戦場のヴァルキュリア3 レビュー(評価)

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戦場のヴァルキュリア3 レビュー

発売元	セガ（オフィシャルサイト）
発売日	2011/01/27
価格	6,279円（税込）
レーティング	【Ｂ】12才以上対象(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon ／戦場のヴァルキュリア3 EXTRA EDITION レビュー
タギングトップ3 (?)
タイトル概要	■ ジャンル：アクティブ・シミュレーションRPG ■ プレイ人数：1人 ■ ダウンロード版：5,600円

スコアボード

中央値: 74
難易度: 2.63
レビュー数: 35

スコアチャート

0-9

10-19

20-29

30-39

8.6%

40-49

5.7%

50-59

20%

60-69

42.9%

70-79

20%

80-89

2.9%

90-100

【60点以上】
85.7%
【標準偏差】
11.65

ユーザーレビュー

ソート（デフォルト：ALL）

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　432人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
4pt	5pt	3pt	5pt	5pt	4pt	3pt

総合点
91pt

GOOD!

・相変わらず戦闘システムが面白い。これに尽きる。
どの兵種で突破するか、どこでリエラのヴァルキリア化・イムカの武装開放を使用するかなど、試行錯誤するのが非常に楽しい。
過去の作品からの使い回しのマップも自分は同じように楽しむことができたのは、やはりこの戦闘システムが素晴らしかったことと、適度な難易度のおかげだと思う。

・ボリュームがすごい。断章やフリーミッションもすべてこなしていたら、クリアまでに総計90時間くらいかかった。
クリア後も新しいマップが出現するし、かなり長い期間楽しむことができる。

・（過去の作品と比べて）主人公のキャラがよかった。過去の2作の主人公がひどかったというのもあるが、今作は嫌悪感を感じないどころか好感を持てた。

・ムービーの数は少なかったけど、リエラVSイムカのシーンやイムカVSセルベリアのシーンは迫力あって見応えがあった。
また、自分はイムカENDしか見ていないけれど、ほのぼのとして素敵なムービーだった。
キャラ絵もそれぞれに個性があって個人的には好き。

・発売前に「ヴァルキリアになって操作できます」という情報を見たとき、「それってどうなの？」と思ったけれど、やってみると非常に爽快で気持ちよかった。
使用回数制限があるし、べらぼうな破壊力があるわけでもないので、特にバランスブレイカーにもならず丁度いい感じだった。

BAD/REQUEST

・クルトの「直接指揮」は使い方によっては便利であるが、両ヒロインの特殊化が強力すぎてSPはほとんどそちらに回ってしまう。
主人公なのだからもう少し強い特殊化にしてもよかったと思う。

・歩兵も戦車も装備品の種類が多すぎる。特に戦車の砲塔はあんなに要らない。
大差ない装備品は作る必要がなかったと思う。

・機関銃兵と剣甲兵が異常に使いづらい。狙撃兵で周囲の敵を一掃した後に彼らに拠点を制圧させるなど、かなり意識的に使わないと猟兵種まで育てることはできない。
せめて防御がもっと高めに設定されていれば使い用はあった…かな？でもそうなると敵の機関銃兵と剣甲兵がやたら厄介になってただろうけど…。

・途中加入した隊員は通常のストーリーの会話に全く絡んでこない（カリサを除いて）。
特別な条件を必要とする隊員ならともかく、「○章に入れば必ず加入」というような条件の隊員はストーリーの会話にも入ってきてほしかった。
それぞれに断章はあるものの、愛着持って使い続けてる隊員がストーリー上ではいないものとして扱われているのは悲しい。

・ブリーフィング画面がやたら不親切である。
まず敵の配置が分からないので、最初の隊員配置は予想でするしかない。
その結果まったく意味のない場所に対戦車兵を配置してしまったり、狙撃兵がいるとかなり楽なのにいなかったり、ということが起こる。
また、工作装置や堀削装甲が使える場所もわからないので、戦車の装備もマップに合わせて変えることもしにくい。
出撃後の画面で見られる部分はブリーフィング画面でも見られるようにしてほしかった。

・ポテンシャルのシステムが微妙。自由にセットできるポテンシャルは一つな上に、それほど便利になるわけでもないので、苦労してハイポテンシャルを獲得した割に報われない。
自分はいろんな兵種を試していたけど、実際問題狙撃兵さえ補充すれば他は全員兵種変更しなくても問題なくクリアできたと思う。

COMMENT

PSP-3000使用
過去2作品プレイ済
今作クリア済

BADにはいろいろ書きましたが、今後の作品に期待を込めるものであって、今作品には非常に満足しています。
過去の作品が面白かったので購入しましたが、期待を裏切らないどころか、それを上回る楽しさでした。
なんといってもボリュームがすごいです。なのに飽きがきません。
個人的には自分がプレイしたPSP作品の中で最も面白かったです。
今後の作品にも期待してます。

プレイ時間：60時間以上100時間未満(クリア済)
イムカ好きさん [2011/02/28 掲載]

このレビューはオススメ？　

[問題報告]

　469人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
4pt	4pt	3pt	5pt	5pt	4pt	4pt

総合点
89pt

GOOD!

