タクティクスオウガ 運命の輪

発売元: スクウェア・エニックスオフィシャルサイト 発売日: 2010-11-11 価格: 5980(税込) レーティング: 【B】12才以上対象 (CERO について))
タイトル概要

中央値: 62 Amazon点数: 4.0

スコアーボード

タクティクスオウガ 運命の輪レビューチャート 標準偏差 20.75 (難易度) 2.38 mk2レビュー数 53
0%
0-9
1.9%
10-19
5.7%
20-29
11.3%
30-39
15.1%
40-49
13.2%
50-59
15.1%
60-69
15.1%
70-79
13.2%
80-89
9.4%
90-100

ユーザーレビュー

(デフォルトは中央値近順)
505人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
3pt 2pt 3pt 4pt 4pt 4pt 3pt
総合点
73pt

GOOD!

SFC版、SS版をクリア済み。
(と言ってもそこまでやり込んではいないです)

・ストーリー
まずはやっぱりこれですね。
一章終盤で迫られる選択は本当に衝撃的です。
SFC版が出た当時はあんな展開になるとは全く想像していなかったため
本当に驚きました。
例の提案を拒否して2章に入ると属性がカオス=混沌 になってて2度びっくり。
「え?なんで?あの選択したらふつうロウ(秩序)でしょ!?」
と、当時の私は何かを間違えたのかと思い最初からやり直したものです。

民族対立を軸にそれぞれの大義が絡み合う物語。
こういう展開のS・RPGはなかなか無いです。
セリフの作りも無駄な派手さがなく、かといって淡白でもない。
にもかかわらず印象に残るセリフ、チャプタータイトルが多い。
プレイした当時と今ではキャラのやり取りや立場に関する見方、受け取り方が
変わるのも、この物語に深みがあると思わせる点です。

ちなみに初プレイの方は、タイトル画面を放置していると流れる
プロローグ(英語ナレーション付きの状況説明)をご覧下さい。
多分これを見ないと物語の背景が分かりづらいと思います。

・システム
装備重量により行動順が変化し、ユニットの向き、位置の高低により
攻撃命中率が増減する。そして天候さえ戦闘に影響を及ぼし、人種ごとの
好感度なんかもあったりする。
正直、私はいまだに仕組みを把握しきれていません。
今では当たり前になったシステムも多いですが、当時としては斬新でした。

今作ではクラスごとのスキル、武器レベル上昇による必殺技習得もあり、
ユニットを鍛えて強くする実感をよりはっきりと感じる事が出来ます。
敵の思考はやや甘い部分もありますが、基本的にこちらの弱い面をついてくるため
何も考えずに突撃したのでは当然攻略できません。
こちらも前衛、中衛、後衛のバランスをしっかり考える必要があります。
ステージによっては部隊の初期配置から練り込む必要があり、手ごたえは十分です。
(まぁ、とあるユニットを使いだすとそうでもなくなりますが、詳細はBADにて)

・C.H.A.R.I.O.T.システム
よくあるステージ中のセーブと違い、自分がどうユニットを動かしたかを
さかのぼって検証できるのが面白い点です。
(私は少しだけ使用して、以降は中断セーブのみだったのであまり詳しく
書けないのですが)

・W.O.R.L.D.システム
これはクリア後に解放されるシステムですが、わかりやすく言うと
「強くてニューゲームのポイント指定版」です。
クリア時の部隊をそのまま引き継いで、ストーリーのやり直したい場所から
始めることが出来ます(ある程度決められたポイントからになりますが)。
これにより最初からやり直さなくてもルート分岐の前から2周目を開始する
ことが可能です。全ルート制覇の手間が省けたのはうれしい点。
個人的には某大戦シリーズでもこのシステムをやってほしい。

・ロードが速い
インストールした場合、読み込みはほとんどありません。
インストールしてない場合は未確認。
ちなみにインストールのデータ容量は800Mのため、それなりに余裕のある
メモリースティックを用意する事をおすすめします。


