エルミナージュIII -暗黒の使徒と太陽の宮殿- レビュー
発売元 | スターフィッシュ・エスディ(オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2011/08/04 |
価格 | 6,090円(税込) |
レーティング | 【C】15才以上対象(CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 (?) | |
タイトル概要 | ■ ジャンル:ダンジョン探索型RPG ■ プレイ人数:1人 |
スコアボード
ユーザーレビュー
ソート(デフォルト:ALL)
499人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 3pt | 5pt | 4pt | 4pt | 2pt |
79pt
GOOD!
・各種ロード機能(特にフェイス、スタイル)のおかげでキャラ等への思い入れが強い。
・モンスターやアイテムの新規デザインが多い。
・個性付け程度と思ったが、EXスキル前提と思われるバランス。
・アイテム所持数は相変わらずだが、不思議な鞄(アイテムを倉庫に送れる)が有るので、今回は所持数が少ないというのは筋違い。おかげで盗み渡しが死んでいるが。
・レア堀りや図鑑埋めが楽しいので満足度は満点です。強敵相手の効果的な戦術を考えるのも楽しい。
・起動時含め、過去作より読み込みは早いです。
・他のRPGでは見られない、本作独特のイベントや解説文。
BAD/REQUEST
・雑誌とのコラボのパスワード。露出が増えたのは嬉しいのですが。
・EXスキルのバランスが悪い。戦闘用のスキルが碌に無い職も有るし、百識や盗み渡しなどはHMスキルで付けろと思う。魔術の真髄と精霊契約で、魔術師と司教が強過ぎる反面、戦士系が弱体化(強力な武器も減ったような気がする)。戦士には神女の聖槍術のように、両手武器をメインで使えるスキルが欲しかった。槍、弓、おぼろ船首、記憶のワンド以外の両手武器を最終的に使う人っているの?錬金術呪文は錬金術師しか使えないが、狩人と忍者も使えるようにしてほしい。呪文が使えれば忍者のレベルアップの遅さも我慢出来るのに。敵が食いしばりを持っている場合、メイン武器で発動させるとサブ武器がキャンセルされる。お邪魔タックルや高魔源は六人(+召喚モンスター)全員が持っていても発動率が100%にならない。人数が増える毎に発動率の上昇量が減っていく。
・敵専用EXスキルが酷い。つばめ殺し、王者の証明のせいで侍、忍者の長所が死んでいる。強敵はどれもこの手のスキルや、つばめ返しを持っているのでバランス調整が雑。
・召喚契約の難度が上がり過ぎ。闘士の連撃性能低下(闘争本能100%でも締めにクリティカル出ない事があるし)、召喚抵抗アップ(特にイベントで必要になるもの、アイテム強化に必要なもの、使い勝手の良いもの、大魔公等も若干上がってる)EXスキルの再生(麻痺、石化からの回復。何故か人間タイプでも持っているのがいるのにプレイヤーは使えない)。
・連撃発生率、奇襲阻止、錬金事故等、確率固定は止めてレベルアップで上昇の方が良かった。召喚抵抗上昇に関しては、連撃発生率アップか召喚師のHMスキルに判定回数?1か召喚抵抗ダウンが有れば許せた。再生の追加は鬱陶しいけど仕方ないと思っている。
・属性耐性の高いアイテムの削除。職業限定ながらチート性能のものも有るけど。
・デフォルトで入ってるフェイス、スタイルロードが少ない。公式でも配布しているが、職業や種族が限定される。
・本編のダンジョンがスカスカ。?は各ダンジョンのどのフロアにも、NPCがいたり何らかのイベントが有ったのに。
・ダンジョンロードは失敗だと思う。これを使わないとモンスター、アイテムをコンプ出来ない。
・周回しないと加護アイテムが入手出来ない。フェイムを無視すれば周回自体は楽だが。
COMMENT
PSP?3000使用。はまっている割りに結構不満が有ります。難度が上がっているのはいいのですが、自分の望む方向とは違うと言うか。クエストのヒントも分かり辛いし、読み込みを除けば?の方が出来が良かったと思う。スタッフロールに小宮山氏の名前も無かったし、このシリーズも本作で終わりですかね。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 3pt | 5pt | 5pt | 5pt | 5pt | 3pt |
97pt
GOOD!
