ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 2pt | 3pt | 2pt | 2pt |
57pt
GOOD!
システム:ジョブシステムやアビリティシステムという馴染みやすいシステムでかつ、ジョブの派生やコマンドアビリティやオートアビリティをキメ細かく設定出来る奥の深いシステム。
世界観:PSに移籍する前のFFを感じさせるファンタジックな舞台に、オウガをプレイした人にとってもさほど違和感しない硬派な世界観。
芸術性:FF8等とは一味違うファンタジックな雰囲気に溢れたドット絵で、各マップで掛かる音楽も時にはおどろおどろしく、時には勇壮で、松野、崎本、吉田氏のトリオが奏でる世界観の素晴らしさは秀逸。
BAD/REQUEST
ストーリー:最初は身分や階級などについて結構いい感じにストーリーが進むけど、後半はただただルカヴィ撲滅で前半のストーリーが生かされていない。
テンポ:ユニット一つずつ動かすSLGRPGではそんなものだろうけど、1回1回の戦闘の時間が長いので、人によってはダレルかも。
ゲームバランス:ジョブのアビリティが整っていない序盤が一番きつくて、MPすり替え、白刃取り、算術等キャラのアビリティが整ってくるにつれどんどんヌルゲー化していくバランス。
特に第4章に入ってやたら強いキャラ(オルランドゥ、ベイオウーフ、etc)が仲間になるとゲームバランスもクソもなくなる。
ボス的存在であるルカヴィも最初のキュクレインが一番苦戦したけど、4章に登場する面々ときたらルカヴィ達もラスボスも弱いったらありゃしない、殆ど相手の攻撃を見ずに終わったし。
COMMENT
TOと違い主人公否定されっぱなしで、常に鬱な展開のためストーリー進める楽しみがいまいちなのが難点。
途中からストーリーが飛び飛び。ルカヴィは個人的には居なくてもストーリー作れたんじゃないかと思う。
おそらくこのゲームで最も頭を使うのは前半部分だろう、後半になるとキャラが強くなり過ぎて戦略(タクティクス)もヘッタクレも無くなる。
Amazonレビュー
レビュー者: さつまいも レビュー日: 2006-05-15ストーリーはクリスタルを絡めた展開など旧FF的な部分を踏まえつつも、冒険よりかは戦争(内戦)のカラーが色濃く出ていて異色作と言って差し支えないと思います。同スタッフが手がけたタクティクスオウガと同様に描かれる熱い政治劇はこの作品の魅力の一つであると思います。タクティクスオウガのような分岐はなく基本的に一本道になっています。タクティクスオウガは単にシナリオの分岐というだけでなく、体制側、反体制側といったイデオロギー的な側面が強く興味深かっただけに残念に感じます。
ストーリーだけでなくゲーム部分にもタクティクスオウガと酷似していますが、基本的に戦闘には5人前後しか扱えず(タクティクスオウガは10人が基本)大きく趣が異なっています
算術師のジョブや終盤に加わる仲間などの鬼のような強さと、後半のランダムバトルでのチョコボの大群などゲームバランスに問題は少なからずありますが、前者に関しては別に使おうと使うまいとストーリーに変化はないと言っていいので、プレイヤーの姿勢の問題になると思います。
システム面はやり始めの頃は煩雑さを感じ取っ付きは悪いのですが、3Dの戦闘やジョブシステムを組み込んだキャラ育成は綿密に練られており、非常に幅が広くやり応えのある仕上がりとなっていて、理解すればこれほどハマれるSRPGもそうそうないでしょう。
最大の難点はセーブ・ロードが速いのはいいのですが(またゲーム中のロード待ちは大変短くストレスなくプレイできます)、登録メンバーが主人公を含め最大16人までと非常に少ない事でしょう。これのお陰で終盤はリストラの嵐に見舞われます。2ブロック使ってでも32人ぐらいは登録できるようにしてほしかったですね。
アクセスランキング
-
モンスターハンターポータブル 2nd G
■ ジャンル:ハンティングアクション ■ プレイ人数:1?4人 【廉価版】 ■ 発売日:2008/10/30 ■ 価格:3,140円 大人気「モンハン」シリーズの「2nd」に続く「2ndG」が登場だ。「2nd」をベースに作られた拡張版となっており、最上級クエスト「Gクエ」の実装や、シリーズ初登場となるモンスター、新ステージの導入、データ引き継ぎ機能の強化とファンには嬉しいボリュームアップだ。(転用元:GDEXより)
■価格:4800
■発売日:2008-03-27
-
モンスターハンターポータブル 3rd
■ ジャンル:ハンティングアクション ■ プレイ人数:1人(アドホック時は最大4人)
■価格:5800
■発売日:2010-12-01
-
DISSIDIA FINAL FANTASY(ディシディア ファイナルファンタジー)
■ ジャンル:ドラマチック プログレッシブ アクション
■価格:6090
■発売日:2008-12-18
-
GOD EATER(ゴッドイーター)
■ ジャンル:チーム連係型ハイスピードハンティングアクション ■ プレイ人数:1人(アドホック対応:2?4人)