やはり戦闘システムが面白いです。
さすがにもう新鮮味はありませんが、熟考するうちに何時間もプレイさせてしまう魔力は健在です。
クリアに100時間以上要するボリュームがありながら、最後まで飽きがきませんでした。本当に敬服です。

さらに、激しい迎撃を掻い潜って相手を崩していく、あのスリルが戻ってきました。
一作目から二作目へ続く流れのなかで「質から数の戦い」にシフトしたと感じていましたが、本作は二作目をベースとしながらも、一作目のような緊張感ある戦いを味わえるよう、難易度が上がっています。

そして、本作でもっとも評価されるべき点はシナリオでしょう。
今までにないほどの深みがあります。

今回の部隊は正義のヒーローではなく、罪人で成り立つ懲罰部隊。
危険な任務を任される捨て駒です。
決して望んで所属しているわけではありません。
さらに隊員は皆、様々な悩みや葛藤、問題を抱えており、部隊はバラバラです。
そのなかで兵士一人一人の信頼を勝ち取り、結束し、成長していく。
その過程には前二作とは比べ物にならないほどのドラマ性がありました。

過酷な任務を与えられ、時には理不尽な仕打ちを受け、それでも生きるため必死に戦っていく。
現代社会に生きる我々にとって、歴史に残るカッコいいヒーローよりよっぽど感情移入できるのではないでしょうか。
今までの「戦争やってやるぜ！！オォー！」なノリや、ベタベタな勧善懲悪にムズ痒さを感じていた方でも、今回はシナリオを楽しんでいただけると思います。

そしてファン待望のヴァルキュリアが操作できること。
一切攻撃を受け付けないのがこれほど爽快だったとは！
かといって攻撃が強すぎるということもなく、バランスはしっかり保たれていました。
・・・が、ヴァルキュリアの不満は感想にて。

BAD/REQUEST

前半大部分に二作目のマップが使いまわされていますが、いくらなんでもひどすぎます。
舞台が同じガリアといえど、少々度が過ぎていたように感じます。
三作目となるともはや戦闘に新鮮味などないのですから、せめてマップぐらいは・・・と思わざるを得ません。

結構前二作品のキャラが出てきますね。
ファンサービスが見て取れる反面、やりすぎで後付け感を強めています。
二作目のクラスメートキャラなんかは特に必要も感じず。

敵の回避率がやたら高い。
避けられると苛立つのは人間なら当たり前で、どうしてこういった仕様を設けたのか理解できません。
どうせなら敵の耐久力が高いほうがよかったはず。
攻撃後の反撃を想定した戦略を立てることになり、進軍が慎重になるため、より緊張感ある戦闘になったからです。

COMMENT

まさかこのシリーズのシナリオにここまで引き込まれるとは思ってもみませんでした。
ベタベタな勧善懲悪だった一作目。
対して、痛くて苦しくて、辛いお話が本作。
明日をも知れぬ部隊の行く末が気になってしまい、どんどん引き込まれ、気づけば長時間プレイしていることが多々ありました。

Badに書くほどのことでもないのでここに余談として書きますが、ヴァルキュリア槍の一撃を回避されたときは思わず笑ってしまいました。
なんとなく、ヴァルキュリアの攻撃は回避不可能にしてほしかった。空気的に避けてはいけないと思う・・・うん。

壊れていたPSPを急遽入院させてのプレイでした。
期待を裏切らない出来で本当に楽しめました。
やはりこのシリーズは最高です。
次回作も楽しみにしています。

PSP-3000、インストール済み。

プレイ時間：60時間以上100時間未満(クリア済)
もつさん(レビュアー情報) [2011/03/10 掲載]

このレビューはオススメ？　

[問題報告]

　424人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
4pt	4pt	3pt	5pt	5pt	4pt	2pt

総合点
89pt

GOOD!

■オリジナリティー
やっぱりこの戦闘システム！他にはない画期的なシステムだと思います。

■グラフィックス
２に比べて各キャラクターの描写が細かくなったと思います。

■熱中度・満足感
発売以来このゲームしかしてません。クリア後のやりこみ要素もあり、かれこれ１５０時間以上延々と・・・・。

２に比べて力押しができなくなりました。剣甲兵で突っ込んでゴリゴリしたらクリアできてた前作と違い（剣甲兵自体の弱体化も含めて）、敵の真っ只中に突っ込んでいったら瞬殺されてしまします。索敵の重要度が増して戦略性があがりました。

BAD/REQUEST

■サウンド
マップも含めてほとんど２の使いまわしなので、目新しさがありません。

ＧＯＯＤでも書きましたが、突っ込むと瞬殺されるので、狙撃兵が必須になりました。狙撃→偵察兵で拠点占拠のパターンでほとんどクリアできます。もうちょっと突撃兵のパラメータを差別化して欲しかったです。突撃兵＆機関銃兵は終盤拠点防衛しか役に立たなかったです。