インフィニットループ ?古城が見せた夢? レビュー
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ソート(デフォルト:ALL)
592人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 2pt | 1pt | 1pt | 2pt | 2pt |
35pt
GOOD!
○グラフィック
2DADVの立ち絵で多関節アニメをしているのは初めて見ました。
背景は丁寧に描かれているし、画面デザインも良くできています。
パッケージなどからは、いかにも面白そうな印象を受けます。
○ぼっちゃりの女の子
メイドの一人がぽっちゃりしているのは、細身が是とされている現代では斬新です。
太めな女の子が出てくる(脇役でなく)ゲームなんて、他にはなかなか思いつきません。
これはかなりの決断だったのではないでしょうか。しかもかわいく描けてます。
BAD/REQUEST
×話がまったく面白くない
パッケージからはドラマチックな展開を期待しますが、実際はまったく盛り上がりません。
主人公が死んだ理由も不明なまま、城の中の人々の日常会話が延々と続きます。
ただ出来事を並べているだけで、面白くなるような工夫をしていません。
「話」にはなっていても、「ドラマ」と呼べる条件を満たしてないのでしょう。
×テンポが最悪
一日が朝昼夜に分けられてそれぞれ会話が起きるのですが、繋ぎ目でアイキャッチ的なカットが入ります。
会話は数回交わされるだけで終わるので、数回の会話→カット→数回の会話→カット……という感じで頻繁にカットを見せられます。
さらに、夜には憑依している人物に夢を見させなければいけません。これはハズレだった場合でも、強制的に十数秒のイベントを見せられます。
15分のプレイで9日間進めるとすると、朝昼夜のカットは27回、夢のイベントは9回見せられます。映画やドラマで15分間にこれだけ同じカットを見せられたら、キレます。
さらにカットやイベントのたびにロードするので、15分間にこれだけロードが発生しているということです。
COMMENT
■ゲームシステム
基本的にシナリオを読むだけで、たまに憑依する人を切り替え、夢を見させて展開を変化させる。要するに『街』のようなサウンドノベルの「ザッピング+選択肢での展開変化」に似たものです。選択肢が「夢×人物」の組み合わせに置き換わっているわけです。
どの人物にどの夢を見させるかを探さないといけないので(ハズレても何も起きないので自由度はない)、サウンドノベルより面倒です。『逆転裁判』みたいに推理できるならまだ楽しいのでしょうが、これはシナリオを読んで推測するだけです。
ザッピングにしろ「夢×人物」にしろそれ自体が面白いわけではなく、元の物語が面白くないと成立しません。
■シナリオ
ファンタジーというより、中世の城についてまじめに描いているという感じ。ただ、多くの人は関心がないだろうし、城を取り巻く状況について説明をせずプレイヤーを放り出しているので理解もできません。
中世の用語辞典があるのですが(辞典の文章はどこから持ってきたのだろう……)、辞典で調べさせるんじゃなくて物語の中に織り込むべきでしょう。
■総じて
エクセルみたいなタイムテーブルでフラグ立てをさせられますが、シナリオを何度も繰り返してフラグを立てる仕組みを受け入れられるのは、一部のビジュアルノベルやエロゲーのユーザーだけなんじゃないかと思います。自分は面倒くさくてやってられません。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 4pt | 3pt | 4pt | 3pt | 4pt | 3pt |
74pt
GOOD!
・斬新なシステム
いきなり主人公が死ぬというところから始まります。
死んで幽霊となった後は、登場人物達に憑依しながら少しずつ過去を修正していきます。
選択肢はありませんが、「夢を見せる」ことでその後のキャラの行動を変えてストーリーを進めてゆきます。
今までのADVにはなかったシステムだと思います。
・グラフィック
単なる立ち絵ではなくきちんとアニメーションしています。
本当に細かな動きも見せてくれるのでビックリしました。
イベント絵も凄く力が入っています。
皆様が言っている通り、イラストレーターの足の裏への愛がひしひしと感じられました(笑
・快適なシステム
タイムテーブルはとても便利でした。
今この時間、他のキャラがどこで何をしているのか…というのが一発でわかります。
また好きなところまでスキップすることもできるので、ループする回数が多くてもそこまで苦ではありませんでした。
BAD/REQUEST
・イマイチ盛り上がりに欠ける
ストーリー自体はとても面白いのですが、ちょいと盛り上がりに欠けた気が。
特にラスト付近。お決まり展開でぽんぽん進むため、感動のEDだけどもう少し何か盛り上がれる部分がほしかった。
主人公が幽霊となって他のキャラに憑依している間も、もう少し心の声なり何なりを入れてほしかったです。
なんだか主人公が傍観者すぎた気がする。自分のことなのに(笑
・死神の存在
死神が憑いている人には憑依できない、憑依されてる人と会ってる間はスキップできない……というだけで特にストーリーやシステム面に問題は無いため、逆に死神が出てる間はこっちのHPが削られて最悪また最初からやり直しになるので正直鬱陶しかっただけ。
「死神が憑いてる人間はもうすぐ死ぬから何とかしなければ!」という意味でもないので死神が出てくる意味がないかと。
・時折声が遅れてる
こちらがPSP-1000だからかどうかわかりませんが、キャラの声のロードが遅い。
テキストは全て出てるのに声が出てこないシーンが多々ありました。
せっかくのフルボイスなのですからもうちょっとどうにかしてほしかった。
COMMENT
PSP-1000使用。なかなかの良作でした。
今までの選択肢を選んで進めるだけのありきたりなADVに飽きてきた方、また中世ヨーロッパ時代に興味のある方にもオススメです。
ベスト版で安かったので購入したのですが、これで2800円はかなりお買い得だと思いました。もっと早くプレイしていればよかったです。
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金色のコルダ3 AnotherSky feat.天音学園
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タクティクスオウガ 運命の輪
Zill O'll ?infinite plus?(ジルオール)
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三極姫2?天下覇統・獅志の継承者?
