グングニル ~魔槍の軍神と英雄戦争~
中央値: 54 Amazon点数: 2.8
スコアーボード
標準偏差 16.77 (難易度) 2.71 mk2レビュー数 14ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 3pt | 3pt | 4pt | 4pt | 1pt | 4pt |
68pt
GOOD!
オリジナリティに5ptを付けたので、それを中心にコメントします。
SRPGが陥りやすいのは、後半になるにつれ鍛え上げた一部のキャラと最新装備でゴリ押しになり戦略性が失われていく事だが、その問題に対処しているように見受けられる。
リーダーにより有利に使えるキャラが違うので、高レベルのキャラだけ出しても強い部隊になるとは限らない。MAP毎のリーダー選びと編成が楽しい。またその事で、どのキャラもまんべんなく育てたくなる。
武器も最新の高価な武器より、キャラの特徴とマッチした武器を選び鍛える方が断然使えるし、それがとても楽しい。初期の武器を最後まで使うことはザラ。
また、部隊全体の戦略に則って装備を考えないと、簡単に行き詰まる。特に誰を起点にビートを起こすか緻密に練って編成するかどうかで局面が大きく変わる。
SRPGの課題として人数制限が挙げられるが、離脱・交代のシステムがとても秀逸で、見事にこれを解決している。このシステムを戦略に盛り込むと俄然戦闘が楽しくなる。
素早さで行動順が決まるのはお決まりのシステムだが、好きなキャラが選べるのは斬新。この事で戦略の幅が大きく広がった。また、個々より部隊全体の強さを考えるようになる。
その他、拠点ポイントとタクティクスゲージなど、ゴリ押しにならないようなシステム満載です。また、ブーストやビートなど、個々より全体の強さに重きを置いている。
その他、ストーリーなどは普通。マルチエンディングのようで、一周だけでは全てが収束していない感じがする。
BAD/REQUEST
この秀逸なシステムを台無しにしているのが、インターフェイス。
スペシャルナンバーはキャラの特徴の重要な要素で武器の選定に大きく関わってくるのだが、これを調べるのがとても面倒。ショップと戦力確認を行ったり来たりすることになり、メモが必要かも。
また戦闘時、ブーストのどんな効果がかかっているのかとても分かりづらい。
戦闘時の視点も問題。上下に動かないので、狭い路地などぐるぐる回して見ることになる。また敵の攻撃時突然視点が変わることがある。そのせいで死角でダメージを受ける場面がよくある。
操作に関しては気が付いてないこともあるかもしれないので、その時はご勘弁。
ストーリーは人によると思うが、個人的にはNG。閉塞感漂う内容でスッキリしない。また、終盤の回想シーンには辟易する。
COMMENT
問題点は多々あるが、それにも増して戦闘は面白い。でも自分が一番ハマったのは、装備選び。
仲間にならないキャラの装備を手に入れたりと未だ謎が多く、2週目に期待。
Amazonレビュー
レビュー者: naruse57 レビュー日: 2012-03-20このゲームは慣れるまで、不満点が明らかに目立つと思われます。私も、1〜3周目の間は、いまいちなゲームという印象が強かった記憶があります。なお、ここではシステム面についてのみ記していきたいと思います。
このゲームの悪い点の一つに、情報の不透明さがあるかもしれません。
例えば、防具を装備する事で増加するres。このresという概念、説明書及びゲーム中でほとんど解説されていません。強いて言えば、攻略本に「状態異常になりにくくなる」といった記載がある程度でしょうか。
しかし実際には、大ダメージを受けたときスタンしにくくなるという効果も隠されています。このスタンには、「次回の行動を遅らせる」「ガード・回避不可にする」「魔法詠唱を中断させる」といった効果が存在し、戦略次第で重要な概念に成り得ます(残念ながら、このスタンもほとんど解説されていません...)。