ストーリーが面白い。戦闘が面白い。ユニット育成、部隊編成が面白い。
おまけに本編とは関係ない寄り道も充実している。
名作のリメイクであるがゆえに今までにない斬新さはありませんが、
S・RPGとしては一つの理想形に近いと思います。

BAD/REQUEST

・グラフィックス
本当に当時の雰囲気そのままなので(顔グラフィックは除く)
個人的には4点をつけたいのですが、やはり昨今のゲームグラフィックに
慣れている方には厳しいかと思い、2点としました。
ちなみに戦闘フィールドを真上から見下ろす視点があるので、
オリジナルよりフィールド構成や敵の配置は把握しやすくなっています。

・サウンド
メインタイトル他数曲のアレンジに違和感が・・・。
まあこれは個人の好みの問題ですし、基本的にはいい曲が揃っていると思います。
欲を言えば原曲そのままのバージョンも欲しかったのですが、
さすがに容量上それは不可能ですね。

・難易度に関していろいろ
まず救出戦。救出すべき対象がほぼ敵陣に突っ込んでいくのは如何なものかと。
あるキャラなどは
主人公:「加勢します。こちらに来てください」
あるキャラ:「ありがたい。ではそうしよう」
みたいな会話をしたにも関わらず、そのキャラは敵陣に単騎駆けを敢行します。
これは難易度を高くしていると言うより、理不尽にしているだけなのでは。
もちろん工夫すれば救出可能ですが、なによりも聡明そうに見える
キャラがこういうことをやる姿はかなり滑稽です・・・。

次にランダムバトル。
これはストーリーとは関係なくフィールドの移動中に発生するバトルですが、敵のレベルはこちらのユニットの『最大レベル(全クラスを平均したレベル?)に』合わせてきます。
これではストーリーバトルに詰まったS・RPG初心者の方が、ちょっと寄り道してレベルを上げよう、という形での利用は非常に厳しいのでは。3、4レベルぐらい低い敵が出てくるようにした方が良かったのではないかと思います。

上記の仕組みにより、C.H.A.R.I.O.T.システムは初心者の方への
救済措置として少し弱いのではと考えます。
というのも、初心者の方はどのユニットを鍛えて、どのスキルを習得すべきかの把握が最初は難しいため、戦闘ターンを50手まで戻せるとしても根本的な解決にはならないんじゃないでしょうか(実際私はこの手のゲームに不慣れだった頃、フリーバトルがあるものはそれを利用してある程度ゴリ押しできるくらいまで鍛えて進めてました)。
こういった点からも、ランダムバトルの難易度はもう少し低くして、
ユニットを鍛えやすくした方が良かったのではないかと思います。

最後にユニットの能力バランス。
強すぎるグリフォン。攻撃力もHPも高くておまけに障害物無視の高機動力。
他のユニットを鍛える事に意味があるのか?と感じさせる性能です。
(もしかしてこっちが初心者救済の本命?)
敵でグリフォンやドラゴンが出てきた時にはどうとでも対処できるのですが(グリフォンはそんなに打たれ強くないし、ドラゴンは石化して後回し)、味方にした時の強さが半端じゃないです。
まあアンデッドを浄化できないので、グリフォンばかりだと
一部のイベントバトルでは苦労するか、もしくは詰むことになるかもしれませんが、
それでもこの性能は凄すぎです。私は封印して進めました。

・クラス単位で行われるレベルアップ
これで新しく入ったキャラを鍛える手間が省ける、なんてことは全くありません。
なぜならレベルアップした時に基本となるステータス(キャラ自体の基本ステータスとクラスレベルによって加算されるステータスは別物。…この説明が分かりづらかったらすみません)が上がるのは『戦闘に出たキャラクターのみ』だからです。
結局あとから入ったキャラは性能面で差が出ます。

おまけに新しく仲間になったキャラは必ずスキルポイントゼロで加入。
ショップで雇用したキャラはともかく、設定上いくつもの戦場で活躍している
はずのキャラまでゼロってのは、どういうことなんでしょうか。
それでも使い勝手のいいスキルを豊富に覚えていればいいのですが、
中途半端な状態で加入しますし・・・。
スキルをたくさん覚えさせようにもランダムバトルの敵は
同レベル帯ばかりのため一戦ごとの時間もそれなりにかかり、
けっこうな手間です。

