ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生
中央値: 76 Amazon点数: 4.0
スコアーボード
標準偏差 16.78 (難易度) 1.51 mk2レビュー数 74ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 3pt | 2pt |
75pt
GOOD!
◎シナリオ、テキスト
ADVなのでシナリオが命なのは言うまでもないですが
及第点以上のクオリティがあると思います。
推理モノとしてみれば非常に簡単なトリックの連続ではありますが
先が気になる展開でプレイヤーを飽きさせません。
骨太な推理モノを期待してはいけませんが、
破天荒なキャラ達が織り成すテキストと物語の真相へのリードが素晴らしいです。
○グラフィック
キャラデザイン含め、全体的に上手くまとまっている印象を受けました。
背景の2.5D的な表現やスタイリッシュなUI等、丁寧かつ世界観に合ったものだと思います。
時折挟まれるムービーのクオリティも非常に高いのも好印象。
○キャスト
特に声優に拘りはありませんが、皆演技が上手いなと思いました。
特に大山のぶ代さんが演じるキャラは秀逸で、ゲームに芯を通す意味でも素晴らしい演技だったと思います。
△音楽
ゲームに合っていて悪くはありませんが、素晴らしいと思えるものはありませんでした。
ただ、全体的なクオリティは高いと思います。
BAD/REQUEST
△ゲームシステム
学級裁判のシステムがゲームとして面白いか、と言われると
それほど面白いシステムではありません。
逆転裁判と近いシステムで、矛盾点を指摘するのは変わらないのですが
簡単な部分だけを指摘することになります。
議論をする前に結論が出る場合が多く
それに気付くのに議論するのが煩わしく感じることも。
また、リズムアクションや抜けた文字を入れるゲームなど
飽きさせないためのバリエーションとして用意するのはいいのですが
どれも簡単かつ面白味はないです。
×ロード、テンポ
データインストールをすると短くはなるのですが
それでもロードを挟む部分が多いので若干ストレスになります(マップ移動選択時等)
また、物語のテンポはいいのですが、演出のテンポが遅いのは気になりました。
議論前や議論後の演出等、細かい部分でイライラすることがあります。
COMMENT
根幹である学級裁判のゲームシステムはイマイチで、推理モノとしては非常に簡単な部類に入りますが
このゲームの魅力は
ブッ飛んだキャラ達が織り成す、ブッ飛んだ物語とその構成に尽きます。
世界観の設定自体は珍しくはありませんが
とにかくどのキャラも個性的で、物語も先の展開が気になります。
マイナス面を補って余りある、十分な魅力があると思います。
世界観や設定が気になった方にオススメ出来る良作です。
Amazonレビュー
レビュー者: FGM レビュー日: 2010-11-30逆転裁判の矛盾を指摘するシステムを、ペルソナっぽいライトでクールなデザインのデコレーションで飾ったゲームだと・・・。
しかし、本編をプレイすると一目で分かります。
このゲームが持つ、世界観とシステムは上の二つとはまったく違うことが・・・。
まず、世界観。
これが、良い意味でぶっ飛んでるw。
超高校生級の才能を持つ、見た目的にも言動的にもインパクト大の15人。
キャラ付けが素晴らしく、個性的なキャラクター達に感情移入もし易く、すぐに物語に没頭できます。
そして、このゲームの魅力の一つ。
マスコットキャラとしては申し分ない、裏の主役 モノクマである。
ドラえもんの声といったら、やっぱりこの人!と言われる大山のぶ代さんが声優を務め、
愛くるしい外見からは想像つかないドSな言動とおっさんくさい下ネタの連発は、記憶に強烈に刻まれること間違いなし!
