ゼノギアスレビュー(評価)

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ゼノギアスレビュー

発売元	スクウェア・エニックス（オフィシャルサイト）
発売日	2008/06/25
価格	600円（税込）
レーティング	【Ｄ】17才以上対象(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3 (?)
タイトル概要	■ ジャンル：ロールプレイング　 ■ 必要容量：755MB

スコアボード

中央値: 68
難易度: 2.67
レビュー数: 21

スコアチャート

0-9

10-19

20-29

9.5%

30-39

14.3%

40-49

14.3%

50-59

14.3%

60-69

28.6%

70-79

9.5%

80-89

9.5%

90-100

【60点以上】
61.9%
【標準偏差】
17.98

ユーザーレビュー

ソート（デフォルト：ALL）

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　440人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
5pt	4pt	5pt	5pt	5pt	5pt	4pt

総合点
98pt

GOOD!

PS版何十回もクリアした。

・ゲーム界最深の物語を誇るゲームだ。
心理学的に、哲学的にこれほど深くて面白いシナリオはゲーム界では多分ない。いろいろな哲学者や科学者（特にニーチェ）の思想に基づくストリーを作るなんて素晴らしい。すべてのキャラクターは己の過去と性格をちゃんと持っていて、大人的なテーマも賢く含まれて、参考にされた部分を探るのが限りなく興味深い。ゼノギアスPerfect worksという本を読めば尚更だ。

・シナリオに次いで、RPGの一番大事な部分である音楽。
光田康典氏が作曲した音楽は全く完璧だとしか言えない。どのシーンにもぴったりに使用されていて、キャラの感情をプレイヤーに素晴らしく伝えてくれる。耳に残る曲は数え切れないし、OSTを買わなないはずがない。クロノクロスに並んでの、康典氏の傑作だ。

・アニメシーン
オープニングさえ見れば分かるだろうけど、最初から最後までクオリティーに驚く。

・バトルシステム
時にギアに乗って、時にキャラ自身で戦うことが出来るのが魅力的だ。ファイナルファンタジーの深さは多分ないが、選択できるアクションの数は結構高くて、退屈になることは決してない

・グラフィック
ひどい訳じゃない。2Dと3Dの組み合わせは完璧じゃないが1997年に発売されているゲームにしては良く出来ている。どうせ現代のゲームに比較する意味は全くないし。

BAD/REQUEST

・大人向けゲーム
シナリオにはシリアスで結構理解しづらいテーマが含まれていて、すでに少しだけでも哲学や心理学が分からない限り、ストーリーに迷うだけだろう。つまり一週だけで完全に理解できるゲームではない。

それさえ通り越せば、ゼノギアスの素晴らしさは手の内にある。

COMMENT

個人的な意見に過ぎないとは承知しているが、これほど深く、楽しく、知識を増してくれるゲームはないと思う。音楽とシナリオは美しくハーモニーを作っていてプレイヤーとして最高の経験である。
完璧とはいえないが、ゼノギアスの齎してくれる感激はわたしは決して忘れません。

プレイ時間：100時間以上(クリア済)
Aymericさん [2011/10/31 掲載]

このレビューはオススメ？　

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　432人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
4pt	3pt	5pt	5pt	5pt	4pt	3pt

総合点
91pt

GOOD!

まず、ストーリーが良いです。
独創的且つ確立した世界観と個々の歴史を持つ魅力的なキャラクター達。
はっきり言って初回では理解しきれません。
さらに言えば公式設定資料集を読み込まないと完全には理解しきれませんが･･･
ギアも各々個性があってとても良いです。

後は音楽が素晴らしいですね。
光田さんはやっぱり良い。
本作では光田節全開です。
シェバトの音楽とか、聞いてて飽きないんで街をずっとブラブラしていたいと思うほど。

たまに来るグロさと難解なストーリーのせいで万人には勧められないゲームですが、
間違いなく私の人生の中で一番のRPGです。

BAD/REQUEST

グラフィックは発売当時としては普通かなと思います。
ただ、CGは圧巻でした。
スクエアはすごいなあと思わせてくれるものでした。
しかし、アニメが微妙です。
出来は良いのですが声が小さい…
声優は豪華なんですけどね。

あとは、悔やまれるDISC2ですね。

COMMENT

前述しましたが、
私の人生の中で一番のRPGです。

壮大なストーリーと魅力的なキャラクターたち…
戦闘システムもATBが苦手な人でも楽しめるものですし、
素晴らしいと思います。

悔やむべき点は、
開発時にDISC2まで資金が行かなかったこと。
ミリオン達成できなかったために続編が制作されなかったこと。
開発した人達がスクエアを去ってしまったこと。
等でしょうか…

モノリスソフトが頑張ってくれることに期待です。

プレイ時間：100時間以上(クリア済)
クリアランテさん [2009/02/14 掲載]

このレビューはオススメ？　

[問題報告]

　467人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
5pt	3pt	5pt	5pt	4pt	4pt	2pt

総合点
87pt

GOOD!

