ソールトリガー
中央値: 51 Amazon点数: 3.2
スコアーボード
標準偏差 19.8 (難易度) 1.75 mk2レビュー数 4ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 4pt | 3pt | 2pt | 2pt | 3pt | 2pt |
49pt
GOOD!
◆キャラクター
イラストレーターの曽我部修司さんがキャラクターデザインを担当しており、ゲームの世界感とマッチしていて素晴らしいです。
ゲーム内のキャラクターモデリングもPSPの中では水準が高い方で、スキル使用時の動きなど細かな部分まで気を使えていて好感が持てます。
◆豪華声優起用
私は声優さんにはあまり詳しくないのですが、好きな方にはたまらないキャストのようです。
プレイしていて声優さんの演技が素晴らしいな、と素人目ですが感じられました。
それだけに音声周りの調整不足が残念でなりませんが……
◆戦闘システム
昔ながらのオーソドックスなターン制コマンドRPGで、わかりやすいので誰にでも取っ付きやすいい。
RPG初心者の方でもすんなり遊べるのではないでしょうか。
テンポも悪くなく、スキルを多用するシステムになっているため爽快感もあると思います。
ただし、これは戦闘単体で見た場合の評価であり、他の要因との相乗効果で多少悪く感じられる部分がありました。
BAD/REQUEST
◆シナリオにやや難あり
私がソールトリガーの購入を決めたのは、シナリオを担当されているのがFF7などでおなじみの野島一成さんだと知ったからでした。
しかし蓋を開けてみれば説明不足・演出力不足など、悪い……というよりかは「荒い」部分が目立ちました。
お話そのものは王道的でわかりやすく、シリアスで重厚な雰囲気を保ちながら進んで行き、悪くはないのですが。
推敲が甘いのか突っ込みところが多く、圧倒的にキャラクターそのものの掘り下げが足りず、感動的な場面でも「ああ、そうですか」と一歩引いた目線で見てしまいがちでした。
これは恐らくお話の中に「世代交代」を取り入れた故に起きたことだと思うのですが……
ではキャラクターを掘り下げる・魅力を演出するという行為を捨ててまで世代交代させる意味があったかと問われると、その必要性には疑問が残ります。
更に、エンディングでは作中で問題視されていたことが投げっぱなしで終わります。
続編ありきなのでしょうか。あまり好感は持てません。
◆戦略の幅が狭い
このゲームはスキルを多用してこそのゲームなのですが、残念ながらスキル性能の種類があまり多くなく、戦略が一本化されがちです。
さらに、スキルを使い込めばスキルそのものが成長していき性能がアップするとういうシステムを採用しているのですが、世代交代の際に今まで育ててきたすべてのスキルがリセットされてしまいます。
世代交代をして強制退場してしまうキャラクター以外に引き続き続投するキャラクターも存在するのですが、なぜかそのキャラクターのスキルもリセットされてしまいます。
つまり、世代交代する前にキャラクターを頑張って育てても無意味です。
「今までやってきたことは何だったのか」と、一度心が挫けそうになりました。
普通のRPGで言うならば、物語終盤でレベルが強制リセットされるようなものです。
何故このような仕様にしたのか理解できません。
◆ダンジョンが単調すぎます
ダンジョンの構造が酷いです。
ほとんどが同じテクスチャを連続させただけの、所謂「コピペダンジョン」です。
人工的な建物であるはずなのに、意味なくうねった道、意味なく配置された鍵付きの扉、分かれ道かと思いきや宝箱が置いてあるだけの小部屋など、文句を言えばキリがありません。
とりあえず扉とか配置しとけばいいや、といった考えがありありと感じられました。
上記に上げた戦略の幅の狭さによって戦闘は作業化し、ダンジョンの単調さも相まって探索が非常にダレます。
さらに回復するために頻繁に拠点へ戻ることになるので、テンポまで悪くなってしまっています。
何故このような仕様にs(
◆音声周りの調整不足
テキストをページ送りしても、前のテキスト音声が止まりません。
つまり、テキストでは先のセリフに進んでいるのに、音声は前のセリフを読み終えない限り次に進みません。
