ラストランカー レビュー
スコアボード
ユーザーレビュー
ソート(デフォルト:ALL)
442人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 3pt | 3pt | 2pt | 4pt | 2pt |
59pt
GOOD!
■オリジナリティ
・世界観
強さのランクが全てで、上位ランクの7騎士によって管理されているという世界観が、
同社から発売された「ブレスオブファイアV」にとてもよく似ている。
ゲームシステムは大きく異なるが、あの作品もD値が全てで、D値上位の統治者に
支配されているという世界観だったため、多少は影響を受けているのではと感じた。
・ストーリー
ランキング1位を目指していくという単純明快な目的に、
やがて世界を脅かす危機が絡んでくるという非常にわかりやすいストーリー。
・ゲームシステム
敵ランカーとの1対1のリアルタイムバトルと、修練(クエスト)をこなして、
ランキング1位を目指していく。
バトルは、戦闘スタイルを切り替えながら、行動ポイントが溜まった際に、
攻撃、ガード、スキル等を使い、敵を倒していくというもの。
なお、バトル中はアイテムが使用できない。
敵ランカーとの戦いは基本的に1対1なので、戦闘自体は短め。
敵ランカーだけでなく、ランダムエンカウントによる雑魚モンスターとのバトルもあるが、
エンカウント率はそれほど高くない。
■グラフィックス
キャラクターは元絵をかなり忠実に描いており、携帯機でこれだけ表現できれば
十分だと思う。一部プリレンダムービーが使用されているが、必要性は感じなかった。
■音楽
本作の作曲家は、下村陽子。強烈に印象に残る曲はなかったものの、
平均以上のデキなのはさすがベテランといったところ。
敵ランカーとのバトル時に流れるボーカル付きの曲はなかなか良い。
■熱中度
テンポよくサクサク話が進むのは良いのだが、
止め時がないほど続きが気になるというストーリーではないし、
肝心のバトルについても、もっと作り込めたのではという印象が強い。
■満足度
ゲーム全体のデキはそれなりに良いのだが、
正直、期待していた程ではなかった。
満足できなかった理由については、後述する。
■快適さ
メディアインストール機能があるため、ロードは非常に快適。
移動もマップから行きたい場所を選択するだけだし、
長ったらしいダンジョンもない。
■難易度
バトルは、負けるとほとんどの場合ゲームオーバーとなるが、
その場で即リトライが可能。(メニュー画面での準備からリトライすることも可能。)
そのため、難易度は決して高くない。肝心の7騎士との戦いも、
強制負けイベント以外では意外と楽に勝ててしまうため、緊張感に欠ける。
BAD/REQUEST
本作の気になった点は、以下の通り。
・ストーリーに奥深さがない。
主人公がランキング1位を目指す動機が希薄で、
他のメインキャラクターは、性格が豹変したと思えば、
すぐ元に戻ったりと違和感を感じる場面がやや見受けられる。
ストーリー重視のゲームではないと割り切れば気にはならないかもしれないが・・・。
・敵ランカーが少ない。
本作は、95000位から1位を目指していくのだが、
戦える敵ランカーは全部で91人しかおらず、
あとは修練によるランキングアップとなっている。
しかも、上位の敵ランカーにいつでも戦いを挑めるわけではなく、
ストーリーの進行によって戦える敵が決まっている。
また、一度倒したランカーには、基本的に二度と戦えない。
敵ランカーに敗れるとゲームオーバーになってしまうため、
ランキングの奪い合いを楽しむゲームではない。
・バトルの戦略性に欠ける。
本作のバトルは、メイン武器(片手剣)に、4種類のサブ武器(短剣、篭手、銃、盾)の
組み合わせによるスタイルを切り替えて戦うことになるのだが、
Attack Style(片手剣&短剣)とBreak Style(片手剣&篭手)の二つでブレイクを狙い、
スキルを使って攻撃するだけで、ほぼ全ての敵ランカーに勝ててしまう。
そのため、銃・盾を使う必要性に乏しく、全く使うことなくクリアできてしまう。
また、銃については、ゲーム中で趣味武器であると明言されてしまっており、
バランス調整を放棄しているようにも思える。
・使えるスキルが少ない。
かなり序盤で手に入る「パワーエッジ」、「ヒーリング」、「伏虎掌」と
あとはいくつかのスキルだけでクリアできてしまう。
・武器の種類が少ない。
主人公が使える武器は、片手剣、短剣、篭手、銃、盾しかない。
それぞれの武器の種類は少なく、いくつかの武器には
追加効果(毒付与)などがあるが、効果が薄い。
そのため、単純に攻撃力が高い物を装備するだけでよい。
敵ランカーは槍、ハンマー、弓、魔法などいろいろな武器を使用してくるのだから、
こちらもそういった武器をメイン武器にできればよかったのだが・・・。
・効果が微妙なアクセサリーが多い。
状態異常系の25%耐性や50%耐性については、そこそこ使えるかもしれないが、
ダメージ軽減系が2?5%といった微妙性能で、効果が実感できない。
・ボリューム不足。
個人差はあるが、本作を遊びつくしても20時間前後で終わってしまう。
また、クリア後のおまけも微妙なものしかない。
もちろん必ずしもボリュームがあればいいというわけではないが、
例えば、ジグ以外にファズやレンを主人公として選択でき、
異なるストーリー展開があるといった構成にしてもよかったのでは?
