作りこまれていて、ついつい寝る間を惜しんでプレイしてしまいました。
出来ることなら記憶喪失になってもう1度プレイしたい。そんな作品です。
お兄さんにわんこ、女好きや無愛想にツンデレなど様々なキャラがいますが、そんな簡単な説明では彼らの魅力は語り切れません。
是非実際にプレイしてみてください。
どのキャラもシナリオが本当によく作りこまれていて、ついつい寝る間を惜しんでプレイしてしまいました。
出来ることなら記憶喪失になってもう1度プレイしたい。そんな作品です。
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GOOD!
*主人公は良くも悪くも現代の女子高生
…実際に現代から古代中国へとタイムスリップしてしまったら、この主人公のようになってしまうのではないか…と思ってしまうくらい、現代との価値観の差に戸惑う姿がよく描かれていたと思います。とくに主従関係に対する甘さを指摘された際に、主人公が拗ねてしまう様子など、あまりにもすぐに古代中国の考え方に馴染んでしまうより自然であったように思え、好感が持てました
*プレイヤーを第一に考えたシステム
…ロードしたところからでもこれまでの会話ログを見、さらにストレスなくシーンを戻れる機能、バッドエンドを含む計37のエンディングをふたたびふりかえることができる機能、好きなボイスを登録し、タイトル画面からいつでも楽しめるボイスコレクションなど、至れり尽くせりで不足がありません。
とくにボイスコレクションはPC用の他のゲームで搭載されていたところを見たことはありますが、PSP用ゲームで装備されているを見たのは初めてだったので、すごいな、と思いました
*プレイヤーが戦術を伝える「軍議システム」
…このように敵が追ってきているから自分たちはどうするか?とどまり戦うか、それとも逃げるのか、主人公は、不思議な本に書かれる歴史を軍議で披露し、きちんと策を伝えなくてはなりません。これが「軍議システム」です。
一見難しく思えますが、軍議前に復習として策の流れを確認できたり、またキャラクターがうまく誘導してくれるため、そこまで難しいことではありませんでした。
戦のシーンに入ると、各陣地それぞれに視点が移されたため、「軍議システム」であらかじめストーリーを確認できたのでとても分かりやすかったです
また、ストーリーが展開していくと不思議な本を手放し主人公の頭で策を考えなくてはならなくなる場面もあり、主人公が始めに比べて成長した姿も描かれていました
*主人公とキャラクターたちが惹かれあっていく流れが自然
…個別ルート冒頭に、全キャラクターに共通したあるイベントが起こります。そのイベントは、主人公のせいで元の居場所から移動させられ、数日間を二人きりで過ごさなければならない状況におちいってしまう(ストーリーに関わるため、あいまいな表現になってしまっています。また、例外となるキャラクターのルートもあります)、というものです。
このイベントに巻き込まれてしまったキャラクターたちの反応はみなさまざまで、冷静に事態を理解することに努める人、主人公をなじる人もいれば、なんとかなるよと楽観的に考える人などあり、言い過ぎかもしれませんが、本当に窮地に立たされたときに見える人間の本質のようなものが表現されており、キャラクターの理解を深めることができました。
このときに二人だけで過ごした時間が、お互いに惹かれていく過程を無理のないものにしていたと思います
*エンドロールで、本編に描かれてなかったイベントが流れる
…各キャラクターのエンドロールでは、主人公がいないところで起こっていたイベントが流れます。「あの後、このキャラクターはそんなことを思っていたのか」「主人公がいないところではそんなことを言っていたのか」などの発見があり、プレイヤーを最後まで飽きさせない製作者の工夫が見受けられました。
個人的に感じたことなのですが、映画館で映画を見終わり、息をついたところで、エンドロールで未公開映像やNG映像が流れてきたときの「あれっ、まだあるの?」といった嬉しい驚きを抱きました
BAD/REQUEST
*周回していくと少々煩わしくなる「軍議システム」
