エルミナージュゴシック ~ウルム・ザキールと闇の儀式~ レビュー
発売元 | スターフィッシュ・エスディ(オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2012/05/24 |
価格 | 6,090円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象(CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 (?) | |
タイトル概要 | ■ ジャンル:ダンジョン探索型RPG ■ プレイ人数:1人 |
スコアボード
ユーザーレビュー
ソート(デフォルト:ALL)
404人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
1pt | 1pt | 1pt | 2pt | 1pt | 1pt | 5pt |
25pt
GOOD!
シリーズ1?3から比べてよくなった点は以下の通り
■フェイスロード、スタイルロード
このシステムは素晴らしい。PCゲームでは割とポピュラーなグラフィックMODシステムのようなものだが、他の家庭用ゲームでも導入にチャレンジしてほしい。
■アマチュア以下だった街NPCの絵が多少マシになった
前作までは本当に酷かったので評価したい。それでもまだ微妙だが…正直、全てモンスター絵の人に描いてもらったほうが良いと思う。
BAD/REQUEST
シリーズ1?3から比べて悪くなった点は以下の通り
ダンジョンの見づらさ、図鑑の説明の削除、マップ関連、年齢関連など、いままでのレビューに出ている内容は言うまでもなくひどく、特に追記するなら
■テキストの出来が酷い。前作までも多少どうなんだという点はあったが、今回のテキストは商品としてよいレベルではない。まともなRPGの文章になっていない。
■モンスターの総数が増えたようにみえるが、実は街のNPCなど、戦う事のないちょい役まで全てモンスターに含めている。(図鑑に登録されるだけ)
■最強クラスの武器は皆「錬金による強化が不可」になっている。
エルミナージュシリーズの長所のひとつである錬金システムを完全に殺してしまっている。
■レベルアップ時、ステータスが上がる確率と下がる確率のほうが同じか、下がる確率のほうがやや高い。「成長する」という意味がわかっているのだろうか。
■終盤の敵は複数行動可能がデフォルト(というか1回しか行動しない敵が稀)であり、しかも、ほぼ大半の敵が、首切り(攻撃がかすりでもしたら一定確率で即死)即死魔法などを持っている。
この事から、奇襲を受ける=確実に全滅、である。
奇襲をなるべく防ぐ方法は忍者をPTに入れる事だが、1LVでも100LVでもその確率は一定であり、いくらキャラクターを鍛えても意味がない。
■とあるダンジョンの敵だが、これまた大抵の敵がつばめ返し(物理攻撃を無効にした上でカウンター攻撃を返す)を持っていたりする。魔法以外は飛び道具だろうと返してくる。
つばめ返しをもつ敵はシリーズ前作にもあったが、今回は数があまりに所持する敵が多すぎる(首切りも)
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後者3つをまとめていうと、プレイヤーの努力ではどうしようもないところで、理不尽すぎる。
そのせいでおそらく、今までやったゲームの中で、最も多くリセットをかけたゲームであり、セーブしたゲームになった。
COMMENT
今作の開発スタッフは、わざわざいらない労力をかけて、より駄目なほうにしてしまっている。
懐古主義で売ろう、という方針はわからないでもないが、「面倒くささ」と「難易度・歯ごたえ」を混同しないでほしい。
いままでのシリーズは全て予約して購入しているが、今作をみて、もうこの程度の作品しか作れないのか、と悲しくなった。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 1pt | 3pt | 2pt | 1pt | 1pt | 4pt |
30pt
GOOD!
