太閤立志伝V
中央値: 78 Amazon点数: 4.0
スコアーボード
標準偏差 8.61 (難易度) 1.67 mk2レビュー数 12ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 3pt | 5pt | 4pt | 3pt | 1pt |
78pt
GOOD!
コーエーの一連の歴史SLGの中でも最高傑作のひとつとの評判が高い名作です。
少なくとも武将プレイができる作品の中では一番の名作でしょう。
でも完全に個人プレイ前提のゲームなので、SLGというよりもRPGと言った方が適切かもしれません。
選べるキャラが800人以上&新規キャラも作成可能と自由度がかなり高く、職業や目的も多数あるのでプレイの幅が非常に広く、遊び甲斐があります。
職業よってほとんど別物のゲームとして何度も遊べるように工夫されているので、やりこみ系としての要素が強いです。
札をフルコンプリートしようとすると、それこそ何百時間もかかることでしょう。
ただし難易度がかなり低いのでSLGとしての手応えは薄いです。
信長の野望や三国志のような歯ごたえを期待してはいけません。
一部の職業は惰性で適当に遊んでいてもなんとかなってしまうほど簡単だったりします。
BAD/REQUEST
他の方のレビューにもありますが、単調で時間のかかる攻城戦が非常にかったるいです。
攻城戦用のスキルを揃えていないと非常に時間がかかるので、この部分でプレイ時間をかなり多くとられます。
なにより攻城戦自体が武将プレイでの天下統一に必要不可欠かつ不可避な要素なので、何十回も同じ事をやらされるのは問題ありかと。
スキルが揃ってからも同じ事の繰り返しになるので攻城戦だけはあまりおもしろくありません。
雨が降ってくると処理落ちして動作がかなり遅くなるという欠点もあります。
完全に2Dのゲームなんだから、それほど重たい処理ではないと思うんですが何故…
また、一部のミニゲームの難易度が異常に高いです。
薬調合や鉄砲修行などが顕著かと。
特にイベントで発生するミニゲームは回避不可能なので、どうにかして自力で頑張ってクリアするしかないです。
逆に適当にやってても楽勝なミニゲームもあるんですけどね。
依頼(クエスト)の報酬が妙に低く設定されており、序盤ですらやる価値がほとんどありません。
適当に交易でもしていた方がよっぽど稼げるほど報酬が低いので、やるだけ時間の無駄でしかないのがなんとも。
どの職業でもスキル鍛錬などでお金が必須になるので、PSPへの移植にあたって依頼報酬は見直しするべきだったと思います。
COMMENT
PSP-3000使用。
武将プレイ(秀吉)でのみクリアー済みです。
せっかく移植なんだから、なんらかの追加要素が欲しかったな?というのが本音。
ほぼ完全にPS2版のベタ移植なのが残念です。
Amazonレビュー
レビュー者: けんみん レビュー日: 2011-09-12プレイヤーにとっても、まさに今「自分は遊んでいるのだ」という実感が湧く稀有なゲームで、ほんとうに丁寧に作りこまれていて、作品として素晴らしく完成しています。
昨今のゲーム業界では大人向け≒難解な用語の乱用・無意味なストーリー複雑さ・欝な展開とはき違えているように感じます。
そんななか、ゲーム中で日々暮らす中で遭遇する細かいイベントは、微笑ましく嫌味もありません。
かつて、ただ庶民の腹痛を癒すために薬草を採取する町医者を追体験するゲームがあったでしょうか!
趣向がかなり枯れて(いい意味で)いますので、若年のプレイヤーにはいまいち実感が伴いにくいかも知れませんが…
また、派手な映像演出や戦闘シーンこそなくメインストリームにもなりえませんでしたが、光栄の打ち出したリコエイションゲームが、かつてのゲーム業界において確かに果たしていた重要な役割を再確認できる作品の一つです。
コーエー様、
あらためて是非、「記憶に残り愛される作品」づくりを取り戻して下さい!
私は本当に大航海時代1・2やこの太閤立志伝シリーズの大ファンでした!
このようなゲームはもうこの作品が最後になっていまうのかもしれませんが、PSPで移植されたことを嬉しく思います。
最高におもしれー!!!!!
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GOOD!
プレイヤーが一武将となり戦国時代を自由に闊歩するというゲーム。
メーカーはリコエイションゲームという聞き慣れない名前をジャンルにしていますが、実際は本来の意味でのRPG+シミュレーション+ミニゲーム集と言ったところです。
一つ一つはよくあるけども全部合わせてうまくまとめたゲームはそうそうない。という理由でオリジナリティーを5にしました。
・とにかく自由度が高い
プレイヤーはできることがたくさんあります。武将として出世を目指しながら気まぐれに人を斬ってもよし、商人をしながら最強の武器づくりに没頭してもよしと…戦国時代を好きなように生きることができます。
・やりこみ要素
このゲームはゲームとしてクリアするという目的のほかに1200枚の札集めがあります。そう簡単に集めることはできませんが、集まった枚数ごとにご褒美があるのでやりがいがあります。
上記二つの理由で熱中度を5にしました。このゲームと波長さえ合えば、セーブを忘れて何時間も熱中できることでしょう。
・細かく振り分けられたパラメータ
能力や技能だけでなく性格や好みなどもあって800人以上いるキャラの個性化に一役買っています。無欲な人にいくら価値の高いアイテムをあげても好みが合わなければ喜びません。
・豊富な歴史イベント
本能寺の変や関ヶ原の戦いなど超有名なイベントだけでなく、細かなイベントも結構入っています。史実で負けたからといって強制的に負けるイベントはありません。不利な戦いもプレイヤー次第で勝ち戦に変えることができます。
・新武将
オリキャラを三十人作ることができ、そのオリキャラでプレイすることができます。パーツがそこそこ豊富なので作る楽しみもあります。
BAD/REQUEST
・重い
セーブ、ロード、移動とあらゆる場面が重いです。特に攻城戦で雨が降った時の異常な重さはPS2版には無いものでした。サクサクなゲームに慣れた人には覚悟が必要です。
・武将のパラメータ査定
コーエーのシミュにありがちな武将の適当な能力査定。やはり人気武将はアホみたいに強くなっています。武将編集でプレイヤーがいじることも可能ですが、そもそも武将編集ができるようになるには膨大な時間が必要。
・忍者プレイの苦行
主人公がなれる職業の中に忍者があるのですが、トップになるまでの道のりが長く(下忍からだと最低十年)主命を選べないのが苦痛で退屈です。
辞めてもペナルティがあるので存在そのものはハズレ職業という感が否めません。
・番狂わせがない
シナリオによって領土を拡張する大名家は殆ど同じ顔ぶれで面白味がありません。
プレイヤーが所属することでその周辺は変わりますが、そもそも領土拡張の野心を持った大名家は決まっているので、プレイヤーの介入なしに九州の相良家が劇的に伸びて島津を滅ぼす、なんてことはまずありません。
COMMENT
PSP-3000使用です。
余談ですが自分はPC版とPS2版も持っています。PSP版限定の利点といえばやはり携帯機であることでしょうか。どこでも気軽に遊べて最高です。
悪い面もつらつらと書きましたが、本当にガマンできないのは重いという部分だけです。この重さに殆どの人間が遊んでいてストレスを感じると思いますが、それを補っても余りある魅力がこのゲームにはあります。