ファイナルファンタジーIX(FF9) レビュー
発売元 | スクウェア・エニックス(オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2010/05/20 |
価格 | 1,500円(税込) |
レーティング | 【A】全年齢対象(CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 (?) | |
タイトル概要 | ■ ゲームアーカイブス ■ ジャンル:ロールプレイング ■ プレイ人数:1人 ■ 必要容量:1,550MB |
スコアボード
ユーザーレビュー
ソート(デフォルト:ALL)
462人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
1pt | 4pt | 4pt | 3pt | 4pt | 2pt | 1pt |
61pt
GOOD!
・グラフィックが鮮明さを発揮しつつ、各キャラクターやクレイラやウイユヴェール等多様な世界の個性を壊さずに表現出来ているのは評価に値する。
ムービーでもアレキサンダーVSバハムートのイベント等要所要所で「魅せる」努力の形跡が垣間見える。
・シンプルで無難ではあるが、そつのないストーリー。今回一番のウリでFFVIIやXにもそれ程引けをとってはいません。
この作品の主人公中の主人公は、ジタンではなく、間違いなくビビです。最初は、プレイヤーの自分も、それに彼の周囲の仲間も、「人よりちょっと変わった、でも優しい男の子(正確には人形)」だったビビ。
しかし、物語が進行するにつれて、その衝撃的な生い立ちが明らかになっていきます。そして、最終的に明らかになる、人形として逃れようの無い、そして残酷とも言える結末・・・。
でも、名目上の主人公であるジタンなどに勇気付けられ自分を受け入れ、そして恐ろしくても、不安でも前に進もうとするビビ。ビビが黒魔導士の村の墓地で、仲間に対して言った言葉には、それまでの旅と、そして仲間達とのふれ合い、様々な出来事によって精神的に大きく成長した彼の姿がありました。
(この自分の運命を受け入れる覚悟の魅せ方はFFXのティーダにも受け継がれています)
そして終末、VIIでのヒロインの死と同様泣いたプレイヤーが多かったです。
・クリスタルの扱いについては別にどうでも、過去FFIIでもクリスタルの登場しなかった秀逸でドラマチックな物語がありますし、風火水土のクリスタルを主軸としたストーリーは、FFVですでにマンネリに陥っていました。
・カスタマイズなど、特に前作が煩雑で無個性化であったシステムの単純化。
かつ、4人パーティーに戻り殆ど自由にパーティーを変更できる。キャラが個性的かつ魅力的であるからなおさら。
・難易度に関しては、やはり簡単でありますが。特に前作FFVIIIのようにバランスが崩れていませんでした。ちなみに前後の作品と比較するとX≧IX>VII(注:挙げた3作品とも簡単な部類に入る)といったところです。
そもそもFFシリーズで戦闘自体での本質的な難易度は伝統的にそれ程求められていなかったし、FC時代は難しかったといってもFFI、IIIはむしろ長いダンジョンとの戦いだったし、IIは成長システムに対する誤解が本質であります。
難しさのバランス取りは、失敗すると怒髪天を突くほど面白くなくなるのだから(そのいい例がDSのFFIVリメイクやFFXIIIだった)。
BAD/REQUEST
・ 世界観などは初期のFFの借用です、4属性のカオスやグルグ火山などFFIを中心とした過去作のオマージュが多かったです(音楽もオマージュされていました)。
マダイン・サリの壁画イベントを見る限り「光の戦士」はFFIの主人公を指しているのでしょうか。
・全体的なテンポの遅さでしょうか。とにかく、戦闘中に攻撃するのも遅いです。FFIVで初めて導入されたATBの戦闘システムは臨場感のあるスピーディーな戦闘がウリだと思うんですが、本作ではゲームテンポの悪さ故かそれを生かしきれてないと感じました。
・FFIXのトランスはシリーズ中最も使い勝手の悪い必殺技ではないでしょうか。狙ってトランスできないことも不満でした。特に戦闘終了直前でトランスした時の虚しさといったら・・・。
COMMENT
グラフィックについては過度な演出は控え、プレイヤーにゲームを楽しませる事にも注力されている安定した出来で、褒めるべき部分も多いです。XIIとXIIIの出来があまりにも酷かったものだから、未だにこのIXとXが現在素直にお薦めできる『FF』で一番新しい物と呼んで差し支えはないと思いました。
上に長所および短所を箇条書きにして記しています。VIIやXの個性の強い魅力みたいなものはないが、このIXはオーソドックスな分入り易くなっているのが魅力です。
おっしゃる通り新鮮味に欠けるところはあります。
でもFFVIIIという革新の大失敗の直後にあたる当時を考えると、ファンの呼び戻しや新たなファンの呼び込みといった立て直しが急務であった為、この様な無難で手軽なFFが求められたところがありますし、現にFFIXがきっかけでFFワ?ルドに入った人も結構いて、それがFFXでの巻き返しにも繋がったのだから・・・・。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 3pt | 3pt | 4pt | 2pt | 1pt |
62pt
GOOD!