・各種ロード系による自PT構成の自由度
・両手武器が相応の強さになり日の目を見る事に
・ダンジョン難易度相応のアイテムドロップ
この3点は良い点として上げられます。
まずロード系に関しては相変わらず自由なPT構成と気分転換に一役買っています。
両手武器は以前までなら完全に片手武器に食われていたのに対し、今作では相応の攻撃力を持っている為かなり役に立つ所まで地位が引き上げられている感じです。
ただし序盤では命中精度が物を言う為、これがマイナスの武器は当てはまらない事もあります。
アイテムドロップがダンジョンの難易度に比例して良くなっているので、今までのように難易度の高いダンジョンに入っても性能の低い物ばかりという事態が減りました。
難易度3辺りから明らかにドロップ品が良くなってPTが強くなってきたと感じられる頃は面白いです。
BAD/REQUEST
・エルミナージュというタイトル
このエルミナージュというタイトルにはそれ相応の意味があり、それを中心に今まで物語が展開されてきたのですが、今作ではそれ等の設定が丸ごと無くなっているので、正直エルミナージュという名前を付けたのは失敗だと思われます。
ゴシックというサブタイトル的な物がくっ付いているも、外伝という訳でもないので尚更この辺が浮き彫りになってきます。
・ダンジョンの暗さ
これに関してはPSP側の明度調整だけではきつい機種もあるので、周りを暗くしてプレイしないときついです。
斜め上からの見下ろし等も有効ですが、こんなプレイスタイルをしないときつい調整をしてきたのにはある意味脱帽です。
・図鑑説明の削除
やはりこれは今まであっただけに、無くなってしまったのは残念。
モンスター間の繋がりや、武器の説明なんかは見ていて面白かっただけに尚更です。
それと武器に関してはグラも消えてしまったので味気ない事この上ない。
・戦闘バランス
序盤では攻撃が当たらないという事と敵の経験値の少なさで頭を抱え、中盤になって装備品が整い敵にも攻撃が当たる様になり良い感じかな?と思わせておいて、終盤で複数回行動がデフォとなり、首斬り等の状態異常付与率が高い敵が多くなりACも凄まじい低さを誇る雑魚敵が跋扈する凄まじいインフレ。
上げて(人によっては下がり続けですが)下げるとはよく言ったもので、とても良い物とは言えません。
今作では今まで以上に奇襲からの全滅率が高いので終盤は忍者がいるかいないかで安定度が大分変ってきます。
それでも奇襲が必ず防げる訳ではないのでPTが壊滅していく様を黙って眺める事は少なくありません。
スタッフとしては強い雑魚を、という感じなのでしょうが、行きすぎた強さと調整は単なる理不尽と何ら変わりないというのは肝に免じていただきたい。
COMMENT
PSP-2000使用
エルミナージュ関連の話が全部吹き飛んだ、という一点だけでもガックリ来る感じですが、とにかく今作は色々な所で制約点が多いので万人向けでないDRPGに更に輪をかけてプレイヤーを縛りにきている感じです。
なので早々に見切りをつける人がいても何ら可笑しくないし、恐らくそれが普通のゲームプレイヤーだと思います。
ある種マゾヒスト向けのゲームなので他人に勧める気にはなれません。
かく言う私も、楽しむ、というよりかは値段分は遊ばなくては…、といった気持でした。
とりあえず今後エルミナージュをナンバリングタイトルで出してきたとしても、様子見させてもらいます。
今作見る限り、どうもユーザー側を楽しませようという点が見当たらないので、苦行はこの1作で勘弁といった感じですね。
ユーザーだってそんなに縛られて喜ぶ人間ばかりじゃない、という事です。
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発売スケジュール
- 2014/06/26
-
BLACK CODE ブラック・コード
- 2014/07/31
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Enkeltbillet
- 2014/09/25
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金色のコルダ3 AnotherSky feat.天音学園
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タクティクスオウガ 運命の輪
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輸入版:Test Drive Unlimited
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アーミー オブ ツー:The 40th Day ポータブル
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真・恋姫†夢想 -乙女繚乱☆三国志演義- 蜀編
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スーパーロボット大戦F
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パワースマッシュ NEW GENERATION
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サモンナイト5
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みんなのGOLF ポータブル2
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みちのく秘湯恋物語 kai
- 2017/12/20更新 (2017/12/19投稿分まで掲載)
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街 ~運命の交差点~ 特別篇
- 2017/12/17更新 (2017/12/16投稿分まで掲載)
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グランツーリスモ
- 2017/11/05更新 (2017/11/04投稿分まで掲載)
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ぼくのなつやすみポータブル2 ナゾナゾ姉妹と沈没船の秘密!