さらに、音声周りのコンフィグが非常に不親切です。
何故かSEやVOICEのボリューム設定がひとつに纏められており、コンフィグの意味を成しません。
「声がもっと大きな音で聞きたいな」と思って音量を上げても、結局他の音まで音量が上がるので聞き取りがたいままです。
何故こn(
◆クリア後・引継ぎなど
このゲームにはルートが複数存在し、それによって展開が若干異なります。
つまりこのゲームを遊び尽くすには周回プレイが前提なのですが、引継ぎ要素は皆無に等しいです。
ダンジョンマップが引き継げる程度で、キャラクターの性能などは一切引き継げません。
どうせ世代交代でスキルがリセットされるということも相まって、改めてキャラクターを育てるという気にはなれませんでした。
さらに、どうやらどのルートを選んでもエンドロールが共通なようで、最後に他ルートのネタバレを食らってしまいます。
スタッフロールの背景にゲームの一部シーンが画像で流れるのですが、自分のプレイしていないルートのものと思われるシーンの画像が、しかも恐らくとても重要な盛り上がるハズのシーンが流れてきました。
プレイヤーの周回プレイに対する意欲を全力で削ぎにきています。
何故k(
クリア後ダンジョンなどのやりこみ要素も、私は確認できておりません。
本編も寄り道できる場所などはなく、ストーリーを追うだけの一本道です。
可能性として、隠しルートなどが存在しているかもしれませんが、上記のように周回プレイをする気力を削がれてしまったので、確認はできません。
COMMENT
PSP-3000使用 メディアインストールなし
◆総評
正直、RPG好きにはオススメできません。
ゲームにストーリー性を求める方や、読み物が好きな方にもあまりオススメはできません。
キャラクターや声優さんが好きな方ならば……とも思いますが、キャラクターの掘り下げ不足・世代交代による強制退場・音声周りの調整不足が目立つため、こちらもあまりオススメできません。
このゲームの何がしかに魅力を感じ、そのことのみに没頭し、他のことには盲目的になれる方にはオススメできるかもしれません。
どうやら続きものらしく、前作にあたる「最後の約束の物語」というゲームがあるようです。
私は未プレイですが、問題はありませんでした。
単体でプレイできるとはいえ、続編であるならばアナウンスするべきでは? とは思いますが。
全体的にプレイヤーへの配慮に欠けていると思います。
イメージエポックという会社は聞いたことがなかったのですが、どうやらRPGを多く作っている会社のようです。
RPGに対する経験地があるにも関わらず、配慮不足や調整不足が目立つのは残念でなりません。
◆バグ?
UMDを購入されてプレイする方は、メディアインストールをしない方がいいです。
メディアインストールをすると、逆にロードが遅くなります。
PSVITAでDL版をプレイする方は、どうやら音声周りにバグが発生するようなのでご注意ください。
私はPSPですので確認できていませんが、参考までに。
Amazonレビュー
レビュー者: あんころもち レビュー日: 2012-10-15キャラのモデリングが良好、音楽がいいのです。
でもそれだけではゲームの評価が大きく変わらないですよね。
ゲームの内容は単純なRPG。主人公たちは目的の為に行動し、目的を達成するのがゲームの目的です・・・
こういったゲームを期待する人たちはワールドマップを主人公とヒロインが最初の村から旅立ち
仲間を見つけ、目的に近づいていくというのを欲しているのではないでしょうか。
反対にこのゲームは、最初から仲間もそろっていますし(物語後半は少し違いますが)、ワールドマップもありません。
章ごとにここに行って、これをしよう→達成で章クリア。
いわばミッションクリア型RPGといいましょうか。
バランスも最初はいいんですが、あるキャラクターのバフが強すぎるためにボス戦が本当にぬるいです。
寧ろザコ敵のほうがMP的なリソースを管理しないといけない為、大変かもしれません。
かなりアッサリしたRPGです。
ジックリできるRPGを求める人には向きません。
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GOOD!
