東京鬼祓師 鴉乃杜學園奇譚 レビュー
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オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 2pt |
76pt
GOOD!
【オリジナリティ】
多くの方が挙げている過去作品をプレイしたことがないので、感情入力
システムも新鮮でした。花札を用いたバトルも日本ぽくて良かった。
【グラフィック】
2Dの背景、キャラの立ち絵ともにキレイだと思います。キャラデザインも
何かに媚びてる感じもなく、設定も暑苦しいキャラはいますが許容範囲。
【サウンド】
久々に頭の中でループする曲を聞いた感じです。日本人だからなのか
「和」に癒されます。
【熱中度】
謎解きも比較的簡単なので詰まるところもなく、寄り道しなければ
さくさく進みます。ですがエンディングまで思いのほか時間をくって
ました。それなりのボリュームです。
BAD/REQUEST
【ダンジョン探索】
ギミックが簡単すぎかと。あるアイテムを取って、扉を開けたら次の
部屋にもうそのアイテムを設置する場所があったり。バイオハザード
以下の難易度。
【バトル関連】
花札の使い勝手に偏りがあり、また特定の花札の武器強化が強すぎて
終始同じ戦法を使ってました。これだけボスでノーダメージなRPGは
初めて。加えてザコ敵が、弱点が分かったやつが後半に色変えで登場し
弱点も同じのためバトルが単調になった。
【快適さ】
許容範囲ですが、キャラの立ち絵がかなりゆっくりフェードインして
くるとか、クエスト受けるタイミングで何故か逐一ボイスが入っている
とか、微妙にイラっとくるところがあります。
【アドベンチャー】
いつでもセーブできるわけではないので、好感度を上げるために偏った
選択肢を選ぶことになり、変な受け答えをした時のリアクションを
楽しめなかった。また個別に話しかける場合、会話の内容は2回までしか
変わらないところが寂しい。
【マルチエンド】
かなり慎重に進めていても最終話に分岐する選択肢が出なかった時に絶望
した・・・。しかも直近からは修復不可で、Wikiにすら正確な到達条件が
載ってない極悪仕様。当然未回収の謎あり。
COMMENT
さすがアトラス。総合的には良質なRPGだと思います。
しかしながらそこはアトラス。昔に比べキャラデザインが今風になって
いるとはいえ万人受けはしないかもしれません。
ブラッシュアップすればとんでもないゲームに化ける。
あと、タイトルをもっと読みやすいのにしたらいいのに。

オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 2pt | 2pt |
73pt
GOOD!
なんといっても和の雰囲気と個性的なキャラクターたち。
オカマ、変態、熱血暴走男、セクシー女教師などなど。
ベタすぎて逆に新鮮なキャラクターたちとの「感情入力システム」による交流が楽しくてしょうがなかったです。
めっちゃくちゃ濃ゆ?い面子が、濃ゆ?いセリフを連発するんですが、セリフ回しが上手いというか、なんというか。
上手く説明できませんが、キャラクターたちに本当に自然に感情移入できるんです。
最近のゲームにありがちな、ライターの自己陶酔が前面に出たようなテキストじゃなく、不自然な日本語も無いので、非常に気持ちよくプレイできました。
個人的な話になりますが、最近やったゲームがことごとく電波なシナリオで不快なものばっかりだったので、久々に落ち着いてゲームに没入できたことだけでも、非常に満足度は高いです。
さすがアトラス。
ますますこの会社が好きになりました。
とはいってもシナリオ自体は、ありがちな話。
ここに期待しすぎると、がっくり来ちゃうかもしれません。
とにかく、この個性的なキャラクターたちを好きになれるかどうかでしょうね。
BGMは特別耳に残るものはありませんでしたが、和の雰囲気は個人的に好きです。
ADVパートのグラフィックに関しては、非常に綺麗だと思います。
ダンジョンパートについても、十分なグラフィックです。
技術的にどうこうではなく、全体のグラフィックを通して、統一感があり、クリエイターの方のこだわりが感じられる出来だと思います。
BAD/REQUEST
肝心のダンジョンパートが微妙です。
もっさりです。
敵の動きにも製作者のこだわりが感じられるのですが、完全に裏目に出てます。
敵一体一体が、「シャリーン…(間)…シャリーン…(間)…シャリーン…(間)…」って感じで動きます。
んでもって、ようやく移動が終わったかと思うと、「よいしょー!!…(間)…よいしょー!!…(間)…よいしょー!!…(間)…」ってまったりと攻撃してきます。
さらに、こちらが攻撃するとき、射撃で弱点を狙えば高ダメージを与えられるのですが、ここで非常に繊細なターゲッティングを求められます。
コンマ何ミリでの正確さが要求されます。
これによって戦闘のテンポはさらに悪化…
(射撃を使わない戦い方も出来ますよ念のため)
この辺は、公式サイトの動画で戦闘シーンを見られるはずなので、気になる方はチェックしてみてください。
アイテム数は結構多いのですが、消費アイテムが主なので、収集欲も沸かず……
キャラクターの成長要素もイマイチ…
クエストも作業になりがち…
とにかくシナリオをすすめる以外に、ダンジョン探索の動機がほぼ無いんです。
メガテンでいう悪魔合体のような、なにかやり込めるシステムがひとつでもあれば、ダンジョンの楽しみ方も少し違ったものになってたかもしれません。
私は、正直ダンジョンパートがどうしても好きになれず、2回放置しました。
で、再開すると「ま、落ち着いてやればこれもなかなか面白い」と思えるんですが、すぐうんざりします。
最後は、意地でクリアしました。
COMMENT
要のダンジョンパートがまったく好きになれなかったのに、このゲーム自体は大好きです。
ここ数年の中でも、かなり上位に入ります。
とにかくゲームの雰囲気とキャラクターが魅力的。
続編はもちろん、川嵜暁さんシナリオのゲームがまた出るのなら、ぜひやってみたいです。
というか個人的に、最近はどうもアトラス以外のRPGには手が出せなくなってきました。
アトラスのRPGには、他の日本のゲームにありがちな、シナリオのなんともいえないむずがゆさが無いです。
今後もぜひ、大人も楽しめるRPGを作り続けていってください。
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ECHO NIGHT
GOOD!
