タクティクスオウガ 運命の輪 レビュー
発売元 | スクウェア・エニックス(オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2010/11/11 |
価格 | 5,980円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象(CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 (?) | |
タイトル概要 | ■ ジャンル:シミュレーションRPG ■ プレイ人数:1人 ■ ダウンロード版:4,980円 |
スコアボード
ユーザーレビュー
ソート(デフォルト:ALL)
505人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 3pt | 3pt | 2pt | 2pt | 3pt |
53pt
GOOD!
●マルチシナリオ
主人公の行動次第でストーリーが変化します
ストーリ次第で仲間になるキャラも
●快適な読み込み速度
インストールすればSFC版より明らかに早いです
●親切なヘルプ
ゲームの細かい説明からMAP上のオブジェクトまでなんでもセレクトボタンでヘルプが出ます
●追加されたアイテムや職業
アイテムも原作に比べて多くなっており、意外な職業までなれます
BAD/REQUEST
●敵の思考
ゲーム中盤から敵同士で無駄な支援魔法の掛け合いが多くなります
このせいでゲームのテンポが非常に悪くなります
●スキルの成長速度の遅さ
普通は成長しきる前にゲームが終わってしまいます
かなりやりこむことによって初めてスキルの真価が分かります
●魔法の多さ
普通なら種類が多くてGOOD欄に書かれそうな事ですがこのゲームに限ってはBADです
なぜなら同じような効果の魔法が重複、名前も適当?と思ってしまいます
効果に関しても調整不足が感じられ、その結果ゲームテンポが悪くなっています
エフェクトも範囲魔法の表示されるテンポが悪くSFC版とまでは言いませんが良くは無いです
1パネルずつエフェクトが表示された時は目を疑いました・・
●成長システム
ストーリー上で参戦が遅くなるキャラほど成長が不利になるシステムのせいで
後半に加入するキャラが不遇すぎます
COMMENT
SFC版はかなり楽しませてもらいましたが・・今回は微妙でしたね
基本的には面白いのですが細かいシステム上で不満点が多かったです
BAD欄には書きませんでしたが細かい部分でも
・ショップでの買い物時に所持数がすぐに分からない
・キャラの装備や魔法の設定画面が使いにくい
・戦闘時の行動メニューの表示方法が不親切でボタンを押す回数が多くなる
といった部分は気になりました、もうちょっと作りこんで欲しかった・・・
そのほかのシステムに関しての感想は
●グラフィック
基本的にはSFC版と同じですが非常に作りこまれています
細かいドットのグラフィックは逆に新鮮かもしれません
●CHARIOT
ターンを遡ってやり直せるシステムで、批判意見もあるようですが救済システムなので難易度が下がるのが嫌な人は使わなければ良いだけです
そもそも万人に合う難易度なんて無いわけですからね
私は面白いシステムだと思いました
●WORLD
ストーリー上の重要地点まで遡れるというシステムですが、マルチシナリオを楽しむ為には良いシステムだと思いました
しかし仲間キャラの忠誠度は変化しないほうが良かったのでは・・?
全体的な難易度はやや高い方かと思いますが、救済システムもありますので安心です
PSP3000+インストール済みで遊びました
熱狂的なオウガファンとしては微妙な出来でしたが、一般の方は普通に遊べると思います
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 3pt | 4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 1pt |
69pt
GOOD!
