ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 5pt | 5pt | 1pt |
85pt
GOOD!
・キャラクターの多さ
キャラクターが非常に多く、番外編のキャラや、敵キャラも条件を満たすことによって自由に使える。
このシステムはありがちではありますが、非常によかったと思います。
また汎用キャラがなく、全てある程度の背景事情やキャラクター性を持った固有キャラなので、お気に入りのキャラクターを見つけて使い込めるというのは魅力的
・全体的なデザインの良さ
キャラデザはリメイク元の発売時期が時期だけに近年急激にプッシュされている露骨な萌え系ではありませんが、かっこいいorかわいいデザインが非常に多いと感じました。
また、タイトルの通り召喚対象の分類も斬新でいい。
召喚獣というと、どうしても多くのRPGに採用されてる竜、天使、各種神話における神と獣などそういう分類をイメージしますが、このゲームでは機械(ロボット)、霊(悪魔or天使)、鬼妖(日本における妖怪系)、獣とかなり斬新な分類がされています。
その内容もどこかで見たような奴だけではなく、オリジナリティ溢れる召喚獣がかなり居たのが印象的でした。
・ゲームシステムの素直さ、とっつきやすさ
ゲームシステムは非常に素直なSRPGです。特別なシステムなどはほとんどないのですが、必要な部分は押さえているという手堅い構成。
要所要所でチュートリアルが出てきて、画像付きで説明してくれることもあり、自分が説明書を開いたのはステータスの影響範囲を調べたときだけでした。
それほどに取っ付きやすい素直なゲームシステムだと思います。
・プレイの快適さ
インストールなしと知って、些かの不安はありましたが、全く問題ありません。快適サクサク動作。加えて移動動作やエフェクトの簡略化or省略、会話部分のスキップなどもあり、周回プレイするにあたって非常に重要な要素となる快適さに関しては満点を上げられると思います。
BAD/REQUEST
・キャラクター使用の制限
キャラクター全ては確かに使用可能となります。例えば番外編のキャラクターは条件を満たせば、本編の最初から使用できます。しかし、本編で加入するキャラクターは本来の加入を待たないと使えません。
自分の場合はお気に入りのキャラクターが中盤とラスト付近での加入だったので、周回プレイをするうちに、本編ストーリーの大半でお気に入りのキャラクターが使えないという部分でやきもきしました。
物語の整合性(同一人物が二人居る状態になってしまうなど)を保つためかな、と最初は思っていたのですが、敵キャラクターは最初から使えます。つまり、同一キャラクターが敵味方両方に一人ずついる状況などは当然ありえます。ちょっとこの部分については「うーん…」と首を傾げます。
・やりこみ要素があるようで少ない
このゲームはキャラクターのスキルや召喚が引き継ぎ可能なので、お気に入りのキャラクターをひたすら鍛える事が出来、やり込み要素があるように見えますが、レベル上げの手段としてあまりにも高効率な物が点在し、やり込み要素というにはちょっと苦しいレベルに短時間でカンストしてしまいます。大体時間にして2,3時間もやれば引継ぎ要素はカンスト可能でしょうか。
またやり込み専用ダンジョンとして無限回廊なる延々と続くバトルが存在するのですが、これまたお粗末。どこが”無限”なのかと思える脅威の16ステージ。
タクティクスオウガの死者の迷宮のような物を想像していただけに非常に残念でした。
・難易度がやや低すぎる
レベル上げ用のフリーバトルが用意されています。しかしそれらは特定の目的がない限り一切使う必要がありません。
本筋のストーリーバトルで得た経験値のみ。完全に最初からプレイ(キャラクタースキルなどは初期値からスタート)、難易度はイージーも選択可能だがノーマルでプレイ。これで問題なくラストまで攻略できました。
1週目は純粋にストーリーを追っていたので、特に強力なキャラクターや強力な装備、強力な召喚を用意したわけではありませんが、特に戦略なども考えるまでもなく、ごり押し、力押しでクリア。
あまりにも難易度が高すぎるのも考え物ですが、もう少し戦略性を要求されたり、1,2箇所くらいレベル上げないと詰まる場所があってもよかったんじゃないかな…とは思いました。
・魔法威力の制限
この手のゲームにしては珍しく魔法の威力は基本威力の4倍のダメージが基本的な上限となっています。一部システムを使えばこの上限が伸びますが、それはアイテムロストの危険性があったり、バッドエンドフラグに貢献したり、微々たる物であったり、解決手段としては使いにくいものばかり。
