ティンクル☆くるせいだーす GoGo! レビュー(評価)

発売元	アスキー・メディアワークス（オフィシャルサイト）
発売日	2010/09/30
価格	6,090円（税込）
レーティング	【Ｄ】17才以上対象(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3 (?)
タイトル概要	■ ジャンル：どきどきワクワク生徒会バトルラブコメ ■ プレイ人数：1人 ■ 豪華版：9,240円 ■ 豪華限定版：10,290円

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
5pt	4pt	4pt	4pt	5pt	3pt	2pt

総合点
85pt

GOOD!

※私が購入したのは通常版であるため、以下の内容はすべて本編についてのものです。

世界観や設定自体はそれほど奇抜なものではないと思われます。しかし、戦闘がとても印象的でした。まず、画面が見やすいです。情報量はそれなりにありますが、バランス良く配置されているため、ストレスを感じませんでした。また、戦闘システムとしては割と単純な部類に入ると思いますが、ユニゾンやランブルが程良いスパイスになっています。そして、詠唱のスピードや次の行動までにかかる時間、EXアタックなどで各キャラの特徴がしっかり表れている点も評価できますし、ラッシュを増やし、大ダメージを与えた時の快感は最高です。

追加ヒロインのマカロンの完成度が思いの外高かったです。恋愛対象と見られるかどうかは、個々人の趣味に依るところが大きそうですが、可愛いことは確かです。声優さんも良い仕事しています。

以上がオリジナリティーで５点をつけた理由です。

原画家さんは一人だと思いますが、イベントCGの枚数は、その割に多めだと言えるのではないでしょうか。また、星空の背景の塗りや第２部のOPラストの魔法陣が発動しているところの絵は綺麗でした。第１部OPにアニメーションが入っているのは良いですね。ADVゲームのOPでは、イベントCGや立絵を貼り付けているだけのOPも少なくありませんので、ここは評価したいと思います。

私の主観では、このゲームは、サブキャラが非常に魅力的な者が多いです。特に魔将の男性陣は個性豊かな漢ばかりでとても素敵です。是非ご自身の目で確かめていただければ、と。女性のサブキャラでは、じいやとさっちんの２人が特に好きです。じいやの凄まじいまでのハイスペックぶりとさっちんの普段のアホの子ぶりとまれに飛び出す達観した発言のギャップがGOODです。

やりこみ要素があることも好感を持てます。トロフィー集めの一環でトントロをたたき壊したり、聖沙をボコボコにすることがあるのですが、スタッフの遊び心を感じます。

これは人によってはBADに該当することなのですが、私はこちらに挙げておきます。１周するのに結構時間がかかる、すなわちボリュームがあります。ヒロインのシナリオを追い、さらにはシナリオには関係ない選択までしていたら、１００時間以上楽しめるかもしれません。

BGMや歌は及第点です。違和感があったり、不快感を感じることはないでしょう。私は、第１部OPは結構好きです（イントロがかわいいです）。

リアは変な台詞が多いのですが、何故かそれらは周りのキャラからスルーされることが多く、その扱いが面白かったです。

BAD/REQUEST

それほど悪い部分は見当たりませんでした。したがって、以下のことは、やや気になる程度のものととらえていただければ、と思います。

ロード画面に切り替わる回数が多いです。

スキップの早さにムラがあります。

データインストールを抜きにしたとしても、セーブに大きめの容量が必要になる（セーブを１つ増やすごとにメモリースティックの空きが埋まっていくタイプのようです）。

一部キャラのEXアタックの効果が分かりづらいです（私は、実際に使ってみて効果を理解しました）。

終盤に近づくにつれ、シンのEXアタックが強くなっていくために、聖沙のEXアタックの使用価値が下がります。

ヒロインの間でイベントCGの枚数に差があります。

戦闘服姿のナナカの立絵は首が痛そうです・・・

先の展開が見え見えのシーンがあると若干萎えます。

戦闘は単純であるが故に、スタートダッシュは非常に重要です。これ自体は悪いことではないのですが、いささか極端すぎます。強敵相手だと、スタートに失敗すると、こちらのターンが来ないまま、一方的にやられて敗北してしまうのが珍しくないのはいかがなものかと。