以上の点から、ユニット育成に関してはやり込みがいがあるというより、
無駄に時間がかかる部分が多いと感じてしまうのが非常に残念でした。

・アイテム、魔法、スキルのセットアップ
ページ数が多く、付け替えたり習得したりの手間がわりとかかるため面倒です。
間違いなくもっと簡略化できたはず。
一応カーソル移動の際は□ボタン+上下で高速スクロールが可能。

あとやっぱり合成成功までリセット・ロードを繰り返すのは面倒です。
素材さえ集めれば必ず成功するか、もしくは某アトリエRPGよろしく
練れば練るほど上手くなって成功率上昇、ってシステムなら良かったんですけど。

・声が無い
UMDの容量を考えれば仕方無いんですかね。
それともイメージに合ってないと言われたキャラが多かったのでしょうか?
私は二人のランスロットのやり取りが好きで何度も繰り返し聞いただけに残念。
一応チャプターごとの情勢説明は英語音声によるナレーション付きです。


他には中断セーブをすると必ずタイトル画面に戻されるのが不可解。
天候が雷雨に変化すると明滅が激しくなって画面が見づらい。
魔法演出を飛ばせない。
戦闘時に勧誘したキャラの名前を変更できない。
といった事ぐらいでしょうか。

長くなりましたがご覧いただいた方にお礼を申し上げます。
拙文ですが少しでも参考になれば幸いです。

COMMENT

PSP?2000使用。インストール済み。

このジャンルのゲームが好きな方には文句なしにオススメできる作品です。
戦闘バランスがおかしい面もありますが、難易度の手応えも十分です。
初心者の方は攻略情報を仕入れて、じっくりと取り組んでみて下さい。
最初は苦労しても必ずクリアできるようになると思います。
是非このゲームを楽しんでいただきたいです。

   
プレイ時間:30時間以上60時間未満(済)
わりといいかげんさん[2010-11-21 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

552人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
3pt 3pt 2pt 4pt 1pt 1pt 4pt
総合点
44pt

GOOD!

タクティクスオウガが、PSPで最新クオリティで遊べること。

【オリジナリティ】
 シナリオや戦闘画面はそのままだが、戦闘システムが大幅に変更され、原作プレイ済みでも新鮮な気持ちで遊べる。
また、WTやシミュレーションゲームの先駆者としてのオリジナリティは最たるものがある。

【グラフィック】
 キャラクターの顔グラフィックが、全て新規書下ろしである。
システムインターフェースも新規に作られているため、非常に見やすい美麗なものになっている。

【シナリオ】
 旧作になかった細かな会話の追加に加え、新キャラクター登場で深みが増した。

【快適さ】
 50ターンまでは即座にその行動に戻れるシステムが非常に素晴らしい出来で、リセットする必要も、ゲーム中無駄にセーブする必要も無い。

BAD/REQUEST

【グラフィック】
 戦闘画面の、キャラクター・背景が流用で残念なグラフィック。
新規書下ろしは会話シーンだけといっても過言ではない。

【最悪のインターフェース】
 ショップで装備を買うときに、既存装備と比べることができなく、試着システムも無いため、店を出て編成画面までいって確認しないといけない。
 装備インターフェースが最悪すぎて話にならない。
剣と弓しか装備できないキャラクターがいたとしても、他の膨大なカテゴリーの中から選んで装備という無駄な仕様で、剣装備中→次のランクの剣装備という風にアップデートしようにも、選択画面は最初のALLカテゴリーから固定で面倒くさい。
自動お勧め装備も、スキル剣がついているにもかかわらず槌や斧といった攻撃力の高いものを装備させられる。
クラスによって装備できるカテゴリーの中から更に装備可能なものが絞られ、弓装備可能であっても、両手弓が装備できなかったりするが、これを確認するにもクラス一覧表からしか探せないため試着システムがないのがおかしすぎる。

