ToHeart2 ダンジョントラベラーズ
中央値: 62 Amazon点数: 4.0
スコアーボード
標準偏差 13.17 (難易度) 3.50 mk2レビュー数 12ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 2pt | 3pt |
69pt
GOOD!
項目別に参ります。
【オリジナリティ】
良くも悪くも普通です。真新しいことは特にありませんが、
同ジャンルの中で大きく劣った部分もない
普通のダンジョンRPGだと思います。
【グラフィックス】
個人の評価ですがキャラクターがかわいいです。
このゲームだけをプレイしても十分かわいいかと思いますが、
ファンタジー風の衣装を着るだけで結構印象が変わるもので、
原作プレイ済みの方はより楽しめると思います。
一枚絵も綺麗だと思います。
【熱中度】
ギャグと少しだけエッチなイベントが定期的にあるので、
それを目当てにどんどん進めてしまいました。
【快適さ】
悪いと感じた点のほうが多いので2点を付けていますが、
インストールするとロード時間はほとんど感じません。
また、移動速度と戦闘速度を調整可能で、
両方とも最大にすればそれなりにさくさくプレイできます。
【その他の点】
クラス(職業)の違いこそあれ、どうしようもないほど
弱いキャラなどがいないので、好み優先でパーティを組めるのが良かったです。
この手のゲームで好きなキャラが弱すぎるということが起きないのはいいことだと思います。
BAD/REQUEST
【快適さ】
ストレスを感じる部分がところどころありました。
他の方も書いてますが、特に、途中加入キャラの多くが
上位クラスで加入してきて、クラスごとに違うグラフィックを
コンプリートするためにはレベルをリセットするしか方法がない点は良くないと思います。
レベルをリセットするとそれまで身に着けたスキルも能力も一切残らず、
完全に白紙の状態から育てなおしになり手間がかかります。
また、アイテムや装備品の管理は面倒です。
使っても何の効果もない、ほとんど意味のないアイテムを
敵が頻繁にドロップするのですが、持ち運べるアイテムの数が少なめなので、
すぐ道具袋がいっぱいになります。
また、道具袋がいっぱいの状態で敵がアイテムをドロップしても、
道具袋から不要なものを捨てて代わりに手に入れるということもできません。
難易度調整の面もあるかもしれませんが、売るしかないアイテムがやたら
溜まって道具袋を圧迫していくのは、なかなかの苦痛でした。
あとは、場合によってレベル上げも必要になる難易度で、
オート戦闘モードがないのもいただけないかなあと。
ボタン押しっぱなしでの戦闘もできず、ボタン連打ぐらいですね。
COMMENT
PSP-3000使用、データインストール済みです。
To Heart2はPC版のXratedとAnother Daysをプレイしたことがありますが、
特別熱心なファンではないと思います。
実際に気になる点も多いですし、点数にすると高くはないものの、
ゲーム自体は良ゲーと言えると思います。
ただ、ダンジョンRPGに慣れない人にとっては難しい難易度、
衣装コンプにやたらと手間がかかる点なども考えると、
To Heart2の本当のファンの方には辛いところも多いゲームかもしれません。
私自身気に入っているキャラは一人ですが、
その一人のために現在ひたすらレベル上げの作業中で、
衣装をコンプしたいキャラが増えるととんでもない手間がかかりそうです。
Amazonレビュー
レビュー者: ピグまりおん レビュー日: 2011-06-30もちろんキャラとの掛け合いはありますが、基本的にはダンジョンに入りレベルを上げ、
アイテムを探したりマップを埋めたりし先へ進んでいくというのがメイン。
また難易度もやや高く歯ごたえがあります。
そのため、単純に原作の恋愛AVGはファンだった・楽しめたという人でも、
RPGは苦手・あまりプレイ経験が無いという人にはちょっと厳しいかもしれません。
逆にRPG好きの人でも原作を知らないと、
キャラ同士の関係や会話など殆どわからないまま物語が進み、置いてけぼり感はあるかも。
原作のプレイや漫画・OVAなどで多少の知識を身に付ける事をオススメします。
そういった意味では、上記両方の条件がクリア出来ている人であれば、きっと長く遊べるのではないかと思います。
私はPC版はプレイしていないため、改善点や追加要素に関してはあまりわかりませんが、
気になった点はいくつかあります。
・オート戦闘モードが無い。(決定ボタン押しっぱなしによるコマンド選択も不可能)
・後退移動が無く、後方へ移動する場合は一々方向転換の必要がある。(LRによるカニ歩きは可能)
・所持可能なアイテム上限が少なめなため、すぐに圧迫することになる。(999個保管出来る倉庫は有り)
・主人公のボイス『のみ』オフには出来ない。(聞きたくない場合は男性キャラすべてをオフにする必要有り)
・戦闘ログが最上部に表示されるため若干読みにくい。(パーティとモンスターの間や下部がよかったのでは)
・△ボタンでコンフィグが開くのため人によっては戸惑う。
・全体マップの表示が出来ない。
など、少々作り込みの甘さがあり、昨今の同ジャンルゲームほど快適なプレイには到達できていない印象。
修正アップデートを期待する声もありますが、致命的なバグの修正ならまだしも、
そのようなアップデートをする企業の方が珍しいこともあり、望み薄かもしれません。
でももしユーザーの要望を叶えてくれるアップデートを今後行った場合、相当この会社への評価が上がるのではないかと。
と、マイナス点を挙げましたが、やはりこの手のゲーム特有の中毒性もあり、決して駄作はないです。
価格も他のPSPソフトと比べても若干安く、ボリューム自体も悪くない水準。
また各原作キャラクターだけではなく、敵女の子モンスターも可愛いので、
「早くあのキャラを仲間にしたい!」「次はどんなモンスターが見られるんだろう?」と、
レベル上げやアイテム探し以外の理由でもモチベーションが維持しやすいですね。
完全クリアしたらまた評価が変わるかもしれませんが、
原作をプレイして、かつWIZ系RPGが好きな私は、このゲームの評価は☆4つ。
買って損をしたとは思わない、悪くないゲームなんじゃないかと思います。
長文駄文失礼致しました。
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GOOD!