COMMENT

PSP?2000使用・データインストール利用

PC版発売が発表された頃から興味を持っていたので、今回の移植は非常に嬉しかったです。

細かいところで気になることは多いものの、７周した時点でもまだ遊び足りないというのは、ADVゲームとしては驚異的でしょう。これ１本でこれだけ楽しめるのですから、満足度は５点です。

なお、このゲームは１７才以上対象であることから分かるように、性的な表現がやや見受けられます。イベントCGでも露骨なパンチラ（パンモロの方が妥当かもしれません）が数枚あります。一般作としては今時珍しいかもしれません。したがって、こういうことに不快感を覚える方はご注意を。

ADVゲームが好きで、１本で長く遊びたい方、少し変わった戦闘をしてみたい方、お色気は好きだ、という方は購入を検討してみてはいかがでしょう。

プレイ時間：60時間以上100時間未満(クリア済)
傍観とんぼさん [2010/10/17 掲載]

このレビューはオススメ？　

[問題報告]

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
5pt	4pt	4pt	4pt	4pt	4pt	3pt

総合点
82pt

GOOD!

主に追加要素というかほぼファンディスクに近い「スターリットブレイブ」色の強い選評となります。

・バトルゲームのシステムが斬新。
PC版メーカーのプロダクションぺんしる作のゲーム「プリンセスうぃっちぃず」のバトルゲームもそうだったが、今作のバトルゲームは単純でありながら非常に奥深いシステムとなっている。むしろこちらの方にこそ気合を入れたのではないかと言うくらい。
PC版でも非常に熱中させてもらったので、今回オリジナリティに5点をつけさせてもらった。
さらに追加要素で「バリア」「バリア破壊」「支援効果」が入り、さらにゲームの醍醐味が増した。

・バトルゲームでの対戦機能実装。
「スターリットブレイブ」では、そのバトルゲームにかなりのバランス調整をかけて対人で遊べるようになったのは非常によかった。
また、上記のバランス調整により、PC版や本編のように「相手をひたすらスタンさせるだけのゲーム」ではなくなったのがいい。

・角川キャラ達とのクロスオーバー
苺ましまろやドクロちゃん、とらドラ！など、過去にブレイクした作品のキャラがクルくるのバトルゲームで使えるのは、クロスオーバーでありながらおもしろい試みだと思う。しかも全員原作キャスト（メーカーオールスターズ的な意味で）。

BAD/REQUEST

・一部キャラのコスト調整
主にマカロンと魔族ナナカはどうみても４コスト帯の性能ではない。
前者は非常に優秀なノックバック攻撃と全体支援を持ち、逆に後者はほんの少し攻撃力がマッシュアップされただけでノーマルナナカとの違いはほとんどない。
この辺り、もう少しどうにかならなかったのかと思う。

・ストーリーモードはやっぱりいつものパターン
相手をスタンさせるゲームではなくなりましたが、ノックバックや遅延効果を付与するマカロン・ドクロちゃん・シャナ辺りはリアのEX技でひたすらEXゲージを削るゲームでした。
それと、ストーリーも打ち切りエンドみたいなパターン。正直、サリーちゃんと結衣（声優が一緒）やアナとフィーナ（生天目さんは苺ましまろにも出演）などの中の人ネタくらいしか盛り上がる部分がなかったです。

COMMENT

PSP1000仕様。
本編というよりは「スターリットブレイブ」にどっぷりハマりました。
プレイできる人が身近にいるのならば、対人で熱くなる事請け合いです。

プレイ時間：30時間以上60時間未満(クリア済)
浅生なつめさん [2010/10/05 掲載]

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[問題報告]

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