・スタイルロード
キャラクターの絵を取り込んで戦闘中、メニュー画面中で立ち絵が表示されます。
これによりキャラクターへの感情移入がより一層高まることに
・サウンドロード
戦闘、街、ダンジョン、イベントの曲を自分で選択できます。
ロード機能でキャラを取り込み、その雰囲気に合う曲でゲームを楽しめてモチベーションが保てます。
・フェイスロード
前作にもあった顔グラ表示機能。前作と同じように使えます。
・やりこみ
キャラメイク(16種の職業、性別、種族、転職、レベル10000超え、あらゆるアイテムと装備品の強化可能、エクストラスキルでの特殊能力付与、結婚による能力引継ぎ。ロード機能を使えば色々なアニメやゲームのキャラを登場させられます)
ダンジョン探索(階層ごとに設定されたレアアイテム、徘徊する高レベルモンスター、モンスターとの契約やアイテム奪取、周回プレイ前提の極悪モンスターなど)
・職業のバランス
魔術師がエクストラスキルのおかげで強いです。が、これは救済措置だろうなぁと私は思ってます。その他の職業では前作で強かった職業は若干弱くなり、逆に趣味でしか使えない職業が強くなっていたりして、自由なパーティーが組めると思います。
・天候
雨なら氷系が強くなり、雷雨なら雷系が強くなるなど一部のダンジョンでは構造が変更します。
・快適なプレイ環境
インストールをすれば一部の場合を除き、プレイ中の読み込みはほぼありません。
・熱中度
前作以上に熱中しています(会社の休み時間にやってるほど)
家ではプレイとともに音楽や絵の加工や取り込みをして、気がつくと日が変わってるなんてことも・・・
・難易度
前作以上に序盤から終盤までとにかく難易度が高い。
とはいえ、敵の先制攻撃や理不尽な連続行動、ステータス異常も意外と何とかなるもので、対策を考えるのも楽しみの一つだと思います。
BAD/REQUEST
・バグ
エクストラスキルをほぼ自由に変更可能、アイテムの無限盗み、キャラの入替わりなど多数。意図して発生はしにくく、進行不可能になるような致命的なものはないと思いますが・・・
・エフェクト
魔法がしょっぼいです。前作と同じアニメですがSFCのドラクエよりもひどいレベル。一応エフェクトの有無は選択できますが、これはちょっと・・・
・ダンジョン
空に浮かぶダンジョン、水中に潜るダンジョン、学園ダンジョンなど色々あるのですが、あまり代わり映えがしません。たしかに空ならば雲の上では下のフロアに落ちる。水中に潜る場合は息が続く時間制限があるといった仕様はありますが、基本的にそんなに違いはありません。
・細かい読み込み
私自身は気にならないレベルですのでBADにするべきではないかもしれませんが、たまに戦闘中の行動選択時にわずかに発生したり、スリープからの復帰時に数秒あります。基本的に読み込みがないだけに少し目立つかもですね。
COMMENT
・採点について
各種ロード機能の充実でオリジナリティは満点。
グラフィックスはダンジョンとエフェクトのしょぼさで減点ですが、モンスターやNPCのグラフィックは問題ないレベルであり、ロード機能でプレイヤー側はいくらでも調整が効くので差し引いて中間点。
サウンドはサウンドロードにより完全に自由。デフォルトの曲もそこそこ良いので満点。
熱中度は前述の通り満点。
快適さも読み込み時間、ロード機能より満点。
当然満足できる内容です。
・私のプレイスタイルについて
最強の性能をもつキャラを作る、レベルをカンストさせる、図鑑をコンプリートする、低レベルクリアなどといったことに興味はなく、そのようなやり込みはしません(結果的に意図せずにカンストするといったことはあるかもしれませんが)。あくまで自分がロードで取り込んだキャラクター達とのんびりダンジョン探索RPGを楽しんでいます。
全職業を一人ずつ、既存のゲームやアニメのキャラを取り込み、それぞれレベルは30?90程度。本編はクリアし、クリア後のダンジョンで遊んでおり、2週目に行くか、もう少し1週目をやりこんでおくか迷っているところです。PSP-3000使用、ダンジョンロードはまだ遊んでいません。
・その他
効率重視、ストーリー重視、エフェクト重視および短気な方には合わないです。逆に不思議のダンジョンのような、じっくり考えながら自分なりに工夫をして遊ぶという方にはお勧めです。
サウンドロード、スタイルロード、フェイスロードを活用することを前提にしてレビューしています。ロード機能を使うつもりがないのならば、3よりも前作の2のほうが遊びやすいと思います。
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発売スケジュール
- 2014/06/26
-
BLACK CODE ブラック・コード
- 2014/07/31
-
Enkeltbillet
- 2014/09/25
-
金色のコルダ3 AnotherSky feat.天音学園
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- 2020/12/01更新 (2020/11/31投稿分まで掲載)
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コープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアー
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タクティクスオウガ 運命の輪
Zill O'll ?infinite plus?(ジルオール)
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三極姫2?天下覇統・獅志の継承者?
