ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 2pt | 3pt | 2pt |
64pt
GOOD!
<キャラクター>
これは好みも入ってくるから賛否両論はあるのだろうが、異常にアクの強かった前作までのヒロイン陣に比べて比較的マイルドな仕上がりになっている(ごく一部を除き)。
<グラフィック>
前作の3からは格段に進歩している――というか3があまりに冒険的過ぎた。下手ウマと言われた伝統的な趣きをギリギリで残しつつ、近代的なグラフィックに持ってきたのは素晴らしい(それでも古臭さは否めないがコレは味だろう)。
<各種アニメーション>
無理矢理なポリゴンから原点回帰した素直なアニメーションは見ていて安心すら感じる。
<サウンド>
どれも耳に残る。相変わらずの高品質。
<スキップ>
とても早いです。素晴らしい。
<特技システム>
ある種今作のキモ。定番の特技に偏りがちになるが、ステルスやエスケープといった一見使い道のなさそうな特技でも「主人公の味付け」と思えばなかなかに存在感が出てくる。各種縛りプレイにはもってこいだろう(一度色々貼り付けてやってみたが見事別ゲーに成り果てた)。
<伝統>
これは一朝一夕で出来上がる物ではない。今後も守り続けて欲しい。
BAD/REQUEST
<イベント>
それぞれの内容はそんなに悪くないのだが、今日日のこの手のゲームにしてはイベントの絶対数が少なすぎる。容量の兼ね合いと言ってしまえばそれまでなのだろうが、攻略対象以外のヒロイン出現を絞ったチキンプレイ時にその物足りなさは顕著になる。
<読み込みの多さ>
致命的というわけではないが、少し目に付いた。
<バックログ>
シーンが変わると消えています。もう少し何とかならなかったのか。
<戦闘>
こんな薄っぺらい取って付けたような戦闘は私の知ってるときメモじゃない。何が大切な人を守る為の力だ。あんな代物の為に三年間部活してきたんじゃないんだぞ畜生め。
<これも時代か>
仕方がないと思いつつも諦めずにいれば一度くらいは楽園への扉が開かれると信じてプレイし続けていた私は多分馬鹿なのだろうけど、自分でも思っていた以上に落ち込んだ。
<クリア特典・引き継ぎ>
特技の解放は有り難いのだが、肝心の経験値が再びゼロスタートなので折角の解放が生かし切れていない。クリア時の実践特技をそのまま引き継げれば趨勢の決まった三年三学期の特技付け替えの重要さも増したし、もっと色々と楽しめたと思う。
COMMENT
今作ときめきメモリアル4を総評するならば良くも悪くも「小さく纏まったな」であろうと思う。別に駄ゲーというわけではなくキチンと遊べるように作られてはいるし、色々と新しい試みも成されていてそれらも概ね成功していると言える。実にそつなく仕上がった伝統の看板に違わぬ優等生的作品――なのだが、何かが欠けている。どこか物足りない。1でいきなり既存の天井を突き破り、2で果てない大宇宙に飛び立ち、3で本当にどこにいったものか分からなくなってしまった――というような、作り手の底無しの情熱や魂といったものがほとんど感じられないのだ。これはシリーズを通してきた古参のファンほど強く感じた渇きではないだろうか。ポータブルなのだから仕方ない(容量的に)。時代なのだから仕方ない(ラブプラス的に)。色々な意見はあるだろう。本当に仕方のない事であったのだろう。それは今作を通して痛いほどに分かる。しかしそれでも今シリーズを愛し続けてきた一人のファンとして、そして次回作への期待を籠めて敢えて言いたい。
ときめきメモリアルというゲームはこの程度の作品ではなかったはずだ。
Amazonレビュー
レビュー者: うし太郎 レビュー日: 2009-12-04まず、ゲームとしてのシステムの完成度の高さに驚かされます。
イベント数も多く、やるべきことは多いにもかかわらずテンポ良くゲームが進行するので、無駄なストレスを感じません。
複数回のやり込みプレーを前提にしているゲームである以上、この部分は非常に重要で、読み込みの速度(要インストール)やインターフェースの使いやすさは特筆物であり、特に2のディスクチェンジのときのようなテンポの悪さは完璧に改善されているので、非常に快適にプレーできました。
特技システムも面白くチュートリアルも分かりやすいので、すんなりとゲームの世界に入っていけた点も◎
新技術のモーションポートレートもかなり自然な動きで良い感じです。
3のときの悪夢を払拭してくれました(笑)
立体音響技術もなかなかいい感じで、1000円の安ヘッドフォンでもそこそこ音の奥行きを感じさせてくれました。
ヒロインが耳元とでそっとささやくなど、ゲームの雰囲気を良い感じにアシストしてくれています。
何にでも新しい技術を盛り込めばいいってものでもないでしょうが、こういう目立ちにくいところにも新技術でチャレンジする姿勢って好きです。
ラブプラスのような手つなぎモードもいいアクセントになっていて楽しめます。
嫌いな人は受け付けないかもしれませんが、明らかにおかしなデートの選択肢も健在で、RPGバトルや縁日など、シリーズファンならニヤリとするような演出も満載で、初代からやっている自分は素直に楽しむことができました。
この手のゲームの宿命かもしれませんが、絵柄への評価は少々厳し目のようです。
確かに少し控え目ではあるけど、どのキャラも魅力があって個人的には気に入っています。
このあたりはあくまで個人の好みになりますが、個々のヒロインの背景やイベントはどれも丁寧に作られていて、作り手のこの作品に対する誠意が感じられます。
やり込めば、きっと愛着が湧いてくるんじゃないかな?
