フェイト/エクストラ CCC レビュー
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ユーザーレビュー
ソート(デフォルト:ALL)
625人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 4pt | 5pt | 3pt | 3pt |
81pt
GOOD!
前作プレイ済み、全サーヴァントEDと真エンド到達、fate系列のゲーム、アニメ等はextra以外プレイしていない、見ていないという観点からレビューを書かせていただきます。
【ストーリー】
前作はストーリーはとても濃い内容ですが、今作はそれ以上に濃い内容となっています。ギャグパートのキャラクター同士の掛け合いはおもわずクスリとくるものが多く、前作とは人格が変わったかの如くギャグ発言を連発するので、前作をプレイしてはまった方にはたまらないと思います。無論ギャグだけではなくシリアスな展開や燃える展開も多く備わっており、ギャグパートではふざけてばかりのキャラクターが途端にかっこよくなったりする為、先の展開が気になり、自分は寝る間を惜しんでプレイしました。声優も実力派の方々が務めており、「主人公=プレイヤー(名前を自分で決めることができる)」ので、感情移入もすんなりとできました。
【キャラクター】
主人公、サーヴァント(サーヴァントが何か分からない方は公式サイトを)を含め、登場人物の半分以上は前作のキャラクターです。「キャラ同士の掛け合いが同じような内容になってプレイしていて退屈ではないか?」と思う方がいるかもしれませんが、そんなことはまったくありません。前作では互いに殺しあう敵対関係であったキャラクターが協力関係にある味方として登場する為、前作とはまた違った人物像が見えてきます。サーヴァントも新たな一面や過去を垣間見ることができるので、前作をプレイした方だからこそ楽しめると思います。
【グラフィック】
前作に比べて格段に進化したわけではありませんが、他の平均的なPSPのゲームに比べればいいと感じました。
【熱中度】
最初に書いたとおり、自分はfate系列の作品はextraが初めてですが、きのこ先生の独特な言い回し、厨二要素を多分に含んだ設定、魅力的なキャラクターにドハマリしました。
【システム】
戦闘システムを一言で説明しますと「先読みジャンケン」。ターンの最初に相手の行動を想像しながら6回分の行動(ジャンケンでいうグー、パー、チョキに、サーヴァントごとのスキル、主人公によるアイテムの援護等)を入力し、ジャンケンに勝てば相手にダメージを、といった感じです。特殊な戦闘システムの為、前作ではストレスのたまるという意見の方も多かったですが、相手の行動を想定し、それを完封したときの爽快感はかなりのものです。今作では逃走機能(しかも逃走成功率100%)、オート戦闘機能がついている為、雑魚戦が楽になっています。
その他のシステムですが、ストーリーが進むごとに敵味方の人物像、能力等が掘り下げられます。また、前作には無かったギャラリー機能が追加、回復ポイントにセーブ機能の追加など、とても遊びやすくなっています。
そして、着替えシステム。ダンジョン等で入手した水着、前作衣装を着せ替えることができ、そういった方面のシステムも充実しています。
BAD/REQUEST
【ストーリー】
良い点にも書いていますが、ギャグパートではネット上の有名なネタが多く出てくるため、そういったものが嫌いな方には合わないかもしれません。また、このゲームは前作をプレイしていないと登場人物やその背景、ゲーム内の専門用語が理解できず、面白さは半減してしまいます。
【戦闘システム】
ジャンケンに似たシステムである為、後半になると雑魚との戦闘が面倒になりがちです。このゲームはボスが大変強く(ゲームクリアまでに少なくとも2,3回はゲームオーバーになるレベル)、レベルアップのために雑魚戦をこなさなければならないので、その作業を苦痛と感じる方もいるでしょう。
【難易度】
難易度は全体的に高いです。雑魚戦でも1ターンでやられることは珍しくありませんし、隠しボスにもなると通常攻撃3発、キャラクターによっては下手すれば2発で倒れます。
【BGM】
悪いわけではないのですが、新しいBGMの中では耳に残るような曲は自分の中ではありませんでした。個人的には前作のBGMの方が良かった印象があります。
【その他システム】
メディアインストールをしていないとロード時間がとても長いです。そのメディアインストールも1ギガの容量を喰うので、人によってはメモリーカセットのデータを削る必要があります。
また、やりこみ要素が衣装を集める、ギャラリーを埋めるくらいしかないため、やりこみゲーが好きな方にも合わないと思います。
COMMENT
お世辞にも大衆向けのゲームとは言い難く、人を選ぶところもありますが、間違いなく良作に分類されるゲームです。
前作をプレイしてはまった方には是非とも、前作未プレイでもこのサイトのレビューや公式サイトの紹介を見て興味を持った方は、前作はbest版が販売されていて安く買えますので是非ともプレイすることを、RPGではストーリーや設定、キャラクターを重視するという方は、一度公式サイトを観覧することをお勧めします。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 4pt | 2pt | 4pt | 2pt | 2pt |
62pt
GOOD!