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サモンナイト3
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ナムコミュージアムVOL.2
MISSINGPARTS the TANTEI stories Complete
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探偵 神宮寺三郎 灰とダイヤモンド
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沙羅曼蛇 ポータブル
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三國志IX with パワーアップキット
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輸入版:Test Drive Unlimited
- 2018/06/12更新 (2018/06/11投稿分まで掲載)
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アーミー オブ ツー:The 40th Day ポータブル
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戦国無双3 Z Special
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真・恋姫†夢想 -乙女繚乱☆三国志演義- 蜀編
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スーパーロボット大戦F
- 2018/02/01更新 (2018/01/31投稿分まで掲載)
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パワースマッシュ NEW GENERATION
- 2018/01/19更新 (2018/01/18投稿分まで掲載)
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サモンナイト5
- 2018/01/10更新 (2018/01/09投稿分まで掲載)
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みんなのGOLF ポータブル2
- 2017/12/26更新 (2017/12/25投稿分まで掲載)
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みちのく秘湯恋物語 kai
- 2017/12/20更新 (2017/12/19投稿分まで掲載)
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街 ~運命の交差点~ 特別篇
- 2017/12/17更新 (2017/12/16投稿分まで掲載)
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グランツーリスモ
- 2017/11/05更新 (2017/11/04投稿分まで掲載)
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ぼくのなつやすみポータブル2 ナゾナゾ姉妹と沈没船の秘密!
ぼくのなつやすみ4 瀬戸内少年探偵団「ボクと秘密の地図」
- 2017/10/25更新 (2017/10/24投稿分まで掲載)
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沙羅曼蛇
- 2017/10/21更新 (2017/10/20投稿分まで掲載)
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輸入版:Alien Syndrome
- 2017/09/18更新 (2017/09/17投稿分まで掲載)
-
セプテントリオン
- 2017/08/22更新 (2017/08/21投稿分まで掲載)
-
ECHO NIGHT
GOOD!
【オリジナリティ】……4点
今作のみ、というよりはシリーズ通しての長所。伝統的なウィズの良さを受け継ぎながら、よりクラシカルなRPGを追求している。現代の多くのロールプレイは、設定されたキャラクターの追体験を意味していて、殊更”自由度の高さ”を謳うエルダースクロールのようなものでさえ(注意しないと気付かないほど巧妙に隠されてはいるが)世界観を崩さない範囲での自由度しか赦されない。しかしエルミナージュ3は、選択肢こそ少ないものの、近年の自由なRPGの中でも特に自由だ。ここのレビューでは殆ど触れられていないものの、フェイスロード、スタイルロード、サウンドロード、二つ名、性格コメントなどの、下手をしたら逆に感情移入が妨げられるような要素が上手く導入されている。それを可能としているのが世界設計の巧みさで、ポップ過ぎるストーリーは、その裏で練り込まれている重い世界観の、いわばセルフパロディであり、正当派ファンタジーに合うオリジナルキャラクターでも既存の萌えキャラでも北斗の拳でも実写の人物でも”それなりに”没入感を味わえるという効果を生んでいる。
【熱中度】……5点
例えば、あなたが攻略本や説明書を読むのが好きなタイプだったり、百科事典やウィキペディアで暇を潰せる人間であるなら、エルミナージュは本当に素晴らしいゲームになる。レベルを上げて、それまでは倒せなかった敵を殴殺するという伝統的なRPGの楽しさや、それを味わうために完璧なゲームバランスを求めるゲームファンの心理を否定するわけではないが、その程度の理解というか、性癖では本作を十分に楽しむことはできないと思う。その苦労して倒した敵、手に入れたアイテム、盗んだ武器についてくる面白可笑しいテキストを集めるために何十時間も費やしたくなるか、そんなのは時間の無駄と感じるかで、本作の評価はだいぶ別れるのではないだろうか。でも大概の人は、テキストの良さと、そのテキストの素晴らしさが近年のRPGに足りてないことをしみじみと味わうことになるはず。