同じ値段でもっと面白く長く遊べるゲームなんて他にいくらでもあるのだし・・・。
COMMENT
プレイ環境:PSP-2000
世界観、個性的なキャラクター、ゲームシステムなど魅力的な要素が多いにも関わらず、
それらを突き詰めていないため、凡作と言わざるを得ない。
手を加えればもっともっと面白くなると感じるため、とても惜しい。
期待していただけにすごく残念だった・・・。
ただ、決してつまらないわけではないので、「気軽にサクサク進んで、
最強になっていく気分を味わいたい。」という人には向いているかもしれない。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 1pt |
76pt
GOOD!
・グラフィック
全体的にPSPとしてはなかなかでは。手なんかはちょっと適当な感じがしますが顔がよく作りこまれてます。変にリアルにしてるわけでもなく、デザイナーさんのイラストに忠実にできてるかと。
しかし特筆すべきなのは全体的な色使い。
影の色が青みがかってたり、パッと見て印象的な、それでいてイメージの残るものになっています。
このへんはデザイナーさんのイメージが上手いのでしょう、評価したいです。
・戦闘
リアルタイムかつ、ただボタンを押すだけではないシステムが良いですね。
行動ゲージを溜めるために敵の攻撃をギリギリまで引きつけて防御したり、後の行動のために少し手数を抑えてみたり。
詰めの甘いところはあるのですが、これを進化させたらさらに化けるシステムではないかと思います。
・ストーリー、キャラクター
ストーリーが適度な長さで凄く遊びやすいです。
1周に時間のかかるRPGはかなりしんどいので個人的にはこれくらいが丁度良い。
またキャラクターが個性豊かかつ、決して嫌味を感じない(良い意味で感じさせるキャラも居ますが)のが好感が持てます。
特に主人公は無愛想な性格なので、下手するとプレイヤーに嫌われるキャラクターになると思うのですが上手く良い面も合わせ持ってて好かれるキャラに仕上がってるのでは。
・快適性
メディアインストールでほぼロードがありません。あっても1秒足らずで終わります。
マップ間のショートカットや現在受けている修練(クエストみたいなの)もこまめに確認できたりして快適さでイライラすることはあまりありません。
特に良かったのが戦闘に負けてもリトライ出来る点!すぐに再挑戦できるし、事前に装備やアイテムも使用できるので負けても苦になりません。これは評価したい。
BAD/REQUEST
・ボリュームが少ない
クリア後のやり込み要素があまりなく、結構あっさりクリアできることもあってボリュームが少ないと感じます。
ディープなRPGファンには、この点はかなり物足りないのでは。
・自由度が少ない
せっかくランキングという明確な目標があって自由度が出そうな題材なのに、一本道なのが勿体無い!
確かに物語を考えると極端に自由にしすぎるのは難しいのかも知れませんが、もう少し節目ごとのランキングに幅があっても良かったのでは。
・戦闘
システム的には良いのですが、バランス調整がやや温めです。
特に戦闘中アイテムが使えないからか回復系のスキルが高性能過ぎる気がします。
装備の差別化とスキルのバランス調整がもっと詰められてたら良かったかもしれません。
ライトユーザーには結構歯ごたえがある難易度かもしれませんが。
・ストーリー
終盤が少々駆け足気味でところどころ何か飛ばしてるんじゃないか?と思えるような展開が続くのがちょっと残念です(具体的には海岸に行く辺りから)。
大筋は悪く無いと思うのですが、演出や描写がもっと細かったら良かったと思います。
・マップ間のショートカット
概ね良いと思いますが、自室に一発で行けるようになれば良かったかなと思います。
COMMENT
正直予想外に面白かったです。
私は長いRPGをやるのがしんどくて最近のRPGは全然触れてなかったのですが、サクッとクリアできるのでダレることなく遊ぶことが出来ました。
反面、ボリュームが少なかったり自由度が少なかったり、素材は良いのに「勿体無い」と思う点が多かったです。
私のように1周が長いのはしんどい、ちょこちょこと進めて適度にできるRPGがやりたいと思ってる方にはオススメできます。
ただし、腰をすえてじっくりとやりたいというディープなRPGファンには物足りないと感じるのでは。
次回作・・・は出るかどうかわかりませんが、このキャラクターたちをこのまま終わらせるのは勿体無いなとは思いますし、期待したいところです。
・・・でも先にブレスオブファイア6を出してね、カプコンさん(笑)
検索
発売スケジュール
- 2014/06/26
-
BLACK CODE ブラック・コード
- 2014/07/31
-
Enkeltbillet
- 2014/09/25
-
金色のコルダ3 AnotherSky feat.天音学園
サイト情報
- お知らせ
-
Switch mk2(Switchのゲームレビューサイト開設しました。皆さまの投稿お待ちしております!)