SFC版のみプレイ済み。
【オリジナリティ】 2
リメイクですし、追加された機能も他のゲームで見られるような機能ですので特質すべき点はありません。
WORLD、CHARIOTと言った、キャラ・チームの強さを維持したままゲーム進行を巻き戻しするシステムが追加されたことで2としています。
【グラグィック】 3
2Dスプライト(キャラ・地形等)自体の書き直しはそれほど無いようです。
顔グラ(いわゆるイラストですね)やエフェクト・UI等のグラフィックは一新されています。
オリジナルをプレイした方なら賛否両論かもしれません。
人によってはイメージが変わったと感じるNPCも居るかもしれませんね。
(私はそこまでは感じませんでした。)
少なくともPSPのスペックを生かしたものという訳ではなく、2Dスプライトの書き直しもないため可も不可もなくです。(それだけオリジナルが突出してたということです。)
【サウンド】 4
オリジナルのBGMはとても評価が高いものでしたが、音源が変わったことで音質は格段によくなっています。
【熱中度】 3
まずSFC時代のゲームとしては恐らく最良のストーリー(分岐するプロットも含む)があります。(もちろん私の主観です。)
たぶん小さいお子さんでは難解かもしれませんので、そういう意味ではこのゲームは大人向けの物語で不特定多数の見る、このサイトのレビューとしては賛否両論かもしれません。
やりこみ系のダンジョンが追加されており、クリア後もWORLDを利用することでキャラ・チームの強さを維持したままストーリーを遡れる機能が追加されています。
つまり、あの時あの選択をしていればを1からやり直さずに、それどころかより強力なチームで、やり直しが可能なわけです。
この「1から」という部分で大抵のプレイヤーは、再プレイをしり込みしてしまいそうですが、キャラ・チームを維持できることでプレイヤーのモチベーションを維持できることに成功していると思います。
【満足度】 4
個人的には、SFC時代最も好きだったゲームの良い部分を損なうこと無くリメイクしてくれたことには満足しています。
【快適さ】 4
オリジナルの悪かった部分の見直しに力を注いだことが見受けられます。
際たるはやはりWORLDやCHARIOTでしょう。
遊びやすさに意識した作りになっています。
【難易度】 1
1週目では、救出が運任せなNPC、硬いドラゴンなどに悩まされます。
それ以外は、基本クリア時間の長短はあれど
クリアは難しくありません。
CHARIOTという戦闘の巻き戻しシステムがあるので、かなり難易度を下げています。
BAD/REQUEST
【オリジナリティ】 2
このゲームのオリジナルが後のSRPGの多くに影響を与えたことは事実ですが、本作自体はリメイクであり、私の主観では演出面や幾つかの追加された機能を除き原作と大きく変わるものではありません。
そういう意味ではオリジナリティはほとんどありません。
【グラフィック】 3
顔グラやエフェクト等の書き直しはありますが、デフォルト視点の地形やキャラスプライトは、恐らく原作の改良程度で解像度が悪いです。
カメラを引いてやっとPSPの解像度に合うと感じます。(個人的に3Dで下手なグラフィックにされていないだけ評価を下げてはいません。)
【サウンド】 4
元が良いものであったこともあり、それを損なうことなく(変なアレンジなどなく)音源を一新していますので、別段悪い部分はありません。
言い換えれば、とりたてて本作ならではという部分はありません。
オリジナルにあったボイスも基本カットされています。
権利関係かもしれませんが、リメイクなので、お金かけていないのでしょうね・・・(サウンドに限らず)
【熱中度】 3
WORLDに関しては、とってつけた機能である感じがします。(例えば、あるNPCとの戦いに遡ったら、 育てたチームの中に、その対戦相手がいたりなど違和感が・・・システム自体にも存在の必然性がないんですね(世界観的な裏づけがない)、恐らく旧作プレイヤ向けに、あれば便利で追加したとしか・・)
GOODで熱中度の評価点とした部分のやりこみ要素については、正直、調整が足りないと感じる部分を多く感じます。
例えば合成システムが追加されましたが、一度に合成できる数が1つだけであるにもかかわらず、最終的な武器や防具にする際にはその材料の作成を何十個もしなければならなかったりします。
ちなみにセーブ・ロードによるリセット可のため、永遠と1つの武器を作るためにセーブ・ロードを繰り返すことになります。
またクリアし、WORLDでストーリーを戻った場合、チームが強すぎて正直ゲームになっていません。
【快適さ】 4
追加された機能以外のもともとオリジナルに
あった機能についての快適性はかなり向上しています。
ただし熱中度で書きましたが、追加された機能に関しては使い勝手があまりよくありません。(使い勝手の悪さうんぬんを超え、ゲーム性崩壊のものも)
【難易度】 1
WORLDを利用した2週目以降では、恐ろしく簡単になってしまいます。またCHARIOTシステムは、ゲームをゲームでなく、ただの読み物に変えてしまっていると感じる人がいると思います。私もそうです。(CHARIOTに関してはエミュレータのステートロードみたいなものです。ある意味チート、これがデフォでシステムにあります。)
実は最初CHARIOTを使わずにやっていたのですが、セリエという救出が運任せのNPC救出ミッションで一度使いセーブしてしまい、その後、著者は著しくプレイのモチベーションが下がりました。
例えば新規ゲーム開始前に難易度を選択させCHARIOTの利用有無をまずプレイヤーに選択させるべきだったと思います。
他でも書いたのですが追加した機能について、分析・調整が足りません。
COMMENT
まずオリジナルをプレイされていない方でSRPG好きな方でしたら、個人的にはぜひ購入を推奨したいゲームです。
リメイク版ということではなく、タクティクスオーガというゲームがそれだけ、すばらしいゲームなのです。
SFC時代に、もしこのゲームを評価するとしたら、間違いなくSランクとなるような評価をしたでしょう。
ただ、やはり時代(ハードやソフトの進歩)に合ったものかと聞かれると最高評価は上げられないと思います。
ただ、オリジナルがその時代では突出したゲームだったこともあるので、今の時代に、仮にそのまま出したとしても良作と呼ばれるものだと思います。
最後にひとことですが、このゲームは、SFC版のPSPへの移植です。
もちろん上で書いていますが、もともとのオリジナルの部分では、悪い移植はありません。(せいぜい顔の絵師がかわったらしいことで人によって意見がわかれるかも)オリジナルが当時、いかに突出したゲームであったか、垣間見えるものであると思います。
検索
発売スケジュール
- 2014/06/26
-
BLACK CODE ブラック・コード
- 2014/07/31
-
Enkeltbillet
- 2014/09/25
-
金色のコルダ3 AnotherSky feat.天音学園
サイト情報
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-
Switch mk2(Switchのゲームレビューサイト開設しました。皆さまの投稿お待ちしております!)
