METAL GEAR SOLID PEACE WALKER(メタルギア ソリッド ピースウォーカー)
中央値: 75 Amazon点数: 4.0
スコアーボード
標準偏差 14.33 (難易度) 2.41 mk2レビュー数 59ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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4pt | 4pt | 4pt | 5pt | 4pt | 3pt | 3pt |
81pt
GOOD!
PSPでのアクションメタルギア第三作目となるPW。
まず、ボリュームが並ではない。多彩なコラボレーションに加え、UIに関しては近年まれに見る親切設計で初心者に最大限の配慮がなされている。
このレベルの作品ではありがちなデモの読み込みもデータインストールである程度まで快適度を上げている。
人によってはポリデモに批判的な向きもあるが、MPOを楽しんだものとしてはムービーとポリゴンの進化には、唸るものがある。
(MPOではアサルトライフルの銃口が四角柱だったが、今作ではきっちり円柱にモデリングなされている)
また新機軸のマザーベースの運営は楽しくてつい夢中になる。
ミッションクリアをすることで、マザーベースの各要素が徐々に進化し、この進化を見たくてまたミッションに向かう。この繰り返しが全く苦にならない。
次々に追加されるメインオプスに加え、エクストラオプスの量が尋常ではない。
ミッション中の環境音、PSPでは秀逸なグラフィックはさすがと言うべきだ。
発見された時のBGMや強制戦闘時のBGMは胸に来るものがあり、かかって来い!という気分高揚に非常に効果的だ。
音楽の面で言えば、今作では演出が今まで以上に監督のお好きな映画的になったといえる。
プレイしていない方のために明言は避けるが、始まりのオープニングからすでにテンションが映画そのもの。大塚さんの声もあってこれから自分は映画を見るのかと言う錯覚に陥る。終盤でも主題歌を巧妙に配置して場の緊張感を盛り上げる。
モンハンとのコラボも賛否両論だったが、出来は秀逸と言うほかない。
本家の完全移植ではなく、スピード、リアクションなど細かい点での改修がみられMH経験者ならよく他社がここまでチューニングしたなと思うほどの出来。
今作では武器開発の種類が豊富。
MGS4ですら軽く凌駕する。もてる全てをつぎ込んだ量である。
あらゆる銃器が設定年代にとらわれず広くカバリングされている。
前作MGS4がマジな話だっただけに、コジプロの反動とも噂がある、ネタの暴走は必見である。
無線での会話の応酬や近作の特徴、ブリーフィングファイルなどマジな話のなかに盛り込まれるネタの数々に全てを知り尽くすことが困難である程。
BAD/REQUEST
正直監督の言っていたポケモンの要素は見受けられないし、必要性を感じない。
まず、兵士のトレード。
これは相手の持っている兵士とランクが一緒でないとトレードできない。
バランス崩壊を防ぐための策だと思われるが、なら正直いらない。意味も見出せない。
つぎに、メタルギアについて。
こちらもアウターオプス以外にほとんど使い道がない。
4のように搭乗して暴れまわるネタのようなミッション等用意されているものとばかり思っていたために正直残念である。
最後に難易度について。
これはあくまで直感だが、明らかに初心者向けではない。
MGSにPWから触れるという人にはかなり敷居の高いゲームである。
ストーリーは勿論、操作性、ゲーム性、全てが玄人仕様・ファン向けである。
かといってファンに難しいかと言うと簡単といえるレベル。
素人と玄人の間で調整に揺れた経緯をブログ等で拝見していたので、ある程度のブレとズレは致し方ないかも知れない。
COMMENT
PSP1000使用。現在73時間プレイ。
書き足らない。書ききれない。
これが単純な感想である。
あまりに多い要素、容量。
自分は過去作品のほとんどをプレイしたが此処までのボリュームはありえないものだ。
MGS3ですら凌駕しそうな完成度。
携帯機では他に類を見ない名作。
初心者に敷居が高く、ファンには物足らない難易度を除けば、文句のつけようがない。
友達と遊べる、移動中もブリーフィングで楽しめるなどゲームの作り手の愛情があふれ出る作品だろう。
MGSを知りたい人は本当はMGS3から入るべきかもしれないが、自分はこれを勧める。
これがMGSなんだと。
Amazonレビュー
レビュー者: らりるれろ レビュー日: 2010-05-07ないのですが、シナリオや劇中の小ネタ、コラボは小島節ここに極まるといった感じで、非常に楽しませていただきました。
この点に関しては文句のつけようがなく、続編としてMGSの名に恥じない仕上がりだったと感じます。
しかし、携帯機のさがなのかもしれませんが、ゲーム内容に関しては少し残念でした。
私はMGSは1,2,3,4とプレイしてきて、携帯機でのMGSは初めてだったのですが、プレイ最初はPSPとは思えない
ゲームの作りの丁寧さに、久しぶりに良い作品と素直に感じることが出来ました。マザーベースでの開発は何が出来るか
というワクワク感がありますし、フルトンでの回収も新鮮で楽しめました。
