維新恋華 龍馬外伝
タイトル概要
中央値: 89 Amazon点数: 4.0
スコアーボード
ユーザーレビュー
564人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
Amazonレビュー
レビュー者： oyoyo レビュー日： 2013-03-11
単なる恋愛ごっこじゃないものを探していたのでこれは買って良かったです。
しかも幕末のことよく知らなかったのですが展開が良くわかりやすいし、
かなり読ませるので歴史好きにはお薦めです。
「歴史ポイント」を上げていくと史実通りの展開になっていきますし、
反対に下げていけば史実から離れ彼らを違った未来へ繋げます。
糖度は低めですので甘い言葉が欲しい人は物足りないかもしれません。
☆１つ減らしたのはもう少し甘さがあっても良かったかなという意味で
減らしました。
タッチも古めではありますが・・・、私はそんなに気になりませんでした。
操作性も良かったように思います。
しかも幕末のことよく知らなかったのですが展開が良くわかりやすいし、
かなり読ませるので歴史好きにはお薦めです。
「歴史ポイント」を上げていくと史実通りの展開になっていきますし、
反対に下げていけば史実から離れ彼らを違った未来へ繋げます。
糖度は低めですので甘い言葉が欲しい人は物足りないかもしれません。
☆１つ減らしたのはもう少し甘さがあっても良かったかなという意味で
減らしました。
タッチも古めではありますが・・・、私はそんなに気になりませんでした。
操作性も良かったように思います。
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GOOD!
■ストーリー
教科書レベルどころか細かい時事情勢や人物まで、幕末というひとつの時代を深く丁寧に
それでいて乙女ゲー部分もしっかり描いているのはさすが恋華シリーズといったところ。
（逆に言うと歴史苦手な方には流れが完全にダイジェストに感じられるかもしれないが…）
全九章仕立てで序盤の二章目から個別ルート開始。
主義・思想・立ち居地の違うキャラを攻略するので金太郎飴では全然ない。
攻略キャラは５人と少なく感じるかもしれないが、ＥＤ数も４つあり史実通りの悲恋（死別）から
歴史無視の生存ハッピーＥＤがある。
初代恋華はいきなりキャラが死んでしまってちょっとトラウマになったりしたものの、
ＥＤは歴史ポイント調整で変更可なので、史実が好きな人は歴史ポイントを高めに、
ハッピーＥＤしか見たくない人は歴史ポイントを低めにすれば希望のものが見れるので
自分でＥＤを選べるという点ですごくよかった。
■システム
クイックセーブあり、章選択可能、自動・既読スキップあり、ボリューム個別変更可能、
メディアインストールありとシステムはなかなかに優秀。
加えて、ステータス画面でキャラの好感度や史実ポイントの状態、ミッションの一覧など
いつでも確認できたり、キャラごとにセーブが可能な所が便利だなと思った。
システム変更の時、キャラが「オイオイ未読までスキップしちゃっていいのか？」みたいな
一言を喋ってくれるのが面白くてよかった。
■キャラクター
攻略キャラは５人。龍馬・沖田・高杉なんかは鉄板だが、中岡・河上あたりのチョイスは渋いｗ
（るろ剣ファンなので河上はかなり嬉しかった）
どのキャラも主義・思想や己の理想などで葛藤しつつも激動の時代を駆け抜けていく様がカッコいい。
声優さんも有名どころを起用しているだけあって、それぞれキャラに合っていてよかった。
特に龍馬の土佐弁は大丈夫かと思ったが、森川さんが勉強されたとの事で違和感は全くない。
（…と思う。四国の人間でないので細かい所は不明だが、普通に聞く分は無問題）
脇キャラも非常に魅力的。特に土方・伊藤・伊東あたりは攻略したかった…！
肝心の主人公だが、一方的に守られているだけの役立たず系でもなく、でしゃばる系でもなく
相手をフォローしながら時に導いたり支えになる感じなので非常に好感が持てた
■恋愛部分
・ストーリー…上記に挙げた通り、史実より×２・IF×２とＥＤは４パターン。
例え史実通りキャラが死んでしまったとしても、最期まで寄り添えるので
ただ後味が悪いだけでなく悲しい中にも切なさは十分に感じられる。
特に高杉史実ＥＤは乙女ゲーで初めて泣いてしまったほど。
ＩＦルートは本当にハッピー。
中には暴走しすぎｗと思わずツッコミたくなるようなお笑いＥＤまで。
・イベント…モーション×４・キー（告白）×２・ラバーズ×４・ジェラシー×４が
独立した恋愛イベントとしてストーリーの合間に挟まれるが、
通常のストーリー中でも恋愛的なセリフは聞ける。
中盤で恋人同士になるので、イベントによってはCEROＣレベルのものもある。
人によっては少ないと思うかもしれないが、今までの恋華シリーズに比べ糖度が上がっているのは確か。
・スチル…全部で１６３枚。若干差分が多いものの、表情などが大きく変わるものが
ほとんどなのでそれほど気にならない。
むしろ肌がはだける系が多いので（主人公の胸元が見える等）、微エロが好きな方にはオススメ。
一般乙女ゲーではどっちかというと微エロは苦手なのだが、安直にエロを表に出すのではなく
このゲームが売りにしている艶っぽさを感じられたのでよかったと思う。
・オマケ部分…エピローグを見る事でそれぞれ開放されていく。特に特殊セリフは必見。
BAD/REQUEST
見た通りキャラデザが最難関…
絵師さんの絵柄は公式サイトをご覧いただければわかる通り、鮮やかな色彩のアート系で
明らかにゲーム向きではない。
個人的には線の細いなよなよしたものよりも、このしっかりした太い線と濃さが好きなのだが
確かに購入時「この絵は…」と思ってしまった
スチルになると別の人が担当しているのか絵柄が若干柔らかくなるし、
コンプした今となってはもうこの絵でないとしっくりこないのだが、
ネット上でもまず絵で躊躇したという意見が多く見られる。
シナリオもキャラも素晴らしく、キャラデザだけで回避するのは惜しいゲームなので
その点は本当にもったいないと思う。
年号が和暦だけなので、わかり辛い部分も…
文久○年（１８××年）みたいに西暦も一緒に出してくれれば尚理解しやすかったかもしれない。
初回限定版のおまけシナリオがつまらない。
主人公が出る訳でもなく、メインストーリーと絡む訳でもなく、恋愛要素は皆無。
ただスタッフロールだけは恋華ファン必見というだけなので、わざわざこのシナリオのために
限定版を買う必要は全くない。
キャラクターマニアがすごくよかっただけに残念。店舗特典みたいなキャラ達が
わいわい騒いでるだけのギャグシナリオとかでもよかったのに…
COMMENT
「どうせ龍馬ブームに乗っただけでしょ…」なんて思って本当にすみませんでした。
かなり細かくレビューを書いてしまったが、私的に今までやった乙女ゲーベスト３に入るくらい素晴らしい作品だった。
どのキャラも攻略していてキュンときたり、切なくなったり…とにかく萌えさせていただいた。
ただ残念な事に売れていないようで…
（最近になってようやくクチコミでじわ売れしてきている様だが）
とにかくまずこのゲームは絵で敬遠されてしまっているのが本当に勿体ない！
食わず嫌いせずぜひとも手にとってプレイしてほしい。特に歴史物が好きな方は…