シュタインズ・ゲート
中央値: 69 Amazon点数: 4.7
スコアーボード
標準偏差 16.37 (難易度) 3.00 mk2レビュー数 23ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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3pt | 3pt | 4pt | 2pt | 2pt | 3pt | 1pt |
51pt
GOOD!
よくあるタイムトラベル物のゲームですが、やはりおもしろいです。
シナリオがよく作りこまれており、伏線を回収していく有様は、声優さんのレベルの高さも相まって大変素晴らしい出来となっていると思います。
また、従来のADVとは違った分岐方法を用いており、その点についても評価できます。
他にはBGMなども良い出来だと個人的に思います。
科学的な観点から見るといささか問題があるようですが、あまり深く考えてプレイしてなかったのでさほど影響もありませんでした。
BAD/REQUEST
無駄な要素、特に萌えと内輪ネタの要素が強いのが難点ですね。
なぜ萌え要素をあそこまで全面に押し出したキャラクター、シナリオをつくらなければいけないのか理解に苦しみます。普通のキャラ付け、普通のシナリオというものはできないのでしょうか。
内輪ネタに関しても酷いです。ネットスラングが多すぎて生理的嫌悪を覚えます。元会社が18禁ゲームを制作しているからかもしれませんが、仮にも一般大衆向けのゲームとして発売しているのであればもう少し考えて欲しかったです。
また、テキストが致命的に寒いのも問題です。この点はちょっと主観性が強いのですが、そのせいで序盤から中盤にかけてのシナリオは地獄の様でした。
ライトノベルや18禁ゲームなどのADVと同じ雰囲気のテキストなので、普通の感覚でプレイすると痛い目にあいます。”かまいたちの夜”や”428”の様なテキストとは明らかに違っており、上手く言えませんが独特の言い回しがあります。この点は他の移植もののADVにも言えることです。
COMMENT
PSP-3000を使用してプレイしました。TRUE ENDクリア。
全体的によくできた作品だとは思います。私はそこそこ楽しくプレイさせて頂きました。
しかしターゲット層が少し狭く、万人におすすめできるゲームだとはとても思えません。人を選ぶゲームだと思います。
Amazonレビュー
レビュー者: Morris レビュー日: 2011-06-28いやはや睡眠時間がなくなりました。
絶妙のシナリオ構成と丁寧な伏線の張り方は素晴らしいの一言。
論理のピースがはまっていくさまは実に爽快ですし、
「まさかこう来るとは」と唸らされること請け合いの心憎い演出は物語を飽きさせません。
システム、世界観設定、そして主人公の持つとある特異体質は密接にリンクしています。
「主人公の主観」と「物語を読み解くプレイヤーの主観」の定常的な一致は、これらが揃って初めて成立します。
プレイヤーだけが、主人公と同じ視点に立って、その苦悩や孤独を最初から最後まで共有できるのです。
「序盤あれほど苛立しいの極みだった主人公が、終盤こんなに格好良くみえるなんて」
いつのまにか感情移入をしているのです。脚本家の目論見にまんまとはまっています。
設定とシステムの高度な融合は、シナリオの展開とあいまって非常に効果的で、深い没入感を生むのです。
4、5年前のネット界隈、マンガやアニメの名・迷台詞、役者ネタ、秋葉原の地理、陰謀論、ジョン・タイター、タイムトラベル、物理学、哲学、認識論、脳科学といった各種のネタが満載で非常に面白いです。その手のものに造詣が深い方ならばもうたまらないでしょう。
この「じっぱひとからげ」な、いい意味で節操のないネタの絨毯爆撃も特色のひとつです。
あまりにもマニアックなネタはなかったと思いますが、ひと通りの解説が付されていますので安心です。
最後に主人公役の宮野氏の怪演についても述べねばなりますまい。
序盤の厨二っぷり、中盤の苦悩、後半の絶望、ラストの感極まった心。
主人公の素の部分が前面に出ていく過程を演じわけています。
息遣いすら感じられる生々しいものです。
また、メイン2人の軽妙なやりとりはドラマTRICKの山田上田コンビを彷彿とさせるもので懐かしくも感じました。
芝居としてのテンポや間の取り方がより洗練されたアニメの方も見逃せないですね。
丁寧な脚本、刺激的な演出、深い没入感、ネタの絨毯爆撃、そして宮野氏の怪演。
名作の評に偽りなし。
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GOOD!