・戦闘システム
ワンショットバトルと銘打つだけあって、非常にテンポよくさくさく戦闘がすすみます。
またスキルの中には、レベルを最大にすると演出が大幅にかわるものがあり、戦闘を行う
モチベーションの増加にもつながりました。
・音楽
音楽はあまり評価されているところを見かけませんが、個人的にはかなりよかったと思って
います。特に戦闘曲はすばらしいものが多く、単純にギターぎゅんぎゅんで熱いボス戦の曲、
どこか悲壮感を漂わせる終盤通常戦闘曲、特にラスボス(一世代目)の曲は壮大さ、悲しさ を感じさせつつ、疾走感まで含んでおり今までにない雰囲気の曲でかなり気に入っています。
サウンドトラックの発売が待ち遠しいで限りです。
・ストーリー
作戦などに現実味がなく、敵味方ともにアホばかりですが、主人公たちが
明確な目標をもってひたすらつき進んでいくとうのは、いままでありそうでなく好感がもて
ました。終盤の展開もそれなりに熱かったです。(ただし一世代目)
BAD/REQUEST
・戦闘バランス
味方全体の攻撃力&防御力を強化できるキャラがいます。強すぎです。ペルソナでいうところ のタルカジャ&ラクカジャ三回分を1人でしかも1ターンでやってしまうようなものです。
さらにその子は全体にリジェネ付加することもできます。ソール量が多く燃費もいいです。
どう考えてもチートです、本当にありがとうございました。
そのおかげでパーティーキャラには回復役、盾役、攻撃役とふりわけられているようですが特に考える必要もありません。ボス戦はそのキャラの味方全体強化、リジェネ付与、主人公の全体素早さアップでラスボスまで初見で余裕でさくさく倒せます。
ソール配分を考える必要がある分雑魚のほうが苦労するという始末。
本当にテストプレイをしたのか?と疑うレベルです。
・ストーリー
なぜ二世代ものにしたのか?これに尽きます。
一世代目、ファレル達でエンディングまでできたならば自分の中では良ゲーだったのではと思っています。それぐらい二世代目、ラーズ編はお粗末なものです。
これほど早く終わらせたいと思ったストーリーはありません。
加えて寒い棒立ち演出、とりあえず死なせておけば感動じゃね!!!!!!
とりあえず光の中で再開させたり喋らせれば感動じゃね!!!!!
といはんばかりの意味のない死、唐突な展開。
セリフ関連も酷いもので、感動的な名セリフもなければ、名前を言うだけの場面がかなり多く、「ラーズ、、、」「ラーズ、、、」「ラーズ、、、」「ラーズ、、、」
と、何を思っているのか喋ってくれないで、自分は理解できませんでした。
rpgにおけるストーリーの重要さを再認識できます。
・使い回しのダンジョン、敵、ボス
まずダンジョン。だだっ広い上に分かれ道が多くそれなりのエンカウント率。ラストダンジョンまでギミックもなく使い回しとは逆にすがすがしい気持ちになれました。
そして、敵。まず全体数が圧倒的に少ないうえにカラーバリエーションを変えて使い回す。
ボスですら使い回す。イメージエポックはリサイクルは一人前のようですね。
・無駄なギャルゲー要素
ヒロインを選ぶことによるストーリー分岐、いちゃいちゃシーンにエロシーン、こういったものはrpgには必要なくそういうジャンルも存在しているのになぜこういった要素加えてしまったのか。力を注ぐベクトルを間違えてしまったのでしょうか。
・音響関係
まずボリュームが全体的に小さいうえ(ほぼpspの音量がMAXでした)、声の大きさのばらつき、ノイズ等、いままでのゲームがちゃんといろいろ音響の調整を行っていたんだな、と底辺をしることで理解できました。
・引き継ぎ関連
ヒロインによるストーリー分岐、つまり周回前提のプレイを謳っておきながら、引き継ぎ要素はマップのみという謎の鬼畜仕様。おかげで2周、3周する気には全くなりません。
COMMENT
BADには色々書きましたが、自分はおよそ25時間それなりに楽しめました。
ストーリーの設定、エンディングはわりと好きだったので、本当にファレル達で最後までやれたらなーという作品でした。
加えて戦闘バランスを徹底的に見直せば人に勧められる良ゲーだったのにという印象です。
定価で買う価値はあまりないと思いますが、映像美、豪華声優陣、音楽等楽しみたい方、
手軽なrpgをやりたい方は値段が下がればやってみてもよいかと思われます。