キャラクターも原点回帰ということで等身が下がりましたが、どこかほのぼのとした世界観には非常に良くマッチしていたと思います。キャラクターの個性の強烈さもかなり際立っていたと思います。
ここ掘れチョコボのチョコグラフの地形探しもなかなかに面白かったです。特に苦戦したのが全て海のチョコグラフ。見渡す限りの海の場所・・・探す前からかなり無理感がありましたが、その分成功するとうれしいです。
アビリティシステム、装備システムはこれまでのRPGのプレイでよく見られる「もっと優れたアイテムが出てきたら売る」ということが簡単にできないというのがいいです。また、このアビリティも序盤で出てくるエスカッションという防具がなければコンプリートできなかったりエクスカリバー2の様な早解きのご褒美もあったりと、「プレイヤーに2周以上させる」作りとしてはうまいと思います。
BAD/REQUEST
この作品のこういった点は、私の評価はイマイチです。
全体的にデザインのタッチがガラッと変わった印象があります。
VIIやVIIIとは違った個性が出てきたのは面白かったのですが、色使いが多少雑に感じます。
ファンタジー色にこだわろうとすると、ああなって当然なのでしょうが、むしろ安っぽく見えてしまったのが残念です(この点はGoodでも述べていますけど)。
カエル採りなど、ミニゲームがとにかく豊富なFFですが、カードゲームは後半にならないと本当のルールが見えてこない、カードが100枚までしか持てないというのが不満です。説明が長いのはいいとしても、あの世界の住人はルールが曖昧なまま何故ゲームができるのかが不思議です。で、いまだにコンプリートできず。このカードゲームをコンプリートした人は相当なやりこみ派といえるでしょう。
個人的な意見ですが、音楽が全体的にゆっくりしすぎていてテンポが悪い気がします。特にボス戦の曲はもっと激しいのが良かったですね。
戦闘システムに関してはトランスの制御がしにくいというのがマイナスですね。ボス戦のためにトランスを温存しておきたいのに雑魚戦で勝手にトランスしてしまうこともしばしばでした。次のFFXでその辺は改善されているとはいえ、ちょっと今回のは癖の強いシステムでした。
COMMENT
プレイステーション最後のファイナルファンタジー。
テーマは原点回帰。原点回帰と銘打たれただけに、随所に過去のファイナルファンタジーに見られた要素が散見されます。ただ、クリスタル再び・・・といわれていても登場したのは本当に最後の最後。クリスタル再びというにはどうしても印象が薄い印象は否めませんでした。
とはいえ物語の根底の根底にひっそりと関わっていることは間違いないと思います。クリスタル、というよりむしろ記憶、ですが。生きること、記憶を紡ぐこと。ファイナルファンタジーシリーズにおけるテーマの中では最も好感を持ったものの一つです。
FFシリーズでトップクラスに難易度が低いと評判のIXですが、VIIとかのあまりの簡単さに軽く失望していた私にとっては関係ありません。
ボスキャラが弱すぎますね。他のと比べてもその簡単さは際立っています。
VIIから導入のリミット技(みたいな)はあるし、アビリティシステムいつもどおり健在で至れり尽くせりなのに簡単に9999ダメージ固定に出来る技とかいつでもヘイストとかまで追加されてもうどうにでもなれ、ってな感じでしたね。
しかしデザートエンプレス内の仕掛けやイプセンの古城で攻撃力の低い武器ほど、威力が上がる様に逆転したりとかは、難易度はともかく趣向を凝らしていて新鮮な感じでした。
記憶の場所とクリスタルワールドに出る敵(ベヒーモス等)やボスはそこそこ強かった気がしますが・・・ダンジョンはやはり歯ごたえなさ過ぎです。ラスボスに関して言えば個人的にはシリーズ最弱だと思うのですが・・・俗に言う固定ダメージ技を使うまでもないです、いつでも系アビリティがあれば通常攻撃のみで余裕に倒せるラスボスだったりします。バランス調整に関して今作は明らかに失敗作だと確信しました。
まあ、PS以降でファンタジーな世界はある意味で結構斬新だったのではと思いますし十分良作かな・・・。
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発売スケジュール
- 2014/06/26
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BLACK CODE ブラック・コード
- 2014/07/31
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Enkeltbillet
- 2014/09/25
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金色のコルダ3 AnotherSky feat.天音学園
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コープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアー
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タクティクスオウガ 運命の輪
Zill O'll ?infinite plus?(ジルオール)
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三極姫2?天下覇統・獅志の継承者?
