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中央値: 34 Amazon点数: 3.8
スコアーボード
標準偏差 0.5 (難易度) 2.00 mk2レビュー数 2ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
1pt | 2pt | 2pt | 1pt | 2pt | 2pt | 3pt |
33pt
GOOD!
強いて挙げれば、サイバーフロントから久しぶりに出たオリジナルのAVGである、という所か。
サイバーフロントでは旧KID時代のAVGや移植作品(近年ではイエティ・ブロッコリーなどが過去に出した移植を移植していたりもする)主体のため、オリジナル作品は少ない分新鮮には映るのだから。
BAD/REQUEST
・ストーリー
「タイムパラドックス」と銘打ってはいるが、物語の概要は何故か主人公がヒロインの崩壊しかけた家庭を回復することが話の主軸になっており、タイムパラドックスは最後のシナリオで(強引な辻褄合わせのために)使われる程度で、またその中で唐突に語られる出来事も「ループの結末のため、ストーリーの大前提が成立できない」という大いなる矛盾を生み出しているためにただ醒めるだけだった。
そうでなくても最終シナリオ自体、語るべき主要な案件(及びそれが説得力を持ちうるエピソード)を語りもしないでそうした設定を持ち出すので白けるだけなのだが…
・グラフィックス
物語の中で「嵐の真っ最中」とあるのに背景が何故か晴れている時の物が使われていたり(それだけでなく文と背景や立ち絵があっていないシーンも少なくない)、背景が必要なシーンに用意されていなかったりと、10年ほど前の酷いエロゲー(「修正パッチでどうにかできる」と背景や画像のミスをそのまま放置して発売する事も珍しくなかった)をプレイしているような錯覚に捕われることも少なくなかった。
・快適さ
物語の中で、時折10秒程度のラグが入り違和感を覚えたり、クイックセーブが何故か選択肢の時しか自動的に行われなかったり(普段だとシーン冒頭および選択肢でクイックセーブが自動的に取られる)、おまけでムービーを自由に鑑賞できなかったり、クリアリストがなかったりと普段のシステム周りすら再現できていないのには呆れるだけだった(これでもXbox360版よりマシだと言われるが…)。
・熱中度
前述のグラフィックス関係の不具合もそうだが、テキストも誤字脱字がしょっちゅう見られたり、テキストと音声が合っていない(シナリオが改定された状態で音声収録を行った事が伝達されていなかったのか?)シーンなど、細かい所で熱中度を下げていたのは確かだ。
COMMENT
PSP-3000型使用。
これは俺の邪推だが、本来のシナリオが何らかの事情で変更され(シナリオで強調されている要素を見るに、東日本大震災の影響があるのだろう。そうでなければループの結末をあんな風にはしない)、シナリオの変更に全体の出来を合わせる事も時間や予算の都合でできずそうした歪な出来の作品になったのではないかと。
むしろInfinityシリーズの名を冠するよりは、BoostOnあたりと組んでオリジナルのAVGとして出した方がまだマシな出来にはなったのではないだろうか(サイバーフロントはシステム周りが比較的安定していても旧KID時代の移植が中心なので新鮮味が無く、BoostOnは分割商法で勢いはあっても作品そのものの知名度は低く下請け会社の質が悪いせいかシステム周りの安定性が低い。そのため両社の弱点を相殺できる)。
どうしてもプレイしたい(あるいは積んでいる)方は、攻略情報を確保してさっさと終わらせてしまう方が良いだろう。
Amazonレビュー
レビュー者: 走ってあるけ レビュー日: 2011-10-10シナリオはループ物。しかし一本道です。選択肢はありますが、BADENDはありません。
システム周りは標準的な所は押さえてます(旧KIDの作品のシステム周りと同じかな?)TIPS等の用語集は無し。
プレイ時間は15時間未満。CG鑑賞と音楽鑑賞はありますが、全クリア後の特典は無し。
こっからは主観的な感想。
パッケージに書いてある「INFINITYシリーズ再始動!」から判るようにターゲットは過去のシリーズのファンを
対象にしているのでしょうが、比較されるのが前提と判っていて発表する作品ではないと感じました。
キャラデザ・シナリオは好みがあるので追求しませんが、絶望的は立ち絵の少なさ・テキストとCGの矛盾、荒が目立ちます。
テキストにもつっこみ所があり、終盤でのサプライズへの複線かと期待しましたが、それもありませんでした。
前知識無しで購入しましたが、シリーズ物と謳ってなければ100%スルーしてた作品でした。
この作品が気になった新規ユーザーの方は、廉価で買える過去作を強く勧めます。
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GOOD!
・Infinityシリーズの新作ということで、シリーズが継続しているというのが分かっただけでも嬉しい。
・PSP版はXBOX360版より安い。
・セーブ、既読スキップ等の機能は一通りそろっており、快適にプレイできます。
・私がプレイした分には特にバグも見当たらず、フリーズ等もありませんでした。
BAD/REQUEST
・シナリオに関して
公式サイトの説明にもあるとおり、タイムパラドックス物なのですが、
過去作と違って真新しい要素は皆無です。
万人が「タイムパラドックス」「タイムマシン」と聞いて思い浮かべる典型的なストーリー、そのまんまです。
これは物語の結末も例外ではなく、全てが古典と言ってもいいような内容となっています。
また過去作は皆、大きなメインシナリオの流れがあり、それを補完するように各ヒロインなり
キャラクターのエピソードが挿入されていましたが、今作は逆です。
まずヒロイン別のルートは「タイムパラドックス」などとはほぼ無関係です。
ヒロイン達の家族問題を解決して相思相愛になるという、いわゆる一般的なキャラ攻略型のギャルゲーと同じ構造です。
最後にプレイすることになるルートのみ、タイムパラドックス云々が大きく関係しますが、それすらも先述の通りの内容で、何も驚きのない、退屈な出来です。
・グラフィックス
絵柄は好みが分かれるでしょうが、特に問題は感じませんでした。
ただ、文章の描写と立ち絵に齟齬がある場面が一部ありました。
・サウンド
邪魔にならず、印象に残らず。
・システム
限られた期間を繰り返すループ物なのですが、日付・時刻表示はありません。
また就寝から起床等の時間経過に関して、エフェクトが何も無い場面が多々あり、
文章を改行したらもう翌日になっていたらしい、ということがほぼ全編にわたってあります。
ただ、各ループ毎のシナリオに時間的な相関関係はほぼなく、日付や時刻がわからなくても
なんの問題も無い内容になっています。
COMMENT
PSP-3000使用。Infinityシリーズは全てプレイ済みです。
過去作とどこまで制作スタッフが共通しているのかは分かりませんが、比較すると明らかに酷い出来で、またシナリオの傾向も全然違うという、実に奇妙な作品です。
正直、途中で投げ出しても不思議ではない出来でしたが、
「Infinityシリーズなんだから何かあるのではないか」
という過去作への信頼のみを頼りになんとか最後までプレイし終わりました。
結果、その信頼は裏切られましたが。
しかし不思議と怒りや哀しみは湧かず、プレイ後に残ったのはただの「無」でした。
プレイ開始後しばらくして感じた嫌な予感がその通りになったからなのか、よく分かりません。
今はただ凪のような心境で、このレビューを書き終えたらもう二度と、この作品のことを思い返すことは無いだろうという予感と、あとは費やした時間に思いをはせるのみです。