「シナリオ」
メインシナリオ・奈須きのこさん。
あらゆる願いを叶える「聖杯」の所有権を奪い合う、魔術がなくなった世界に生きる新世代の魔術師たちの戦いと交流を描いた前作、「Fate Extra」の外伝的作品。基本的に、前作を知っているという前提で話が進むため、前作プレイはまず必須。
語句の選択や描写、独自の世界観にセンスが光る。
多方面に渡る知識と、それに独自の解釈を果敢に取り入れる意欲的な姿勢や、それらを上手くまとめる独特の筆致など、実に芸が細かく、丁寧。物語やキャラクターをどうすれば輝かせられるか、というのを捉える感覚が実に秀でていると感じる。
万人受けは決してしないけど、万人受けを潔く諦めたからこその深みがある、と思う。
「文章力」
精緻・詳細な表現を行える文章構築力、という意味とは別の意味で際立った文章力を持っている。
文章というものに読みやすさや正確さを求める人には絶対的に肌に合わないと思うけど、肌に合う、あるいは戯曲やロマンス劇など、情感に強く訴えかける物語を含めてだいたいなんでも楽しめる、という人にとってはたまらない中毒性を持つと思う。(反面、戯曲やロマンス劇「が」好き、という人には違和感を与えるかもしれない)
文体・論述・表現技法などに特徴のある人なので、アリかナシかは読み手次第。
複数ライターのようだが、表現自体は概ね「奈須きのこ」なので、違和感はない。
良くも悪くも、「人を惹きつける牽引力を持つ文体であり創作センス」と思う。
読み手で分かれる好き嫌いはさておき、物書きとして個性的、という一点だけでも個人的には十二分に好印象。
ただし、若干数の誤字、脱字などがある。
誤用などはないので、単純なタイプミス、校正ミスだろうと思われる。惜しい。
「キャラクター」
どのキャラもじつに人間らしくて良い。
ブラックジョークやむき出しの悪感情、あるいは2ch的スラングなど、一般受けしない要素をこれでもかと詰め込んだキャラが多く、わかりやすいヒーロー・ヒロイン像とは大筋で無縁。が、それがいい。
声優さんの演技も絶妙で、キャラに合っている。また、目立たないサブキャラ、というものがいない。どのキャラにも一度は見せ場があるため、(プラスの感情であれ、マイナスの感情であれ)感情移入が非常にしやすい。
前作が好きだった方は、前作から続けて出てくるキャラの意外な一面を見る、という楽しみもあると思う。
BAD/REQUEST
「基本システム」
悪い。
いくつかのインターフェイス以外、ほとんど前作のままで進歩なし、というのは百歩譲って目をつぶるとしても……
シナリオを進めるために必要な行為・行動のテンポの悪さや、データインストールしてさえ何をするにも小刻みに入る読み込み待機はもっとどうにかならなかったものか。
イベントフラグの管理がタイトで、何がフラグになっているかが理解しづらいか、理解できる余地がない場合が多い。
結果的に、6?7割は無駄足になると知りながら、イベントがちょっと進行するたび、拠点マップのあちこちを走り回らなければサブシナリオやエンディングフラグの回収ができない。
特に、「出口を目指す前提でダンジョンに入ったあと、出口に向かう前に拠点にとんぼ返りして特定会話をこなさないとフラグ消失」とかはフラグ管理としては最悪のトラップだと思う。
こういったフラグは、「章の間ならいつでも」とか、「フラグ成立後は特定イベント発生までならいつまででも」とか、「ある程度具体的に成立条件を示す」とか、そこそこざっくり・はっきりした管理じゃないとユーザ側がついていきにくい。一般ユーザはイベントチャートを手に持ってテストプレイしているわけではないので。
