猫侍
中央値: 51 Amazon点数: 3.8
スコアーボード
標準偏差 6 (難易度) 2.00 mk2レビュー数 2ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 2pt | 2pt | 3pt | 2pt | 2pt | 2pt |
45pt
GOOD!
評者はこの手のゲームはあまりプレイ経験が無く、他のソフトとの比較によってこのソフトの良い点を挙げることは出来ません。良い点はおおまかには以下の通りです。
・猫又世界と人間世界
猫又のコミュニティ、江戸時代の人間のコミュニティを猫又の視点で楽しめます。
・イベント達成率
オプションでどの程度イベントを達成できたかを閲覧できます。進行により解放されたミニゲームもプレイできます。
BAD/REQUEST
良い点と同様、他作品との比較は出来ませんが、不満に感じたのは以下の通りです。
・時間制
主に人間の活動時間(6?23時の間)にはイベントが進みますが、それ以外の深夜帯に進行するイベントがとても少なく、深夜はほとんど時間を潰すのみです。
日が出ている間は主に人間イベント、深夜は主に猫又イベントなどの区切りがあれば良かったように思えます。
・フィールドマップ制
行き先指定制と違いわざわざ場所移動するのにフィールドマップを移動しなければならず、単純に面倒です。時間の浪費や移動中のイベントなど、ゲームを彩るファクターの増加という利点もありますが、どれもめんどくささに見合う程の物ではありません。
・主人公が猫又であるという特殊性が薄い
主人公が猫又、という特性があまり活かされていません。まず猫又世界も人間世界と構造があまり変わらず、新鮮みはありません。また猫又の思考パターンも人間のそれと変わらず、それに付随するイベントも珍しい物ではありません。(一例を挙げると、親の敵討ちやみかじめ料を上げない地下賭博組織を締め上げたり、など。別に人間の世界でも珍しい題材ではないです)
一応、猫なので堂々と人間ドラマを覗き見できる、人間に正体をばれないように生活するなどの特殊性はありますが、それにより特徴付いているとは言い難いです。
・イベントが起こりづらい
この作品は9ヶ月間江戸で生活する物語で、所々の主要イベントの間に好きな場所に訪問してサブイベントを起こすゲームですが、9ヶ月というスパンが長いせいか、あるいは訪問場所が多くイベントフラグを取り逃がしやすいせいか、あまりサブイベントが起こりません。また9ヶ月が長いので主要イベントが起こる頻度が少なく感じます。
よって9ヶ月間、起こるかどうかも分からないサブイベントを求めて動き回ることが多く、単純にかったるく感じます。
・イベントムービー
まずCGの質がひいき目に見てもインターフェイスCGよりも出来が悪いです。さらにイベント中にでてくるコマンドを入力するよう指示されることがあり、ムービーを見ることだけに集中することは出来ません。この点はバイオ4のムービーイベントと同じです。
COMMENT
PSP3000使用
タイトルから猫がバッサバッサと敵侍を切り捨てる爽快感タイプのゲームだと思っていました。
というのは嘘で、シミュレーションゲームという事は知っていました。この手のはほとんどやったことはなかったので、猫好き侍好きということで初挑戦という気分でやってみました。
結果的には猫又の造形が可愛くない(猫っぽくない)、侍成分(?)も少ない、そもそもこの手のゲームは向いていなかった、ということで自分には合いませんでした。
基本的にはゲームの冒頭にあるとおり、江戸の人間を観察しながら、猫又たちに目をつけられないように江戸ライフを満喫してゆく話です。シナリオを楽しむというよりは猫のように自由に江戸を闊歩するタイプのようで、のびのびと江戸の世界を体験することに重きを置いているように思えます。ただし、なかなかイベントが発生しなかったので、誰にも相手にされていないような錯覚を覚えて寂しかったです。
また本筋を進めるにはともかくカレンダーを進めることが必要なので、はやく本筋を進めたい人には合わないと思います。時間の消費コマンドがあることはありますが・・・ともかくイベント進行が遅いので、がっつりやるには向かないと思います。息抜き程度にちょくちょく江戸を体験する方向で楽しんだ方が良いかも。
メインイベントは謎めいた過去を持つ主人公が、その因縁を解決してゆく物で、イベントが進むにつれ主人公の過去が明るみに出る、といったものです。