余談ではあるが、この直前に予習気分で遊んでいた「BUSIN 0」は、五十体ほど倒さなければモンスターの解説文が図鑑登録されず、さらにテキストも魅力がなかった、というのが不満点だった。本作は一体でも倒せばパラメーターから持ってるアイテムから生い立ちから何から何まで出る。
【快適度】……4点
前作、前々作に手を出しておらず、Wiz系のソフトは本家も含めて4シリーズほどしか手を出してないからかもしれないが、今のところ、投稿されている他のレヴュアーの不満に共感できない部分が多い。アイテム欄と装備欄が一緒だからこそ「装備の厳選」や「鑑定の重要さ&持ちかえるアイテムの取捨選択」という楽しさが出てくるのでは? アイテムやお金の受け渡しはそんなに面倒? まして待機してあるキャラクター(そもそも強制で入ってくる仲間を除けば、待機しているキャラが居ること自体、僕には不思議なのだが)とのアイテム交換なんて最適化されてる必要があるのか? 確かに起動時のロードは長いし、スリープ復帰時にも謎の読み込みをするが、ストレスを感じるほどか? しかしソフトリセット時のスクリーンショット撮影や、エクストラスキルの効果が見れないことなど、不満点は確かにある。
【グラフィックス】……3点
どうということはない(BADではないがGOODでもない)。「見たくないなら見るな」の論理を振りかざすわけではないが、そういうものを気にするなら手を出すべきではない。新作絵と古いデザインが混じっているせいか、グラフィックの整合性は無茶苦茶だし、全体的なデザインは良いが感動するほどではない。ただ、そういう無茶苦茶さ、チープさが逆にフェイスロードやスタイルロードを生かしている、という面がある。気にしないのが一番だが、気にするなら手を出すべきではない。
【サウンド】……3点
上に同じ。ただし装備武器によっては専用のボイスらしきものがついているのは好印象(「O.P.I」という女性と謎性別しか装備出来ない、ヒップドロップらしき武器を使うと何ともコメントしずらい女性の笑い声が流れる)。
BAD/REQUEST
【ストーリー】
良くもなく悪くもないのはサウンドやグラフィックと同じだが、こちらはもっと明確な不満点がある。ネタバレは避けるが、前作、前々作を知らなければ「?」となることは多い。せめて公式のブログには目を通しておくべきだろう(それでも不十分だが)。さらに、どうやら続編が出る風な終わり方をする(エンディング後なので赦せる人もいるだろう)。エルミナージュというシリーズが連作として作られているという壮大さに目を奪われるか、カタルシスが足りないかで評価は分かれるかもしれない。
軽いネタもメタいネタも悪くはないが、ボリュームが薄い。もちろん、あまり深く設定すると「住民を敵として登場させるギミックに、召喚師と魂の盟約を駆使して、NPCを冒険者として登録する」という要素に傷を付けるだろうが、なにもかもハリボテ気味だし、どうも世界規模の話とは思えない。例えは悪いかもしれないが、僕はモハメド・アリ対アントニオ猪木を思い出した。よーく見ればハイレベルな攻防かもしれないが、一般的な視点で言えば「世紀の凡戦」という感じだ。背景は素晴らしいものがある。なかなか見えない背景ではあるが。
【バランス・難易度】
バグが酷いと評判だが、本当の意味で「酷い」バグはないので安心してもらいたい。どちらかといえば「裏技」として喜ばれそうなバグだと思ったのだが、どうにも評判が悪いようなので、気にする人は気にするのだろう。
むしろバグよりバグ級のゲームバランスの悪さの方が普通は気になると思う。これも「敵が強過ぎて先に進めない!」というような理不尽系ではなく、どちらかといえばプレイヤーに有利なものが多い。魔術師の強さが常軌を逸しており、相対的に前衛職が弱く見える。とはいえ難易度はいつものwizなので、初心者には優しいかもしれない。それでも普通に死ぬ、というあたりも、いつものwizだが。一言でいえば大味。
COMMENT
【満足度】……5点
不満点の多いゲームではあるが「こんなRPGをやってみたかった!」という個人的偏愛ゲーム。スタイルロードやサウンドロードで最強のキャラゲーにできるポテンシャルや、古き良きwiz系の匂いを受け継いだ温故知新のやりこみゲーム性……なんてどうでもよかったりする。敵から奪ったアイテムに「ドロップキック」を見つけた時の「えっ?」といった驚きや、「フォックステイル」や「ベロチュー」などのえげつない下ネタ感、タイタニックごっこをしている骸骨が印象に残る「船頭」や大樹を巻き込むレベルの「まるのみ+2」のようなありえない系の装備品、禁断の「三年殺し」などの、全く使えないにも関わらず、伝説級の高性能な聖剣や村正を手に入れた時よりも嬉しくなる、馬鹿さ加減溢れるアイテム蒐集要素が、このゲームの最大の魅力だと思う。ハードコアなRPGの要素を持ちながらも、根にバカゲーの精神というか、行き過ぎた自由度の自由すぎる面白さを感じられるかどうかで、このゲームを楽しめるかどうかが決まる。レベルを上げて強敵に挑むのもいいが、魔法の剣は倉庫に預けて、ぜひ「O.P.I」一丁で旅に出てほしいものだ。
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事実誤認による削除依頼により、一部削除して掲載しています。フリーのメールアドレスでもかまいません。理由など詳細をお伝いしたいのでお手数ですが、(”タイトル名”と”投稿時のお名前”のみの記載でかまいませんので)お問い合わせして頂けたら幸いです。■恭一@管理者 お問い合わせ先:kyoichi_mk2@hotmail.com