ぼくのなつやすみ4 瀬戸内少年探偵団「ボクと秘密の地図」
- 2017/10/25更新 (2017/10/24投稿分まで掲載)
-
沙羅曼蛇
- 2017/10/21更新 (2017/10/20投稿分まで掲載)
-
輸入版:Alien Syndrome
- 2017/09/18更新 (2017/09/17投稿分まで掲載)
-
セプテントリオン
- 2017/08/22更新 (2017/08/21投稿分まで掲載)
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ECHO NIGHT
GOOD!
※本作はエルミナージュのブランド名を冠した全く別のWiz系ゲームです。
※以下GOOD、BAD、コメントはそれを踏まえて記述致します。
◆フェイスロード、スタイルロード
好きなキャラの顔グラ・全身グラを使えるので、キャラ作成・利用やパーティ構成が非常に楽しくなります。個人差はあるでしょうが、冒険の楽しさ、ゲームへの入れ込みようはこれがあるのと無いのでは全く違うものになるでしょう。
◆ゲームバランス
過去作に比べて全体的にダウン調整がされており、ろくな武器・防具が無い序盤は出現敵の問題もありかなり厳しめな難易度になっております。個人的には、少しコツを掴んだり一部アイテムを手に入れれば簡単に無双できてしまう過去作の難易度は温過ぎると思っていたのでこの点は好印象でした。
(※)マイナス点もありますので、そこはBADに書きます。
BAD/REQUEST
◆「エルミナージュ」ブランドなのにエルミナージュとは全く関係が無い
個人的に最も失望したし、許せないと感じた点です。
このシリーズは、神々がある目的の為に創造した無数の大地のひとつ(ゲームの舞台)で行われる、プレイヤーと敵対勢力(大魔公その他)の戦いが大まかなメインシナリオになっております。
その他には、それを傍観して記録することしかできないエルミナージュ機構や、シナリオ、NPCの台詞、アイテムやモンスターの説明文から断片的に神々の世界の情勢や事件の真相を知ることができるようになっていて、これが非常によく練りこまれた世界観・人物関係であり、まだ明らかになっていない点も多々あった為、新作ではどうなるのかと楽しみにしていたのです。
ですが、本作はそれとは全く関係がなくなっています。シリーズの世界観等の設定を共有していないので。当然、神影も大魔公もエルミナージュ機構も出てきません。
◆アイテム、モンスター図鑑の一部情報削除
アイテム図鑑からはアイテムのグラフィックと説明文が、モンスター図鑑からはモンスターの生態等を記述した説明文がまるごと削除されました。グラフィックもそうですが、説明文はうんちくや世界観の補足説明も兼ねていた重要な部分でした為、非常に落胆しました。
◆とにかく淡白なシナリオとテキスト
他のレビュアーの方も書いていましたが、あってないも同然のメインシナリオ&サブイベントでした。正直、クリアした時の感想は「は?で、何なの?」です。ジャケットイラストの少年は何なのさ…。名前すら無いし。
Wizにだったら凝ったシナリオやテキストは求ませんが、本作はそれも人気の一因だったエルミナージュなのだから期待していて当然だと考えていましたので、がっかりしました。サブイベントも全体的に暗く重々しく、エルミナージュというよりWizやエンパイアに近いです。
◆NPCは空気
それまでのシリーズはNPCにも固有名があり世界観や雰囲気の醸成に一役買っていましたが、本作では「宿屋のおやじ」などのようにまるで路傍の石のような扱いになっています。なので何度も話しかけたり愛着がわくようなことは一切ありませんでした。会話テキストも淡白ですし。
◆ゲームバランス(特に序盤)
首切り持ちの敵が大挙して出現してきたり、EXPが労力に見合わず少なすぎたり、宝箱解除確率が低かったりと序盤ほど厳しいです。逆にある程度アイテムが出揃う中盤?終盤では養殖で一気にEXP大量獲得が可能などよくわからないゲームバランスになっています。
