FINAL FANTASY 零式 レビュー
発売元 | スクウェア・エニックス(オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2011/10/27 |
価格 | 7,700円(税込) |
レーティング | 【C】15才以上対象(CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 (?) | |
タイトル概要 | ■ ジャンル:RPG ■ プレイ人数:1人 ■ ダウンロード版:6,480円 |
スコアボード
ユーザーレビュー
ソート(デフォルト:ALL)
441人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 5pt | 4pt | 4pt | 2pt | 3pt | 2pt |
64pt
GOOD!
<グラフィック>
FF作品の例に漏れず、他社の追随を許さないほどのクオリティです。
手だけはややクオリティが低く感じますが、それでもPSPでは十分に高いレベルでしょう。
細かな描写によって、零式の世界観が高いレベルで表現されています。
<サウンド>
職業柄、曲の構成が気になる部分はありますが、全体的に高めのレベルだと思います。
シーンには合っていますし、音色も良好です。
<熱中度>
一週目だけのクリアならばそれほど時間はかからず、二週目までのクリアは織り込み済みで制作されている感じがします。
二週目からはルートを選択することが出来るようになるので、二週目までは飽きることなく遊べるでしょう。
個人的に、二週目までの熱中度は高く維持できると思います。
BAD/REQUEST
<満足感>
先述の通り、この作品は周回プレイが前提の様な作りです。ストーリーを全部理解するならばそれは必須です。
しかし、その苦労に見合うだけのオチはありませんでした。二週目からの裏ミッションは「汚れ仕事」といかにもな説明があるのに大筋のストーリーには変化がなく、最終的に同じエンディングにたどり着きます。
隠し要素の一つから最強クラスのアクセサリーを入手できるのですが、名前のわりにエンディングには影響しません。ラスボスさんから「不合格」と言われる流れは変えられないようです。
私は「裏ミッション→隠しエンディング」という流れを期待していたので、どうやらその要素がない様だとわかった時には落胆しました。
<バランス>
このゲームは、突き詰めれば突き詰めるほど物理攻撃の存在感がなくなります。
大きなダメージが大好きな私は、最初シンクを使っていました。しかし、途中から魔法に押され始め、最終的にはレム・デュースあたりを使っていました。
言うまでもなく、物理攻撃が得意なキャラほどMPは低いもの。すると、最終的に使うキャラクターは偏りがちになります。
魔法が物語の要とは言え、プレイスタイルにまで大きく影響するのはどうかとおもいました。
<通信プレイ>
ダメです。まったくダメです。
これにより入手できるSPPはシステム的に溜まりにくく、それでいて隠し要素の開放条件は厳しいものばかり。SPPの隠し要素を全て出すには、通信プレイ以外の要素を全て出すことの10倍は時間がかかるでしょう。
少しばかり頑張ってみようと友人に協力を要請しましたが、双方、数回プレイ後に完全に諦めてしまいました。
通信プレイに関しては、むしろ何故付けたのか疑問なほど。楽しく友人と遊べる機能ではないし、開放する要素も「今更こんなものいらんよ…」とうなだれるようなものばかり。
これがなければ総合評価は間違いなく上がっていたでしょう。
COMMENT
最近のFFとしては、面白いと感じました。
今回はサウンドとグラフィックだけではない、悪くはないFFでした。
しかし、やはり大きく突っ込みたい部分は多くあります。
妙にやたらと苦労しなくては取れない各キャラの最強武器は、攻撃力以外に能力のあるもの(全魔力+60や、即死攻撃など)以外は役に立たないとか、○○○がいきなりラスボスになるとか。
2Disc構成なので色々と期待したのですが、その容量のほとんどは結局グラフィック・ムービーに使われたようです。シナリオも悪くはありませんが、説明不足が多々あり、「何故ここでこれ?」という場面は多くありました。
楽しみたいだけならむしろやりこまない方が楽しめる、そんな作品でした。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 1pt | 3pt |
63pt
GOOD!
