ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 5pt | 4pt | 4pt | 3pt | 2pt | 2pt |
68pt
GOOD!
■グラフィック
間違いなくPSP最高峰。これを超えるものはないでしょう。
ムービーはもちろん、室内の細かい作り込みもすごいです。
その分、町がシンプル設計ですが寄り道程度の場所なので気にならないでしょう。
■個性的なキャラクター
それぞれ武器が違って面白い。同じようなキャラは居なくて飽きません。バトル中の細かい仕草やセリフにも個性があっていいです。
■ストーリー
中盤までどんどん盛り上がっていき、FFでは久しぶりに続きがはやく見たいと思わせるストーリーでした。EDは卑怯なオチですが普通に感動しました。
後半からはBADなのでそちらで…
■快適さ
インストールをしていれば普通です。
■音楽
2,3曲しか印象に残るのはありませんでした。BUMPの主題歌はとてもよかったです。
■バトル・オリジナリティー
味方がどんどん死んでいく前提の難易度は斬新でよかったです。
キルサイトで即死させたときの爽快感もいいです。
BAD/REQUEST
■ストーリー(終盤)
何もかも唐突すぎて意味不明。何の説明もなく一気に終わります。
■ラストダンジョン
同じ敵ばかり、制限時間以内に○○をしろとか強制的な縛りの繰り返し。そのうえラスボスからの挑発コメントが終始流れてて不快。そのラスボス戦もありえない戦闘です。
死にイベントが随所にあってイベントなのか普通に死んだのか非常にわかりにくい。
その死亡イベントも出撃したメンバー全員死ぬのを見ないといけないので非常にだるい。
■バトルシステム
キャラが多いのにバトル中は始めに選んだ3人の中でしか切り替えができない。
遠くから狙撃する敵がいるから、こっちも銃や遠距離魔法で…ということができず対処法がなければ無視するか先頭メンバーが死ぬのを待つしかない。
このシステムのせいで近距離キャラは遠距離魔法必須のようになり結局全員同じような万能キャラに仕上がる。
■マルチプレイ
ホストにメリットが少なく、アドホックパーティーはどこに行ってもほとんど乱入待ちの人ばかり。
さらにホストにポイントは入らず、乱入者だけポイントが貯まるシステムなので、ホストは敵を乱入者に譲るというのが風潮になっていて何も楽しくない。
■装備変更や成長
装備変更や成長が店やセーブポイントでしかできず非常に不便。
ダンジョンで新しい装備を手に入れてもその場で装備ができず、セーブポイントに行くしかない。
そのセーブポイントもほとんどはダンジョンに配置されておらずいちいち町に戻る必要があり非常に不便
COMMENT
総評として良いゲームではありますが、細かい不満点が多いです。
不満点も山ほど書きましたが、それでもまだ続けていて楽しいと思えるゲームです。
キャラの動きが速く、攻撃もバシバシやれるので某狩りゲーに戻れる気がしません(笑)
ラストダンジョンを超えるレベルのダンジョンも多く、敵の最高レベルは200なのでやり込みも半端ないでしょう。
Amazonレビュー
レビュー者: Mizu レビュー日: 2011-11-02アクション自体は難易度高めです。ゴリ押しで通じるのは途中まで。少なからずアクションの基礎を理解していないとラスダンで詰まります。戦闘に関しては最近のゲームの中では楽しめるほうなのではないかと思います。
賛否両論あるストーリーに関してですが、まず途中までしかプレイしていない方の意見を安易に参考にしないでもらいたいです。レビュアーの方々がおっしゃるように確かに途中までは単調に進んでいき、難解な(というかそもそも初めの周で理解させる気がないと思われる)単語が数多く出てきます。唐突なストーリー展開もあります。几帳面に話を一から十まで理解したいというタイプの方にははっきり言って不向きなストーリーです。しかし、なぜだかわからないけどラストは胸に来るものがあります(あえて感動するとは言いません)。テーマのわかりやすい、考えさせられる物語だったと思います。