…先ほど良い点で挙げていた「軍議システム」ですが、何周もしていくごとに、同じ流れを繰り返し、軍議で選択肢を選んでいくことが少々面倒に思えてしまいました
*キャラクターの字(あざな)
…劉備でなく劉玄徳、曹操でなく曹孟徳など、キャラクター名が(私個人が)なじみのうすい字で呼ばれていたため、始めはキャラクターと三国志の人物をうまくリンクさせることができませんでした
*恋人がいるキャラクター
…この「三国恋戦記」の世界では、貴人が多くの女性を妻(あるいは妾でしょうか)にすることは不道徳なことと見なされていません。そのため、あるキャラクタールートでは、そのキャラクターの恋人の姿が描かれていました。また、そのキャラクターのバッドエンドでは恋人を別宅に住まわせている様子も見えました。
一番気になったのは、そのバッドエンドと真エンディング(ハッピーエンドと言うのでしょうか)の時間軸が同じであると予想できるため、真エンディングの時点でそのキャラクターと恋人の関係は続いているのではないか?ということでした。
PSPへの移植にあたって後日談エピソードが追加されたのですが、まだ後日談は見ていないため、どのようになっているか分かりません。ですが、できれば本編内で決着をつけてもらいたかったなと思いました
(※その恋人の女性は決して嫌な性格をしているわけではないので、人によって気になる・気にならないは別れると思います)
COMMENT
PC用の「三国恋戦記」を持っていたのですが、なかなかPCを立ち上げる時間を持てず、一人だけエンディングを迎えたところで中断してしまっていました。ですが、今回PSP用に移植されたということで、数年ぶりに三国恋戦記をプレイしたところ、確立したキャラクター像や歴史に夢中になってしまいました。携帯機は、やはり手が空いたときに手軽に進めることができるので良いですね。
この「三国恋戦記」は、PC用からPS2用、PSPへと二回の移植が成されたようですが、あらためてきちんとプレイしてみて、その理由もうなずけました。内容の面白さもさることながら、開発を手がけたプロトタイプさん(PS2以降の移植では、元のDaisy2さんからプロトタイプさんという会社が引き受けていたようです)のシステム面での苦心が見事に実を結んだ結果だと思います。以前読んだゲーム雑誌の取材で「三国恋戦記」のPSP化の移植について、プロトタイプさんの、ユーザーを第一に考え、妥協を許さない姿勢が書かれていました。その結果、発売予定日から二か月ほど遅れてしまったようですが、その分本当に、細部にわたるこだわりを感じました。
最近は毎月、何作もの女性向けのシミュレーションゲームがリリースされています。そのすべてがそうであると言うわけではありませんが、その多くを手掛けている会社の、ユーザーに対する誠実さが薄れているように思います。発売して一年経たぬ内にリメイク版を出す、PSPやDSへの過剰な移植、最も気になるのは、発売延期を当たり前のように思っているメーカーです。延期した分、本当にユーザーの要求に応えるレベルに上がっているのか、疑問を抱きます。
彼らは、あくまで私個人が勝手に感じていることですが、とにかく早く企画を出して発表し、ファンの気をひいて、商売敵より先んじることを第一としているように見えます。ただ時勢に乗ってゲームを乱発しているだけでは、ユーザーの関心もいずれ離れていきます。「三国恋戦記」をプレイし、改めて、こういったメーカーにもっとちゃんと消費者のことを考えてもらいたいと感じました
(2012/09/28 追記)
数日前にプロトタイプさんの方から、PSvita用の「三国恋戦記」を発売するという発表があったようです。とても驚きました。
この移植は本当に意味のあるものなのでしょうか。「三国恋戦記」を展開していきたいのならば、ファンディスクなど、他にも手段はあったのではないでしょうか。
PSP用が発売されてから、まだ二か月ほどしか経っていません。後々Vita用に同タイトルが移植されると知っていれば、私はPSP用を買わずに待ちました。
このゲームについて、もう何も言うことはありません。残念です