<ストーリー>
全8章のうち、1章から7章までは難しい展開もなく、ワクワクしながら進めることが出来ました。難解な用語が多いと言われることがありますが、公式サイトで地名をさらっと見ておけば全く問題ないレベルです。また、ストーリー本編でも2週目以降にしか受けられないミッションがあるため、2週目も飽きずにプレイすることが出来ます。しかし8章は……。
<バトル>
アビリティと魔法を合わせて2つしか装備できない点を除けばなかなかいいものになっています。特にキルサイトやブレイクサイトが決まるとかなり爽快でした。このシステムのおかげで格上の相手でも時間をかければ倒せるというのもグッド。
また、ボタン押しっぱなしで行動できるというのは、一度慣れるとすごく快適です。
「操作キャラが14人もいるんじゃ難易度低いんじゃない?」と思う方もいるかもしれませんが、敵の攻撃はかなり激しいのでバサバサ倒れます。難易度は結構高めですが、レベル補正が大きいため少しレベルを上げると簡単クリアできるようになるので心配はいらないかと。
<キャラクター>
クラスゼロのメンバー12人が主人公なのですが、どのキャラもすごくいい味出してて大好きになりました。まあ一番好きなのはモーグリなんですが(笑)。ストーリー本編はシリアスなものになってますが、サブイベントでは面白いものが多くて良かったです。レムとマキナは歴史的にみると主人公になると言われていた通り、少し立ち位置が違いますがレムは好きです。マキナは……
また、公式サイトで紹介されているサブキャラクターに加えて、サブキャラクターと言えるほど活躍はしないモブキャラも良かったです。ついさっきリフレッシュルームで話したモブキャラが次の戦場で死んだりしたときは衝撃を受けましたね。
<グラフィック>
ムービーシーンはPSP最高レベルと思って間違いないでしょう。顔のちょっとした動きや涙の表現、戦争時のムービーなどは必見です。自分で動かす時や普通の会話イベント時などはそこそこといった感じ。
<音楽>
もう最高です。全体的にかっこいい音楽が多く、「我ら来たれり」や「朱雀の炎」、「レム・トキミヤ」などはお気に入りです。ここまで耳に残る曲が多いゲームはニーア・レプリカントとこれぐらいです。この一カ月、外に出かけるときはずっとサントラを聞いてました。ゲーム公式サイトやサントラのサイトなどで試聴できるので、ゲームは買わないという人もぜひ聞いてみてください。気持ち的には5ptにしたいところですが、絶対個人差があるので4pt。
<快適性>
DL版を購入したおかげか、ロードは全然気になりませんでした。
が、それ以外はひどいです。詳しくはBADにて
<やりこみ要素>
かなりたくさんあります。世界にはストーリーをただ進めるだけでは寄らないダンジョンがいくつもあり、街には必ずちょっとしたミニゲームのようなものがあります。また、サブイベントや依頼は1周するだけでは絶対に全部こなすことが出来ないほど。
一度クリアしたミッションも、敵のレベルが上がる難易度「困難」や「不可能」といったものが出てくるので何回も遊べます。さらに、ストーリー本編のミッションより断然難しい「実戦演習」などもあり、2周目も飽きずに楽しめます。
他にも魔法強化や隠しボス、通信プレイなどがありますが、これらはBADにて。
BAD/REQUEST
<ストーリー>
8章になるとものすごい急展開になり、よくわからないままエンディングになってしまうといった感じでした。やりこんで人物事典などを埋めて読めば「ああ、こういうことだったの」となんとなくわかるんですが、1週目では完全に置いてけぼりをくらいました。エンディングもすごく綺麗なムービーで感動的なんですが、それ以上に?が浮かんできて素直に感動できませんでしたね。
<バトル>
魔法がかなり強いので、隠しダンジョンに挑戦するころになると通常攻撃は全く使わなくなります。物理大好きっ子としては残念でした。
また、魔法はやたら威力が高いため消費MPがめちゃくちゃ高く、序盤だとレム以外は2・3回使うとすっからかんになります。ファントマ回収で回復するMPもわずかなものなので連発できません。もう少し威力を抑えて消費MPを少なくしてほしかったです。