- 2020/12/01更新 (2020/11/31投稿分まで掲載)
-
コープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアー
- 2020/06/10更新 (2020/06/09投稿分まで掲載)
-
タクティクスオウガ 運命の輪
Zill O'll ?infinite plus?(ジルオール)
- 2019/12/31更新 (2019/12/30投稿分まで掲載)
-
三極姫2?天下覇統・獅志の継承者?
- 2019/11/12更新 (2019/11/11投稿分まで掲載)
-
大戦略VII エクシード
サモンナイト3
- 2019/10/15更新 (2019/10/14投稿分まで掲載)
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信長の野望・烈風伝 with パワーアップキット
- 2019/08/31更新 (2019/08/30投稿分まで掲載)
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スーパーロボット大戦α
- 2019/08/24更新 (2019/08/23投稿分まで掲載)
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英雄伝説 ガガーブトリロジー 白き魔女
- 2019/06/13更新 (2019/06/12投稿分まで掲載)
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うたわれるもの PORTABLE
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FIFA13 ワールドクラスサッカー
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ガンダムバトルユニバース
KING'S FIELD
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ナムコミュージアムVOL.5
- 2019/02/27更新 (2019/02/26投稿分まで掲載)
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ナムコミュージアムVOL.4
- 2019/02/22更新 (2019/02/21投稿分まで掲載)
-
ナムコミュージアムVOL.3
- 2019/02/07更新 (2019/02/06投稿分まで掲載)
-
ナムコミュージアムVOL.2
MISSINGPARTS the TANTEI stories Complete
- 2019/01/28更新 (2019/01/27投稿分まで掲載)
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グランド・セフト・オート・リバティーシティ・ストーリーズ
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ナムコミュージアムVOL.1
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幻想水滸伝 紡がれし百年の時
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探偵 神宮寺三郎 灰とダイヤモンド
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信長の野望・蒼天録 with パワーアップキット
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沙羅曼蛇 ポータブル
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リッジレーサーズ2
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刻命館
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熱血親子
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三國志IX with パワーアップキット
- 2018/07/05更新 (2018/07/04投稿分まで掲載)
-
輸入版:Test Drive Unlimited
- 2018/06/12更新 (2018/06/11投稿分まで掲載)
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アーミー オブ ツー:The 40th Day ポータブル
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流行り神3 警視庁怪異事件ファイル
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スーパーロボット大戦F 完結編
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戦国無双3 Z Special
- 2018/03/22更新 (2018/03/21投稿分まで掲載)
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真・恋姫†夢想 -乙女繚乱☆三国志演義- 蜀編
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スーパーロボット大戦F
- 2018/02/01更新 (2018/01/31投稿分まで掲載)
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パワースマッシュ NEW GENERATION
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サモンナイト5
- 2018/01/10更新 (2018/01/09投稿分まで掲載)
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みんなのGOLF ポータブル2
- 2017/12/26更新 (2017/12/25投稿分まで掲載)
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みちのく秘湯恋物語 kai
- 2017/12/20更新 (2017/12/19投稿分まで掲載)
-
街 ~運命の交差点~ 特別篇
- 2017/12/17更新 (2017/12/16投稿分まで掲載)
-
グランツーリスモ
- 2017/11/05更新 (2017/11/04投稿分まで掲載)
-
ぼくのなつやすみポータブル2 ナゾナゾ姉妹と沈没船の秘密!