一度クリアすれば、特定のエンドフラグには印がつく。でも、やっぱり気づきにくいのは変わらない。
……まあ、どうしても面倒なら攻略サイト見ればいいんだけど。それはそれ、これはこれということでマイナス。
「戦闘システム」
戦闘が単調になりやすい。
基本戦闘システムが、アタック・ガード・ブレイクによる三すくみを利用したじゃんけんバトルなのだが、序盤の雑魚などを除いて、慣れる・繰り返す以外に相手の手を察知する手段がほぼないに等しいため、本当に「ゲーム進行を賭けた運任せのじゃんけん」でしかない。
戦闘スキルでゴリ押しは可能だが、MP消費の関係上、多用はできない。
高値で売られているMP回復アイテムなどを使いまくれば多用できるけど、それだとそもそもじゃんけんシステム採用の意味が無いんじゃね? という。
じゃんけんにせよスキルゴリ押しにせよ、「同じ手順を淡々と繰り返す」になりやすく、同じ種族のエネミーが何体も出てくるため、一層作業感が強い。中盤以降は雑魚戦での中だるみがひどい上、かなりレベルを上げたとしても、相手が初見の場合などは運が悪いと死ぬか、それに近い大打撃を受けうる。
ボスランクの敵との戦いはさらに厳しく、ある程度以上にレベリングが必要。(ボスエネミーの場合、火力が高い上にHPはプレイヤーの数倍?十数倍なので、何ターンもかけてHPを削った挙句、運悪くじゃんけんに大負けして戦闘の最初からやり直し、などもありうるため)
このシステムは前作そのまんまなのだが……戦闘そのもの、あるいはキャラ育成を楽しめるようなシステム設計にできなかったものか。
戦闘回数自体がそれほど多くないADVなら、じゃんけんバトルもアクセント、で済むだろうけど、レベルや探索要素が多く、キャラエンドを見るためには周回プレイが必須となる作品にはあまり合わない戦闘システムだと思う。
戦闘キャラはレベルを上げれば決まったスキルが使えるようになるだけ、イベントで必殺技を覚えるだけで、パラメータに直接干渉する装備や手段もなければプレイヤーの理想を戦略に反映させられる自由度もあまりない。
自由な成長を行えるようスキルツリーを導入したり、一時的に別クラスとして振る舞えるクラスチェンジなどがあればまだ育てる楽しみもあったと思うんだけど……ごく少数の衣装替えだけでは、戦闘のモチベーションを保てない。
総じて、今回のようなシステムでは、「ゲームの部分がシナリオの足を引っ張っているだけ」とさえ言えるのではないかと思う。
雑、とまでは言わないけど、もう少しユーザーのプレイアビリティに配慮が欲しかった。
COMMENT
一般受けは決してしないし、大売れもしないと思うけど、記憶に残る作品だと思う。
一から世界設定を練り上げる誠実さに、多方面の知識を修め、物語に織り込む手腕。
キャッチーな固有名詞やヒロイックな立ち位置、派手な能力や必殺技だけ見栄え良く決めて、あとの設定や描写は適当、あるいは後付け……なんて作品が多い中、こういったあまり評価されづらい、目立たない部分に手を抜かない作品は非常に好感が持てる。
注意点として、「わりと露骨にエロがある」「文章自体、読み手の感性に頼る部分が大きい」「RPGとしての完成度は低い」というところ。
パブリックスペースではやらないほうがいいかな、と。
Fate/Staynightや前作、Extraのシナリオが楽しめた人は、これも楽しめると思うのでどうぞ。
奈須きのこ作品初めての方は……お試しには適さないかな?