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アーミー オブ ツー:The 40th Day ポータブル
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流行り神3 警視庁怪異事件ファイル
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戦国無双3 Z Special
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真・恋姫†夢想 -乙女繚乱☆三国志演義- 蜀編
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スーパーロボット大戦F
- 2018/02/01更新 (2018/01/31投稿分まで掲載)
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パワースマッシュ NEW GENERATION
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サモンナイト5
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みんなのGOLF ポータブル2
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みちのく秘湯恋物語 kai
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街 ~運命の交差点~ 特別篇
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グランツーリスモ
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ぼくのなつやすみポータブル2 ナゾナゾ姉妹と沈没船の秘密!
ぼくのなつやすみ4 瀬戸内少年探偵団「ボクと秘密の地図」
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沙羅曼蛇
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セプテントリオン
- 2017/08/22更新 (2017/08/21投稿分まで掲載)
-
ECHO NIGHT
GOOD!
グラフィック
アニメーションとして細かい仕草をするキャラの立ち絵は見事です
こういうノベルアドベンチャーで一番眺める事になるのが結局は立ち絵ですので
ここに力を入れるゲームは好感が持てます
システム及び快適さ
死んでしまった主人公が他人に憑依しその人の視点で物語を追う
ストーリー設定に反映されたこのシステムが素晴らしい
一つの事件が起こりその全容を複数の視点から把握し解決していく流れなのですが
この手の周回プレイを前提としたゲームでは同じ文を繰り返し読む、またはスキップしながら細かくセーブを取りつつ分岐を探す事
それ自体が作業化して煩わしく感じてしまいがちですが
このゲームは別の人間の視点で周回することになり、どんなキャラでもしっかりその人の日常が描かれてるため常に新鮮です
タイムテーブルやスキップ等のサポートも充実しており、作りも分かりやすいのですんなり馴染めます
同種のゲームはこれまでいくつかやってきましたがこの使いやすさはプレイする側の事を良く考えていると感じました
同じ時間を複数の視点で眺めるのは中々に面白いです
あの人がああやって過ごしていた時間にこの人はこんなことしていたのかと
憑依する人を変えれば変える程新しい発見がある
BAD/REQUEST
ストーリー
正直微妙です、言ってしまえば起伏がない
一応要所要所で事件が起こりますがそこまでの大部分はかなり淡泊な日常が描かれている
その事件にしても結果的には未然に防いだといった解決方法になるため今一盛り上がりに欠ける
マッタリとした雰囲気が好きでなければ合わない人はとことん合わないかと
夢への介入・死神
ストーリーの分岐に直接関わってくるのが夢への介入ですが
大半のキーワードがただの空振りに終わるため、イベントを見ようとあれこれ試していて虚しさを感じます
ここはキーワードでヒットする本筋と関係ないイベントを増やしてもっとボリュームを持たせてほしい所でした
分岐の鍵となるポイント探しは事件に関係する人を追っていけば分かりやすいためにそうそう詰まりはしませんが
もし詰まった場合、選択肢としては膨大な量となるためそれも厄介です
あと空振り時の飛ばせない演出
このゲームはコンシューマー発のアドベンチャーとしてはテキストまわりのシステムはかなり優秀ですがこれが唯一にして最大の粗です
死神のシステムはそもそもなぜこれを入れたのかも不明
ゲーム性に繋がっているわけでもなくただ進行の妨げになっているだけ
こういう緊張感のもたせ方は新鮮だっただけにもっと練られていれば良い刺激にはなっていたと思う
COMMENT
PSP-3000使用です
実によくできた好感のもてるキャラグラ・システムを搭載しながらも
どうにも地味な印象を感じてしまうゲームでした
登場キャラそれぞれがの生活が視点毎にしっかり描かれてるので、そこの作り込みは素晴らしいですが
プレイし終わっていざ本筋だけ振り返ると酷くアッサリしています
ストーリー次第では憑依と相まってこれ以上ない程惹きこまれるゲームになっていた可能性を感じるだけに惜しい作品です
熱中して一気にクリアするのではなく
のんびりとストーリーの隅々まで堪能するようなプレイをする方にはお勧めです