ただ、ゲームを進めていくうちに、ミッション毎にマザーベース運営が煩わしくなり、フルトン回収も飽きてきます。
さらに、携帯機特有の操作しづらさと、アクションの少なさ、敵がただの通せんぼになってしまっている事、エリアの狭さ
が重なって今までのシリーズにあった”潜入”というテーマはかなり薄くなっていると感じました。
また、アラート時の対処もMGSの醍醐味のひとつだったのですが、今回はひとつひとつのエリアが狭いため、見つかって
しまったら最後、たいていはリトライするはめになるか、ゴリ押しする事になったしまいました。リトライはしょうがない
としても、ミッションの最初からのやり直しで、フルトン回収した兵士なども、すべてなしになるので、フルトン回収での
面倒くささが更に加速します。私はアクションがあまり上手くないのですが、それでもMGSをやっていたのは潜入する楽しさ
と、見つかってしまったときに色々暴れたり、やり過ごしたりと、選択肢の多さが魅力的だったからで、MGSがいままで保っ
てきたバランスが悪くなってしまっている点が、非常に惜しまれます。
つらつらと書かせていただきましたが、携帯機のゲームとしては非常に高い次元で仕上がっており、作品のレベルは高いです。
その点は間違いないですし、保証出来ます。ただ、アクションが苦手でもMGSをやってきた方たちや、遊びの多さで付き合ってきた
ファンには少しがっかりな出来になっているかもしれません。
よって、携帯機で面白い作品を探している方、MGSファンの方は購入されて損はないと思いますが、アクションが苦手な方や、据え置き
機でのMGSの延長を期待しているかたには少しストレスが溜まりやすい作りになっている、と感じ、★ー2という評価です。
他のPSPソフトとの相対的な評価としては★5は確定なのですが、MGS好きのひとりとして、作品自体の評価とさせていただきました。
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モンスターハンターポータブル 2nd G
■ ジャンル:ハンティングアクション ■ プレイ人数:1?4人 【廉価版】 ■ 発売日:2008/10/30 ■ 価格:3,140円 大人気「モンハン」シリーズの「2nd」に続く「2ndG」が登場だ。「2nd」をベースに作られた拡張版となっており、最上級クエスト「Gクエ」の実装や、シリーズ初登場となるモンスター、新ステージの導入、データ引き継ぎ機能の強化とファンには嬉しいボリュームアップだ。(転用元:GDEXより)
■価格:4800
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モンスターハンターポータブル 3rd
■ ジャンル:ハンティングアクション ■ プレイ人数:1人(アドホック時は最大4人)
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DISSIDIA FINAL FANTASY(ディシディア ファイナルファンタジー)
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ガンダムバトルユニバース
■ ジャンル:3Dアクション ■ プレイ人数:1?4人
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GOD EATER(ゴッドイーター)
■ ジャンル:チーム連係型ハイスピードハンティングアクション ■ プレイ人数:1人(アドホック対応:2?4人)
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ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生
■ ジャンル:ハイスピード推理アクション(ADV) ■ プレイ人数:1人 ■ ダウンロード版:4,200円
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ペルソナ3ポータブル
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無双OROCHI
■ ジャンル:タクティカルアクション 本作でPSP版”初”の広大フィールドで、無双アクションが楽しめる。魔王【遠呂智(おろち)】が生み出した異次元世界を舞台に、真・三國無双と戦国無双に登場した全70名の武将を操り、PS2版と同じ大きさのフィールドで激しいバトルが可能になったのだ。PS2では当たり前だったストーリーモード、フリーモードの二人協力プレイが、なんと画面分割ではなく、1人専用の画面で広々と楽しめる。さらに、戦闘中のイベントシーンをPSPの美しいグラフィックに合わせてアレンジされている。(転用元:GDEXより)
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GOD EATER BURST(ゴッドイーター バースト)
■ ジャンル:チーム連係型ハイスピードハンティングアクション ■ プレイ人数:1人(アドホックモード時:2?4人) ■ アペンド版:2,100円
■価格:5229
■発売日:2010-10-28
GOOD!