これによって、召喚の幅はストーリーが進むにつれて、必然的に縛りが起きます。
キャラクターのステータスをいくら上げようが、弱い物は弱いままなので。
一方で物理攻撃は上限がありません。確かに魔法は長射程、広範囲攻撃など強力な物が多いのですが、この威力縛りは難易度の低さ(敵の弱さ)ありきのマイナス要素だと考えています。
事実やり込みダンジョンである無限回廊後半などでは敵のHPが増えてくるので、火力不足と物理攻撃との差が顕著になってきます。
前述したとおり、自分はこのゲームが簡単すぎると考えているので、難易度是正と共にこの魔法ダメージの上限も取り払ってくれればなぁと感じました。
COMMENT
リメイク元はもちろん歴代シリーズも未プレイ。
純粋に本作品を初プレイ。
抑える所をしっかりと抑えた上で、キャラゲー要素をしっかりと付けている。
難易度の簡単さもあり、誰にでもプレイできる、誰にでも一定以上の満足度は得られる。
そんな安定した作品だと思いました。
リメイク作品ということもあって、新品でも手ごろな価格で手に入ることもあり「何かやりたいなぁ」とお悩みの方にはとりあえずお勧めできる一本だと思います。
Amazonレビュー
レビュー者: アル レビュー日: 2012-10-15このPSP版には新規にスキルポイントを溜めてスキルを取得するという概念が導入されていますが、
そのおかげかキャラクターの成長はPS2版をそれなりにやりこんでいた自分(本編7周ほど)も驚くほど、自由度を獲得しています。
成長クラスも新規のものが多数導入され、レベルドレイン実装もあいまってより偏らせた育成が可能となっております。
新規クラスには中々ユニークな名前のクラスもあり、自分は一部キャラでちょっとニヤニヤしてしまいました。ミスミさまの前衛ルートとか(ぁ
なにより、レベルドレイン実装でシナリオ中盤で仲間になるレベルの高いキャラをレベル1から育てなおせると言うのが、かなりの利点ではないでしょうか。
なぜかと言えば、PS2版では折角仲間になっても高レベルでの加入のせいでパラメータボーナスが無駄な所に振ってあり、
結局使い所を見つけられず使わないキャラが何人か居たので。
またレベルドレインされたキャラクターの経験値は7割が還元されるので、育てなおす度に大量に戦闘をこなす必要は余程ありません。
新規クラス追加の為かレベルドレイン実装の為か一部キャラクターのクラスがPS2版とは違ってたりするので、違いを探してみるのも面白いでしょう。
クラスアップはPS2版サモンナイト4よろしくの選択制なのでMAT育てつつ前衛向けクラスにつくというような事もできます。
これらの要素によりPS2版で特殊クラスのタフガイになろうとすると、どうしても中途半端なキャラになってしまうヤッファや、槍持ちを活かして前衛にしようとしても火力不足に陥っていたミスミ、クノンが前衛として一線級の能力を手に入れたり出来ます。
PS2版では固有の攻撃系のスキル持ちと言えば、カイルやソノラ、アズリアにキュウマくらいでしたが、
今回は前中衛を担える殆どのキャラクターに固有の攻撃技が追加されております。カイル、ソノラには更に追加。
また、一度取得したスキルはレベルドレインしても取得したままになるので、
あっちのクラスで勇猛果敢をとり、こっちのクラスでダブルアタックをとり、なんてことも出来ます。
この恩恵を強く受けているのがファルゼンです。
彼は取得スキルの特性上、PS2版とは段違いに強力なユニットとなっています。
PS2版で不遇な性能だったキャラはファルゼンを筆頭に全員見違えるほど強くなってますね。
また今作では一度クリアしたブレイブバトルに再チャレンジということもできるので、
PS2版と比べてブレイブクリアコンプリート自体はかなりヌルヌルです。レベルドレインして強い装備とスキルを持って再チャレンジできるので。
特にスキル持ち越しのある2周目以降はさらにヌルヌル。
PS2版と違って全ての条件を完遂しなければ、パーティ能力が取得できないというものでもないのでPS2版と同じ感覚でこだわる必要もないのですが。
反面一周目一発ブレイブコンプリートを目指すと結構歯ごたえがあります。
スキル縛りなどもPSP版サモナイ3の新たな楽しみと言えますね。
ノーマル難度では、出現する敵を強くするパーティ能力なんてのもあるのでより長く楽しめるでしょう。
誓約の儀に関して、今までは新アクセやキーアイテムを手に入れたら召喚辞典を埋める為には全属性をチェックする必要があり、
結果として特にいらない召喚石が何個もダブるという事がままありましたが、今回は一度召喚獣を召喚してしまえば、
