シュタインズ・ゲート
中央値: 69 Amazon点数: 4.7
スコアーボード
標準偏差 16.37 (難易度) 3.00 mk2レビュー数 23ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 2pt |
82pt
GOOD!
■オリジナリティ
こちらは5点をつけさせてもらったが、これは選択肢を選ぶのではなく、携帯を使って分岐をさせていくというのが、とても新鮮でした。もちろん無視も出来ますので、色々な選択が考えられ全クリを目指すのには、大変でしたけど・・・。
■グラフィックス
これは好みがあるので、なんとも言えませんが、私的には特に問題なかったです。
ただあえて言わせていただければ、某キャラの某シーンで胸を強調するようなカットだけはうざかったです。このゲームにエロは必要ないと思います。
■キャラクター
みんな濃いキャラクターが多く、とても生き生きしています。
ただキャラ付けはいいのですが、オカマも含めて女性陣が多すぎるような気もしました。
もっと癖のある男性キャラがいたらバランスが良くなってすごく楽しいストーリーになったと思います。
■ストーリー
これはとても良かったと思います。
タイムマシーンという題材を上手く使い、物理的な用語や説明もありますが、
TIPも充実していたので、わからないという事はありませんでした。
最終的にはフラグもきちんと回収され、すっきりした終わり方になります。
ただし手放しで良いと言えるかというと、いくつか問題点もあり、
序盤が問題です。
某巨大掲示板用語が頻繁に出たり、主人公が電波だったり、
最初で振り落とされるような人も出そうな予感がします。
私も最初はうーーーんと思いました。
主人公の電波発言には理由があり、トゥルーエンドの最後では、逆にかっこいいと思えますので、序盤をどう乗り切るかが鍵だと思います。
後半は主人公が必死になるにつれ、電波発言がなくなり、ストーリーの疾走間もすごいので、
あっというまに終わると思います。
BAD/REQUEST
■悪い点
全体的に萌え要素が目に付くのが気になりました。ニトロプラスという会社が元々はPCのアダルトゲームメーカーなのでしょうがないのかも知れませんが・・・。
携帯魔とかオカマを完全な男キャラにして、燃え要素やハードボイルド要素をあげたら、
もっと面白いゲームになったのではないかと思ったりもします。
COMMENT
■総評
アドベンチャーゲームはストーリーが90%の出来を占めると思っていますので、
そういう意味では買って損は無いと思います。
私は熱中しましたw
間違いなく秀作の部類には入りますので、迷ってる方はぜひやって見て下さい。
Amazonレビュー
レビュー者: Morris レビュー日: 2011-06-28いやはや睡眠時間がなくなりました。
絶妙のシナリオ構成と丁寧な伏線の張り方は素晴らしいの一言。
論理のピースがはまっていくさまは実に爽快ですし、
「まさかこう来るとは」と唸らされること請け合いの心憎い演出は物語を飽きさせません。
システム、世界観設定、そして主人公の持つとある特異体質は密接にリンクしています。
「主人公の主観」と「物語を読み解くプレイヤーの主観」の定常的な一致は、これらが揃って初めて成立します。
プレイヤーだけが、主人公と同じ視点に立って、その苦悩や孤独を最初から最後まで共有できるのです。
「序盤あれほど苛立しいの極みだった主人公が、終盤こんなに格好良くみえるなんて」
いつのまにか感情移入をしているのです。脚本家の目論見にまんまとはまっています。
設定とシステムの高度な融合は、シナリオの展開とあいまって非常に効果的で、深い没入感を生むのです。
4、5年前のネット界隈、マンガやアニメの名・迷台詞、役者ネタ、秋葉原の地理、陰謀論、ジョン・タイター、タイムトラベル、物理学、哲学、認識論、脳科学といった各種のネタが満載で非常に面白いです。その手のものに造詣が深い方ならばもうたまらないでしょう。
この「じっぱひとからげ」な、いい意味で節操のないネタの絨毯爆撃も特色のひとつです。
あまりにもマニアックなネタはなかったと思いますが、ひと通りの解説が付されていますので安心です。
最後に主人公役の宮野氏の怪演についても述べねばなりますまい。
序盤の厨二っぷり、中盤の苦悩、後半の絶望、ラストの感極まった心。
主人公の素の部分が前面に出ていく過程を演じわけています。
息遣いすら感じられる生々しいものです。
また、メイン2人の軽妙なやりとりはドラマTRICKの山田上田コンビを彷彿とさせるもので懐かしくも感じました。
芝居としてのテンポや間の取り方がより洗練されたアニメの方も見逃せないですね。
丁寧な脚本、刺激的な演出、深い没入感、ネタの絨毯爆撃、そして宮野氏の怪演。
名作の評に偽りなし。
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GOOD!