オリジナリティ:5
シリーズものというのは、基本的に前作のシステムからの変更点が少ないが、このピースウォーカーは操作感こそ既存のMGSだが、そのゲーム性はガラリと変わり、しかしながらシリーズファンへの思いやりは忘れない。まさに「PSPのために変異・進化したMGS」といえるだろう。
特に、MGS4・MPO・そしてPSPといえばMHP2G、この三タイトルの操作の中から好みの操作を選べるということは、さりげないが、かゆいところに手が届いてるといえる。監督グッジョブ
グラフィックス:5
PSPとしては破格の描写。さすがにデモシーンまでポリゴンは(容量的・演出的共に)厳しいらしく、MPOの時にもバンドデシネ部分を担当したアシュレイ・ウッドが担当。バンドデシネならではのアニメ的演出がすばらしい。
通常ゲーム画面のポリゴンに関しても、作りこまれているのにMPOのときよりも1マップが広い、というすさまじい進化が。これでMPOの時よりポリゴンが減っているというのがまた・・・
初めて見たときはCPUパワー333Mhzだと思うくらいだが、実際222Mhz。まさに驚愕である。
サウンド:4
BGMの使い方がすばらしい。さらに、潜入中は静かで熱中してると音が流れているのが気付かないくらいなのに見つかったり、見せ場になると金管楽器を中心とした重厚な、なのに興奮する、独特の音が流れます。主題歌も私は好きです。キャラソング「恋の抑止力」も、賛否両論ですが少なくとも私はとても楽しめました
BAD/REQUEST
・ありえないボリューム(いい意味でも悪い意味でも)
まず、ボリュームが満点、やりこみ要素満点!というのが、このピースウォーカーの特徴でもあり、同時に欠点でもある。普通の人はどんなにがんばっても全てのやりこみ要素をコンプリートすることは不可能であるというゆるぎない事実。(ただし、完全攻略本が出て、実は簡単にコンプできる、というオチがある可能性も・・・低いにしてもないわけではないことも付け加えておく)。息の長いゲームを目指すあまり、逆に早々にコンプをあきらめてやらなくなる、という人も生み出すことになっているのではないだろうか。
・同じことの繰り返し
同じ戦車やヘリ、巨大兵器が、攻撃モーションや攻略法を変えることもなく、色変えたり攻撃力やHPを増やしただけなのに何回も、何回もミッションとして登場する。しかも、クリア後には新しく出現するミッションが5回くらい連続で大型兵器攻略ミッションだったり。。。
モンハンと違い「何回もクリアして何かレアなものを手に入れる」という達成感も特にない。完全に「やらされている」感がする。
COMMENT
結論からすれば、PSPのゲームの中で、もっとも面白いゲームの一つといってもいいだろう。
シリーズを通して評価されている伏線と思いもよらぬ展開、そしてストーリーのクライマックスに向けて加速していく熱中度。もちろんシリーズお約束の「ネタ無線」も、テープに録音された会話という形で多数登場。いつでも聞けるのも無線からのうれしい進化。
そして操作も多少クセがありながらも操作方法を3つ用意することで自分にあったものを選べるため良好。
やや難しいが「がんばればクリアできる」ちょうどいい難易度。
そしてUMDの容量をフルに使い切った会話・デモ・やりこみのボリューム。
ミッションの合間のMSF(自軍)育成、モンハンとのコラボ
どんな楽しみ方にしろ、このゲームを買えば「買ってよかった」と思えるだろう。
上記のBADの部分も、視点を変えれば「クリアすれどもすれどもまだまだやることがいっぱいあるぞ!」ということにもなる。
ただし、世界観を共有するシリーズものの宿命か、やはりシリーズをやっていないとよくわからない部分もおおい。WIKIPEDIAなどなどで、少なくともシリーズの主要キャラクター(ザ・ボス、EVA、ゼロ少佐など)を把握しないともの物語を「100%楽しむ」ことはできないだろう。
ただし、知らなくても充分すぎる物語を堪能することができることも忘れてはならない