むしろ1や2のようなぶっ飛んだ設定や髪型にした方が反発が大きかったんじゃないでしょうか?(自分は好きですが)
ただし、このゲームを十分に楽しむためには、インストール用にそれなりの容量のメモリースティック(512M程度だと他のデータを圧迫する)と音声合成データのダウンロード用に無線LANの環境が必須になります。特に売りの1つであるはずの「音声合成データ」が無線LANでダウンロードする必要があるところは減点です。
なくてもゲームは楽しめますが、ヒロインに名前を呼んでもらえるのはやはりこのゲームのキモなので。。
ヘビーユーザーは何とかするでしょうが、新規のユーザーは不満に思うかもしれません。
もちろん不満な点や好き嫌いはあるでしょうが、全体的に非常に丁寧なつくり込みがされており、1つのSLGとして考えても高く評価できます。
シリーズの良いところを引き継いで発展させた、ときメモシリーズの新たなスタンダードになり得る良い作品だと思います。
12/05 追記
やはり、このシリーズ独特の「ノリ」やお約束のサプライズは満載のようです。
PSPになって、一般受けがするようにそういったノリや表現を抑えているのかと思いましたが、決してそういった展開ばかりではないようです。
ゲームとしてうまくまとまっていることとは別に「ときメモはときメモである」ということが言えそうです。
12/07 追記'A
これから購入しようと思っている方はネタバレにお気をつけください。
現在、「ときめきメモリアル4」とgoogle検索するだけで、今作品でのもっとも重要と思われる要素が分かってしまう可能性が高いです。
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グランツーリスモ
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GOOD!
・最大の魅力は、携帯機で「ときメモ」ができる
・ソフト全体的に総じてクオリティが高い、細部まで丁寧に作られている
・あっさりしたキャラクターデザインに好感が持てる。
BAD/REQUEST
・これが無いと「ときメモ」では無くなってしまうが、爆弾処理を考慮しなければならない点。
いい加減疲れます。
・長くはないが、頻繁に入る読み込み。会話、電話、小遣い、あらゆる場面で細々と待ち時間が発生する。我慢できない程ではない。
COMMENT
自分はもう「ときメモ」に合わない人間になっちゃったんじゃないかと感じてしまった作品。
一つ一つの要素はとても丁寧に作られ、一部バランスの悪い点も見られるが、目に余る点も無く優秀なソフトだと思う。
ただし、
初代から受け継がれてきた「ときメモ」の代名詞とも言えるいくつかの要素。
・自分もPCE版から全ての作品を遊んできたので、「爆弾処理」は当然の要素だと解った上で今作もプレイしたが、今さらながらに苦痛を感じてしまった。
ほとんど会話もしたことのないような仲の子が「傷ついた」と噂を広め、その火消し作業及び、噂自体の発生を抑えるべく、好きでもない子のご機嫌をとるためにデートのローテーションを強要されること。
・上記リスク回避のため、出現する女の子を絞らないといけないこと。
・そして卒業時の告白にて初めて「お付き合い」が成立するという建前。それまで何十回とデートを繰り返し、誰がどう見ても恋人同士のような仲なのに、卒業というゴールがあるために、3年間ずっと「恋人一歩手前」を継続させなければならないという点。
これら「ときメモ」の大前提ともいえる要素が、もう自分には我慢できないものになってしまいました。PCEやPS1の時代にはものすごく楽しめたのに、もう今となっては自分にとっては面倒でかったるい物になってしまった。
そんなん言うなら「ときメモ」なんか遊ぶなよって言われてしまいますが、まさしく自分が「ときメモ」楽しめる人間ではなくなったのかな・・・と感じたソフトでした。
逆に言うと、鉄板の「ときメモ」だと思います。裏切りません。