Zill O'll ?infinite plus?(ジルオール)
中央値: 60 Amazon点数: 3.6
スコアーボード
ユーザーレビュー
| オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 5pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt |
79pt
GOOD!
権力争い・戦争の中で小さな人間が翻弄され、
己の闇や弱さと葛藤する姿、それを乗り越えていく姿を
素晴らしい台詞回しで描いている。
お笑いや萌えもあるが、骨格部分はかなりストイック。
RPGの中でも抜きんでるストーリー。
しかもフリーシナリオ(自分の選択が人々の運命を変えてゆける)。
というわけで、オリジナリティに対するフル評価はストーリーの評価点ということで。
BAD/REQUEST
◆処理が遅くなることがある(※PSP-2000・ダウンロード版の感想)
(1). 後半になって敵キャラがデカくなると動きがもっさりスローモーションになりやすい。
(2). イベント時に画面内のキャラ4人以上になると、もっさり。
周回プレイしてイベント内容を知っている時は、余計にイライラする。ということで、イライラしている時にプレイするとイライラしやすい点が難点。長時間したりするのもイライラしやすいので向いていないかもしれない。
(ただし、イライラしてない時にやる分には特に気にならない。)
◆インターフェィスの出来はまぁまぁ。
(1). 街の中ではエスケープ(瞬時に入り口に戻る)が使えない。
(2), コンフィグ(R+Lボタンに別ボタンを割り当てたり)できない→絶対に両手プレイしかできない。
(3). フィールドで魔法を使うときは、フィールドで使えない戦闘中の魔法の合間にあるフィールド魔法をわざわざ探して毎回十字ボタンでプチプチ移動させて選ばないといけない。(ほとんどのRPGは、魔法リストはステータス画面で確認できるようにし、フィールドで使える魔法リストは別にしてあるのにそういう気遣いが抜けてる)
ずっとプレイしていると操作が少し面倒になってくる。
COMMENT
ダウンロード版ならロードが軽いという話を見つけたので、PSP-2000でダウンロード版購入。とりあえず問題視されていたロードはやり始めるとほとんど気にならなかった(特に序盤)。
結果として、手軽に以前から好きだったジルオールが出来るという点では、購入して良かった一品。ただ昔からのファンの一人としては、新キャラ二人はインパクトが全くなく、あまりお得感はなかった(逆に既存のキャラ押しのける勢いで活躍されても複雑だったかもしれないが)。
生きるとは何か人間とって運命とは何か権力構造の中で人はどんな風に生きられるのか。
色々深く考えさせられる秀逸な物語なので、ぜひ未プレイの方にはやってもらいたい作品。
キャラが非常に一人一人立っている点もオススメ。
ただサクッとした秀逸インターフェィスのゲームじゃないと絶対無理！
という人には勧めかねる。
あと、一つだけ攻略について言及すると、二週目からは攻略本利用を強くオススメします。
Amazonレビュー
レビュー者： 雪月花 レビュー日： 2009-02-12何作出せば完璧になるのだろうか・・・それでもキャラや世界観、サウンドは一級品。
雰囲気を持ってるため、不満点が多いがどこか憎めない・・・というか悔しい。
もったいない。光るものがあるからこそ悔しい。
読み込み時間さえ早ければもっととっつきやすかったと思うし
ボタンで戦闘の行動短縮とかそんな機能を付ける必要のない作りにするべき。
このゲームはバトルのもっさり感、読み込み時間が鍵。
そこをどうやっても克服出来ないコーエーの力を疑います。
それにしても・・・インストールするより
しないほうが断然読み込みが早いのは何故・・・（笑
インストールなしだとふつうにプレイ出来ます。
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GOOD!
○キャラクターが魅力的。
１周目で「何だこいつ」と思った悪役でも、
２周目に違う進め方をすることで、全く印象が変わるケースも多いです。
○イベントが深い
ひとつの同じイベントでも、
出発地や主人公の立場によって展開が細かく分かれます。
お気に入りキャラを犠牲にするのは苦しいですが、
それによってまた感動的なシーンも見れたりします。
○特筆すべきはやはりエンディングの量でしょう。
ほぼすべてのキャラクターに専用のエンディングが用意されています。
コンプリートを目指すだけで何周も遊べます。
さすがに３周くらいするとダレがちなので、休みながらやるのがコツです。
BAD/REQUEST
○快適さ１点
あくまでＰＳの移植ゲームなので、
動きがある程度モッサリしているのはしょうがないところです。
が、ロードの長さはやはりいただけません。
二人のキャラが向かい合ったまま１０秒近く固まっているのは、
どんなシリアスなシーンでも苦笑してしまいますね。
また、常時と言っていいほど、効果音と動作がズレています。
ボタンのレスポンスもおかしく、一瞬遅れて反応する感じです。
○たくさんのスキルのほとんどに意味がない
非常に多くのスキルが用意されているのですが、
大半はほとんど使う場面ありません。
レベルが４０くらいになれば、ザコもボスもほとんど瞬殺できます。
ソウルシステム自体は良システムだと思うだけに
もう一捻りできなかったのかなと思うと残念です。
○親密度上げが単なる作業
特定のキャラクタのエンディングを見るために、同じ場所を行ったり来たり……
もう少しイベントで上げやすくしてほしかったですね。
恋愛シュミレーションじゃないので。
○演出が陳腐
光がキラーンと出るシーンとか、
正直、いくらＰＳ時代でもこれは無いだろうというレベルです。
COMMENT
○ゲームとして総合評価するなら、「下」って所だと思います。
が、キャラクターにはとても魅力があるので、
エンディングを目指すモチベーションが、
ゲームのマイナス面を上手く補ってくれているかなと。
ＲＰＧというよりは、恋愛シュミレーション的スタンスですね。
そこはやはり、アンジェリークのコーエーらしいと言えるでしょうか。
○目的無くやるとメリもハリも無いのですが、
全員集合ＥＤなどを目指そうと考えると、
計画的に進めなければいけなくなるので結構楽しいし、
やりがい（？）やハラハラ感が味わえます。