シュタインズ・ゲート
中央値: 69 Amazon点数: 4.7
スコアーボード
標準偏差 16.37 (難易度) 3.00 mk2レビュー数 23ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 2pt | 3pt | 3pt | 3pt | 3pt |
58pt
GOOD!
・プロローグ
立て続けに色んなことが起きてこれから何が始まるんだとワクワクしました。
・キャラクター
各キャラ個性が出ていて、しかし記号的にならずに人間味がある部分もしっかり出しているので非常に好感が持てました。
このキャラたちの為に問題を解決してあげようという気にさせてくれます。
BAD/REQUEST
・シナリオ構成
中盤になるまで物語の着地点が示されないままイベントだけは起きていくので物語に入りづらかったです。
・全体的に冗長気味
いつでも何にでもやたら描写が細かく主人公の心情もこと細かく描写されるので、
メリハリがなくピンチの時などスピード感が欲しいとき、サクッと終わってほしいサブイベントなどでだらだら描写が続くのが辛い。
同じようにプレイヤーが容易に結末が想像できるイベントがだらだら続く時があり辛い。
・個別エンドのやっつけ感
適当に作ったとしか思えない。特にメインヒロイン以外のキャラ
TUREエンド以外は必要ないといっても過言ではないです。
・声
ボイスの音量をMAXにしても主人公の声だけ聞き取りづらい。一番聞く機会が多いだけにイライラしました。
COMMENT
全エンドプレイ済み。
物理用語とかネットスラングが多用されていて公式サイトやゲーム内に用語解説まであるので難しそうと敬遠する方がいるかもしれませんが、
これらの用語はあくまで雰囲気作りに使用されているのみで意味を知らなくても本筋は理解できるので安心してください。
ストーリーの根本はオーソドックスな時間旅行ものです。それをヲタ文化で味付けした感じでしょうか。
オーソドックスなので安定はしてますが予想をはるかに上回る驚きの展開、見事な物語の収束といったものもなくそういう視点で評価すると平凡な作品と言えます。
この作品は過去に干渉できるが故の主人公の心情、苦悩等に重きが置かれていますのでそこに共感できるか否かでこの作品の評価が決まると思います。
BADにも書いたように私は煩わしく思ってしまった部分がありましたが。
ギミック満載のSFが好きな人よりも主人公の細かい心情の変化を追っていく作品が好きな人にお薦めな作品です。
Amazonレビュー
レビュー者: Morris レビュー日: 2011-06-28いやはや睡眠時間がなくなりました。
絶妙のシナリオ構成と丁寧な伏線の張り方は素晴らしいの一言。
論理のピースがはまっていくさまは実に爽快ですし、
「まさかこう来るとは」と唸らされること請け合いの心憎い演出は物語を飽きさせません。
システム、世界観設定、そして主人公の持つとある特異体質は密接にリンクしています。
「主人公の主観」と「物語を読み解くプレイヤーの主観」の定常的な一致は、これらが揃って初めて成立します。
プレイヤーだけが、主人公と同じ視点に立って、その苦悩や孤独を最初から最後まで共有できるのです。
「序盤あれほど苛立しいの極みだった主人公が、終盤こんなに格好良くみえるなんて」
いつのまにか感情移入をしているのです。脚本家の目論見にまんまとはまっています。
設定とシステムの高度な融合は、シナリオの展開とあいまって非常に効果的で、深い没入感を生むのです。
4、5年前のネット界隈、マンガやアニメの名・迷台詞、役者ネタ、秋葉原の地理、陰謀論、ジョン・タイター、タイムトラベル、物理学、哲学、認識論、脳科学といった各種のネタが満載で非常に面白いです。その手のものに造詣が深い方ならばもうたまらないでしょう。
この「じっぱひとからげ」な、いい意味で節操のないネタの絨毯爆撃も特色のひとつです。
あまりにもマニアックなネタはなかったと思いますが、ひと通りの解説が付されていますので安心です。
最後に主人公役の宮野氏の怪演についても述べねばなりますまい。
序盤の厨二っぷり、中盤の苦悩、後半の絶望、ラストの感極まった心。
主人公の素の部分が前面に出ていく過程を演じわけています。
息遣いすら感じられる生々しいものです。
また、メイン2人の軽妙なやりとりはドラマTRICKの山田上田コンビを彷彿とさせるもので懐かしくも感じました。
芝居としてのテンポや間の取り方がより洗練されたアニメの方も見逃せないですね。
丁寧な脚本、刺激的な演出、深い没入感、ネタの絨毯爆撃、そして宮野氏の怪演。
名作の評に偽りなし。
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GOOD!