 同様に、呪文書で魔法を覚えるシステム意味が不明で、クラス一覧表から覚えられうかどうか確認→購入→編成→魔法→覚える→ひとつずつ覚える、という手順が多すぎる。
購入と同時に覚えるという風でよかった。 しかも別個のキャラクターで覚えるため、キャラ更新時や複数人覚える場合さらに手順が増す。

 スキル装備システムも同様で、攻撃力アップ→攻撃力アップ2にしたい場合も、いちいち一番上からスクロールして変更であり、位置ぐらい保存してほしい。
PSPのため縦幅がせまく、見づらい上にLRや横ボタンでスクロールスキップもできないため、延々下までスクロール作業。
カテゴリーは3つしかないが、サポートスキルが大量にありすぎて意味がなさ過ぎる。
3行5列ぐらいか、またはアイコンで整理したら見やすくて簡単だったろうに。

 これらの編成画面で装備を、10人?12人、繰り返し変更するのは、まさに苦行。
レベルが上がり、持ち物やスキルが増えれば増えるほど面倒。

【合成システム】
 追加要素のひとつだが、成功確率付で、失敗したら素材がなくなるリセット仕様という、誰得システムで、このゲームの最大の欠点ともいえる。
鉄鉱石3→インゴット2→武器、という順も、複数個合成不可能で、無駄な演出でひとつずつ、しかも確率付で繰り返すため、ツラクて仕方が無い。
だいたい、武器の合成確率が軒並み50%以下なので完全リセットゲーと化している。
合成壷エフェクトなし・確率排除・複数個合成可能、の三つで快適に合成できたはずだ。

【移動のつまりぐあい】
 戦闘開始のパーティが、一箇所に10人前後固まっているため、移動力3?4の全てのキャラが重なってしまい、段差上るのもつまりすぎて移動が困難で、ゲーム速度が遅い。
移動能力アップも、ラスボス手前ぐらいで覚えるかどうかなので、全員忍者でいいです、ってぐらいに、他の近接アタッカーが止まりまくり。

【死霊の3ターン復活】
 単純にクレリック系を入れておかないと詰む。
アイテムが代用がきかず、強力なドラゴンゾンビも存在し、段差で死なけれたら、カノープス以外誰も上れない。

【クラスレベルアップボーナス】
 単純に、最初からいるキャラクターが強くなるシステムで、固有キャラクターが軒並み低能力になる仕様。
固有キャラはWTが低く使いやすいが、参入時、スキルポイントも一切なく、ボーナスも入っていないため、後半に仲間になられると厳しすぎる。
結局はクラスレベルアップ狙いなら、全員1レベルの同じクラスにして、一気にレベルを上げたほうがお得だが、ゲーム中はそんな手間も暇もない。
レベルはクラス共有ではなく、原作どおりでよかった。

【スキル付け替えシステム】
 いわゆるジョブチェンジにアビリティが付け替えられるスクウェアお家芸だが、なんと、スキルが付け替えられても、効果が発揮されるクラスが定められているのだ。
忍者のダブルアタックは、忍者にしか効果が無く、ウォリアーでダブルアタックはできない。
そんなんだったら最初から固有スキルでよかった。

【スキル経験値システム】
 竜特化や剣レベル上昇で、ダメージアップの恩恵が受けられるが、一回攻撃して0.3%経験値。
つまり、竜特化2LVまで、ドラゴンを300回以上殴らなければならないのだ。
アホか……。 しかも敵は反撃してきます。 遠距離も岩反撃。
武器レベルも、2LV以上で必殺技が使用可能になるが、中盤以降、やっと2LVになる程度で、途中武器を変更していたら、最後まで必殺技なしでTPが無駄になる可能性もある。
敵は最初から2LVになっていて、バンバン必殺技を使ってくる。