・オリジナリティ
よくあるタイムマシンを題材とした物語であるがやはり王道ものなだけあってどんどん話に引き込まれていく面白さがある。
序盤はキャラの痛さばかりが目立つがその陰にちゃんと大量の伏線が張られており、それらを最後に見事回収しきったのがこのシュタインズゲートという作品の魅力に繋がっているのだと感じた。
・熱中度
そして何より物語が急速に動き始める中盤からは一気に盛り上がってからは、別のことを考える暇もなくこの先どうなるんだと最後までずっと夢中にさせられた。
主人公の焦りと怒りと悲しみがダイレクトにプレイヤーとシンクロしていた点も大きく評価できる。
特に5章ラストと11章は一気に引き込まれて食事や睡眠を削ってまでガンガン進めてしまうレベル。主人公とシンクロしすぎて心の中で叫んでしまっていた。
希望を見せたと思ったら絶望し、どうしようもないと思っていたところから救いの手が差し伸べる。次々と回収されていく伏線にこの先どうなるのかと不安ながらも先を読み進めてしまう急展開に熱中させられしまった。
・声優の演技力
特に主人公である岡部倫太郎を演じる宮野さんの熱演っぷりが素晴らしい。
中盤以降の運命に対する彼の怒りと悲しみの感情を最大限に引き出していた。
もちろん彼以外も素晴らしいが、主人公の演技っぷりはそれらから頭一つ抜けて良かったと思う。
・サウンド
OPやEDはもちろん随所挟まれているBGMも耳にのころタイプの曲でなおかつ雰囲気を崩さないものが多かったのが好印象。
個人的には6章の逃走のシーンに使われているBGMが良かったと記憶に残っている。
・システム
TIPSが搭載されており分からない単語が出てきてもすぐに調べることが出来てとても便利。
また会話ログからすぐに好きなシーンへと戻ることができるためもう一度ここからやり直したいと思ったときに使いやすくて助かった。
・満足感
ストーリーに関してはネタバレになるので具体的な話は出来ないのだが、最初に張っていた伏線を含めほぼすべて回収しきりトゥルーエンドに到達したときには思わず方針して何も手につかないレベルだった。ただひたすらこの世界に触れていたいという気持ちに支配されてしまった…
キャラクターの魅力(慣れればだが)、ストーリーの素晴らしさ、そしてそれらをすべてうまくまとめたからこその達成感を感じることが出来た。
BAD/REQUEST
・キャラの痛さ
このゲームに出てくるキャラクターの性格はまず一般の人には受け入れがたいなと感じました。
(重度の厨二病の主人公やオタクで2ch用語を話す悪友、天然でアホの子な幼馴染、
実は隠れネラーでツンデレな天才少女、男の娘、語尾にニャンをつけるメイド、
携帯依存のメンヘラにメンナク語を使うDQNなど)
キャラも序盤、普通に2ch用語を使ってたりするのでどういうネタなのか意味が分からないこともありました。(ただしこの辺はすぐにTIPSで確認できるため完全に分からないということはないです)
・グラフィック
この絵を気に入るかどうかは人にもよると思うが個人的には悪くはないがちょっと…というレベルだった。
途中のCGの作画が一部崩壊している気もするが細かいことを気にしない人なら大丈夫だろうと思われる。
・快適度
本作は自分の携帯に送られてきたメールに対しいくつかのパターンの返信メールを送れるのだが、返信の内容を見てしまうと送ることが確定してしまい、返信内容を見てから送るということが不可能になっている。こればかりは残念だと言わざるをえない。
・難易度
トゥルーエンドに入る条件がかなり複雑で難しい。攻略サイト辺りを見なければまずたどり着けないレベル。普通に他のエンドをすべて見ることを条件にしてほしかった…
COMMENT
現在アニメで放送中のシュタインズゲートだがこの作品は元々主人公視点であり、盛り上がるのが遅いゲームなのであまりアニメには向いていない。
また放送中のため分からないが個別エンドはおそらくカットされるのでシュタインズゲートはどんなものなのかと興味を持った方は是非原作の方から入ってもらいたい。
システム面で少しやっかいなところがあるがストーリーそのものはまさに名作といっても過言ではない出来だった。