タクティクスオウガ 運命の輪 レビュー
発売元 | スクウェア・エニックス(オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2010/11/11 |
価格 | 5,980円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象(CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 (?) | |
タイトル概要 | ■ ジャンル:シミュレーションRPG ■ プレイ人数:1人 ■ ダウンロード版:4,980円 |
スコアボード
ユーザーレビュー
ソート(デフォルト:ALL)
546人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 5pt | 5pt | 5pt | 5pt | 3pt | 4pt |
91pt
GOOD!
【オリジナリティ】以下の点を鑑みて4点とします。
○旧作のリメイクながら、新鮮味が失われていません。硬派の作品が少ないこの時代に、異彩を放っているともいえます。さらに新要素も満載です。いわば古くて新しいゲームだと思います。
【グラフィックス】以下の長所を鑑み、5点とします。
○「キレイ」なのに味気ない3DCGが幅を利かせている中、可愛らしいドット絵がかえって斬新に見えます。二頭身キャラの細かい動きや表情も注目に値します。
○キャラデザは高級感があり、すっきりしているので、見ていて飽きません。髪の毛や目が自然な色合いである点にも、好感が持てます。衣装や建物のデザインは、中世風の世界観に相応しい上に統一感があり、大きなプラス要素となっています。
○ムービーがないので、プレイヤーが自由に想像を巡らす余地があります。これは、映像重視型のゲームでは味わえない魅力だと思います。
【サウンド】文句の付けどころがないので、5点とします。サウンドテストやCDで何度でも聴きたくなります。
○幻想的で重みのある音と耳に残りやすい主旋律が、プレイヤーの心をつかみます。曲の種類も極めて豊富です。
○旧作の曲のアレンジはごく自然で、元来の魅力を損なっていません。
○『伝説のオウガバトル』の曲が追加されていた点は、良い意味で予想外でした。
○新曲の中では、”Showdown”と”True Knight”がお気に入りです。
【熱中度】システム、ストーリー共に不思議な「魔力」があって止めるタイミングが分からないので、5点とします。気が付けばプレイ時間が、とんでもないことになっていました。
(1)ストーリー
○民族紛争という複雑なテーマ、善悪二元論を超えた人間味あふれる群像劇、権謀術数が渦巻く政治劇、簡潔かつ美しい日本語で書かれた台詞、主人公が突き付けられる苦渋の選択、要所要所でプレイヤーに投げ掛ける重い問い。こうした歴史絵巻のような要素は、今なお鮮烈な輝きを放っています。本作の台詞の一部は、私の座右の銘になっています。涙なしには見られないイベントも多数あります。ここまで上質な物語を作り上げた製作者の力量には、脱帽です。
○本編における新キャラと新エピソードの追加。かなり完成度が高かった前作に上手く絡めて、良い味を出していると思います。(ただ、人によってはマイナス要素かもになるかもしれません)。
○クリア後に見られるエピソードも、見応えがあります。
(2)システム
○クリア後限定の新ダンジョンと隠しボス。
○フィールド上に増えた新しい戦闘マップ。
○旧作以上にやりがいのあるレアアイテム収集や仲間集め。
○新クラスの追加。性別に関係なく色々なクラスに就けるようになったこと。(私としては、女性のナイトやドラグーンを作れるのが何より嬉しいです)。
○キャラの個性化に一役買い、育成をさらに面白くするスキルシステム。(ただ、BADの項で挙げる短所が足を引っ張っています)。
○戦闘マップに高さの概念があるため、戦術の幅が広がります。キャラの育成方針や戦術を練っているだけでも、心が躍ります。
○読み応えのあるウォーレンレポート。
○称号やディーバの譜面の収集。
【快適さ】本項で挙げる長所とBADの項で挙げる短所を鑑み、少し辛口に3点とします。
○WORLDシステム。軍団強化や資金稼ぎを一からやり直すことなく、別ルートに挑戦できます。仲間集めやアイテム収集にも活用できます。
○CHARIOTシステムの導入により、戦闘中の「リセット地獄」から解放されました。また、戦術を練り直す楽しみも生まれました。
○戦闘不能になったキャラが即座に消滅しない。
(これらの三要素は、本作の敷居を下げるために必要不可欠だと思いますが、評価は分かれそうです。オプションでON/OFFできるようにすれば、違和感を覚える人が減ったと思います)。
