戦場のヴァルキュリア3
中央値: 74 Amazon点数: 3.8
スコアーボード
標準偏差 11.65 (難易度) 2.63 mk2レビュー数 35ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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5pt | 4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt |
77pt
GOOD!
完成されたBLiTZシステム
基本はSRPGですが、戦闘中はアクションゲームのように動き回ってクリアを目指すスタイル。これがこの作品の核であり、非常に楽しい。臨場感があると同時にじっくり考える時間も設けられていて、初心者も扱いやすく、最後まで様々なバリエーションを提供してくれるシステムだと思います。
キャラの魅力
戦闘には5-10人程度が参加しますが、一人ひとりにエピソードが用意されているため、愛着が湧きやすいです。パラメータ的にも個性を反映しているものが多く、職業やステージ毎の有利職と合わせて、いろいろなキャラを使うようにしていること、また、多少のハンデはありますが、愛着のあるキャラを最後まで使っていけるバランス作りも良いです。
兵種のバランス調整
前作では兵種による優劣がはっきり出ていましたが、今作では差が緩和されています。索敵を行う役、接近攻撃役、後方支援役、対戦車役とそれぞれに魅せ場があります。それでもまだ多少の優劣はありますが。
BAD/REQUEST
ステージの使いまわし
前作の使いまわしが余りに多く、また別のミッションという名目で、同じステージを何回もやるはめになるのでさすがに飽きが半端なかったです。
ミッション開始時の敵の位置が分からない
最初の配置でミッションクリアの可能性が半分は決まってしまいます。とても重要な部分なのですが、敵の位置(せめて初期拠点から見える範囲)が分からないため、ステージによっては「開始」→「敵の位置把握」→「リセット」→「配置変更」→「開始」を繰り返すことに。
使わない武器の多さ
ショップで手に入る武器のうち、派生型のものは全く使わなかったです。戦車も使うものはほぼ固定。装備バランスは悪いと感じました。
猟兵クラスで打ち止め
兵種一つをマスターしたら次の兵種もやらないと最終的にきつくなるため、常に弱体化を繰り返すはめに。レベルとかがないので基礎的に強くなった感じがないまま進んでいくのは若干のストレスでした。
COMMENT
悪い部分よりも良い部分のほうが勝っていたため、最後まで楽しくプレイできました。RPG・シミュレーション・アクションが同時に楽しめるオリジナリティ溢れる作品です。初めての方には是非プレイしていただきたいですが、逆にシリーズをプレイされた方にとっては評価が分かれるところかもしれません。
また次回作が出ればやりたいですが、BLiTZシステムに飽きが来るとそれまでかな、といった印象です。基盤はしっかりしているのでそろそろ新しい要素や不満点の改良をきっちりしたものが出ないと埋もれてしまいそうな気がします。
Amazonレビュー
レビュー者: SHIHO レビュー日: 2011-01-31続編を据え置きで望むファンが少なからずいることは割と広く認識されているかと思います。
ただそれはクオリティ差からそう望む声が出ているという単純な話ではないかと思います。
ファンにとって大切なのは「携帯機という制約の中でどこまでできたか」ではなく、
「現在の持てる技術を出し切って(要は本気で)制作されたか」なのではないでしょうか。
少なくとも1は(粗はあるものの)そういうパワーが感じられる作品でしたし
ヴァルキュリアにはそれだけのパワーが注がれる価値のある作品なのだと多くのファンが考えていると思います。
MAPと通信の声が2の使いまわし、これ自体が今作の評価の大部分を下げてしまう程の要素だとは思えません。
しかし、実際多くの方がそういったシビアな評価をなされているのは、上述したような感情が多分に絡んでるからだと推測できますし、
理解できます。
ただ、それはそれとして下記のような良い部分は大いに評価したいです。
・過去最大のボリューム。
・戦略家らしく知的で仲間をグイグイ引っ張る主人公(主人公専用スキルの演出、BGMもカッコ良過ぎる)。
・嫌味のないヒロイン。
・サブキャラクターが皆魅力的でその掘り下げも過去最高。
・旧作品の登場人物との絡ませ方の上手さ。
・ストーリーの面白さ。
・1にはほとんど無かった性能的個性は基本2を継承しつつシンプルに。
・能力アップ系アイテムがキャラ毎に装備できるようになり、
ハイポテンシャルもクラスチェンジによる選択性になったので好きなキャラをひいきしてる感を味わえる。
個人的にはシリーズの中でも非常に楽しめた作品でした。
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GOOD!
・戦ヴァルの特徴であるBlitzシステムは今作も健在。戦略性とアクション性が高いレベルで両立されているので、何度やっても飽きが来づらい。
・3Dのキャラモデルがいい。細部までよく作りこまれてて、そのキャラらしさがよく出てると思う。てか、クルトイケメンさんやなぁ…。
・イベントパートで空気になるキャラがおらず、全員がちゃんと会話に参加できているため、断章の存在も合わせてほとんどのキャラへの感情移入がしやすい。(途中加入組は別として)
・1や2のキャラが思った以上にストーリーに絡んでくるだけでなく、それらのキャラ達を自軍ユニットとして戦闘で使えるのがいい。
・前作にあった単位システムが無くなり、とりあえず戦闘に出して成果を残せれば(敵ユニットの撃破、拠点の制圧など)、それに応じてキャラがランクアップしていく仕組みになったため、キャラ育成に関するストレスが軽減された。
・新システムの特殊化が面白い。特に「ヴァルキュリアを使えるようにしよう!」と提案してくれたスタッフの人には全力で感謝したくなるくらい、ヴァルキュリア化が使っていて爽快。
BAD/REQUEST
・前作と比べて対戦車槍やスナイパーライフル、戦車の徹甲弾が当たりづらくなったように感じる。
・敵の回避率が意外に高い。Sランク狙いで攻めてる時に連続で回避されると、CPを余分に使わなくてはいけなくなり、結構イライラする。
・新規ステージがやや面倒くさい。
・ギャラリー的なものがないので、前に見たイベントやムービーを見るには一度その章まで戻らないといけないのが少し億劫。
COMMENT
1は未プレイ、2はプレイ済み。ハードは3000を使っています。今ようやく終盤に差し掛かったところです。
アニメで戦ヴァルに興味を持ち、2をプレイしてどっぷりハマり、3の購入を決めました。
やっぱりBlitzはいいですね。まるで移動範囲無制限のチェスをやっているような気分で、「このキャラは次どこに移動させようか」「この敵はどうやって落そうか」など考えながらやるのが、いつやっても新鮮で面白いです。
GOODの項にも書きましたが、特殊化が面白いです。イムカの武装解放とリエラのヴァルキュリア化は、今までの戦ヴァルにはない爽快感を与えてくれます。
好きなタイミングでの難易度変更やいつでも見れるチュートリアルのおかげで初心者でも安心してプレイできると思います。
あと、リエラとイムカがとても可愛いです。
ただ、ミッションごとの難易度設定に若干難があるのと、BGMが記憶に残りづらいのが少々痛い点でしょうか。もう少しその辺も煮詰めてくれれば文句はなかったのですが…。
総評としては、戦ヴァルの伝統をしっかり受け継ぎつつ、新たなことにもチャレンジした意欲作だと思います。買って損することはないと思いますので、購入しようか迷っている人はぜひ勇気をもって手に取ってみることをお勧めします。