◆マップ閲覧する為には専用アイテムを消費しないといけなくなった(※一応救済アイテム有り)
少ないアイテム保持欄の中から1?3枠をマップ見る為の専用アイテムの為に使うことになり非常にうざったくなりました。いつでも気軽に見れるわけではなくなったので緊張感が増したというメリットはありますが、アイテム欄の圧迫などのデメリットのほうが大きすぎるので全く歓迎できない仕様でした。特に残りが少なくなると、セーブ→マップ閲覧→リセット→ロード&ゲーム再開の流れになりますが、こんなつまらない作業をしたのはFC時代以来でした。
◆能力低下するスイート、ロイヤルスイート
過去作ではスイートとロイヤルスイートに宿泊してレベルアップした場合は能力低下がなかったのですが、今作では問答無用で下がります。やたら高いGPを取るのでSP全回復がメリットと言われても全く嬉しくありません。何故こんな仕様にしたのか。
◆単調なBGM
戦闘BGMもダンジョンBGMも全て似たような曲調の重々しいBGMです。全く耳に残らないし聴いていて面白くもないのでゲーム中は他の曲をずっと鳴らしているか、BGMロードを使っていました。
◆日数経過制&種族毎の年齢
日数経過が早く、ダンジョンに片道移動するだけで数日経過したりするので、どうしても時間経過(キャラの加齢)が気になってしまうゲームデザインになっています。にも関わらず平均年齢が数十年だけの種族がおり、使用に躊躇してしまいます。もう少しマイルドな設定にはできなかったのか…。
◆全体的に暗いダンジョン
PSP3000利用でしたが、一部ダンジョンでは他のレビュアーの方も言われている通り非常に暗く見づらかったです。斜めからPSPを見ると少しは見やすくなる、というのも事実ではあるのですが、そんなゲームスタイルでなければまともに画面を見れない時点でユーザビリティは最悪といっていいでしょう。
COMMENT
※エルミナージュシリーズは1?3、オリジナルと全作プレイ・クリア済
※エンパイアシリーズはIIとIIIをプレイ・クリア済
※世界樹1?3プレイ・クリア済
私見ですが、エルミナージュシリーズとしてみたら評価対象外(というかエルミナージュでないので0点)、他のWiz系ゲームやエンパイアシリーズとしてみるなら60点だと思います。
ぶっちゃけ、単純にエルミナージュシリーズとしてみるなら、本作でシリーズは完全に死んだと思います。あまりに過去のシリーズと作風や内容が違いすぎるので調べてみたら、今までのシリーズの根幹を成していたプロデューサーが退社しており、本作には関わっていないからなんですね。購入前に調べておけばよかったと今更ながら後悔しました。
本作はエルミナージュの名を騙ったエンパイアシリーズですので、本作のゲーム仕様やシナリオ等の淡白さを受け入れられるか否かはそこで決まると思います。私は、本作には過去のシリーズで見られたような個性的なNPCが織り成す壮大・深遠なエルミナージュの世界を求めていたので全く受け入れられませんでした。正直、詐欺にひっかかった気持ちです。ドラクエシリーズ最新作だと思って買ってみたら内容は何の盛り上がりも見せない作業RPGだった、という感じ。
エルミナージュシリーズの面白さのキモとは、魅力的なNPCや世界観、一見バカらしく意味もなさそうに見えるイベントの裏にある真実や演出などにあると思っています。(もちろん、Wiz系ゲームのようなハック&スラッシュも面白いです。)
だからこそエンパイアではなくエルミナージュが受け入れられ息の長いシリーズになれたのだと思いますが、どうやら製作側はその点をマーケティング&理解できてなかったようです。ユーザー層がまるで違うエルミナージュファンに昔ながらのWiz系ゲームを作って出してしまった、という誰も得しないことを本作でやってしまったので。
今後、ナンバリングの続編が出てもこうした点が改善されないようなら(世界観等の設定が関係ないのなら)購入は決してしません。
PSP300使用