死神と少女
中央値: 74 Amazon点数: 4.0
スコアーボード
標準偏差 14 (難易度) 2.50 mk2レビュー数 2ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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4pt | 3pt | 4pt | 3pt | 3pt | 2pt | 3pt |
60pt
GOOD!
独特な、物語のゴシック風だけど和洋折衷な雰囲気に、はまってしまった。
BGMがとてもいい。EDのムービーと合っている。
各章にテーマがあり、人を信じること、友達とは、など考えさせられる内容になっていた。
BAD/REQUEST
スキップの操作がよくわからず、未読部分のスキップをしやすかった。
主人公が、あくまで主人公。プレイヤーと意見が合わないこともある。
好感度が足りず、ゲームオーバーになったとき、次のヒントなどはなかった。
COMMENT
PSP-3000使用。
初乙女ゲームなので、他との比較はあまりできません。
少女マンガのようにきゅんきゅんする、というより、小説を読んで感動した、という感じでした。
『物語』がちょくちょくはさまれてくるので、やる人を選びます。私はハマリました。
遠野沙夜(ヒロイン)とは、前半はあまり考え・意見が合致しませんでした。強い子なので。後半にちょっぴり好きになったり、行動に腹が立ったり。
初回プレイ時に、途中でゲームオーバーになりました。
いくつか前の選択肢に戻って再びプレイをしたのですが、同じゲームオーバーをやりました。
また、攻略しようと思っていたキャラクターのENDに、なかなかたどりつきませんでした。
『深層に言葉を刻む』という好感度UPのやや邪道な手段をつかって、やっと最初のENDに。
ただ、小説としては、とても面白かったです。
蒼(攻略キャラ)と出会ったことで、ヒロインの周囲が変わり、そしてヒロイン自身も変わっていくという。幻想と物語の入り混じった成長物語として、私は感動しました。
私は、蒼ENDが一番好きです。
しかし、蒼END・十夜ENDの後に、他の人を攻略すると、伏線回収が「あーあー知ってるよ」という気分になるので、最初の攻略はオススメしません。
言い回しが綺麗です。くどい、とも感じられますが。
あと、問いかけが多いです。
人を信じるとは、など、核心をついたような問いかけと、それに対する各キャラクターの意見にどきりとしました。
音楽と、VOICEも素敵でした。
Amazonレビュー
レビュー者: マド レビュー日: 2011-08-17独特の世界観に最後まで浸れるかどうかで評価が割れる作品だと思います。
システム面とBGMは抜群に良いのですが、それ以外の要素はなんとも言い難いです。
イラストや演出も凝っているようで部分的に惜しいところもあり、全体として凸凹した印象を受けました。
作品の肝であるシナリオは、良くも悪くもシナリオライターの主張が強く感じられるものでした。
この【死神と少女】にかける制作者の意気込みは相当なものだと思います。
共通ルートである1章〜3章は純粋に楽しめましたが、
4章以降で明かされていく物語を薄っぺらいと感じるか、素敵だと感じるかは個人の感性に委ねられるのでしょう。
“まるで物語のよう”なノスタルジックな雰囲気や主人公・紗夜のキャラクター性はとても好みだったのに
なぜ自分が最後まで楽しめなかったのかよくわからないというのが正直な感想です。
こういう人なら楽しめる!と一概に言いにくい作品だと思います。
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GOOD!
・シナリオ
とにかくシナリオが独自性に溢れていて良い。ただ疑似恋愛をするためのゲームではなく、ちゃんと読み物として面白いものに仕上がってます。
・絵
TAKUYOさんのゲームの中では比較的綺麗な方の絵だと思います。白黒とか地味な色合いが似合ってる絵だと思いました。
・音楽
美しいピアノ曲が揃ってます。ものすごく良いという程ではありませんが、世界観には合ってると感じました。
・満足度
主人公と攻略対象との恋愛話だけじゃなく、サブキャラクター達の話も入ってるのでかなりボリュームがあります。また、それぞれ話のテーマが全く違うので飽きません。
・熱中度
説明的な台詞や文章があまり無く、1度プレイしただけではわからない部分や気づかない事が結構あるので、何度もやりたくなります。
BAD/REQUEST
主人公の言動や変化に対する説明が少なすぎる気がする。時折主人公の行動を不可解に感じる時があった。
主人公のキャラが立ちすぎてて、主人公がフルボイスではない事に違和感を感じる。せめて4章あたりから主人公に声を入れてほしかった。
COMMENT
とにかくシナリオの面白いゲームを探しててこれに辿り着いたので、乙女ゲームとしての良し悪しはよくわかりません。
ただ、前半はサブキャラクター達が主人公の話で後半は主に紗夜の話という感じで、あまり攻略対象との疑似恋愛を楽しむためのシナリオという感じではありませんでしたし、主人公の紗夜が自己投影できるタイプではなく、また夏帆という女の子キャラが個別ルートに入ってからもよく出てきて主人公と仲良くしてるので、あまり乙女ゲームらしさはなく結構一般向けのゲームって感じだなと思いました。
今までシナリオが評価されているゲームは結構やってきましたが、これがダントツで面白かったです。
登場人物達の性格の作り込まれ具合が半端なく、皆それぞれ弱さや醜い部分を持っていて、他人と衝突したり精神をおかしくする事もあり、妙に現実らしさを感じるシナリオでした。
結局人間が清く美しくいられる時は、本気で何かを夢見てる時と他者を曇りなく愛し思い遣る事が出来ている時だけなのかもしれないなと、このゲームをやって思いました。