・オリジナリティ
ファンディスク「愛佳でいくの!!」所収のRPG「FINAL DRAGON CHRONICLE」が、大幅にパワーアップして1本のソフトとして生まれ変わったという点は評価すべきかと(これまででも「HeartbyHeart」などファンディスク由来のゲームはあったが、作中のミニゲーム止まりだった)。
移植された事によりメインダンジョンの構造変更とダンジョンの追加、ユニークアイテムの増加、ユニークスキル・パーティースキルの追加(これによりキャラクターの個性が出るとともにそれを活かしたクラスチェンジ・パーティー編成も可能になった)、雑談イベントの追加(本編ではシナリオの都合上関わりあう事すらない組み合わせも多い)など、「FINAL DRAGON CHRONICLE」をプレイした人もまた違った感覚で楽しめるかと。
・音楽
Leafの古今東西の名曲(及びそのアレンジバージョン)がダンジョン内で流れるのは、往年のファンには嬉しい演出かと(LeafもCVの採用が遅いメーカーだったため、音楽が物語を彩る音であり、その為一層印象に残る曲も多いのだが。「雫」「Filsnown?光と刻?」のように、折戸伸治氏がLeafに在籍していた頃の楽曲も流れる)。
BAD/REQUEST
・難易度
他の方が指摘されているように全体的に難易度が高く、「元ファンディスク内のRPG」だと舐めてかかっていると(攻略情報や攻略本が手元にあっても)思った以上にてこずる事になる。
10層位までは一部山場的なボス戦(4層の中ボス戦、7層のフロアボス戦、8層の中ボス戦など)があるとはいえど案外順調に進むが、11層からが難易度が急に上がり、ボスどころかザコ敵に思わぬ苦戦を強いられる事もしばしば(勝てない、と感じたらスキルの割り振りやLV上げ(今行ける最下層よりはその1~2F上で地道に稼ぐ方が安全)、装備の見直しなどを行いたい)。
また、中盤以降ダンジョンの構造も一方通行扉や多数のトラップが存在し、中ボス・フロアボスの元に辿り着くにも一苦労する羽目になる。
終盤になると強力な武器防具が揃い、安定した経験値稼ぎ場所もできるので難易度はある程度緩和されるが、それでも油断すると全滅したりと高難易度の洗礼は最後まで続くので、難易度の高さを覚悟して進めた方が賢明である。
・その他、細々とした部分など
雑談イベントの一部が、「XRATED」「AnotherDays」をプレイしていないと元ネタがわからない物だったり(ちなみにコンシューマ版で唯一「AnotherDays」のシナリオが収録されているのはPS3版。18歳未満のプレイヤーはそちらでプレイしましょう)、音楽モードがなかったり(折角の古今東西のLeafの名曲、ダンジョンの探索から離れてゆっくり聴きたいのもまた人情)、雑談イベントや「愉快なダンジョン」がイベント回想できないため、トロフィーのための雑談イベント回収の確認や「愉快なダンジョン」をもう一度見れないなど、細々とした部分で不満が残った。
COMMENT
PSP-3000型使用。真エンディングまで到達。
2012年8月からプレイしていたが多忙のため9月に中断、その後2013年4月にベスト版が発売された事を機に再開して8月にクリア、と約半年はプレイしていた計算になる。それでもプレイ後半は四天王狩りでの経験値稼ぎが主軸になり、半分惰性になってしまったが…
今ではベスト版も発売されているため、「ダンジョントラベラーズ2」から入ったプレイヤーならプレイする機会もあるかもしれないが、もしプレイするのならば半端なく時間がかかる事と(それこそ原作である「ToHeart2」の全シナリオクリアまでの時間を余裕で超え、大作RPGなら3~4本位クリアできるほど)、難易度が高い事を理解したうえで、攻略情報や攻略本を確保した上で挑まれる事。
PS3版の追加ヒロイン・羽根崎美緒も加えた上で「ダントラ2」で新規追加されたシステムを逆輸入し、PSvitaあたりで「完全版」を出す可能性もあったのかもしれないが、柚原春夏役の本多知恵子さんが2013年2月に亡くなった事でそれも叶わなくなってしまったのが惜しまれてならない(同時に今後、「ToHeart2」がLeaf総合のファンディスクで再出演したり、他機種への移植も難しくなってしまったのだが…それだけ長い間続き声優のイメージが固定された作品ほど、声優の「代え」は効かないのである)。