防具の中にも、防御重視やres重視といったように区分けがなされているのですが、情報が不足している状態では工夫の仕様がありません...。
しかし、一旦この概念を飲み込みさえすれば、工夫の余地が大いに広がります。
例えば、魔法ユニットにとっては、魔法詠唱を中断されてしまうスタンは大敵です。とりわけダメージが高くなる高難易度では、防御よりres重視の防具が重要性を増してきます。場合によっては、resの高い防具を一つ装備する方が有利な場面さえ生じ得ます。
また、軍神の中には敵の防具を破壊するという軍神も存在しますが、防具の破壊はresの低下も意味します。この軍神を活用すると、ダメージの高い攻撃を加え続ける事で、タイマンなら半一方的な戦闘も可能になります。
また、理解する事で戦略がおおいに広がるものとして、敵の思考パターンもあるでしょう。
中にはドロップアイテムを優先して狙う敵がいて、せっかく敵を撃破したのに、戦利品を奪取されてしまう!事がしばしばあります。ただでさえ、自動的にアイテムが回収されないのに、この特性は非常に嫌らしいです。
ですがこれらの敵は、味方を攻撃できる場合でもアイテム奪取を優先させるという特性を持っています。この特性を利用することで、逆にドロップアイテムを囮にして味方の戦闘被害を減らすという戦略を立てる事も可能です。
こうした特性が攻略本などで解説されていれば、解釈も違っていたかもしれません...。
・・・
このように、解説されていない情報は確かに多いです。それゆえ、慣れない内はストレスが溜まるばかりになるやもしれません...。しかし、このようにシステムを理解する事で、だいぶ面白さがグッと広がるゲームだと思います。
以上、長文失礼でした...。
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GOOD!
・ちょっと斬新なターン制SRG
ターン制なのですがパーティ全員で一つのターンを共有している感じです
各キャラの動きやステータスによって味方のターンが早くなったり遅くなったりします
斬新な部分がいい塩梅で難易度を保ちつつゲームを楽しませてくれます
・やり込める
やり込めるといっても縛りプレイが面白いという意味です
各マップの戦闘最高評価を狙うだけでゲームの戦略性がより深まり楽しめます
・敵AIの頭がそこそこいい
SRGやRPGにおいては非常に重要な点だと思っています
魔法から逃げたり回復が迅速だったり即死攻撃を狙ってきたりHPの低いキャラを狙ってきたりプレイヤーの嫌なところをついてきてくれます
BAD/REQUEST
ちょっと悪い点
・ストーリーが残念
貧民地区に住む人々と腐敗した政治に不安を持つ人々の革命物語になっています
タイトルになっているグングニルはほとんど本編では触れられません
グングニルと主人公、それを管理?している女性が何かあるような思わせぶりな発言だけしたまま終わります
英雄戦争だけしていた方がすっきりしたかもしれません
・武器の強化に確率が関わる
簡単にセーブアンドロードでやり直しが出来るのだからわざわざ確率なんて付けずに、強化に必要なアイテムを増やすとか別の方法にしてほしかった
・ADVのボイスは要りませんが戦闘時の攻撃や死んだ時などのアクションを起こした時にボイスがほしかった
爽快感と言うかバトルに盛り上がりが足りない
悪い点
・マップが見づらい
回転させたり俯瞰視点にできるものの誰がどの位置にいるかわかりづらいです
スパロボimpactほど酷くはないですが次回作があるなら改善してほしい
・職種や状態異常、武器種が多すぎてややこしい
やり込みとか自由度の高さを考慮したのかもしれませんがゲームを始めたばかりの人にとっては覚えることが多すぎてちょっとうんざりします
統一するなりなくすなり減らしてほしかった
COMMENT
ゲームにはストーリーが非常に重要だと思う方にはお勧めできません
ADVパートは短い上に物足りないまま終わってしまいます
戦略性があってやり込めるSRGをやりたいという方にお勧めです