【ダメージ計算の参考にならない能力値】
 弓攻撃力300、ドラゴン防御力220だったとしましょう。
与えられるダメージは、なんと1です。 ゴーレムにも1です。
ドラゴンの攻撃力が220で、アーチャー防御力が300だとしましょう。
ダメージは80前後でしょう。
つまり、クラスによってダメージ計算が左右され、さらには攻撃武器によっても左右され、レベルによっても左右されます。
どれだけ攻撃力高くても、ドラゴンやゴーレムには無力なのです。

【魔法投射型】
 いわゆるクロスボウと同様の射線になったわけだが、味方にあたりまくりで使いづらすぎる。
高所に届かないので、完全に劣化技だが、放射魔法が序盤では覚えられないため、単純にいらない技。

【アイテムと補助技使用率】
 敵がMP回復アイテムを、戦闘開始からブースとしまくる→補助魔法連発のため、非常にゲーム速度が緩慢になる。使ってもかまわないが、いきなりMPブーストはCPUならではの消費系アドバンテージとしては御世辞にもいいとはいえないし、補助技も、魔法タイプに攻撃力アップかけたり重ねがけしたり残念ルーチン。

【WTの不可解さ】
 待機した同士のキャラクターで順序が頻繁に入れ替わり、早く回ってくるわけでもなく、必殺技使った敵の方が早かったりと何が何だかわからなくなった。
WTはタクティクスの専売特許なので、もっとこだわってほしかった。

【最悪のエフェクト】
 雷雨がまぶしすぎてゲームプレイできません。 ポリゴンショック。
ダブルアタック時、初撃でクリティカルだと敵がふっとんで空振り。

【ファランクス】
 TP50で次自分ターンまで、ダメージ90%カットというのがあるが、これを敵のボスが使うといつまでたっても戦闘が終わらない。囲んで殴れば殴るほど敵のTPが溜まり、お願い使わないで!、と敵に願う仕様。

【音楽が原作劣化】
 いうまでもなく。 BGM・効果音ともに。

【声がない】
 サターン版に準拠するかと思いきや、一切なし。

【あいかわらず地図や用語解説がない】
 シナリオが専門用語だらけで、しかも、一番に表示してほしい勢力図や地図が無いため、初プレイの人間は何が何が何だかわからないだろう。
特にルート分岐で、ガルガスタンとの戦闘がなかったりするため、宰相の顔だけだされて説明されてもポカーンである。
ガルガスタン・ウォルスタ・バクラムという人種ならまだしも、後ろに王がついたり、解放軍がついたり、騎士団がついたり、略称したりと、一貫性がない。
一番混乱するのが、この国の名前がヴァレリアという点だろう。 丁寧な説明と導入が無い。

【横文字多様】
 「チャンス」とか「ラッキー」などを平気で使う厳格なキャラクターたちは、原作同様チープにしか思えない。
何故修正しなかったのだろうか。

COMMENT

 とにかく面倒くさい印象。
トレーニングがなくなったのはいい点ですが、ダメージ計算がおかしすぎてついていけない。
簡単にクリアする方法が、ドラゴンやゴーレムやタコやグリフォン仲間にして戦わせることである。
人間のクラスは、モンスターに逆キラー(メタ)られてて話になりません。
ちなみにドラグーンはTP技でしかダメージを与えられません。(しかも覚えるのが中盤以降)

 原作は途中でやめて、今作は全クリアしましたが、どっちもどっちな印象。
少なくとも、今作はダメリメイクのひとつ。
インターフェースの美麗さに反するユーザーをないがしろした仕様は、プレイを放棄したくなるレベル。
原作スタッフが、テストプレイせずに、懐古向けなのにシステムを一新しちゃったゲーム。
中のデータだけかえていじくった感じがプンプンします。
ユーザーからしてみたら、非常にプレイししづらい印象で、音楽のせいか盛り上がりも淡白で、感情移入しづらいのは原作同様か。

 
プレイ時間:30時間以上60時間未満(済)
PPさん[2010-11-19 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

Amazonレビュー

レビュー者: わかだんな レビュー日: 2010-11-13
リメイク作品として、もともとあった良さを残したまま、新しい楽しみも盛り込んだ 良い
リメイクだと思います。ただ、全体的に面倒くさいというか、作業的な部分が増えてしまっ
たのが残念な感じです。

