PSP mk2 - PSPの参加型レビューサイト

GOOD!

・「パパ聞き」ゲーム版としてみると
日々のスケジュールをやりくりする中で、アニメ版の六畳間生活における祐太の苦闘気分を体験できるところがメリットか（流石にアニメ版の主軸となるストーリーなどは端折られているため、アニメを見るor原作を読んでおいた方が入りやすいかと）。
また、この作品でしか見られないキャラクターの未来の姿は必見。さすがに某キャラだけはあの姿はないが、それがあったら「世界でいちばんNGすぎる恋」になってしまうので良心が働いたと見るべきか。

BAD/REQUEST

・難易度
このゲームは、23日のよし子伯母のチェックまでに三姉妹との交流（家事の分も含めて）、料理・洗濯・掃除（できるだけ1人に同じ家事を（例えば空に料理、美羽に洗濯、ひなに掃除といった具合に集中させると）効率が良い）、大学（大学は7日目まで行けないので注意）、バイト（生活費にも直結するので必然的にやらなければならない。花村製菓が成果主義だが一番稼ぎが良いので、確実に稼げるよう慣れる事）を5回以上行っていないとバッドエンドになり、次周に金が引き継がれないというペナルティが課せられるので、慣れないうちはスケジュールのやりくりに四苦八苦するだろう（１周目はさらに資金のやりくりも四苦八苦の種になる）。
スケジュールを把握しておけばバッドエンドを上手く回避しながら生活できるので、できるだけ23日までのスケジュール表を確保してからプレイする事をオススメする。
また、バッドエンド以外のエンディングにたどり着くまでに特定の行動を多く取っていると「認定証」が貰えるが、それもただ貰うだけでなく次周以降のプレイに有利になる効果があれば（例えば「料理好きなパパ」だと料理のチェックを1回分不足してても見逃してもらえる、「働き者なパパ」だとバイトの給料に1000円ほど色を付けてもらえるなど）、周回でも有利になっただろうし、認定証集め+資金貯蓄のための消化プレイも苦にならなかったのではなかろうか。
・ストーリー
23日昼までの同居生活の方がメインになっているため、肝心の各キャラのルート自体は短く、人によっては物足りなさを感じるだろう。そうでなくてもアニメ版基準（原作では1巻相当）のため、その時点での人間関係から恋愛に至る事がかなり無理のある展開になるのだが。

COMMENT

PSP-3000型使用。
１周目約8時間程度、2周目は慣れれば約2時間程度でクリアできるため（早くクリアするなら三姉妹に前の周回と同じ家事をさせると一層展開が早い）、アニメ版から入ったプレイヤーがアニメ版を思い出しながら、祐太の気分を追体験するには適しているかと。
プレイのコツとしては、最初はノーマルエンドか莱香エンドを繰り返す事を覚悟の上で周回を繰り返して所持金を貯め（繰り返すがバッドエンドになると所持金の引き継ぎも無くなるのでそうならないように立ち回ること。また、花村製菓のバイトのミニゲームで確実に稼げるようになるため慣れておくと良い）、それから三姉妹それぞれのエンドを目指した方が良いだろう（日曜日のお出かけに動物園・遊園地を選んだとしても三姉妹それぞれのエンディングを見るのにさほど影響はないのでご安心を）。
周回を重ね所持金も多いデータがあるのなら、それを貰ってプレイするのも手である（最も大金があったところで花火大会・プールのイベント回収位にしか使わないが、金は無いよりはあった方が精神的に安心できる）。