DISSIDIA 012[duodecim] FINAL FANTASY(ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー)
中央値: 60 Amazon点数: 3.3
スコアーボード
標準偏差 16.52 (難易度) 2.79 mk2レビュー数 38ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 4pt | 2pt | 3pt | 3pt | 3pt |
59pt
GOOD!
■音楽
もともと素晴らしい曲が揃っていて、さらにムービーシーンでそれらの曲を非常に効果的にアレンジしているため、ここぞという場面が非常に盛り上がります。
■ストーリー
ゴルベーザやクジャなど、原作で少しでも良い心を持っていたキャラの立ち回りが素晴らしいです。
特に12回目の戦いでは、ゴルベーザとカインの会話がストーリーを引き立てています。
■ケフカ
本作で一番満足しているポイントです。
スーファミ版で見せたコロコロと瞬間移動しながら会話する場面、声優さんによる笑いを誘うアドリブ、魅せるシーンでの迫力など、とにかく魅力がありすぎて彼が登場するたびに何かを期待してしまいます(笑)
■渋谷バッツ
じつは本作、渋谷バッツのために購入しました。
本当にありがとうございます☆(笑)
やはり2D時代のFFは、ドットを再現させてナンボだと思います。
天野絵アレンジも魅力的ですが、ユーザ達が画面とにらめっこしながら多くの時間を共に過ごしてきたのはこの渋谷バッツなのですから。
BAD/REQUEST
■作品びいき
12回目の戦いでスーファミ以前のキャラがカインだけってどういうことですか?
特に1?3といったファミコン時代のファンをないがしろにしすぎではないでしょうか?
ミンウやデッシュ、エリアなど、ファミコン時代にも根強い人気を持つキャラはたくさんいるのに、7に至ってはアシストも含めると参戦キャラが4人という始末。
お祭り的な作品でターゲット層を絞るのはどうかと思います。
■フィールド
前情報でフィールドが出るって聞いた時は歓喜したものですが、いざプレイしてみると全く活かせてなかったです。
フィールドで何か特別なことができるわけでもなく、地図は常時表示機能無し。
唯一のメリットといえばフィールド曲が聴けることくらいでしょうか。(これはデカイかも)
■追い打ち攻撃
やるならとことんアクションの戦闘にしてほしいです。
追い打ち攻撃が当たると、否が応でも読み合い合戦となってしまい、アクションをしている気になりません。
■作業
ストーリーを観るための作業的なイミテーション戦が非常にだるいです。
この作品、無理にレベルや装備などのRPG要素を入れる必要って無いんじゃないでしょうか。
COMMENT
なんだかんだと文句を言いましたが、総じて作品やキャラの再現度が高いため、ファンアイテムとしては満足しています。
幸い小職は前作をプレイしていないため、最後の戦いもそれなりに新鮮な気持ちでプレイできましたが、前作経験者にとっては苦痛以外の何物でもないでしょうね。
(しかも最後の戦いのほうがボリュームが多い)
話を繋げ、理解させたかったという意図はわかりますが、本作の半分以上は前作経験者という現実をもう少し意識すべきだったと思います。
余談ですが、個人的には6のシャドウを出してほしかったです。
人気キャラのロックはジタンと、エドガーはラグナと戦法がかぶる中で、シャドウはインターセプターとの連携攻撃により戦い方に個性が出るかと。
もちろんサードコスチュームは素顔(クライド)で(笑)
Amazonレビュー
レビュー者: レビュー レビュー日: 2011-03-26各シリーズから主人公とラスボスがそれぞれ登場して戦う対戦アクションは大変好評でした。
本作はその続編となる位置づけになっております。
ここで注意すべきなのは前作をプレイしていなくても全く問題がありません。
何故なら本作の内容が「前作のストーリー+前作より過去のストーリー」になっているからです。
追加要素は豊富で、新キャラ目当てで購入するのもアリだと思います。
他には装備品の大幅な弱体化によって、よりアクションの腕が求められる様になった点が印象的。
またストーリーモードに探索要素が追加されているのでRPGっぽくなっています。
残念なのがデータ引継ぎが中途半端な仕様でキャラデータやPPカタログを除き、集めるのに時間のかかった装備品やミッション等の収集要素は一切引継ぎされません。
前作でコンプリートした方にとってはまたゼロからスタートなので同じ事を繰り返す作業ゲーに感じられてしまうかもしれません。
・前作をプレイしていない方
FFが好きなら間違いなくおすすめです。
全ての内容を存分に堪能してください。
十分に☆5を付けられる可能性を持った作品です。
・前作かUT版のどちらかをプレイしている方
購入を視野に入れても構わないと思います。
ただ前作のプレイ時間が長ければ長いほどおすすめしません。
上にも書きましたが集めた装備は引き継ぎされませんのでご注意を。
その上内容の半分は使い回しになるので☆3辺りが妥当でしょうか。
・前作とUT版両方プレイしている方
これを最初からインターナショナル版として発売しろと思われるのではないでしょうか。
当然ここに該当する方はプレイ時間が長い方しかおられないと思うので引き継ぎ面で大きくガッカリするはず。
新要素があればそれで満足という熱烈なFFファンは除き、それ以外の方は☆1となっても仕方ないと思います。
インター版として見れば優秀、新作として見れば少し物足りないです。
ご自身の状況を購入の判断材料の一つにして頂ければと思います。
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GOOD!