(よもや、大山のぶ代さんの声で、○○○や○○○なんて言葉聞けるとは思いませんでしたww)
それとグラフィックには特に力が入っています。
3Dの空間に2Dのキャラという2.5Dグラフィックは、全編あらゆるシーンインパクトを与え、
シュールとグロが入り混じる”おしおき”シーンは、強烈な見た目に圧巻されます。
あと、部屋に入った時に飛び出す絵本のように出てくる背景や、キャラを調べると飛び跳ねたりするなど、
所々の演出に、製作者の光るセンスを感じました。
そして、このゲームのタイトルにもなっている”ダンガンロンパ”。
学級裁判という舞台で巻き起こる、殺人を犯した犯人「クロ」と残りのメンバー達との息詰まる心理戦。
矛盾を突いて犯人を指摘するというのは逆転裁判ですが、このゲームはそれに時間制限とシューティング要素をプラスしています。
簡単に言えば、限られた時間の中で矛盾したセリフに証拠という弾丸を標準を合わせて撃ち抜くという感じです。
セリフには様々なパターンがあり、それに合わせて対処を変えなくてはならないので、終始緊張感が途切れません。
また、重要なキーワードを浮遊する文字の中から撃ち抜いて完成させる閃きアナグラムや、
話を聞かない相手に数多くの弾丸をリズム感覚で撃ちまくって屈服させるマシンガントークバトル、
事件の全容を分かりやすく解説し、尚且つ漫画の穴を埋める過程でプレイヤーも事件の整理が出来るクライマックス推理。
どのシステムも物語にピッタリマッチして、ミニゲーム感覚でも遊べるので、マンネリはほぼ感じませんでした。
ひさしぶりに、夢中になりすぎてあっという間にクリアしてしまったゲームでした。
逆転裁判ファンやペルソナ3・4の尖ったセンスが好きな人には、是非おすすめしたい一本です。
BGMも非常に出来が良く、物語をうまく盛り上げてくれます。
おしおきシーンのちょっとしたグロやネット用語などが所々あるので、苦手の人は要注意!
製作者のセンスが、最高の形で発揮された素晴らしい完成度の作品なので、
すこしでも興味を持ったらプレイしてみて下さい!
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GOOD!
私が見る限り、以下の点が優れています。
・斬新なアクションシステム
一連の会話の矛盾を見つけだし、装てんされた弾丸(言弾)で打ち抜くというシンプルかつ推理力を要求されるシステムが、このゲームにおける目玉だと思います。議論中の会話や調査中の仲間のセリフはともかく、システムの合間にあるインターバルの中にもヒントが隠れており、一瞬たりとも気が抜けません。が、それがこのゲームの強みでもあります。時間制限もあるので、スリリングな展開が予想できるでしょう(会話自体はそれほど長いわけではありませんが…)。
・緊張感漂う音楽
推理中に流れる音楽も緊張感を漂わせて、場面によく合っています。曲の数も結構多めなので不満足感は与えないかと。
・夢中になれるシナリオ
裁判中は状況変化が多々起こるため、自分の主観ですが夢中になってなかなか中断を行うことができません。でも、一回一回の推理はかなり長いので、インターバルではこまめにセーブを。
BAD/REQUEST
・好感度は何のため?
最初はランダムに誰かが選択され、脱落するのだと思いましたが、残念ながら固定です。何回リトライしても特定のキャラクターが殺害されます。これでは、好感度イベントはただのスキル習得orポイント最大値アップの作業ととらえられがちな気がしました。また、上記の理由のため、お気に入りのキャラクターが真っ先に死んでしまった…なんて方もいるのでは?
・パロディーがやや多め
ドラえ○んやスーパ○マリ○などのパロディーが各所で目立ちます。面白いのはいいですが、真剣な議論の最中にそれを持ち込むのは雰囲気を壊しかねないのでは…?
・オチが不透明
終盤までのシナリオは十分によかったのですが、まとめ方が少々疑問です。結局のところ、どうして主人公たちは初めのような状態になったのか(詳しく話すとネタばれになるので伏せておきます)、またそもそもあの事件はどうやって起きたのか?詳しいことが分かりにくいと感じました。
余談。
一回目のクライマックス推理で当てはめるマンガの駒に明らかな矛盾があるような気がするのです。ある人がはずみで落としてしまった武器のイラストが…あれ?
COMMENT
PSP?2000使用です。
今までのスリリングなゲームでここまで緊張したのはこれが初めてです。
ただ、しっかり読まないとクリアできないので、初めてでも面倒な文章はすっ飛ばしてサクッとクリアは難しいかと。
ただ、推理物が好きな人、緊張感を味わいたい人にはこれは十分お勧めできます。
まぁ、人を選ぶと思いますが…