約10年ぶりにプレイしたギャルゲーのときメモ4が薄味で自分に合わなかったため、ネットの評価などを参考にストーリー性の高い作品を探していた所、本作の事を知り購入に至った。全EDクリア、CGコンプ済み。
・主人公の魅力
まずストーリーやゲームとしての完成度だけを見た時にここでの評価は妥当であること。ただ自分は本作をとても楽しめて熱中できた、それは主人公の岡部倫太郎の魅力とその声優さんの演技力のおかげだと思う。
本作は主人公が単なる二枚目やアドベンチャーゲームにありがちな声が出ない一人称キャラではここまでの評価は得られなかったと思う。主人公の岡部はただの厨二病ではなく、仲間思いであったり、行動的であったりいろんな一面を持っている。時に悩んだり、つらい事にも全力で立ち向かう姿は物語を十二分に盛り上げてくれる。スタート時とクリア後では主人公の印象は180度変わり、素晴らしいキャラクターだなと素直に思えた。
・熱中度
このタイムパラドックスを軸にした物語はとにかく結末がみたいと思わせてくれた。ある程度のとこまで進めれば細かい所に不満はあれど必ずハマれる。トゥルーエンド後は続けるつもりはなかったが、少したってから他のEDも自然と見てみようという気持ちになった。このサイトで何作かレビューさせてもらったがはじめて5点とさせてもらった。
BAD/REQUEST
自分がここでの評価を妥当だなと思った部分を以下3点にまとめてみた。購入を迷っている方に少しでも参考にしてもらえたらと思う。
・テンポが悪い
本作はもともとXBOXで据え置き向けに発売された作品であるため、ボリューム不足を指摘されない様にか、話しが全体的に水増しされている傾向がある。もちろん後半の複線回収を際立たせるためでもあるとは思うのだが、4章くらいまで退屈な日常会話が延々続く事、本線の話しが気になっているのに序盤全く物語が動かない事が本作一番残念な部分だった。初めから毎章ごとに続きが気になるシナリオ展開だったら尚良かった。
・一本道である事
複数のEDがあるもののヒロインごとのルートがあるわけでなく話しは一本道で、本線の話しにヒロイン全員が関わってくるため、興味のないヒロインのエピソードも見なくてはいけない。そのため自由度が低く、ゲームでなくてもストーリーをなぞるだけなら小説やアニメでもいいんじゃないかという内容だった。428みたいにゲームだからこそ成立したなという要素が欲しかった。
・ツッコミどころが結構ある
ドラマに重点を置いて評価するとかなり高い点数になると思うが、SFやタイムトラベル物を期待しすぎると過去にメールを送る方法や、作品内で語られる理論もかなりぶっ飛んでてツッコミどころが結構満載である事。よくよく考えると矛盾する点やクリア後も考察サイトを見ないとよくわからない部分もあり、普段同ジャンルの作品に触れる事が多い人は入り込みづらいと思う。
COMMENT
悪い点もたくさん書きましたが、本作は今年プレイしたゲームの中で一番印象に残ったゲームでした。これから本作を購入する方へは頑張って5章までプレイして下さいとエールを送りたいです。
あと本作クリア後にタイムトラベルものに興味を持ち、他の作品もいくつかプレイしたり同ジャンルの小説も読んでみました。
クリアして他にも面白い作品を探されてる方はライトノベルの「タイムリープ あしたはきのう」という作品が本作に共通する部分もあったかなと思います。過去にメールを送るわけではないですが。
普段あまり活字を読まない自分は序盤キツかったですが大変満足できました。購入を迷ってる方にも小説や他作品に触れるきっかけになるかと思いますのでオススメです。