例えば鬼属性の同じ召喚獣を出現させるアイテムを後に手に入れたとしても、
そのアイテムの鬼属性欄はチェック済みになっているので逐一誓約を試すという面倒が省かれています。
ブレイブクリアには「攻撃キャラが倒した敵キャラのレベルを上回っていてはいけない」と言う厄介なルールがあるという人が居るようですが、
これは頭の使いどころです。実はそんなに難しい条件ではありません。
むしろ高レベルキャラが参戦時に一人でも混じっていたら即アウツだったPS2版に比べれば超ヌルいです。
上記の条件を言い換えれば「敵に止めさえささなければ何レベルのキャラが居てもいい」という条件なので。
またPSP版ではキャラのHPやMPが凄く成長するので、PS2版では割とカツカツだったMPの運用を割と余裕を持って行うことが出来るようになり、
余程グダらなければMP切れを心配する事もなくなりました。
まぁブレイブメダル収集は努力目標なので、ゲームに慣れない内は無視したって良いのですよ。
パーティ能力が無ければ勝てない、あるいは苦戦すると言うような敵もいませんので。
まぁ個人的には一度ブレイブ条件に添う形で攻略しようとしてみれば、
このゲームでどういう行動を取ればいいのか、敵との距離感とテンポみたいなものがおのずと見えてくると思うので、
慣れたら一度挑戦してみてはいかがでしょうか?
また、事前に次MAPの敵ユニットのレベルがわからないと言う事がいくつかのレビューに出てますが、
これはちゃんとフォローされています。
新規のパーティ能力で次のMAPの敵ユニットが何レベル〜何レベルまでの範囲で出現するのか教えてくれると言うものがあります。
どのように教えてくれるかというと、キャラクターのステータスを確認出来る「状態」画面の右下にガイドが表示されるようになると言ったもので、
レベルアップ画面にも同様にガイドが表示されるようになるので、レベルアップ時に次MAPの上限下限がわからなくて困るという事はありません。
これはブレイブメダル1枚のコストで習得可能なので、よっぽど取得し損ねると言う事はないでしょう。
ブレイブクリアを目指すなら必須と言ってもいい能力なので是非取得しましょう。
サモンナイトシリーズは元々S・RPGとして難しい方のゲームではありませんが、
戦闘はS・RPGらしくそれなりにシビアなので初心者の方はイージーモードでのプレイをオススメします。
イージーでも本編の内容に一切変化はありませんし(敵が弱くなり入手経験値とスキルポイントが増える)、
隠し要素もイージーで全て出せますので(敵を強くするというパーティ能力だけはイージーで取得不可)。
1週目でイージー2週目からノーマルという遊び方も可能なので、PS2版より初心者でも気楽にプレイできます。
サモンナイトシリーズ入門としても、S・RPG入門としてもオススメの一作です。
PSP版サモンナイト4には一部データを引き継げるので、気に入った方は次作も遊んでみると良いかもしれません。
サモンナイト4にはサモンナイト1〜3で登場したキャラクターがちょいちょい出てくるので好きなキャラが出来た人はニヤニヤできるかも。
長々と取りとめもなく書いてしまいましたが、PS2版とはまったく新しい気持ちでプレイ出来ちゃっています。
むしろ近年こんなにゲームにはまったのは久しぶりと言った次第で、
3は去年も一周クリアしたばかりなのに本編2周目後半の今でもまったく飽きを感じていません。まったく凄いリメイクです。
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GOOD!
戦闘時の武器の持ち替えや、スキルのSP制、召喚術のサポート機能によってリメイク前よりも多彩な戦闘方法をとることができる。
また、ストーリー中に一枚絵が入ってよりよくなったかなと思います。
BAD/REQUEST
やり込み要素の無限回廊に致命的なバグあり。(新しく導入された傀儡システムが使える2週目以降に発生するためかなり致命的。バグの詳しい内容に関しては長くなるので省略。)
召喚術がリメイク前よりも劣化している。(最高ランクの召喚術がサポート召喚のみに変更されているため、一人で使用することができない。)
COMMENT
PS2版のサモンナイト3がかなり好きだったので、リメイク版をやってみました。
改善されて良くなっているところもありますが、バグ等によるマイナスの方が強く感じました。
個人的にはこのゲームの醍醐味は召喚術だと思うのですが、その部分の変更は正直要らなかったかなと・・・
もろもろ含めるとPS2版の方がよかったかなと思いました。