ぼくのなつやすみ4 瀬戸内少年探偵団「ボクと秘密の地図」
- 2017/10/25更新 (2017/10/24投稿分まで掲載)
-
沙羅曼蛇
- 2017/10/21更新 (2017/10/20投稿分まで掲載)
-
輸入版:Alien Syndrome
- 2017/09/18更新 (2017/09/17投稿分まで掲載)
-
セプテントリオン
- 2017/08/22更新 (2017/08/21投稿分まで掲載)
-
ECHO NIGHT
GOOD!
【オリジナリティー】5pt
「素晴らしい」の一言に尽きる。王道であり、革新的であり、なにより質が高い。ゲームとしての作業はすべて、どこかで見たSLG。だが、それもこの異常なまでの完成度でまとめられれば、もうオリジナルといってなんの差し支えもない。いまだに「タクティクス・オウガ以上のSLGはでない」といわれる理由は、「オリジナリティーとして評価されるほどに高いクオリティー」にある。また、新キャラクター・追加ストーリーなども、いい味付けとなった。
【グラフィックス】4pt
オリジナル版を踏襲し、その良さをあえて残した点に好感。過剰に手を加えず、また引きもせず、それでよしとした潔さが素晴らしかった。
【サウンド】4pt
ゲームの世界観によくマッチしている。また、これもオリジナル版を踏襲している点に好感。
【熱中度】4pt
質・量ともに兼ね備えたまさに名作である本作。熱中できないのであれば、それはゲームの問題でなく、ただの「好み」だ。
【満足感】4pt
オリジナル版をプレイしていても、そうでなくても満足できる内容。リメイクとあって、近ごろの作品には少ないが、当時は当たり前であった骨太さも魅力となった。
【快適さ】5pt
もともと、快適さにおいては右に出るもののない本作。これに、リメイク版から追加されたシステムがよく練りこまれている。端的にいえば難易度を下げるだけものだが、システムにユーザーの事情を組み込んだものは見たことがない。「要領は得ているが時間の少ない大人」、「ライトユーザーやSLGを得意としないプレイヤー」を同時にカバーし、それでいてこのシステムを「使わなくてもいい」。ある意味では、本当の自由度である。
【(難易度)】 4pt
同ジャンルのゲームにおいても、難しい方になる。とはいえ、キャラクター・シナリオ偏愛の理不尽な難しさでないため、これはむしろ好感が持てる。世界観をあらわすために、必然として高い難易度になってしまうゲームは、ほかにない。
BAD/REQUEST
【オリジナリティー】-0pt
はっきりいってしまえば、リメイクである以上オリジナリティーはない。が、ここで評価するべきは、これ以上はないとされる名作をリメイクしようと考えた根性だ。この点について、また、この名作を貶める結果にならなかった点について、評価する。
【グラフィックス】-1pt
オリジナル版を踏襲し、その良さをあえて残した点に好感。過剰に手を加えず、また引きもせず、それでよしとした潔さは素晴らしかったのだが、マップの回転などの考慮はなかったのだろうか。リメイクとは、どういうことなのか、考えるべきかもしれない。
【サウンド】-1pt
1マップでの戦闘がやや長くなりがちであるため、それだけで耳に残るものも多い。
【熱中度】-1pt
熱中はするのだが、それを継続させるための方法が希薄。ほかのレビュアーの方々が言われる装備のレベル制限、店売りアイテムの質など、手を加えた部分がマイナスに働いた。
【満足感】-1pt
あえて言うのであれば、満足感とともに疲労感がある点。SLGにはつき物であるし、オリジナル版でもそういった傾向はあった。が、手お加えられた結果、考えることが多くなったのも事実。単純な意味での改善は少なかった。
【快適さ】-0pt
プレイにおいて不満点はほぼないといえる。やや、考えることが多いため、その間の操作に戸惑うことがあるくらいか。
【(難易度)】-1pt
難易度の選択があってもよかったかもしれない。システム面が優秀であるため、難易度などないに等しいのだが、潔癖症なプレイヤーには酷な部分があった。
COMMENT
SLGは「かなり好き・それなりにやりこむ」
オリジナル版はプレイ済み
「名作、ふたたび」といって差し支えない。相変わらず素晴らしい作品だった。ただ、あえていうならば、素晴らしいのはオリジナル版タクティクス・オウガの部分であり、リメイクの部分ではなかった。もちろん、改善点もある。より作品を深く見ることができるのもリメイクあってこそ。だが、プラスの分をマイナスしてしまったため、結局のところ評価できるのはオリジナル版であるタクティクス・オウガの部分のみとなってしまった(オリジナル部分100点+改善20点-改悪20点 といったイメージ)。
が、本作においてなにより素晴らしかったのは、これ以上はないとされる名作をリメイクしようと考えた根性。作品自体は、名作といっていい。