○死者の宮殿にショップができたので、アイテムを補充しながら探検できます。
○ランダムエンカウントから撤退できるようになりました。
○死者の宮殿など、連戦を強いられるダンジョンでもデータをセーブ可能。また死者の宮殿と空中庭園では、二回目以降、途中のフロアを飛ばせます。
○装備せずに使えるようになった消耗品。
【満足度】
○BADの項で挙げる短所は目につきます。それでもCOMMENT欄に記すように、私は今作を嫌いになれません。クリア後には心地よい余韻が残り、満足感が不満を大きく上回ったので5点とします。
BAD/REQUEST
【システムに起因する「快適さ」の問題点】
○悪天候時の雷のエフェクトが眩しすぎます。
○クラスごとに装備できる武器防具が限定されています。さらに武器防具の装備にレベル制限があります。各クラスに思い思いの装備をさせる、WT(ウェイトターン)を微調整するという楽しみは奪われました。『タクティクスオウガ』の根幹を成すWTシステムがある意味骨抜きにされていて、残念です。
○クラス単位のレベル管理システム。私は、今作への思い入れのせいか、すぐに適応できたし、これはこれで楽しめました。でも、癖が強いシステムなので、拒否反応を起こす人がいるのも、当然だと思います。もし新作が出るなら、レベル管理は個人単位に戻してほしいです。
○ショップでLサイズユニットや亜人種を雇えない。
○戦闘終了時に必ず入るBonus Moneyが廃止されたため、何かと資金繰りに悩まされます。今作では転職証や合成用の素材、忍術や武士舞用の触媒が導入されて出費が増えたため、この改悪は大きな痛手です。せめて、換金用の貨幣入手の機会を増やしてほしかったです。
○トレーニングの廃止。私はトレーニング無しでも平気でした。味方同士で石をぶつけ合う不毛な時間がなくなってよかった、とさえ思えました。
でもやはり初心者に配慮して、トレーニングでの育成という選択肢は、残すべきだったと思います。トレーニングはON/OFF可能にしてもいいでしょう。プレイヤーに少しでも多く実戦を経験させたいのであれば、「トレーニングは有料。料金は参加するキャラのレベルに合わせて変動」というシステムにするのも一案だと思います。トレーニングなしでクリアした人には、特別な称号やレアアイテムなどの特典を用意する、という手もありそうです。
○リッチとディバインナイト(旧作のエンジェルナイト)に転生する条件。
○触媒を必要とする忍術と武士舞。これではせっかくニンジャとソードマスターに加わった新しいスキルを、気楽に使えません。
○敵が意味もなく補助魔法や回復アイテムを多用するため、戦闘のテンポが悪くなります。
○スキルの成長速度が遅すぎます。また、消耗品の使用にまでスキルが要る点には、首を傾げたくなります。それからスキル枠をもっと増やしてほしかったです。
○合成自体は楽しいですが、成功率が低すぎます。また、レアアイテムのドロップ率が低いため、目当てのアイテムが出るまで「チャリオット回し」を強いられます。合成やレアアイテムの入手が運任せなので、余分な負担がかかります。
【その他の問題点】
○敵の中ボスの通り名がなくなったこと。
○せっかくエレメントの種類が増えたのだから、キャラごとのエレメントは残してもよかったと思います。
○某敵キャラ一家の相関関係の設定が、ルートによって食い違っていること。
○4章後半からのストーリー展開および某メインキャラの描写、EDの在り方に若干不満があります。(人によっては、気にならないでしょう)。
○ウォーレンレポートには、敵の中ボス全員の紹介文を載せてほしかったです。
COMMENT
○不満をあれこれ書き連ねましたが、今作を買ったことを後悔していません。それどころか、今作で感じたことのすべてが私のゲーム人生にとって、宝となりました。そして、遊びながら多くを学べるオウガシリーズの素晴らしさを再確認することができました。製作者の皆さんには、感謝の言葉もありません。
新作が発売される日を、心待ちにしています。
○最後に、今作がどんなプレイヤーに向いているのか、私なりに分析してみました。
今作に向いているのは…
↓
・自分なりに戦術や戦力を練るのが好きな人。
・地味なグラフィックや絵柄を好む人。
・長期間に楽しむゲームを求める人。
・携帯機で『タクティクスオウガ』プレイできればそれでいい、と思う人。
今作に不向きなのは…
↓
・派手な映像目当ての人。
・事前に情報を集めた段階で、今作の新システムに拒否反応が出る人。
・短期間で極められるゲームを求める人。
・世にいう「王道型」のストーリーを期待する人。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 3pt | 2pt | 1pt | 3pt | 1pt |
45pt
GOOD!