オリジナリティー:
メールや電話によってシナリオが変化するというのはありがちなシステムですが、会話の中に選択肢が一切出ないADVというのは非常に珍しいです。
そのような場合「ただ文章を読むだけのゲームになってしまうのではないか?」という懸念が当然出てくると思います。
しかしこのゲームにおいては、「プレイヤーが主体的に選択をしている」という感覚を味わえるようにうまく工夫されています。
根幹となるシステムをキチンと使いこなしているという点で4点をつけました。
サウンド:
緊迫感や昂揚感の演出、シナリオを盛り立てる挿入歌など、きっちりと仕事をこなすBGMはとても印象に残りました。
特にメインテーマの「Gate of Steiner」は名曲です。
ストーリー:
これまでに発売されたADVの中でもトップクラスのシナリオでした。
序盤は主人公をはじめとするキャラクターの濃すぎる個性や単調な展開に辟易してしまいましたが、
物語のある時点から休憩する時間すら惜しくなるほどの怒濤の展開のために完全にのめりこんでしまいました。
序盤はうっとうしくて仕方なかった主人公といつの間にか完全に同調している自分に気づき驚きました。
クリア後はむしろ一番好きなキャラクターになっていました。
そして何よりシナリオでよかったのは巧妙に張られた伏線とその的確な回収にあります。
一見無意味に思われた事柄が複雑に絡まりあい、一本のストーリーを形成していることが明らかになった時のカタルシスは並大抵のものではありませんでした。
BAD/REQUEST
グラフィックス:
キャラクターデザインはいわゆるADVとはだいぶ毛色が異なるhuke氏のデザインでした。
このデザイン自体は私はすごく好みだったので文句はないのですが、このデザインを採用した理由が「ギャルゲーっぽくしたくない」ということに違和感を覚えました。
だったらオタクにしか分からないようなネタを詰め込まなくても良かっただろうと。
またデザイナー本人が書いたという立ち絵はいいんですがイベントCGになると途端に違和感が…
サウンド:
細かいことですが、SEが妙に安っぽかったです。
快適さ:
メールのシステムは、送られてきたメールの中に青字で書かれている複数のキーワードの中から一つを選び、それによって返信の内容が決まるというものなのですが、
どんな内容を返信するのかは主人公が勝手に考えるため全く予想がつかないうえに一度選んだら送信前なのに取り消すことができないという謎の仕様
またどのメールを既に読んだのか確認することができないというのも厄介です。
そのくせメールはやたらと多いし。
全てのメールを読もうとしたらいちいち手作業で読んだメールを確認しなければならず、かなりの労力を使うことになります。
難易度:
正直trueルートに入るための条件がわかりにくすぎるというか、攻略情報なしでは到達できないだろうと思うような条件です。
前述のメールの仕様のせいもあるのですが、ストーリーの主軸とは全く関係ないメールが条件になっているというのはどうかと思いました。
条件を満たしているかどうかを確認する方法もないし。
ストーリー:
タイムトラベル理論、世界線理論などほかのSFと比較してもかなり複雑なものになっています。
特に世界線理論はストーリーの根幹であるのでしっかり理解している必要があり、だいぶ疲れました。
COMMENT
ここ数年でプレイしたゲームの中で一番はまったゲームです。
どれ位はまったかというと、購入して二日で全エンディングを攻略し、その後2週間ほど仕事に手がつかなくなったほどでした。
シナリオについてはネタバレになるので控えますが、ここには書ききれないほどの興奮と感動を味わうことができました。
少々人を選ぶゲームですが、ある程度オタ知識に理解があり、なおかつストーリーの良いゲームをやりたい人はぜひプレイしてみてください。