- 2020/12/01更新 (2020/11/31投稿分まで掲載)
-
コープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアー
- 2020/06/10更新 (2020/06/09投稿分まで掲載)
-
タクティクスオウガ 運命の輪
Zill O'll ?infinite plus?(ジルオール)
- 2019/12/31更新 (2019/12/30投稿分まで掲載)
-
三極姫2?天下覇統・獅志の継承者?
- 2019/11/12更新 (2019/11/11投稿分まで掲載)
-
大戦略VII エクシード
サモンナイト3
- 2019/10/15更新 (2019/10/14投稿分まで掲載)
-
信長の野望・烈風伝 with パワーアップキット
- 2019/08/31更新 (2019/08/30投稿分まで掲載)
-
スーパーロボット大戦α
- 2019/08/24更新 (2019/08/23投稿分まで掲載)
-
英雄伝説 ガガーブトリロジー 白き魔女
- 2019/06/13更新 (2019/06/12投稿分まで掲載)
-
うたわれるもの PORTABLE
- 2019/05/14更新 (2019/05/13投稿分まで掲載)
-
FIFA13 ワールドクラスサッカー
- 2019/04/22更新 (2019/04/21投稿分まで掲載)
-
ガンダムバトルユニバース
KING'S FIELD
- 2019/03/14更新 (2019/03/13投稿分まで掲載)
-
ナムコミュージアムVOL.5
- 2019/02/27更新 (2019/02/26投稿分まで掲載)
-
ナムコミュージアムVOL.4
- 2019/02/22更新 (2019/02/21投稿分まで掲載)
-
ナムコミュージアムVOL.3
- 2019/02/07更新 (2019/02/06投稿分まで掲載)
-
ナムコミュージアムVOL.2
MISSINGPARTS the TANTEI stories Complete
- 2019/01/28更新 (2019/01/27投稿分まで掲載)
-
グランド・セフト・オート・リバティーシティ・ストーリーズ
- 2019/01/18更新 (2019/01/17投稿分まで掲載)
-
ナムコミュージアムVOL.1
- 2018/12/31更新 (2018/12/30投稿分まで掲載)
-
幻想水滸伝 紡がれし百年の時
- 2018/12/27更新 (2018/12/26投稿分まで掲載)
-
探偵 神宮寺三郎 灰とダイヤモンド
- 2018/12/03更新 (2018/12/02投稿分まで掲載)
-
信長の野望・蒼天録 with パワーアップキット
- 2018/10/10更新 (2018/10/09投稿分まで掲載)
-
沙羅曼蛇 ポータブル
- 2018/10/04更新 (2018/10/03投稿分まで掲載)
-
リッジレーサーズ2
- 2018/09/28更新 (2018/09/27投稿分まで掲載)
-
刻命館
- 2018/09/12更新 (2018/09/11投稿分まで掲載)
-
熱血親子
- 2018/08/01更新 (2018/07/31投稿分まで掲載)
-
三國志IX with パワーアップキット
- 2018/07/05更新 (2018/07/04投稿分まで掲載)
-
輸入版:Test Drive Unlimited
- 2018/06/12更新 (2018/06/11投稿分まで掲載)
-
アーミー オブ ツー:The 40th Day ポータブル
- 2018/06/05更新 (2018/06/04投稿分まで掲載)
-
流行り神3 警視庁怪異事件ファイル
- 2018/04/25更新 (2018/04/20投稿分まで掲載)
-
スーパーロボット大戦F 完結編
- 2018/03/26更新 (2018/03/25投稿分まで掲載)
-
戦国無双3 Z Special
- 2018/03/22更新 (2018/03/21投稿分まで掲載)
-
真・恋姫†夢想 -乙女繚乱☆三国志演義- 蜀編
- 2018/02/13更新 (2018/02/12投稿分まで掲載)
-
スーパーロボット大戦F
- 2018/02/01更新 (2018/01/31投稿分まで掲載)
-
パワースマッシュ NEW GENERATION
- 2018/01/19更新 (2018/01/18投稿分まで掲載)
-
サモンナイト5
- 2018/01/10更新 (2018/01/09投稿分まで掲載)
-
みんなのGOLF ポータブル2
- 2017/12/26更新 (2017/12/25投稿分まで掲載)
-
みちのく秘湯恋物語 kai
- 2017/12/20更新 (2017/12/19投稿分まで掲載)
-
街 ~運命の交差点~ 特別篇
- 2017/12/17更新 (2017/12/16投稿分まで掲載)
-
グランツーリスモ
- 2017/11/05更新 (2017/11/04投稿分まで掲載)
-
ぼくのなつやすみポータブル2 ナゾナゾ姉妹と沈没船の秘密!