★PSPでは最高峰のグラフィック
ゲーム機の進化につれて他社とのグラフィックの差もなくなってきましたが、さすがにグラフィックには意地を感じますね。単なる色違いではなく、全キャラに様々なコスチュームが用意されておりキャラクターモデルを鑑賞するだけでも楽しさがあります。FF1の戦士風コスチュームのウォーリアオブライトや、渋谷バッツは古参のFFファンならニヤリとするでしょう。
★名曲揃いの贅沢なBGMと豪華な声優陣
アレンジだったりほぼ原曲そのままだったりしますが、元々の曲が名曲揃いです。前作から収録曲も大幅に増えました。声優さんには自分はあまり詳しくないですが、それでもわかる程豪華な声優陣です。
★独特のシステム
前作もそうですが、この作品は『ブレイブ攻撃』を相手にヒットさせ攻撃力をゲットし、溜めた攻撃力を『HP攻撃』で相手に当ててダメージを与えるという特殊なシステムになっています。他に類をみないシステムなので、そのオリジナリティを前作と変わらず評価します。
そして、キャラクターごとにバトルコンセプトがしっかり決められており、魔法で遠距離攻撃をするキャラ、近接でガン攻めするキャラや、ガードからの反撃に全てをかけるキャラなど、どのキャラを触っても違った戦術を組み立てる必要があり、それがこのゲームの面白さとなっています。
BAD/REQUEST
残念ながら多いです。
★アシストシステムとキャラ調整
今作より導入されたアシストシステム。KOFシリーズ1999-2001までのストライカー的なシステムですね。コンボの中に組み込むことでより多くの攻撃力をゲットしたり、HP攻撃が当たりづらかったキャラクターの活路ともなりました。これにより今まで決定力に乏しかったキャラクターも使いやすくなったのですが…このアシストシステムありきの調整のおかげで、キャラの個性が薄れてしまいました。
例を挙げれば、近接ブレイブ攻撃で高い攻撃力を得ることができる反面、HP攻撃が当てにくく決定力に欠けるキャラ…このキャラがアシスト攻撃の連携で決定力を得ることができましたが、その分火力が低く抑えされてしまい、個性のない普通の近接キャラに…
こうやって尖った性能をもったキャラはマイルドに調整され、その個性を殺されてしまいました。
結果、強いキャラも弱いキャラも個性が薄れてしまい、単なる上位互換と下位互換のキャラが量産されてしまっています。
★EXモードの調整
このゲームのキャラクターは、ゲージを溜めるとEXモードというパワーアップ状態になることができ、その状態で超必殺技のような派手な演出のある技を出すことができるようになるのですが、このEXゲージの上昇がアシストシステムと対を成すように設計されています。
EXゲージを溜めることに特化したカスタマイズをするとアシストゲージが溜められなくなり、アシストゲージを溜めることに特化させるとEXゲージが溜められなくなるのです。
アシストが支配するといっても良いバランス調整のせいで、EXモードになるチャンスは激減。
その結果、EXバーストという超必殺技も滅多に見れなくなり、戦闘が前作よりも一気に地味になりました。
EXブレイクやアシストブレイク等、バランス取りに苦心した事は伺えるのですが、肝心のゲームそのものがつまらなくなっては意味がありません。もう一度見直して頂きたいと思います。
★ストーリーモードと脚本
本作で追加されたストーリーのあと、前作のストーリーもまたやらなければ隠し要素が解禁されないのはあんまりではないでしょうか。前作をクリアしたプレイヤーにとっては苦痛以外の何物でもありません。
ストーリーの内容についてですが、脚本がいただけない。特に前作のストーリーですが『どこで』『何をする』といった具体的な行動の説明が無いため、登場キャラ全部が「守るんだ」「夢をあきらめない」「道を切り開く」「前へ進む」「意思を貫く」といった、内容のないセリフを言うだけでストーリーが進みます。これはストーリーというより脚本の問題かもしれませんが、あまりにも酷すぎます。中学生の妄想小説レベルです。ゲーム機の性能も上がり、CGや演出や音楽がどんどんレベルアップしていく中で、肝心の脚本が素人レベルではお話にならないでしょう。
FF13でも同じことを感じましたが、スクエニは自覚していないのでしょうか…?
★育成
対戦ツールとして使うには、最低でも全キャラで主要なアビリティをマスターしないとお話にならないです。アクションと育成の融合とは言いますが、結局は育成しないと満足にアクションを楽しめないという結果になっています。せめてアビリティのマスターに必要なポイントを少なくする等の調整もして欲しかったですね…
★ロードが長い
メディアインストールしても長いです。インストールするのにも大変時間がかかりました。
COMMENT
厳しいことも書いてしまいましたが、面白いです。
ただし、FFオールスター的なソフトとして大々的にライト層にも売り出す中、このゲームそのものが持つマニアックなシステムや育成要素は、真っ先にそのライト層に投げられる原因となります。
かつてFF8の発売時、美麗なムービーと王道ラブストーリーでメディアでこぞって紹介され、ムービー目当てのライト層やはじめてRPGをプレイするという一般層が沢山ソフトを購入しました。
しかし蓋を開けてればジャンクションやGF、精製等説明不足とマニアックなシステムでライトや一般層から顰蹙をかう結果になったことを思い出します。
(私の一番好きなFFは8です)
詰め込みすぎて複雑化してしまうスクエニの悪い癖はなかなか治らないですね。
また、今回のバランス調整は自分には合いませんでした。火力の無くなったスコールとか魅力半減です。
映画的なゲームが氾濫する中で、ストーリーを見せるRPGに限界を感じています。
それでもFFという作品には特別な思い入れがあり、RPGでないアクションとしてのFFであるこのディシディアシリーズには大変期待しています。
難しいとは思いますが、ぜひとも続編をお願いいたします。