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真・恋姫†夢想 -乙女繚乱☆三国志演義- 蜀編
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スーパーロボット大戦F
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パワースマッシュ NEW GENERATION
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サモンナイト5
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みんなのGOLF ポータブル2
- 2017/12/26更新 (2017/12/25投稿分まで掲載)
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みちのく秘湯恋物語 kai
- 2017/12/20更新 (2017/12/19投稿分まで掲載)
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街 ~運命の交差点~ 特別篇
- 2017/12/17更新 (2017/12/16投稿分まで掲載)
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グランツーリスモ
- 2017/11/05更新 (2017/11/04投稿分まで掲載)
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ぼくのなつやすみポータブル2 ナゾナゾ姉妹と沈没船の秘密!
ぼくのなつやすみ4 瀬戸内少年探偵団「ボクと秘密の地図」
- 2017/10/25更新 (2017/10/24投稿分まで掲載)
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沙羅曼蛇
- 2017/10/21更新 (2017/10/20投稿分まで掲載)
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輸入版:Alien Syndrome
- 2017/09/18更新 (2017/09/17投稿分まで掲載)
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セプテントリオン
- 2017/08/22更新 (2017/08/21投稿分まで掲載)
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ECHO NIGHT
GOOD!
・シナリオ
これが本作の一番の目玉であり、人によって評価の分かれる所である。
プレイヤーの好みに合うのであれば間違いなく傑作と言える。
また、本作では条件を満たすことで、ファン待望のプレイヤーのサーヴァントとの個別エンディングや、終盤の展開が大きく変わるもう一つのエンディングに進む事もできる。
シナリオ自体も良いがそこから更にプレイヤーが色々と想像する余地があるのもまた良い。
加えて、二周目以降のプロローグ(+一章序盤)のスキップが任意でできるので、サクッと進めるかジックリ進めるかをプレイヤーが自由に決められるのは地味に嬉しい。
・キャラクター
本作からの新キャラクターも魅力的だが、前作から続投する面々も、新しい側面を見せたり、より深く人物像が掘り下げられたりしたことでまた新しい魅力を引き出している。
中にはシナリオやSGの演出なども相俟って、プレイ前後で印象が大きく変わるキャラクターが何人もいるので、シナリオと共に本作を支える大きな魅力だと言える。
・SG
前作の情報マトリクスは本作でも健在だが、本作のメインはこちら。
対象となるキャラクターの人物像を色んな意味で掘り下げている点も良いが、特にとあるキャラクターは、SGが開放される演出を活かして、シナリオの進行と共にそのキャラクターの印象を大きく変えてくれる。
・グラフィック
キャラのグラフィックはやや難がある所はあるが、前作同様ダンジョンの背景などは綺麗。
また、マイルームではゲーム中に入手したイベントCGやOPムービーを見ることができるギャラリーが追加された。
・着替え
主人公やプレイヤーのサーヴァントは、ゲームを進めることで様々な衣装を入手でき、着替えることができる。