ぼくのなつやすみ4 瀬戸内少年探偵団「ボクと秘密の地図」
- 2017/10/25更新 (2017/10/24投稿分まで掲載)
-
沙羅曼蛇
- 2017/10/21更新 (2017/10/20投稿分まで掲載)
-
輸入版:Alien Syndrome
- 2017/09/18更新 (2017/09/17投稿分まで掲載)
-
セプテントリオン
- 2017/08/22更新 (2017/08/21投稿分まで掲載)
-
ECHO NIGHT
GOOD!
・オリジナリティ
単純にランキング 1 位を目指せ、というシンプルな目的が非常にわかりやすくてよかったです。まあ最後は謎の何とかいう敵を倒すんですが。
・グラフィック
CG そのものよりもカメラワークの上手さが目立っています。
・熱中度
ランキングを上げたくて、ストーリの先を知りたくてとにかくずっとプレイしっぱなしでした。もともと 7 月末に発売の「イース vs 空の軌跡」までのつなぎと思って購入したのですが、つなぎどころか本気でプレイしてあっという間にクリアしてしまいました。熱中度は文句なしの 5 点です。
・快適さ
多くの人が語るようにシステム周りの快適さやロードの短さ、移動時のワープなどプレイする人のことを考え抜いたような快適なゲームです。他のゲームもこのラストランカーを見習ってほしいと思います。本当に快適でした。これも 5 点以外にありません。
・サウンド
サントラ購入済み。特にランカー戦で女性のボーカルが入る曲が素敵です。レベル上げすぎて大して聞けないうちに倒してしまうのでサントラで聞いています。
・キャラ
七騎士(実際は 6 人)の存在や「せんぷぁ?い」など個性的で「濃い」キャラが多いです。戦えるランカー 91 人に名前と個性があるのは驚きです。
BAD/REQUEST
・ストーリー
イビノスの存在は不要だったのではないかと思います。普通にランキング 1 位を倒して終わりで良かったのでは?
・ランキング戦
負けてもリトライなどですぐにもう一度戦えるのは快適なのですが、「勝つとそのランカーのランキングと入れ替わり」というルールをプレイヤ(ジグ)にも適用しても良かったかと。あと、だんだんランキングが上がってくると下位の人たちと戦えなくなるのも残念でした。最後には闘技場の隠しキャラかモンスターとしか戦えない事になっています。
・95000 人
いろいろ削ってでも、コピペでもいいので 95000 人を登場させて熾烈なランキング戦をやらせてほしかったです。なんかいきなり 10000 位くらい上がったりすることもあるし、2000 くらい一気に上がるのは普通です。
・残念な女
せっかくの合鍵システムをロザに渡せないのが悔しいです。なんで男に渡せるんですか?そう言った意味でもロザは残念な女でしたね。というよりなんでアタッシュケースだけのゼブリラに負けてるの?
COMMENT
期待も何もせず、つなぎ目的でお店で見かけたソフトを買ってみたら大当たり、という感じでした。とにかく面白かったです。
・ジグが使う奥義でタイロンから教えてもらった奥義が大好きです。一番星?。
・心の底から怒り心頭のベイガーが本当にムカつきました。よくもあそこまで頭にくるキャラを作れたものです。「せんぷぁ?い」
・ランキング 2 位のユーリの壊れっぷりが最高でした。ファズや部下が着ている服もかっこ良かったです。ひひっ。
ボリュームが少なく物足りない、と感じる方もいると思いますが、昨今の異常なまでのボリュームのゲームより密度の濃い方が充実感があります。多けりゃいいってものでもない、といういい例だと思います。
やりこみが少ない(ない)という人が多いようですが、本来やり込みというのは自分でやり込み要素を見つけて(設定して)やり込むものです。開発者に与えてもらうものではありません。ラストランカーは結構いろいろやれそうですけど・・・。