ファイナルファンタジーVIII(FF8) レビュー
発売元 | スクウェア・エニックス(オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2009/09/24 |
価格 | 1,500円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象(CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 (?) | |
タイトル概要 | ■ ゲームアーカイブス ■ ジャンル:ロールプレイング ■ プレイ人数:1人 |
スコアボード
ユーザーレビュー
ソート(デフォルト:ALL)
491人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
1pt | 4pt | 2pt | 0pt | 0pt | 0pt | 2pt |
12pt
GOOD!
■グラフィック
これは7に比べ順当に進歩していると思います。戦闘中だけでなくフィールドを歩いているときもちゃんと同じ頭身だったし・・・・
が、フィールド上では見づらかったりするところがあり、例えばどこが出入り口か迷ったり、あげくの果てに背景とユニットが一体化して見えたりもしますので減点。
BAD/REQUEST
■オリジナリティー(及び熱中度、満足感)
あまりにもつまらないシナリオ、これに尽きる
?カッコ良く見せようとガーディアンフォース(GF)、魔女、宇宙、時間圧縮など響きもカッコ良く聞こえるSFで使い古された様なネタを持ってこようとしているのがありありと分かる。
恐らく、制作者が当時のタイタニックやアルマゲドンといった洋画に触発されたのだろう。
?SF的世界の中での『愛』をテーマにした話でしたよね。今回は。
無口・無愛想・無表情な主人公とお気楽なヒロインの愛・・・・これは愛ではなく、恋ではないのかと疑ってしまいます。父親と父親がその昔好きだった女性の娘と恋に落ちる・・・・典型的な三流ラブストーリーの世界です。
勿論恋愛には過程があって、一目惚れ以外で惚れたなら徐々に好きになっていくのが当たり前だと思うのです。その過程が一切省かれ恋愛に発展するなんて、やはりストーリー上おかしいと言わざるを得ない。
現実に近付けたいならば、そういう細かいところも必要なのではないか。
?他の展開についても、中盤のとある時点を例に挙げると工場、ミサイル基地といった濃厚でありがちで、口をあけながらプレイする場所の羅列が続いていた。
7は、最初から工場で、途中ミサイル基地も通過するが、それはそれでいてまたキャラが仲間になるなどの要素も豊富であった、しかし今回はミサイルを飛ばすのを阻止する、ただそれだけ。進行ばかりで、考えさせられる要素が1割にも及ばなかった。
?気に入らない点ならまだまだある、脇役のキャラにも甚だ薄みを感じた。
それは主人公、ヒロインの二人の会話が続く、周りのキャラはそれをただ支援、司るだけ、皆孤児院出身者という強引なシナリオにはさすがに完敗したが、やはりそこに一番怒りを覚えた。
それはなぜかというと私の目に見えたのは、「皆の目的は一緒ですよ一致団結しましょう」という仮定であった、これによってキャラ毎のイベント数が少なく、それぞれの目的、行き場所を割愛した流れ。よってEDは主人公、ヒロイン中心で他のパーティーはハッピーエンドでしたよっ、といったお粗末な終結。
■熱中度及び快適さ
8単品で見るならシナリオなんてまだ、非常に悪い程度だが今作の戦闘はどう考えてもおかしい。
?自分のレベルがあがると相手のレベルが上がるというシステム、それなりの調和がとれていたらまだしも全くバランスが取れてない。
原因の一つは相手の能力値に限界がないことだろう。例えば自分のレベルが50だとして、ちょうどHPが9999になったら、そこで自分のHPは頭打ちとなる、しかし問題の相手のHPは自分のHPが上限になっても増え続けます、つまりレベルを上げないほうがいいということ。
?GFはまぁ、応援をしまくって威力を上げれば使えるけど演出が鬱陶しいし、召喚しないただの弾よけに成り下がってしまった。オーラ掛けて特殊技しまくった方がよっぽど効率的。
?魔法弱すぎ。ジャンクションシステムが魔法を駄目にしてる。
?武器は改造しないと強くならないので、宝箱を空ける楽しみがなくなってしまった。
?突拍子もないミニゲームばかりで、カードに本気になると話の途中で足止めを喰らう。終盤になると街に入れない。
COMMENT
■満足感
FF7以降のスクウェアによくあるグラフィックだけの作品。
SF映画を見ながら描いたであろう安っぽいメロドラマで、ストーリーは漫画の「BoysBe」レベルだ。小学生でもくだらないと思うだろう。
GF&ジャンクションシステムは単調すぎる、ただ能力覚えるだけ。ドローは面倒くさすぎる。プレイヤーをはまりにくくさせる。
以上のように、シナリオも戦闘も楽しめない超駄作。特にシナリオも気にする人にはプレイすることが苦痛なはず。
アーカイブスの1500ポイントでも買って損した気分にさせられた。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
1pt | 5pt | 3pt | 0pt | 0pt | 0pt | 2pt |
16pt
GOOD!