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サモンナイト3
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信長の野望・烈風伝 with パワーアップキット
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英雄伝説 ガガーブトリロジー 白き魔女
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ナムコミュージアムVOL.4
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ナムコミュージアムVOL.3
- 2019/02/07更新 (2019/02/06投稿分まで掲載)
-
ナムコミュージアムVOL.2
MISSINGPARTS the TANTEI stories Complete
- 2019/01/28更新 (2019/01/27投稿分まで掲載)
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グランド・セフト・オート・リバティーシティ・ストーリーズ
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幻想水滸伝 紡がれし百年の時
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探偵 神宮寺三郎 灰とダイヤモンド
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信長の野望・蒼天録 with パワーアップキット
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輸入版:Test Drive Unlimited
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アーミー オブ ツー:The 40th Day ポータブル
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街 ~運命の交差点~ 特別篇
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グランツーリスモ
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ぼくのなつやすみ4 瀬戸内少年探偵団「ボクと秘密の地図」
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沙羅曼蛇
- 2017/10/21更新 (2017/10/20投稿分まで掲載)
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輸入版:Alien Syndrome
- 2017/09/18更新 (2017/09/17投稿分まで掲載)
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セプテントリオン
- 2017/08/22更新 (2017/08/21投稿分まで掲載)
-
ECHO NIGHT
GOOD!
オーソドックスで、ほのぼのとしてそれでいて手堅いシナリオ
例えば、後半のジタンとサラマンダーのある城でのエピソード:一匹狼か旅は道連れか?。はどっちもどっちとして凄くよく出来たエピソードだと思う。なまじ大抵はどっちかがカッコよく描かれるだけに。
ジタンのセリフを説教くさいと取るか、いいこと言うじゃん!と取るかでシナリオ評価はかなり評価が変わる。自分は後者。
後は7や8とは逆に主人公がヒロインにアプローチする点が良かった。やっぱり男の子は好きな女の子には積極的にアタックしなきゃ。
グラフィックでは、映像のクオリティもさることながら、美形キャラばっかりじゃなくひと癖もふた癖もあるキャラクターたち。
音楽では飛空艇の音楽もいいですね。飛空艇の音楽はどのシリーズも好きですが特に9の音楽が気に入りました!
BAD/REQUEST
システムが武器防具から引き出すアビリティーにしてもATBにしてもミニゲームにしても保守的で実験臭がしないからねぇ、悪く言えば凡庸。
キャラの操作性は良いのですが、戦闘のロードの長さ、エンカウント率の高さ+逃げにくさが結構ウザったい。とんずら使わないとぜんぜん逃げられないのがちょっと…
すっげー簡単に進めるのがいけていない、ボスも殆ど単体攻撃ばかりだし、ラスボスなんかこちらの状況次第(戦闘不能者の有無数)で手加減までしてくれる上、HPに関しては4体のカオスより低いです。
それ以前によほど運が悪くない限り死なないと思うので手加減しなくていいです…。いつでもリジェネ強すぎ、クジャとラスボス弱すぎ。
『生とはこれほどまでに強大なものなのか…』と言ってましたが、言わせてもらえば『すべてを無に返す存在とはこれほどまでに貧弱なものなのか…』と言いたいです。
裏ボスのオズマもたたみ掛けの早さこそ半端ないけど、結局、紙なのは他のボスキャラと変わらないからな…。少し攻撃に耐えられれば即倒せる。
盗賊の証、グランドリーサル、竜の紋章、ショック、かえる落とし、これだけ簡単に9999出るのにHP50000では明らかに足りん。
終盤になると敵が一体ずつしか出てこなくなり、わびしい。
普通にクリアする上では難易度が低い割に、逆にイベントを極める事に関しての難易度は高い。エクスカリバー2+ランクS+アスリートって、できる人って少ないんじゃ?
COMMENT
戦闘のロードが長い、敵が弱過ぎ、一切の冗談抜きで敵のHPをあの3?4倍は欲しかった、そしたらもっと面白かったのに。
クリスタルの出し方が半ば無理矢理等、結構不満があるけど7以降失われつつあったものが一旦戻ってきてくれて、PSの7,8,9では一番面白いと感じた。
ただ、安定したRPGはやっぱ評価も「良くも悪くもない」と言った安定程度かなと。