ユグドラ・ユニオン レビュー
発売元 | スティング(オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2008/01/24 |
価格 | 4,980円(税込) |
レーティング | 【A】全年齢対象(CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 (?) | |
タイトル概要 | ■ ジャンル:タクティカル・ファンタジーRPG 2006年GBA用で発売され,大人気だったファンタジーRPGが重厚なストーリーと独自のフォーメーション概念をもって美しく鋭くリメイクされた。必殺技”スキル”に”新タクティクス・カード=スキル”が登場し,キャラボイスが実装された。アイテム図鑑,サウンドモードなどのクリア後も楽しめるコンテンツを含み,『リヴィエラ』で有名な戸部淑氏がデザインした総数30種類以上の”タクティクスカード”を使いこなしながら巧みな戦略とバラエティに飛んだアイディアでタクティカル・ファンタジーRPGの世界をプレイしよう。 |
スコアボード
ユーザーレビュー
ソート(デフォルト:ALL)
433人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 5pt | 4pt | 4pt | 4pt | 1pt | 2pt |
73pt
GOOD!
・パズル
:一般的なSRPGとは異なるシステムで動く本作。特に良いと思ったのは、ユニットごとの相性が明確に設けられていて、その相性で戦闘の勝敗がほぼ決まるという点。
:どのユニットとどのユニットを戦わせれば勝てるかがわかっており、かつ戦闘に負けなければ士気(ユニットごとにあるHPのようなもの)は減少しないので勝ち続けることができる(連戦によるハンでは生じるが)という、パズル的な戦闘システム。
:どのようにユニオン(戦闘時の組み合わせ)を組めば良いかはわかっていても、それが成立するかどうかでまた考える要素が成立していて面白い。
:また、カードやスキルの要素が、決まりきった単調な組み合わせではなく、ターンごとの差を明確にしている。
・戦闘シーン
:戦闘時にちょこまかと動き回るキャラクターが可愛らしい。絵の質そのものも非常に綺麗で、あまりすることのない戦闘を目で楽しませてくれる。
:状況に合わせてキャラクタが適度に喋る。
BAD/REQUEST
・クリティカル
:突撃時に、確率で生じるクリティカルがあるが、これが酷い。クリティカルが生じると、レベル差がかなりあって相性が非常に良い場合を除いて、反撃側はまず勝てない。逆転要素であるカードスキルも使用不可になる。
:しかも、敵の攻撃によるクリティカルが生じると戦力差が大きくなるため、士気が大きく減らされることになる。反撃で普通に勝利できるはずだったのが、クリティカルによって重要ユニットが倒され、敗北、ということも。
:もちろん、敵だけでなく味方が突撃する際にも生じるのだが、前述のように戦闘での勝敗はわかっていて攻撃させるため、勝てない予定のユニットはユニオンに組まないことが多い。よって、プレイヤー側のクリティカルによる恩恵は、相手の士気が多少減らしやすいだけということになる。
・スピード
:戦闘スピードがかなり遅い。高速化はできるが、戦闘開始時にわざわざRボタンを押さなくてはいけない。
COMMENT
新型PSP使用。
グラフィックは非常に良い。オリジナリティのあるシステムも、音楽も良かった。二週目のハードモードやアイテム図鑑など、やりこみ要素もある。
クリティカルさえなければ、という非常に惜しい作品。
これこれこういった状況でクリティカルが100%近い確率で起きる、というのならばまだ戦略として受け入れようがある(実際、かなり高確率でクリティカルを起こす装備が存在しているが、戦闘を崩壊させはしていない)が、半端に低い確率で、忘れた頃に起きるのだから始末が悪い。
惜しかった、嗚呼惜しかった、と呟きつつ二週目をプレイしよう。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 4pt |
74pt
GOOD!