立体的なグラフィックの綺麗さ
各ムービーのシーンには気合が入っているのが改めて感じられ、中でもガーディアンフォース(つまり召喚)の演出は物凄くリアルで、映像美という観念ならシリーズ最高峰。
魔法をジャンクションするという発想を(敢えてオリジナリティー1点分)
ラグナというキャラクター
ラグナ編のBGM「The Man With The Machine Gun」
BAD/REQUEST
まず随所に繰り広げられる恋愛&ラブシーンにうんざり。
そんなにしてまで、くっついたり・はなれたりを見せたいか。
イタイ展開に、気分が悪くなる。作っていて、恥ずかしくなかったのかな。
大人には耐えられない、テンションが一気に下がる、寒くなるようなストーリー展開。
恋愛未経験者には、擬似恋愛を体験できて満足かもしれないが、「こんなシーンならプレイヤーの多くは満足」的な、製作者のコンタンが見え見えで、嫌になる。
何より、僕が今までのFFシリーズの大事なテーマであったと考える「自己の追求」が全くなくなってしまいました。
今までは「自分とは」という問いをキャラクターがし、その成長が見られたのに対し、今回はそれがありません。
よって、主人公のスコールは薄っぺらで、何を考えているかわかりません。
ヒロインにいつ惹かれたのかも謎です。
主人公とヒロインの絡みが退屈で長すぎて、早送りしたくなりました。
またヒロインのリノアは、口調をムリに今風にした感じで、その違和感に鳥肌が立ちます。
もちろん、彼女も非常に薄いです。
他のキャラクターもまるで存在感がなく、かろうじて登場しているといった印象を受けます。
それでもスコールよりラグナにゼルやアーヴァン、リノアよりセルフィにキスティスの方がまだ好感持てたのは僕だけ?
……(ネタバレにより削除しました)……
戦闘システムも無味乾燥、劣化の嵐。
魔法の種類は6や7に比べて激減、威力もヘボイ。攻撃魔法の存在価値はジャンクションとしてのみ。
特殊技は単にわざわざ瀕死にすると出し易いという煩わしさからしてまるで面白みを感じさせず7のリミット技より大幅劣化。
鬱陶しいだけのガーディアンフォース。
武器防具を替える喜びは無くなりキャラの成長をまるで実感出来ない。
ちなみに、ジャンクションに関してドローではなく精製が便利なようです。
たしかテント1つでケアルガ10個精製とか…
カード変化も便利のようです。
是ほどストレスばかり溜まり、爽快感の「そ」の字も見当たらないRPGは探すのが難しいと言える。
映画にゲームをつけたようなコンセプトなのかな、もはや。
ゲームのシステムについては、以後のFFを見ても進化をあきらめているような印象を受ける。
もしその様なコンセプトなら、どうせゲームのほうはおまけなのだから、もっと冒険・実験して欲しい。
でも、これだけビッグネームになると、冒険は、こわくてできないのだろう。
COMMENT
グラフィックやムービーばかりに拘り、シナリオやシステムには全く目を向けなかったようだ。
映像は確かに素晴らしい。
でも、これはゲームだ。
映像やムービー目当てなら、このゲームを買うまでもなく、ずっと安いコストで映画や本で満足できる。
僕はゲームをやりにきたのだ。
制作費のやたら高い学芸会を観に来たんじゃないぞと言いたい。
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発売スケジュール
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Enkeltbillet
- 2014/09/25
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金色のコルダ3 AnotherSky feat.天音学園
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ナムコミュージアムVOL.3
- 2019/02/07更新 (2019/02/06投稿分まで掲載)
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ナムコミュージアムVOL.2
MISSINGPARTS the TANTEI stories Complete
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グランド・セフト・オート・リバティーシティ・ストーリーズ
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探偵 神宮寺三郎 灰とダイヤモンド
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信長の野望・蒼天録 with パワーアップキット
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輸入版:Test Drive Unlimited
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アーミー オブ ツー:The 40th Day ポータブル
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流行り神3 警視庁怪異事件ファイル
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スーパーロボット大戦F 完結編
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戦国無双3 Z Special
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真・恋姫†夢想 -乙女繚乱☆三国志演義- 蜀編
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スーパーロボット大戦F
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パワースマッシュ NEW GENERATION
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サモンナイト5
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みんなのGOLF ポータブル2
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みちのく秘湯恋物語 kai
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街 ~運命の交差点~ 特別篇
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グランツーリスモ
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ぼくのなつやすみポータブル2 ナゾナゾ姉妹と沈没船の秘密!