スーパーファミコンのタクティクスオウガは何回もプレイしました。
とても好きな作品でした。
・オリジナリティ
忠誠度
主人公の選択した道に不満があるキャラは去っていくというのが印象的でした。
どんなカリスマを持った人でも全員から好かれるって難しいですね。
ストーリー
特に、ある場所での究極の2択。どっちを選んでも苦しいがどちらかを必ず選ばなければいけない・・・というところがよかったです。
WTシステム
このゲームの戦闘の最大の特徴だと思います。
・グラフィックス
範囲魔法が短くなったのが地味にうれしいです。
・サウンド
ウォーレンレポートで聞けるようになったのがうれしいです。
しかし、どれがどの曲かわかりづらい・・・
・快適さ
メディアインストールしなくてもロード時間がほとんど気になりませんでした。
データが消えない(非常に大きいポイント)
BAD/REQUEST
・熱中度
Lサイズユニット
ショップにいないので説得しないといけない。
ゆえに名前を変えることが出来ないので愛着がわかなかった。
クラスごとにレベルを分けたからショップで 加入→即オークション行き という事ができないための苦肉の策だと思います。
だったらスーパーファミコンのときと同じようにキャラごとにレベルを設ければいいのでは?
キャラの成長
クラスごとのレベルという方法をとっているが、戦闘に入っていないでレベル上がったやつは弱い弱い。成長のしかたがひどい。最後のほうに入ったビーストテイマーが弱すぎてかわいそうだった。ウィザードよりもVIT低いって何よ・・・
最初から使っているキャラが強くてあとから入るキャラを使う気がなくなった。
さらに専門職の方々レベル1からってカンベン。
WORLD
自分はこの機能いらないと思う。やり直しが出来ないからベストだと信じた選択肢を選ぶのに「こっちのストーリー見たから次こっちー」っていうのは納得が出来なかった。
・ウォーレンレポート
称号をコンプリートするには負傷者を出してはいけないって・・・イライラ
存在理由も不明だし、無くてもよかったのでは? というかイラナイ。
「チャリオット無使用勝利数」って・・・チャリオット使わせたいの?使わせたくないの?
戦闘回数と勝利数も載せているけど逆にあなたは何回撤退しましたよー。って言ってるみたいで
自分としては嫌でした。敵軍死者数も必要ないのでは?殺した数載せてどう活用すればいいんだろう。 消費合計金額も載せているけどだから何?って感じです。
・戦闘
敵が補助魔法使いすぎで時間がかかる。しかもほとんど意味無いものまで全員にかけないと気がすまない。ウィザードに直接攻撃命中率上げてどうすんだ。
オートにするのにタイトエンドとかボランチって何だ・・・
アンデットが仮死じゃないとイクソシズムが効かなくなった。
障害物は破壊できるがタフすぎる。何回も攻撃しないといけないなら避けて通るよ。
魔法が誰でも使えるようになって魔法系キャラの魅力、価値が落ちた。
MPの回復量が少ない
アタックチームが12人の次6人とかでいちいち変えるのがめんどう
ウェイトターンがあまり重要視されてない。みんな同じようなWTになってる。
それぞれの武器スキルがあるので、武器の種類をかえることが出来ない。そのくせスキルレベルが上がりにくすぎる。そのうえ、装備できないクラスとかあるので、クラスを変えたくても変えられないことがよくあり、自由度が減っている。みんな自由に装備できるようにしてよかったと思う。
敵のゴーレム固すぎ
・システム
スキルも10個までという縛りもマイナス点。なぜたくさんつけられないのか。スキルの数とつけれる数を比べても明らかに少ない。
誰でも好きなクラスになれてアラインメントの必要性が激減した。
COMMENT
スーパーファミコンのタクティクスオウガが大好きで1ファンとしてプレイしましたが、正直言ってがっかりしました。
マイナスとなった点はほとんど新しく導入したところでした。
特に自分が気に入らなかった点はクラスごとのレベルです。
スーパーファミコンのタクティクスオウガは胸を張って人に勧めることが出来ましたが、pspのほうは人に勧めることは出来ません。
どうしてこうなった・・・
でもカノープスは大好き。
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発売スケジュール
- 2014/06/26
-
BLACK CODE ブラック・コード
- 2014/07/31
-
Enkeltbillet
- 2014/09/25
-
金色のコルダ3 AnotherSky feat.天音学園
サイト情報
- お知らせ
-
Switch mk2(Switchのゲームレビューサイト開設しました。皆さまの投稿お待ちしております!)