●ストーリー
この話は本当に練りこまれていると思う。
ＰＳ版含めて４回プレイしても全然飽きない。
というよりプレイすればするほど理解が深まりはまっていく。
ゼノギアスをプレイしたことで、『幼年期の終り』、『星を継ぐもの』などのＳＦ小説も読むようになりました。これらの小説からインスパイアされている部分はかなりあると思うが、それでもそれらの要素を織り交ぜ、なおかつロボットもの、潜入ものなどの一つ一つのストーリーパートが極上に面白く盛り上がる。そして、重要なこととしてキャラも一人一人引き立っている。
これ以上練りこまれたストーリーを持ったＲＰＧは今後も出ることはないのだろうな、と思う。
辛くいうと、いくつかのイベントでは都合良い展開が見受けられる部分もあるが、全体としてはこれほど質の高いストーリを持ったＲＰＧは他に見受けられない。このゲームの最大の売り。

●バトルシステム
ボタン押しで爽快感のある必殺技。
操作も分かりやすく、テンポもいい。

●音楽
クロノクロスとゼノギアスを聞いたことによって、光田さんの音楽に出会えたことは、
人生の中でもかけがえのない宝です。
一つ一つの音楽が良く、使われる場面にちゃんとマッチしている。
ぼーっと音楽だけも聞いてたときもあります。

●セリフ時のキャラ絵
ゲーム全体の雰囲気と良く合っている。

BAD/REQUEST

●キャラ、ギアの強弱が違いすぎる
シタン、ビリー、エメラダ以外はっきり言って使おうと思えない。
リコ、マリアの素早さの低さはゲームバランスの悪さを露呈している。
ギアも同様に強いギアと弱いギアの差が激しい。

●サイドクエストの少なさ
基本的に一本道で、寄り道して、サイドクエストしたり、イベントを起こしたりする場所は皆無といってよい。すべて一本道で世界を自分で探索する、といったような楽しさはない。
ゲーム最終段階では、一部を除いてすべての町に入れなくなるのも難。

●キャラのステータスがギアに反映されない
物語終盤ではほとんどギア戦闘が主力になり、
どんなにキャラのレベルが高くても意味がなくなる。
終盤にやっとでてくるサイドクエストで手に入る最強剣やレベル80で覚える超必殺技など、
意味がないに等しい。

●使われない場所
ダンジョンでは、扉があるのにも関わらず入れない、といった場所がいくつかあり、
完成された作品ではないように感じた。

●ＤＩＳＣ２枚目の語り
予算不足(と言われている)で、
ＤＩＳＣ１のようにプレイすることがなく、ただ語りに徹した２枚目。
この部分はもはやゲームであることを放棄している。

COMMENT

はたしてＲＰＧゲームといえるのか、といったほどにストーリーを語ることに主軸が置かれている作品であり、それゆえにゲームバランスの悪さが際立っている。
後半はストーリーを語ることに終始し(それでも語りきれておらず、全て理解するためには設定資料が必要)、ゲームであることを放棄してしまったといえる作品。

が、そんなことを忘れさせるくらい遊んでいて面白いし、何度もやりたくなる。

膨大な情報量から、ＲＰＧゲームが媒体となっていることが、はたして最良の選択であったのか。アニメ、小説として作られていたほうが良かったのではないのか。
ＲＰＧゲームがどこまでストーリーを語りうることができるのか。
ＲＰＧゲームの限界をも問いてしまった。
そんな作品であったと私は思う。

今、エニックスと合体してますます巨大化した企業としてのスクウェアエニックスでは、
もう絶対に冒険して作ることができないであろう作品。

ゲームとしては完成されていないが、それでも私はこのＲＰＧゲーム、ゼノギアスが
大好きである。