■価格:5229
■発売日:2010-02-04
-
ガンダムバトルユニバース
■ ジャンル:3Dアクション ■ プレイ人数:1?4人
■価格:5040
■発売日:2008-07-17
-
ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生
■ ジャンル:ハイスピード推理アクション(ADV) ■ プレイ人数:1人 ■ ダウンロード版:4,200円
■価格:5229
■発売日:2010-11-25
-
無双OROCHI
■ ジャンル:タクティカルアクション 本作でPSP版”初”の広大フィールドで、無双アクションが楽しめる。魔王【遠呂智(おろち)】が生み出した異次元世界を舞台に、真・三國無双と戦国無双に登場した全70名の武将を操り、PS2版と同じ大きさのフィールドで激しいバトルが可能になったのだ。PS2では当たり前だったストーリーモード、フリーモードの二人協力プレイが、なんと画面分割ではなく、1人専用の画面で広々と楽しめる。さらに、戦闘中のイベントシーンをPSPの美しいグラフィックに合わせてアレンジされている。(転用元:GDEXより)
■価格:5544
■発売日:2008-02-21
-
DISSIDIA 012[duodecim] FINAL FANTASY(ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー)
■ ジャンル:ドラマチック プログレッシブ アクション ■ プレイ人数:1人(1?2人) ■ ダウンロード版:4,980円
■価格:6090
■発売日:2011-03-03
-
グランツーリスモ
■ ジャンル:リアルドライビングシミュレーター ■ ダウンロード版:4,400円
■価格:5480
■発売日:2009-10-01
-
GOD EATER BURST(ゴッドイーター バースト)
■ ジャンル:チーム連係型ハイスピードハンティングアクション ■ プレイ人数:1人(アドホックモード時:2?4人) ■ アペンド版:2,100円
■価格:5229
■発売日:2010-10-28
GOOD!
前半部分に掛けての当時FFシリーズの著しいヌルゲー化の中で見せつける硬派な難易度やストーリーに惹きつけられました。
序盤の身分差別の生み出す非情な現実は1章最後での悲劇に繋がりそれに憤るディリータとアルガスの確執から2章に至る流れは大変感動させられました。
また、ゲームバランス的にも敵の配置はイジワル、CPUの行動ルーチンも絶妙でありかなりシビアな難易度と言えます。
1,2章でもドーター辺りから風車小屋、ゴルゴラルダ、ライオネル城等数度やり直したステージもザラにあった。
そうしたシビアな難易度は3章で最高潮に達し、特にリオファネス城のウィーグラフとの一騎打ち及び魔人ベリアスとの連戦は綿密なアビリティのセッティングと計画性あるレベル上げが要求され多くのプレイヤーを挫折に追い込んだ屈指の強ボスである。
FF7とか比肩も出来ない容赦の無さは正に硬派のゲームというべきであります。
また、各カテゴリ毎にアビリティを細かくセッティングすることによりFF5のそれを遥かに凌駕する自由度、奥深さのアビリティシステム
戦士系と魔道士系の住み分けもできておりFF5で良く言われる「成長を通じるにつれどのキャラも似通っていく」欠点も見受けられない。
ゲームの9割以上を占める各戦闘フィールドに流れる音楽もシリアスで聞き惚れてしまうものばかり。
正に甘やかすことのない「硬派なゲーム」である松野節がふんだんに感じられるものでした。
BAD/REQUEST
が、その「硬派なゲーム」は中盤から後半にかけていずれの要素も綻びを見せています
ストーリーは身分差の話や政治のゴタゴタはどこへやら、中盤以降はルカヴィという化け物退治にアルマを助けに行くだけの話になってしまったのは正直残念。
これならディリータ側視点で書いた方が良かったのではとさえも思えてくる。
ゲームバランスも4章に入ってからは見違える程楽勝モード
全剣技をこなすオルランドゥの加入がバランスクラッシャーなのは語り継がれている通りだがそれに限らず魔法剣(ベイオウーフ)、白刃取り、見切り、MPすり替え、ガ系魔法を即座に発動出来る算術……バランス崩壊要因なんていくらでもある。
4章に出てくるボスも体感的にはキュクレインやベリアスに遠く及ばず
ラスボスに至っては6並みかそれ以下のFF史上最弱と名高い。オルランドゥやベイオウーフ等攻撃と回復を同時にこなせるユニットならタイマン張っても楽勝。
こうなると前半で見せた硬派漂うオーラは何だったのかと困惑してしまうもの
COMMENT
中世の謀略渦巻く権力社会を見事に描いた硬派な松野作品として根強い人気を誇っているものの
身分差にまつわる社会問題に彩られたストーリー性もシビアなゲーム性も実は後半には崩れ去っており手放しで名作とは言えない。
それだけにこのFFTのアンバランスさを克服した真に硬派なFFの救世主として待ち望んだFF12は降板の挙句「どうしてこうなった!」