- 2020/12/01更新 (2020/11/31投稿分まで掲載)
-
コープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアー
- 2020/06/10更新 (2020/06/09投稿分まで掲載)
-
タクティクスオウガ 運命の輪
Zill O'll ?infinite plus?(ジルオール)
- 2019/12/31更新 (2019/12/30投稿分まで掲載)
-
三極姫2?天下覇統・獅志の継承者?
- 2019/11/12更新 (2019/11/11投稿分まで掲載)
-
大戦略VII エクシード
サモンナイト3
- 2019/10/15更新 (2019/10/14投稿分まで掲載)
-
信長の野望・烈風伝 with パワーアップキット
- 2019/08/31更新 (2019/08/30投稿分まで掲載)
-
スーパーロボット大戦α
- 2019/08/24更新 (2019/08/23投稿分まで掲載)
-
英雄伝説 ガガーブトリロジー 白き魔女
- 2019/06/13更新 (2019/06/12投稿分まで掲載)
-
うたわれるもの PORTABLE
- 2019/05/14更新 (2019/05/13投稿分まで掲載)
-
FIFA13 ワールドクラスサッカー
- 2019/04/22更新 (2019/04/21投稿分まで掲載)
-
ガンダムバトルユニバース
KING'S FIELD
- 2019/03/14更新 (2019/03/13投稿分まで掲載)
-
ナムコミュージアムVOL.5
- 2019/02/27更新 (2019/02/26投稿分まで掲載)
-
ナムコミュージアムVOL.4
- 2019/02/22更新 (2019/02/21投稿分まで掲載)
-
ナムコミュージアムVOL.3
- 2019/02/07更新 (2019/02/06投稿分まで掲載)
-
ナムコミュージアムVOL.2
MISSINGPARTS the TANTEI stories Complete
- 2019/01/28更新 (2019/01/27投稿分まで掲載)
-
グランド・セフト・オート・リバティーシティ・ストーリーズ
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ナムコミュージアムVOL.1
- 2018/12/31更新 (2018/12/30投稿分まで掲載)
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幻想水滸伝 紡がれし百年の時
- 2018/12/27更新 (2018/12/26投稿分まで掲載)
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探偵 神宮寺三郎 灰とダイヤモンド
- 2018/12/03更新 (2018/12/02投稿分まで掲載)
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信長の野望・蒼天録 with パワーアップキット
- 2018/10/10更新 (2018/10/09投稿分まで掲載)
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沙羅曼蛇 ポータブル
- 2018/10/04更新 (2018/10/03投稿分まで掲載)
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リッジレーサーズ2
- 2018/09/28更新 (2018/09/27投稿分まで掲載)
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刻命館
- 2018/09/12更新 (2018/09/11投稿分まで掲載)
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熱血親子
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三國志IX with パワーアップキット
- 2018/07/05更新 (2018/07/04投稿分まで掲載)
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輸入版:Test Drive Unlimited
- 2018/06/12更新 (2018/06/11投稿分まで掲載)
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アーミー オブ ツー:The 40th Day ポータブル
- 2018/06/05更新 (2018/06/04投稿分まで掲載)
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流行り神3 警視庁怪異事件ファイル
- 2018/04/25更新 (2018/04/20投稿分まで掲載)
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スーパーロボット大戦F 完結編
- 2018/03/26更新 (2018/03/25投稿分まで掲載)
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戦国無双3 Z Special
- 2018/03/22更新 (2018/03/21投稿分まで掲載)
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真・恋姫†夢想 -乙女繚乱☆三国志演義- 蜀編
- 2018/02/13更新 (2018/02/12投稿分まで掲載)
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スーパーロボット大戦F
- 2018/02/01更新 (2018/01/31投稿分まで掲載)
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パワースマッシュ NEW GENERATION
- 2018/01/19更新 (2018/01/18投稿分まで掲載)
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サモンナイト5
- 2018/01/10更新 (2018/01/09投稿分まで掲載)
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みんなのGOLF ポータブル2
- 2017/12/26更新 (2017/12/25投稿分まで掲載)
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みちのく秘湯恋物語 kai
- 2017/12/20更新 (2017/12/19投稿分まで掲載)
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街 ~運命の交差点~ 特別篇
- 2017/12/17更新 (2017/12/16投稿分まで掲載)
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グランツーリスモ
- 2017/11/05更新 (2017/11/04投稿分まで掲載)
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ぼくのなつやすみポータブル2 ナゾナゾ姉妹と沈没船の秘密!