ちなみに未クリアでの投稿となりますが、これはDisc3でセーブ出来る所に戻ろうとしたらフリーズしたため、気力を失ったためです。Disc3ではフリーズの可能性があるという事を付け加えておきます。
このゲームはどちらかというと正統派のシミュレーションゲームといえます。猫又主人公と聞くと色物と思えますが、発生するイベントはどれも理解しやすい物で、むしろ主人公が人間の浪人であっても多くの点で違和感はありません。もしかしたら自分のプレイプランが下手なだけかも知れませんが、むしろシステム面が少し複雑で、間伸び感もかなりあるので煩雑になった印象があります。
まとめると、選択肢の多いシミュレーション好きにはオススメ、シミュレーションが好きではない人、猫目当て・侍アクション目当てな人にはオススメしない、といった感じです。
Amazonレビュー
レビュー者: かたゆでエッグ レビュー日: 2012-07-26ある事情を抱え、江戸にやってきた主人公。
江戸には猫又や人間がいっぱいで、それらが織り成すドラマの中、
半年間を気ままに暮らしてゆく・・・というタイプの、ADVです。
起きるイベントは実に豊富。シリアスなものからギャグ風のものまで、内容は様々。
時代劇のお約束もばっちり整っております。
攻略を参考にし効率的に見ようとしても、10周はしないと全てを埋められない(!)という、奥の深さです。
オープニングすら1周目、2周目、3周目でそれぞれ別の話が用意されており、いきなり分岐が。
4週目以降は1〜3周目のどれかがランダムで選ばれるようになっております。
ただ、肝心のイベント条件がかなり厳しく、時期・時間・場所・人物との親密度、全てが揃っていないと起こすことはできません。
攻略情報なしで全てを見ようとすると相当難しいです。
そのため何の事前情報もなしにプレイすると、退屈な日常をひたすら長い期間繰り返しがちになり
「面白くないなぁ」となってしまいがちなのが残念なところ。
ミニゲームもあり、これも種類が豊富なのですがどれもあまりよい出来とは言えず、
しかも攻略上何度もやらなければいけないものもあり、作業になってしまいがちなのは減点対象。
一部のミニゲームはやたらと難しいのもマイナス。
シナリオは非常に出来がよく、人物の特色・描き方も細かいので
上記の難点を克服できる人ならとても楽しめます。
時代劇が大好きならばさらに○。
ただ、ラストの展開は賛否両論あるところだと思います。感情移入しやすいだけに・・・
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GOOD!
なんと言っても一番は顔のグラフィックでしょう。
ポリゴンで作られたキャラクターの顔は、
PSのFFシリーズと比べても引けを取らないクオリティの高さで、
しゃべる動作(ボイスは無いが)では滑らかに動きます。
他にもマップのグラフィックが頑張っています。
そしてBGMが素晴らしい。
これまで自分がプレイしたヒューマンの作品は、
これといって曲に思い入れはありませんでしたが、
本作においてはサウンドトラックを買うに至りました。
BAD/REQUEST
猫が好きじゃないなら退屈でつまらない、素直な感想です。
本作ははっきり言って展開が単調で、
あまり面白いとは感じられませんでした。
江戸の町を駆けずり回って、時折起こるイベントを見るだけです。
そのイベントも序盤はさほど面白い物ではありません。
イベントがそんなに発生しない(数は多いが発生条件が難しい)
という問題も抱えています。
本当に自由に生きると、ほとんどが毎日ブラブラするだけという、
侍どころか、ただのニートだったでござるという日常になってしまうでしょう。
COMMENT
本作の説明書によると
「江戸の生活を楽しむゲームなので、攻略などにこだわらず、
自由に生きてみてください。」という注意書きがあります。
一方で「○周目」の表記やイベント達成表など、
「繰り返し遊んで攻略する」と言っているような仕様があります。
これまでやってきたゲームの中で、「シェンムー」に似ていると思いました。
目的が決まっていることや、疲労がないこと、
活動時刻が制限されていること以外はシステム的に似ていると思います。
シェンムーは結局何をしたいのか分からないゲームでしたが
これもまぁ、そういうノリなのかなと思いました。