ぼくのなつやすみ4 瀬戸内少年探偵団「ボクと秘密の地図」
- 2017/10/25更新 (2017/10/24投稿分まで掲載)
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沙羅曼蛇
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輸入版:Alien Syndrome
- 2017/09/18更新 (2017/09/17投稿分まで掲載)
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セプテントリオン
- 2017/08/22更新 (2017/08/21投稿分まで掲載)
-
ECHO NIGHT
GOOD!
強いて言えばオリジナリティー
単純にレベルアップしていけば敵に勝てるようなシステムでなく、自分のレベルアップに比例して敵レベルも上がる。
必死でレベルアップという方法論を否定する精神そのものは奇抜なアイデアとして加点材料とします。
BAD/REQUEST
「FFだから」という安易な考えから本作を購入してしまった者の評価。
ムービーだけを見る限り、当時のスクウェアらしさのあるイラストだったのでそこまで不安にはならなかったのだが、
「開けてビックリ、やってガッカリ」といった感じ。
・ストーリー(満足感)
―ストーリーの展開・進め方が非常にいい加減。
主人公スコールは何を考えているのか分からない。全く感情移入出来ない。
映画のように、スコールの行動をただ見ているだけだ。
あまりにヒロインが痛い・媚び過ぎ悪趣味。
ダサい主人公とヒロインが安い愛を演じています。
物語の前半はヒロインを敬遠気味だったのが、後半突如…。
最近知ったことですが、ある開発者が当時の雑誌インタビューで
「実は、リノアは僕の初恋の人なんですよ。もちろん、スコールは僕です(笑)」
と言っていたらしいです。
そんな不純な動機でキャラデザインするなよ、と言いたいです。この頃から開発者はFFをナメていたんだなとしか思えません。
その場限りで思いついたとしか思えないプロットも多数。
本作で重要な役割になるGFの物語上の設定などその最もたる例。
物語が進むにつれこの思いは大きいものになっていく。
一つ一つのあらすじを追って出てくるのは、歓喜の声ではなくため息ばかりだった。
・アクション(熱中度、快適さ)
―カメラワーク・操作性の悪さ、鬱陶しい演出の長さ
ただでさえマップは見づらいのに、カメラワーク等は劣悪で、煩わしい。
そして鬱陶しい演出の数々が唯でさえつまらない戦闘をさらにつまらないものにしている。
―装備の少なさ
FFの面白さはいろいろな武器、防具(属性など)を使い分けることも大きな要素の一つだと思っていたのに、本作では各キャラが持っている武器の改造のみ。
しかもせっかく改造してもパラメータはそれほど変わらず一部キャラの特殊技が追加されるぐらい。
そして、魔法を装備するという単純なシステムでありながら、装備箇所は多いです。(なんと、10箇所以上になります)
―制限の多さ
例えば、物語終盤になると一部の場所しか行けません。
・システム(熱中度、満足感、快適さ)
まずキャラクターの強化方法としては
1.ドローで魔法を集める
→作業感が強いのでやってられません
2.カードゲーム、「カード」コマンドでカードを集める、カード変化で魔法を精製
→カードゲームをやるために買った訳ではありません
後述の通りこれのせいでゲームが無茶苦茶になりました
3.適当に敵と戦って手に入れたアイテムを魔法に変える、レベルが上がったメンバーは控えに
→話を放り出して材料集めをやると話を忘れ安い、FFで最もストーリーに価値が無い
しかも、かなりの頻度でメンバーチェンジします
このゲーム、敵をカードにすることで経験値取得を回避出来るので、ゲームが簡単になり過ぎです。
何故か初期レベルクリアが一番楽だったりします。
こんな姑息なやり方が主流になってしまっている本作は、FFらしいシステムとは到底思えなかった。
逆にいえば、カードさえなければ「レベルが上がると敵が強くなる」本来の目的が機能し、結構改善の余地があったのでは?
COMMENT
ここまで躊躇無く最低評価が付けられるというのは悲しいことだ。
それもFFシリーズに…。
ウリにしている要素がことごとく外れている作品。
とてもじゃないけど、これを一つの作品として見る事はできない。
キャラクターを成長させる事に意味はないし、頼みの物語性も極めて低い。
肝心の戦闘も上記で述べた通り、決して楽しめるものではなかった。
そして「ファイナルファンタジー」であるという最大の利点をも活かす事のできなかった作品。