また、パーティキャラが使えなさすぎです。基本的にうろつきまわってたまに思い出したように攻撃するだけ。ボス戦や高難易度のミッションは自分一人だけでやる方が楽なくらいです。なにより、プレイヤーが操作しているキャラのHPが減れば回復してくれますが、自分のHPがいくら減っても回復しないのでいちいち操作キャラチェンジしなければいけません。チェンジして自分で回復しようとするとパーティキャラが回復してくるのは、慣れないうちはストレスでした。
あとは、特殊装備(三位一体・朱雀百式・軍神)は全然使いませんでした。前二つはすごく地味でイマイチ性能が良くないため、軍神はかっこいいし強いけど操作キャラが死ななきゃならず経験値が入らなくなるため使いませんでした。リミット技やオーバードライブのようなデメリットなしの特殊技があればよかった。
<キャラクター>
マキナが最低な男になってます。序盤は普通の好青年でいい奴だったのですが、中盤から自分とレムと兄貴のことしか頭にないわがままな奴になってしまい、見ていてとにかく不快でした。主人公たちと衝突するというのは構わないのですが、それに関して一切解決しないままなので最後の最後までウザかったです。
また、魅力を全然引き出せていないキャラが多すぎます。登場したと思ったらそれで出番おしまいといったキャラや、いつの間にかいなくなってるキャラ、さらには本編ではセリフがないキャラまでもいます(特典映像でのみしゃべる)。開発側としては「様々なキャラが織りなす群像劇」にしたかったんでしょうけど、「様々なキャラが無駄使いされてる群像劇」になってしまってます。人物事典を読めばその後どうなったのかわかるんですが、その数があまりにも多いのでガッカリです。
他にも、「謎めいたキャラクター」ではなく「最後の最後までやりこんでもイマイチよくわからない謎なキャラクター」がいるのも残念です。色々な憶測が立てられて、それはそれで楽しいのですが、不完全燃焼感が否めません。
<グラフィック>
前述の通り顔はすごくきれいなんですが、手が汚い。ゴツゴツというかザラザラというか。手がアップになるシーンは「えー……」って感じになっちゃいます。初めて見るときにビックリする人も多いんじゃないでしょうか。
<快適性>
今作最大の問題点です。
まず、魔導院での行動に時間制限があります。自由時間を消費しながらイベントをこなしていくのですが、これがとにかく不便。会話イベントを見たりワールドマップに出るだけで時間を消費していくので、絶対に1週目ではすべてを遊びきることができません。実際は、他にも2周目以降にしかできない(もしくはそういう風に想定されている)要素がかなりあるのでほとんどの人が2周はするため、そんなに問題ないのですが、1周目を遊んでいるときは「もっと自由に遊ばせてくれよ」とかなりイライラしました。ディレクターいわく「歴史の強制力を感じてもらいたかった」とのことですが、プレイヤーのことを考えて作ってほしい。
次に、装備やキャラの変更がセーブポイント以外ではできないため、かなり不自由です。戦闘中や作戦遂行中にできないのはいいとしても、ワールドマップや魔導院の中でくらい自由に変更させてくれよと思います。
3つ目は、移動が面倒。アビリティ「スピードアップ」を修得すればかなりマシになりますが、それまでは魔導院を移動するのがすごい面倒でした。スピードアップ修得時の速度がデフォルトでよかったです。というか、街や魔導院での移動速度は全員共通でいいんじゃないでしょうか。
他にも、飛空艇で降りるポイントが決まっているため好きなところに降りられないとか、チョコボがランダムな時間制限制とか、アイテム画面を開くのが面倒とかいろいろありますが、挙げだしたらきりがないのでこの辺にしておきます。とにかくやればわかる面倒くささでした。テストプレイしてないのかと疑ってしまいたくなるほどひどかったです。
<やりこみ要素>
ファントマという物を使って魔法を強化するのですが、強い魔法の強化には貴重なファントマを大量に要求されるので、やろうと思う人の方が少ないのではないでしょうか。もう少し気軽に強化できるシステムが良かった。
今作では隠しボスと言えるような存在が3体ほどいるのですが、どれもすごく弱いです。3周目以降しか戦えないくせしてブレイクサイト狙えば低レベルでも倒せる敵、レベルを上げればただ一方的に攻撃するだけで倒せる敵、数時間かけて攻略してきた最難関の隠しダンジョンの最後にいるのに10秒くらいで倒せる敵の3つです。ナンバリングのFFやキングダムハーツのように、レベル99にして最強の装備をそろえて何回も挑戦してやっと倒せる敵というのがいないので、やりきった感が味わえません。