GBA版は未プレイです。
・システムが良い。タクティクスカードを使った移動やスキルは他のSRPGには見られない新鮮さがあった。
上記に加え、地形効果や武器タイプの相性、ユニットといった要素が高い戦略性を生み出していました。
・プレイヤースキルの上達感。こういったジャンル特有の良さですが、ゲームに慣れてくると序盤と比べて明らかに高度な次元で楽しんでいる自分がいます。
勝てない相手にはレベルを上げて挑むのではなく、あくまでプレイヤーの中に蓄積された知識が勝敗を左右するのが良い。これと多少矛盾した意見を悪い所にも書きますが・・・。
・キャラ絵が可愛い(個人の好みにも寄りますが)。
にも関わらず、内容はSRPGらしく硬派で好感がもてました。
ただ、パケ買いしてしまってシリアスな内容とのギャップに落胆する人がいるので注意。
・音楽が良いです。イベントシーン等が極端に少ない為、必然的に自軍フェイス&敵軍フェイズ&戦闘?の繰り返しになるのですが、その分曲数が多めで、迎撃戦や救出戦といった具合に使い分けられて雰囲気が出ていました。
また、一回の戦闘時間はさほど長くないにも関わらずメインのキャラはそれぞれ専用のデュエルテーマが用意されているのが良かったです。
・ソフトリセット可能+中断ポイントから何度でも再開可能な点。こういった戦略性が売りのゲームでやり直しが効くというのは手放しに褒められる事ではないですが、お世辞にも難易度が低いゲームとは言えないのでこのぐらいの救済はあったほうが良いと思った。
BAD/REQUEST
・このゲームの良さがわかりづらい。これに尽きると思う(笑)
戦闘するにあたってどのあたりが駆け引きになるのか、10時間以上倒したり倒されたりしてようやくシステムを飲み込める感じ。
・スキルやリンクを使用できるようになるタイミングが遅いと感じた。段階を踏むのは良いが変に間を空ける必要はないと思う。
・士気の回復に関して。ゲームに慣れない序盤はとにかく士気が減り易いのに最初の頃ほど回復方法が少ない&わかりづらい為、精神衛生上よくない(プレイする上で安心感が得られない)。
逆に中盤以降は士気が回復できなくて困るといった事はまずないので序盤にこそ根気が必要になる。このあたりのバランスがライトユーザー離れを起こすひとつの原因になり得ると思う。
・アイテムの入手難度が高い。上記の件とあいまって初回プレイであっても攻略本や攻略サイト参照は必須に近い。拾える類のアイテムなら中断とロードを繰り返して歩数の多いカードで地道に調べることもできなくはないが、それを強いられるのは多くの人は苦痛でしかないと思う。
COMMENT
良くも悪くも人を選ぶ作品だと思う。
前述の通り、間違っても初心者に優しいゲームではないのでキャラ絵や雰囲気だけで購入するのはオススメできません。
だいぶ辛口な評価になりましたが、惰性でクリアできるような下手なSRPGよりはよほどゲームとして完成されていると思いました。難易度も申し分無いですし、システムも良く練られているので、間違いなく良作と言えます。
ただシステムを理解するのに時間がかかるだけで(笑)
次回作が出るならぜひプレイしたいです。
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発売スケジュール
- 2014/06/26
-
BLACK CODE ブラック・コード
- 2014/07/31
-
Enkeltbillet
- 2014/09/25
-
金色のコルダ3 AnotherSky feat.天音学園
サイト情報
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Switch mk2(Switchのゲームレビューサイト開設しました。皆さまの投稿お待ちしております!)
- 2020/12/01更新 (2020/11/31投稿分まで掲載)
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コープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアー
- 2020/06/10更新 (2020/06/09投稿分まで掲載)
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タクティクスオウガ 運命の輪
Zill O'll ?infinite plus?(ジルオール)
- 2019/12/31更新 (2019/12/30投稿分まで掲載)
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三極姫2?天下覇統・獅志の継承者?