ぼくのなつやすみ4 瀬戸内少年探偵団「ボクと秘密の地図」
- 2017/10/25更新 (2017/10/24投稿分まで掲載)
-
沙羅曼蛇
- 2017/10/21更新 (2017/10/20投稿分まで掲載)
-
輸入版:Alien Syndrome
- 2017/09/18更新 (2017/09/17投稿分まで掲載)
-
セプテントリオン
- 2017/08/22更新 (2017/08/21投稿分まで掲載)
-
ECHO NIGHT
GOOD!
SFCのオリジナル版を10年ほど前に一通りクリアしたことがあります。
・ロード関係が早い
・戦闘のキャラの移動、思考が早い
・演出、メニューなどグラフィックが綺麗にデザインされています。
BAD/REQUEST
グラフィック
ドットバイドットじゃないのか通常のカメラ視点ではキャラがぼやけて見えます。
マップの黒ふちのぼやけも気になるところ。
AI
全体的にお粗末です。
ちょっとHPが減ると回復アイテムを使います。
後衛はまずMP回復アイテムを使用します。
そしてたいして意味のない補助魔法を連発して鬱陶しいです。
ヒーラー(僧侶系)でも回復アイテムを使用してHPを回復します。
戦闘全般
クラスレベルでの武器防具レベル制限のために固有アイテムのドロップがないです。
みんな同じアイテム。
オリジナルにあった“敵の装備を確認してドロップを狙う”といったわくわく感がなくなっています。
魔法は書物を使えば誰でも使用できるので魔法自体が微妙なこともあり魔法使い系の存在意義は殆どなくなっています。
全体的に難易度が低く、決まった戦術で進んでいけるので
「このキャラ、このクラスがいないと難しい」ということがなく単調になっています。
クリア条件が「敵リーダーを倒せ」ばかりなのも単調になりがちな理由の1つです。
雑魚敵を倒しても経験値がもらえることもレアドロップもないので面倒くさくなったら敵リーダーを集中攻撃して終わりです。
システム全般
オリジナル版から大きく変更されています。
クラスの仕様、スキルの仕様、戦闘の難易度が絶妙に絡み合って面倒でつまらなくなっています。
気軽に新規にキャラを育てることができなくっています。
固有クラスを持つ固有キャラがレベル1で加入してきたときはがっかりしました
武器防具の装備、魔法の習得、スキル使用にレベルでの制限を付ける意図が全く分からない。
スキルが細かすぎる。武器種類特化、種族特化、属性強化とかどれほどの効果があるのか実感できないスキルが乱立してるのはどうかと思いました。
それらスキルの熟練度を上げるためには対応したアクションを取らないといけなく、また成長が異様に遅い。
必殺技を習得するために一つの種類の武器で攻撃しなければならなく色んな武器を取っ替え引っ替えする楽しみがなくなっています。
チャリオット…セーブ&ロードを手軽に行えるようにしたのはあまりに緊張感がなさすぎでした。
周回を前提とした成長速度に疑問があります。一週目の最後まで来ても汎用武器に初期必殺技でした。
UI
編成のUIは凝っているが使いやすいとはとても言えないです。
情報が多いのではなく上手く整理されていないだけ。
店売り装備と現在の装備品を比べられない。FFTやFFTA2の試着システムをなぜ付けなかったのでしょうか?
合成は1つずつで手間と時間がかかる。失敗したらロードするだけなのに成功確率を低く設定する意味がないです。
COMMENT
名作のリメイクということで期待していただけに
システムの改悪に相当落胆させられました。
何をするにしてもとにかく膨大な時間がかかる。
それが楽しいならいいんですが気が遠くなる単調で面倒な作業に成り果てています。
プレイ途中からキャラの育成を楽しむなどのSRPGの醍醐味を諦めて
ただクリアすることだけに切り替えました。
これならSFC版をテンポアップ、少々の追加要素を加えての移植のほうが良かったと思います。
ストーリー、シナリオは面白いので
さらっとプレイしてクリアするにはお勧めです。