通信プレイに関しては、「開発スタッフはこれでいいと本当に考えたのか?」と思います。アルテマを手に入れるためには通信プレイで50万ポイント稼がなくてはならないのですが、友達と普通にプレイすると500前後、稼ぎに専念しても3000?5000ほどしか手に入らない。これはまだマシな方で、もっとひどいのはこっちです。普通にマルチプレイすると3?5分かかるのですが、これを500回やらないとコスチューム(*マルチプレイでしか使えませんが)が手に入らず、1000回やらないと各キャラの専用アクセサリーが手に入りません。全員分手に入れるとすると1万4千回です。大した物ではないのでどうでもいいんですが、普通に考えてケタ間違えてるだろと突っ込みたくなります。
通信プレイをしないとこなせない依頼なんかもありますし、前述の通りアルテマも通信プレイが必須なので、マルチプレイの環境が整ってない人はやりこむこと自体できなくなります。
<その他>
・個人的に、制圧戦が全然面白くない上に面倒で時間がかかるという三重苦でした
・ラストバトルがイベント戦というのもテンション下がりました。必敗戦闘が1回、必勝戦闘が1回なので、全然緊張感がありません。ストーリー的には盛り上がってるんですが、バトル的には面白くもなんともなかったです。前述の隠しボスが弱いというのも併せて、今作では達成感を感じさせてくれるボスがいません
・普通の会話シーンが地味すぎる。2,3人が突っ立ったまま少し体を動かすだけなので、すごく味気ないです。PVで紹介されているような激しい動きをするシーンは少なめなのでご注意を
COMMENT
ファイナルファンタジー零式は発売前からすごく期待していた作品で、体験版を配信当日に遊び、ワールドプレビューや主題歌の限定版CD、サントラなども発売日に買うほど楽しみにしていました。が、実際プレイしてみると、間違いなく面白いのにそれ以上に残念なことになってる部分が多すぎてガッカリしました。期待しすぎだったなぁというのが一番の感想。
開発スタッフもすごい自信作であると言っていたので、こちらとしては「5年かけた自信作がこの出来なんですか……?」と言いたくなります。
とはいいつつ、オートレベル上げなどの放置プレイの時間も含めて200時間以上遊ぶほどハマってるので、買って後悔はしていません。いろんな意味でいい刺激になった作品でした。
壱式なども商標登録されているとのことですので、今作の反省点を生かしてぜひ立派なシリーズに育ててほしいものです。
検索
発売スケジュール
- 2014/06/26
-
BLACK CODE ブラック・コード
- 2014/07/31
-
Enkeltbillet
- 2014/09/25
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金色のコルダ3 AnotherSky feat.天音学園
サイト情報
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Switch mk2(Switchのゲームレビューサイト開設しました。皆さまの投稿お待ちしております!)
- 2020/12/01更新 (2020/11/31投稿分まで掲載)
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コープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアー
- 2020/06/10更新 (2020/06/09投稿分まで掲載)
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タクティクスオウガ 運命の輪
Zill O'll ?infinite plus?(ジルオール)
- 2019/12/31更新 (2019/12/30投稿分まで掲載)
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三極姫2?天下覇統・獅志の継承者?