東京魔人学園伝奇シリーズに代表される感情入力システムを採用したアトラス二作目のADV+RPGだが九龍妖魔学園紀の続編ではない。しかし、いわばこれらの作品の心臓部であり、ゲームとプレイヤーの一体感を強固にするこのシステムの力は、今作品でも十分に発揮されていたと私は思う。私がJRPGの良心とも思っている物語性とそこへの没入感は、このごろお目にかかる他のゲームでは感じられなかった満足感を私にもたらしてくれた。
オリジナリティーという点では先発の作品を知っている方々には新しさを感じられないかもしれないけれど、それを差し置いても十分に遊べるゲームだと思った。
グラフィックはPSとPS2の中間といった感じだろうか。ダンジョンのギミックなどにポリゴンを駆使しているが荒さは気にならない。初めて見る人にはこのゲームのデザインに少し戸惑いを覚えるかもしれないが、やはりその良し悪しも作品への没入感が鍵となると思う。当たり前ではあるが、初めから苦手意識をもたれているとゲームが楽しく感じられなくなってしまうことだろう。私はそれほど強い先入観を持たずにゲームを始めることができたので、プレイヤー兼キャストとして物語を進めて行くうち、初めは癖のあったキャラクターにも強い愛着が湧いてくるようになった。
サウンドに関しては、アトラスの主要クリエーターである土屋氏らが担当となっている。優れているとまではいえなくとも物語に自然と寄り添う親しみやすい曲になっていると思う。発売前少々話題になった今作のオープニング兼テーマ曲も、何度か聞いているうちに耳に馴染んでくる。例えば母親の子守唄が仮に特徴的でさらに個性的なものであったとしても次第に愛着が湧いてくるといった感じだろう――といったら言い過ぎか。しかし物語の要所で少しアレンジの加わったBGMとして流れてきた時は虚言などでなく本心から感動した。
BAD/REQUEST
シナリオに関しては自分の嗜好からも少し厳しくなってしまうかもしれないが、客観的にプレイした状況で考察すれば、物語の設定や展開にやや強引なところが見受けられるところがなくもなかった。特にノンフィクション的な部分をもう少し自然に取り込めていれば、と思う部分もあったが、発売当時前後の他のゲームと比較するならシナリオを良い点としてあげてもよかったと思う。
そしてPSP自体の制約かPS2の九龍妖魔学園紀に比べてゲーム内の小品的なものが控えめでヴォリュームが小さく感じられる部分があった。まあ、自分の欲求に反比例して小さく見えているだけなのかもしれないが。
COMMENT
熱中度や満足感に関しては、どれだけこの作品に入り込めるかであって、人それぞれだとも思うので具体的に言及するつもりはなかったが、よくJRPGにある主人公の没個性化はこうした形に進化していくためのものであって、海外発のRPGに比べて局地的でありながらも、ビデオゲームのもつ一つの独自性としてアトラス等が目的としているだろう答えに近づいていくものだと私は思った。既存の作品や価値観にとらわれずに、今後こうしたジャンルの作品が発展していくことに期待したいと思う。
プレイ環境 PSP-1000使用
体感的にどう感じるかは別としてロード時間は短めだと思う。
手持ちのゲームと比較する場合、PSP版ジルオール(RPG)に比べればゲームテンポは快適といえた。あまりやったことがないのでわからないが、他のテキストADVに比べれるとどうかはわからない。
ただ、敵配置のときに少しタイムラグがあり、心に余裕がないときはやきもきさせられる。