- 2019/11/12更新 (2019/11/11投稿分まで掲載)
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大戦略VII エクシード
サモンナイト3
- 2019/10/15更新 (2019/10/14投稿分まで掲載)
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信長の野望・烈風伝 with パワーアップキット
- 2019/08/31更新 (2019/08/30投稿分まで掲載)
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スーパーロボット大戦α
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英雄伝説 ガガーブトリロジー 白き魔女
- 2019/06/13更新 (2019/06/12投稿分まで掲載)
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うたわれるもの PORTABLE
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ガンダムバトルユニバース
KING'S FIELD
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ナムコミュージアムVOL.4
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ナムコミュージアムVOL.3
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ナムコミュージアムVOL.2
MISSINGPARTS the TANTEI stories Complete
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グランド・セフト・オート・リバティーシティ・ストーリーズ
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幻想水滸伝 紡がれし百年の時
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探偵 神宮寺三郎 灰とダイヤモンド
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信長の野望・蒼天録 with パワーアップキット
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沙羅曼蛇 ポータブル
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リッジレーサーズ2
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刻命館
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熱血親子
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三國志IX with パワーアップキット
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輸入版:Test Drive Unlimited
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アーミー オブ ツー:The 40th Day ポータブル
- 2018/06/05更新 (2018/06/04投稿分まで掲載)
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流行り神3 警視庁怪異事件ファイル
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スーパーロボット大戦F 完結編
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戦国無双3 Z Special
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真・恋姫†夢想 -乙女繚乱☆三国志演義- 蜀編
- 2018/02/13更新 (2018/02/12投稿分まで掲載)
-
スーパーロボット大戦F
- 2018/02/01更新 (2018/01/31投稿分まで掲載)
-
パワースマッシュ NEW GENERATION
- 2018/01/19更新 (2018/01/18投稿分まで掲載)
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サモンナイト5
- 2018/01/10更新 (2018/01/09投稿分まで掲載)
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みんなのGOLF ポータブル2
- 2017/12/26更新 (2017/12/25投稿分まで掲載)
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みちのく秘湯恋物語 kai
- 2017/12/20更新 (2017/12/19投稿分まで掲載)
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街 ~運命の交差点~ 特別篇
- 2017/12/17更新 (2017/12/16投稿分まで掲載)
-
グランツーリスモ
- 2017/11/05更新 (2017/11/04投稿分まで掲載)
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ぼくのなつやすみポータブル2 ナゾナゾ姉妹と沈没船の秘密!
ぼくのなつやすみ4 瀬戸内少年探偵団「ボクと秘密の地図」
- 2017/10/25更新 (2017/10/24投稿分まで掲載)
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沙羅曼蛇
- 2017/10/21更新 (2017/10/20投稿分まで掲載)
-
輸入版:Alien Syndrome
- 2017/09/18更新 (2017/09/17投稿分まで掲載)
-
セプテントリオン
- 2017/08/22更新 (2017/08/21投稿分まで掲載)
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ECHO NIGHT
GOOD!
従来のシミュレーションRPGとは違う、斬新な戦闘システム。GBAで発売されたものに追加要素を加えた移植作だが、独特の方式なのでオリジナリティが非常に強い。
ユニオン(陣形)を組んで戦うシステムなので、多人数対少人数を相手に戦った方が有利になる。逆に、いくら能力が高くても単体で複数に突っ込んでいったらまず勝てない。他にも、使用するカード、ユニットごとの特徴、武器の相性、装備品の効果など、よく見てよく考える必要がある上、戦闘自体もリアルタイムで行われるため、思考する面白さが味わえる。
覚える事が結構多いので、面倒に思うかも知れないが、ステージが進むごとにチュートリアルで教えてもらえるので、問題はないかと。
グラフィックもドット絵としてはかなり丁寧。戦闘シーンはキャラが良く動く。
音楽も各キャラクターごとに戦闘BGMが用意されている上、ノリのいい曲が揃っている。サウンドトラックが欲しくなりました。
熱中出来るか、満足出来るかどうかは人を選ぶゲーム。
やり込み要素は豊富で、ステージのスコアランキングやアイテム図鑑、一度聴いた音楽を聴けるモードなどが用意されている。そのアイテムも一周だけではコンプリート出来ないほど沢山ある。
快適さは戦闘を高速化出来るようになったので、GBA版と比較して格段にプレイしやすくなった。ステージの途中から何度でもやり直せる中断セーブの機能も便利。会話シーンも早送り機能はあるし、そんなにテンポは悪くない。
BAD/REQUEST
このゲームを語る上でどうしても避けて通れないのが難易度の高さ。非常に歯ごたえのある難易度です。GBA版と比較するとかなり易しくなっていましたが、それでも難しいです。敵を倒せた場合、爽快感よりも安心感の方が先に来る感じです。
ステージ開始前に全体マップが見られるけど、ステージの目的を達成した直後に増援が現れてマップが広がり、連戦に…となる事が多いので、一回見ただけでは戦略が立てづらいのが難点。
他に、アイテムを装備品にまわすか、士気回復用にまわすか考えさせられるし、特定のアイテムと別のアイテムを交換するイベントが大量にあるので、一回のプレイで全部取らないと気が済まない人には絶対向いていません。
COMMENT
GBA版をプレイ済みですが、PSP版に移植されてシステムに関する不満点はかなり解消されています。
ボリュームもあって長く楽しめそうなので、思考型のゲームを探している人にはオススメです。