- 2019/11/12更新 (2019/11/11投稿分まで掲載)
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大戦略VII エクシード
サモンナイト3
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信長の野望・烈風伝 with パワーアップキット
- 2019/08/31更新 (2019/08/30投稿分まで掲載)
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スーパーロボット大戦α
- 2019/08/24更新 (2019/08/23投稿分まで掲載)
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英雄伝説 ガガーブトリロジー 白き魔女
- 2019/06/13更新 (2019/06/12投稿分まで掲載)
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うたわれるもの PORTABLE
- 2019/05/14更新 (2019/05/13投稿分まで掲載)
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FIFA13 ワールドクラスサッカー
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ガンダムバトルユニバース
KING'S FIELD
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ナムコミュージアムVOL.5
- 2019/02/27更新 (2019/02/26投稿分まで掲載)
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ナムコミュージアムVOL.4
- 2019/02/22更新 (2019/02/21投稿分まで掲載)
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ナムコミュージアムVOL.3
- 2019/02/07更新 (2019/02/06投稿分まで掲載)
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ナムコミュージアムVOL.2
MISSINGPARTS the TANTEI stories Complete
- 2019/01/28更新 (2019/01/27投稿分まで掲載)
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グランド・セフト・オート・リバティーシティ・ストーリーズ
- 2019/01/18更新 (2019/01/17投稿分まで掲載)
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ナムコミュージアムVOL.1
- 2018/12/31更新 (2018/12/30投稿分まで掲載)
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幻想水滸伝 紡がれし百年の時
- 2018/12/27更新 (2018/12/26投稿分まで掲載)
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探偵 神宮寺三郎 灰とダイヤモンド
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信長の野望・蒼天録 with パワーアップキット
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沙羅曼蛇 ポータブル
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リッジレーサーズ2
- 2018/09/28更新 (2018/09/27投稿分まで掲載)
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刻命館
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熱血親子
- 2018/08/01更新 (2018/07/31投稿分まで掲載)
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三國志IX with パワーアップキット
- 2018/07/05更新 (2018/07/04投稿分まで掲載)
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輸入版:Test Drive Unlimited
- 2018/06/12更新 (2018/06/11投稿分まで掲載)
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アーミー オブ ツー:The 40th Day ポータブル
- 2018/06/05更新 (2018/06/04投稿分まで掲載)
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流行り神3 警視庁怪異事件ファイル
- 2018/04/25更新 (2018/04/20投稿分まで掲載)
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スーパーロボット大戦F 完結編
- 2018/03/26更新 (2018/03/25投稿分まで掲載)
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戦国無双3 Z Special
- 2018/03/22更新 (2018/03/21投稿分まで掲載)
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真・恋姫†夢想 -乙女繚乱☆三国志演義- 蜀編
- 2018/02/13更新 (2018/02/12投稿分まで掲載)
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スーパーロボット大戦F
- 2018/02/01更新 (2018/01/31投稿分まで掲載)
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パワースマッシュ NEW GENERATION
- 2018/01/19更新 (2018/01/18投稿分まで掲載)
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サモンナイト5
- 2018/01/10更新 (2018/01/09投稿分まで掲載)
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みんなのGOLF ポータブル2
- 2017/12/26更新 (2017/12/25投稿分まで掲載)
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みちのく秘湯恋物語 kai
- 2017/12/20更新 (2017/12/19投稿分まで掲載)
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街 ~運命の交差点~ 特別篇
- 2017/12/17更新 (2017/12/16投稿分まで掲載)
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グランツーリスモ
- 2017/11/05更新 (2017/11/04投稿分まで掲載)
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ぼくのなつやすみポータブル2 ナゾナゾ姉妹と沈没船の秘密!
ぼくのなつやすみ4 瀬戸内少年探偵団「ボクと秘密の地図」
- 2017/10/25更新 (2017/10/24投稿分まで掲載)
-
沙羅曼蛇
- 2017/10/21更新 (2017/10/20投稿分まで掲載)
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輸入版:Alien Syndrome
- 2017/09/18更新 (2017/09/17投稿分まで掲載)
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セプテントリオン
- 2017/08/22更新 (2017/08/21投稿分まで掲載)
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ECHO NIGHT
GOOD!