難易度などは、原作と殆ど変わらないように思います。むしろ、久しぶりなせいか、敵が
容赦なく殺しにくるので、難しくなっているようにも感じます。

SFC版では弓が反撃を受けず、強かったですが、今作では、敵がカウンタースキルを持っ
ていない限り、敵は反撃してきません。このおかげで、直接攻撃キャラの活躍の場が増え、
バランスが良くなったように思います。
ただ、やはり弓は強いです。全体的に移動力が低下したのと、弓の攻撃範囲が原作以上に
広くなったためだと思います。

キャラの育成については、スキルシステムのおかげで、幅のある育成ができるようになっ
たと思います。まずはどのスキルから覚えるか優先順位を考えながら育成するのがかなり
悩ましく楽しいです。

チャリオットシステムは、ターンを戻せるという、反則気味の新しいシステムで、最初は
使わないつもりでいましたが、早くも1章でリセットする場面があり、試しに使ってみた
ら、こんなに便利なことはないという感じです。でも、ウォーレンレポートという戦歴の
ようなものには使用した
回数が残ってしまいます。
上級者の方はチャリオットを使わずにクリアするという目標を立てれば、かなりやりがい
があると思います。

それから、このチャリオットシステムは、初心者の方にもかなりお勧めです。ターンを戻
すと、自分のとった行動が再生され確認できるので、どこがだめだったのか、どう改善す
ればよいのかがとてもわかりやすいです。リセットするより間違いなく上達が早くなりま
す。オウガ初心者というより、シュミレーションゲーム初心者の方にとっても優れたシス
テムなのでお勧めします。

音楽、グラフィックについては、SFC版の良さを残したまま、より豪華になった感じです。
ゲームのテンポはローディングも殆どなく、戦闘場面はSFC版よりテンポが良くなっています。
追加されたシナリオも良くできていると思うし、新キャラも魅力的なキャラが多いと思います。

ここからは不満点です。
今作はクラスごとに装備できる武器、防具が細かく設定され、レベルの制限もあります。
そのため、買い物の時にどのクラスがどのレベルから装備できるのか確認する必要がある
のですが、確認画面のクラスや、文字の表示が非常に小さく、確認が非常に面倒で、わ
かりにくいです。また、現在装備しているものとの比較もできません。これはスキルに
ついても同じで、どのクラスがどのスキルを共有できるのか確認したりするのが面倒で
わかりにくいです。

また、戦闘前の編成についてですが、武器、防具の装備や、スキルの設定なども手順が
多く、時間がかかります。魔法の習得などスキルを覚えて、セットして、魔法書を使っ
て覚えてと、段階が多すぎるように思いました。
戦闘場面でのテンポは良くなったのに、編成は原作よりややこしく、めんどくさくなり、
テンポが悪くなったように思います。

今作からのクラスごとのレベルアップについても、序盤から使用できるクラスについて
は、新しく入ったキャラクターもすぐに戦力にすることができ、メリットを感じられま
すが、中盤くらいから使用できるようになるクラスについては、他のクラスのレベルに
追いつくのが大変です。
新クラスはレベル1からという仕様もあり、装備を整えるにもレベル制限で弱い装備し
かできず、ショップに初期装備を買いに行ったりと、本当にめんどくさいです。
新しいクラスが使えるようになり、どんなスキルが使えるのかというのはとても楽しみ
な部分であると思うんですが、そこに行き着くまでが大変で、原作のトレーニング以上
の作業感を感じてしまいました。これはデメリットかなと思います。

個人的には説得で仲間にしたモンスターユニットに好きな名前をつけられなくなってし
まったのが非常にがっかりでした。

とても楽しくプレイしていますが、長く遊びたいと思う分、遊びやすさの面で煩わしく
感じてしまう部分があるのが残念です。

予約特典のタロットカードについては、思ったよりちゃんとしたものです。大きさは
トランプ縦長にたような感じで、ファンの方ならコレクションしておきたい出来だと
思います。
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