侍道2ポータブルレビュー(評価)

発売元	スパイク（オフィシャルサイト）
発売日	2009/09/03
価格	3,990円（税込）
レーティング	【Ｃ】15才以上対象(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3 (?)
タイトル概要	■ ジャンル：アクション・アドベンチャー ■ プレイ人数：1人（アドホックモード時：1?2人）

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
5pt	3pt	4pt	5pt	5pt	3pt	3pt

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
5pt	4pt	3pt	4pt	5pt	4pt	2pt

総合点
86pt

GOOD!

＝自由度の高さ＝
これはストーリー、武器、エディット全てに当て嵌まります。
ここまで自由度を保ちつつストレスが溜まらないACT系やりこみゲームは据え置き機でもあまり見ませんのでオリジナリティーが５の理由です。
本編にせよ「武士の挑戦状」にせよ短い間のプレイにも適してるのでPSP向きだったのかもしれません。
●ストーリー
町人、奉行所、青門組の三勢力がありますが、どの勢力についてもいいし、掛け持ちしてもいいし、つかなくても話は進みます。
人捜しに奔走しても町中で抜刀したまま人斬りに興じるも全ては主人公次第。
ちなみに勢力毎の好感度によって店の品揃えが良くなったり、同心が有無を言わさず逮捕しに来たりと変化します。
●武器
上段、居合、果ては忍者刀から二刀流まで構えが豊富で、構え毎に刀の数も70程と多く、愛刀を決めるのも楽しい。
中には鉤爪やノコギリなんてものまであったり…
跳びかかって首を折ったり、華麗に居合を決めたりと技も豊富。
更に刀には冠名（二つ名みたいなもの）を付けることが可能なのも愛刀らしさに磨きがかかって嬉しいですね。
●エディット
主人公の顔と服装だけで男女含め十種類ずつほどあるんですが、更に本編等に登場する人物が子供以外ほぼ全てプレイ用キャラとして使用出来る。
位牌や眼帯など豊富な装飾品を装備すれば個性も際立ちます。
＝操作性、快適性＝
●戦闘
基本的に技はニュートラルや簡単なレバー入力とボタンで出る、後は刀に対応するボタンとレバーを押していくだけで一連の技が出るので簡単です。
複数人に囲まれても斬りかかってくるのは一人ずつ。
雑魚は”捌き（ガード時にレバー入力）”からの一閃で即死、一人倒すと続々斬りかかってくるので殺陣を演じつつ効率的に戦闘を進める事も出来ます。
わざと納刀して敵を同心や岡引の前に誘導し、逮捕してもらう…なんて事もｗ
イベント戦闘以外は殆どが走って逃げる事も出来ますしね。
●刀を鍛える
主人公自体に能力値は存在せず、刀の攻撃・防御力がそのままステータスになります。
これを鍛えるには鍛冶屋に通い、刀の質（鍛えられる回数）を上げてもらうんですが、これが“やりこみ”要素になります。
刀には質の分母と分子があり、分子が上回ると失敗が目立ち、＋５になると鍛錬不可。
…というのがPS2版だったのですが今作では敵を斬り進む新モード「武士の挑戦状」によって分子の数を減らす事が出来、全ての刀が限界まで鍛える事が出来るようになった。
＝その他諸々＝
無常的だった前作に比べてキャラ総数・施設数が増えて活気が出たが、相変わらずストーリーはちゃんとしてる。
滞在期間も３日から１０日と大幅に延長、時刻も明確に５つに分けられ、変わり目も確認出来る。
マップ移動になり、移動が楽に。
侍道Pに比べてもグラフィックスが綺麗で凡そ粗いと感じる場面は無かった、でも「すず」の顔は相変わらずだった…
体力・気力回復、所持金増加など非常に役に立つ隠しコマンドあり。
同心や岡引相手でも一方的に逮捕される訳ではなく、逃げても斬り捨てても可。