・ストーリー
目的地を目指してどんどん新しい土地へ旅をするという過去のFFとは違い、自国という1つの拠点を中心に世界中を制圧していくという形式。国家戦争モノ。
最初は違和感があったが、一国家・一組織で織り成される群像劇はモブキャラとのなんでもない会話にも楽しまされた。
操作可能キャラ14人全員が間違いなく主役の立ち位置にいるが、正確には12人+2人と言った感じで群像劇ならではのストーリーの見せ方だった。
エンディングは泣いた。
・グラフィック
さすがFF。
ムービーシーンの美しさは異常。据え置きかと。
・ボイスキャスト
声優に興味がない方はどうでもいいかもしれないが、超豪華。
?の時のように「おっ」と思わせる目新しい声優の起用はないが(モーグリの子役くらいか?)、実力者ぞろい。
過去のFF関連作でボイスを担当した人が数多く出演されていて、それら過去作品をプレイしていた人は配役にニヤリとしてしまう。
特にセブンの青木まゆこさん(ユウナ/?・?-2等)出演は非常に嬉しい。
・やりこみ
コンプリート要素が多く、やりがいがある。
特にイベントシーン含め今作の歴史を埋めていく部分は、ストーリーを深く理解するの為にも全て揃えたいところ。
・細かい演出
演出が細かく、ゲームの大筋ではない、ちょっとしたところでも楽しめる。
グラフィック上の演出も素晴らしいのだが、上にも書いたモブキャラたちとの会話も楽しい。
ストーリーの進行により会話が変化するが、(名前のないキャラも含め)それぞれ個性があって群像劇としてのストーリー性を引き上げてくれる。
BAD/REQUEST
・通信
GOODにやりこみ要素について書いたが、その中に通信プレイを使わなければいけない箇所がいくつかある。
しかし、通信プレイ自体は質が低く、それによってもらえる見返りも少ない。
これに関しては作業以外のなんでもない。
・アイテム入手の確率
とあるダンジョンで主人公達14人全員の武器(最強ではないが上位)をランダムで入手できるポイントがある。
ダンジョン内にある宝箱にそれぞれ割り当てられており、ハズレの場合出てくるのは最弱武器だったりする。ハズれた場合は一度ダンジョンを出るとまた宝箱が開けられるようになっている。
ここまではいい。
だが、明らかに良武器が出る確率がおかしい。もちろん低めに設定されているのだが、特定のキャラ(2人)だけ全く出ない。100回はダンジョンに入ったがダメだった。
他のキャラの武器はいくつもダブるのに。
・レベル上げ
中々レベルが上がらない。
エンカウントバトルでは連続して敵と戦うことができる。その場合、徐々に敵のレベルが上がっていくのだが、レベルが低い敵と高い敵からの経験値入手量の差が少ない。
差はついているのだが、レベルUPに必要な経験値とキャラ最大14人という点からするとバランスが悪い。
ただ、レベルを1つ上げると、ステータス上はほぼ変わりがないかもしれないが、敵に与えるダメージなどは割りと上がるし、2周目に入ったりPS SPOTを活用したりすると、入手できる経験値を増やすアイテムが手に入るので(装備の組合わせにより最大16倍の経験値が入手可能)、序盤に詰まったりするとき以外は何とかなるか・・?
・アビリティの確認と装備変更
使用できるアビリティの確認と装備変更が常に行えない。
キャラが成長すると、通常攻撃もコマンドによるバリエーションが増えるのだが、その確認を特定の場所以外で行う事が出来ない。メニューを開いても大雑把なステータスの確認のみ。
また、魔法が1人最大3つ(攻撃系2つ、防御回復系1つ)しか装備できず、その変更も特定の場所でしか行えない。
・キャラの特性による使い分け
上の続きにもなるが、14人にバラバラに魔法を装備させても、一度に戦闘参加できる最大人数は3人だけ。にもかかわらず、それ以外のキャラとの交代は、特定の場所以外では戦闘参加しているキャラが死なないと出来ない。
魔法などの装備面だけでなく、それぞれの武器の特性を生かす為にキャラの変更は柔軟に行いたい場面があるが、上記のようにそれは不可能。
近距離武器のキャラのみでは戦闘の続行自体不可能に近くなる事も。
・ロックオンの精度
ロックオンの精度が悪い。天候に左右されるなどのシステムは面白いと思うが、敵を倒した後にファントマ(魂)を抜き取るロックオンターゲットに変化すると、ターゲットを変更できなくなる。そのため、ファントマ回収を無視して近くの敵を攻撃したくてもできない。それによるタイムラグでダメージを受ける事も。
COMMENT
従来のFFとは一線を画す作品ですが、良作です。
FFの主軸となるストーリー・グラフィックは申し分ないので、アクションに抵抗がなければ楽しめると思います。
BADに複数挙げたが、プレイしていて直接ストレスになるのは戦闘中のロックオンの操作性くらいか。
メインストーリーを補完する大切な要素があるので、サブイベントも積極的にこなしていってほしいですね。