衣装はキチンとキャラグラにも反映されるうえに、デザインも良いので、ゲームを進める上でのモチベーション向上にも繋がる。
・BGM
とても良い曲が揃っており、何れも物語の雰囲気を十二分に醸し出している。
前作から続投したBGMもいいが、本作の新しいBGMもとても印象に残った。
・戦闘システム
前作と大まかな仕様は変わらないが、オート戦闘と逃走機能が追加されたことでより一層遊びやすくなっている。
また、今作ではボスキャラだけでなく雑魚敵に敗北した時にもリトライできるので、装備やレベルの関係でどうしようもない場合でもなければ、行動選択のミスなどで事故死してもやり直しが利くのも大きい。
・その他のシステム
情報マトリクスは本作でも健在で、SGと合わせてサーヴァントやアルターエゴの人物像や能力をより深く掘り下げている。
また、ダンジョン内の回復の泉にセーブポイント機能の追加やシステム設定から難易度を自由に変更できるようになるなど、戦闘システムの改良点と合わせて、更に遊びやすくなっている。
BAD/REQUEST
・シナリオ
任意でスキップできるシーンがプロローグや一章の序盤以外にも、もう少しあると良かった。
また、各章冒頭の語りは前作の様にスキップできないのも地味に気になる。
加えて、なまじ文章量やテキストの差分が多かったりするので、地味に既読のみのスキップやオートリード機能などが欲しかった。
・BGM
欲を言えばもっと前作のBGMが欲しかった。
・サーヴァントの育成要素が無い
前作にあった魂の改竄が無くなったかわりにレベルアップに応じてステータスが自動的に上がる様になったので、前作と比べて一部サーヴァントの序盤の使い勝手は良くなったものの、育成要素が無い。
ぶっちゃけた話、戦闘システム自体が前作とそう変わらない事もあって、RPGとしては前作よりも些か物足りない感が否めない。
・情報マトリクスでネタバレ
とあるキャラクターの情報マトリクスは、2周目に入ると最後の項目が開示されるのだが、一周目にクリアしたルート次第では物語の真相に関するネタバレを見る羽目になってしまう。
・一周あたりのやり込み要素が少ない
前作に比べて裏ボスは三組いるものの強さの面では前作の裏ボスよりも弱いし、タイガークエストやマトリクス収集も前作とそう変わらない部分であり、特定条件を満たすことで
発生するサーヴァントごとの特殊な会話イベントも前作よりも少なめなので、一周あたりのやり込み要素があまり無い様に感じる。
・アイテムや礼装の並べ替えができない
戦闘システムが便利になった一方で、アイテムはまだいいにのだが、礼装は下位互換の物を売って減らさないと使いたい礼装を探すのに少々手間がかかるので、並べ替え機能が欲しかった。
・地味にテンポが悪い
ロード時間はメディアインストールもあるのでそこまで長くは無いが、
教室やマイルームの出入りする際などにちょくちょくロードをはさむ為、地味にテンポが悪い。
・その他
欲を言えば主人公にも私服が欲しかった。
また、一旦クリアしたサーヴァントは周回プレイ時にレベルも引き継がれるのだが、
出来れば任意でレベルリセットできるようにして欲しかった。
もう一つ欲を言えばいっその事イベントは全てフルボイスにして欲しかった。
(大半のイベントは声付きなのだがその分声無しのイベントがかえって目立ってしまうので・・・。)
COMMENT
・PSP-3000を使用
・メディアインストール済み
・総評
前作、そしてFateシリーズのファンなら是非ともプレイして欲しい傑作だが、シナリオやキャラクターは良いもののゲーム的には前作から改良されていてもまだ痒い所に手が届かない部分がある所が惜しいと思う。
特にシナリオのテキスト量が膨大なので悪い所で書いたようにオートリードや既読のみのスキップといった要素は欲しかった所。
また、戦闘システムはオート戦闘と逃走機能が追加された以外は前作と大して変わらないし、魂の改竄がなくなった分育成要素も無いのでRPGとしては前作よりも物足りなくなったと言えなくも無い。
とはいえ、前作同様シナリオやキャラクターはとても素晴らしいのでそれ目当てでプレイしても十分満足できる作品だと思う。
また、本作のシナリオは前作をプレイしていることを前提とした作りとなっているので、本作をより楽しむなら前作からプレイする事を強くおススメする。
(システムの改良などを実感できるし、本作を先にプレイすると前作のシステムが一層辛く感じてしまうので。)
そして、更なる続編や(気の早い話だが)前作のリメイク、お祭り作品などのスピンオフは是非出て欲しいと思う。