BAD/REQUEST

●気力の存在
体力の他に数値０になると１日寝込む気力という新しいゲージが追加されたんですが、これが邪魔以外の何物でも無かったです。
施設の存在を理由付ける為とか色々あったんでしょうがコマンドが無ければ快適性が大幅に下がってたと思います。
●話が若干進め辛い
依頼で向かった場所で強制イベントが起こってしまい、仕事が失敗してしまったり。
ヤクザや同心に喧嘩を売られ、こっちは刀抜いてないにも関わらず町人の好感度が下がって店に入れなくなったり…と細かいところで困った事になります。
特に町人勢力の好感度は店や鍛冶屋の利用や本筋に関わったりと重要な割に下がり易く、挽回手段が百人斬りしか無いので悩みの種。
それと一から十まで示してくれって訳では無いんですが、イベントが重なった時等にフラグが立ったのか立ってないのか解らなくなるのが少し辛かった。
●居合刀の硬度がやたら上がり易い
技が連発出来ないくらい軟い、敵が使うとポッキンポッキン折れます。
せめて硬度上昇を抑える冠名を付けたら控え目になっていただけると有難かったかも。

COMMENT

PSP-1000使用、メディアインストールしてからプレイ開始、侍道Pクリア済。
いやー面白いですね！
キャラ良し、ストーリー良し、コレクト要素多数、自由度高い、文句無しで満足感５が付きますね！
満足感に関する詳細な説明はGOOD!に書いた内容で代えさせていただけると幸いです。
「武士の挑戦状」にはあまり触れていませんが、やり取りもステージの小ネタも凝ってるし、何より刀の鍛錬の為の救済措置として楽しめるくらいの作業量で良い追加要素だったと思います。
難易度に２を付けましたが採点基準の「普通（デフォ）でプレイした場合」に則ったものであり、鍛えてない刀で高難易度に挑んだ場合は３相当かと。
でも、刀が鍛え易いので直ぐに太刀打ち出来るレベルまで持っていく事が出来るのでやっぱり２かも？
どちらにせよ、鍛冶屋で刀折られたPS2版に比べて快適性も上がったので新規の方も苦にならないんじゃないでしょうか。
新規の方と言えば、シリーズ作ですが前作と直接的な繋がりがあるものは何も無いので安心してプレイ出来ますよ。
ただ、プレイしてるとニヤリとする要素もあったり…
遊び尽くすのに根気は要りますが本気は要らないゲームなので手軽にも熱心にも遊べるのが携帯機の強みとマッチしてて素晴らしい移植作だと感じました。
欲を言えばチェルシーが使いたかったな…

プレイ時間：30時間以上60時間未満(クリア済)
羅万さん(レビュアー情報) [2009/09/17 掲載]

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オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
4pt	3pt	4pt	5pt	5pt	2pt	2pt

総合点
82pt

GOOD!

・ストーリー・
３つの勢力に別れるマルチエンディング
思わずすべてのエンディングを見たくなってしまうのは自分だけではないはず

・キャラクター・
『天原の名無しっ子』を筆頭に個性あふれるキャラクターが多いこの作品
武士の挑戦状では他作品のキャラも出てきており、シリーズファンにはたまらない

・戦闘システム・
相手の攻撃を捌いてからの必殺は何とも言えない爽快感！

・刀・
二刀流・忍者構え等、初心者でもやってみたいと思わせるに十分な作品
かっこいい技や思わず笑ってしまう技まである
自分に合った一本を探してみてるのも面白い

BAD/REQUEST

・キャラクター・
キャラクターというよりシステムかもしれないが、キャラが無表情すぎて愛想がないのが残念

・ロード・
インストールしないと人が出てくるたびにスローになって遊べたもんじゃないのがＸ

・刀・
今のところ追加の刀を確認してない
ＰＳＰで出すのなら、もう少し手を加えてほしかった

・戦闘システム・
難易度むずかしいだと、敵が崩しを多用し大技は蹴りで止められるので、初めてプレイする人にとってはストレスがたまるかと思われる

COMMENT

１・１完全版・２・２決闘版・３、侍ウエスタン、忍道やりました

あのやりこみアクションが携帯ゲームで出るなんて感激です
ここ最近はずっと侍２やってる自分ｗ
しかも刀の質(分子)下げられるから、美帝骨やばいｗ
紅大吟醸が、秘伝黒生(百鬼夜行)が、鬼神滅裂が、氷柱割りがＰＳＰでできるなんて…ｗ

ただキャラ追加少ないのとと相変わらずの刈部の声
かっこわるいんでなんとかしてください

とりあえず今から武士の挑戦状で浮雲の小太刀ハメしてきます(・ω・)ノ

プレイ時間：100時間以上(クリア済)
汐華初流乃さん [2009/10/12 掲載]

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