クリアしてそのあと二週目となるわけですが、ストーリ上でも「二週目」という言葉には大きな意味があります。そういう意味でも「前提」だったのかなと。
二週目は引き継げるものは、ほぼすべて引き継ぎます。そこからまた初めからやり直すわけです。が、やることは一週目とまるっきり違うといっても構わないのではないでしょうか。言ってみればアナザーストーリー、スピンオフです。もしかしたらこっちがメインストーリーかもしれません。またミッションも一週目では明らかに達成不可能なイベントをこなしながらやるのでダレません。そのうえで一週目ではわからなかった謎を埋めていきながら再びラストへと歩んでいきます。こんな感じのゲームです。
以下は気になった点をいいとこ悪いこと含めて箇条書きで
・システム面ではもうちょっと改善するべき点がありました。(ほかの方のレビューで詳しくおっしゃっているので割愛)
・二週目前提であることをもう少し暗示しておかないとついていけない人が続出するのは当たり前。途中で投げた人に何も文句は言えない
・キャラの関係性の描写がそれでも希薄すぎる。(あくまで描写が)
・仲間AIがバカすぎる。
・ラストの候補生たちの会話の演出は100点だった
・やりこみ要素が豊富。
・どのキャラも戦闘面で優劣がなく長所も短所も均等にあって結局誰か一人を使い続ける、といったことがなかった
総評としてまだまだ改善の余地のある少し詰めの甘いもったいない作品でした。決して100点をあげられるゲームではなかったと思います。ただ自分は、買って良かった、と思いました。得した、割に合ったという意味ではなく、プレイしてみてよかった、そんな風に思えるゲームでした。
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GOOD!
○ストーリー
戦争の悲惨さや無常さがFFシリーズとは思えないぐらいに生々しく表現されていました。OPでの一兵卒の死などはムービーの長さも相まって、初見の際に賛否が分かれそうではありましたが、「戦争とはこういうもの」というメッセージのようなものが強く感じられました。
○グラフィック
やはり流石はスクエアエニックスというところで、非常に流麗で作り込みが細かく、PSP最高峰と言っても過言ではないと思えます。しかしハードの性能が限界なのか、少々気になる箇所が見られました。そちらはBADの頁で。
○システム
アクション面では14人個々のモーションが振り分けられ、オーソドックスなものから非常に個性的なものまで様々で中々飽きません。敵の行動により発生するキル(ブレイク)サイトも成功するとモチベーションが上がり狙うのが楽しくなります(勿論それ以外にもメリットはあります)。従来の魔法も様々な種類に分かれ、属性だけでなく発生タイプでも選択の余地がある点はアクションRPGとして良い仕様かと思います。
戦闘は従来のFFにあるエンカウントによる戦闘に加え、ストーリー進行の中心となるミッションがあります。そのミッションも通常戦闘と準RTSのような形式のエリア制圧戦に分かれ、今までとは明らかに毛色が異なり新鮮でした。セーブデータをロードしてクリア済のミッションに再挑戦できる「作戦」があるおかげで、望んだ報酬が得られなかった場合も安心できました。報酬はアイテムの他にも魔法や、召喚獣である軍神、装備の購入権など様々です。
他にも本拠地である魔導院や、ミッションクリアにより制圧したマップ内の街で発生する様々なサブイベントや依頼、ミッションとは別に任意で攻略できるダンジョン、飛空挺でのミニゲームなどやり込み要素も多くなっています。
○キャラクター
一応シナリオ上の主人公はマキナ+レムとなっており、他の12人はプレイヤー視点の主人公といったところでしょうか。それぞれ個性的で主にサブイベントで様々な動きを見せます。
また私は声優には詳しくないためあまり明言するわけにはいきませんが、非常に豪華なキャストとなっていると伺いました。主要メンバーだけでなく、出番の少ないキャラクターにも他作品で聞き覚えのある方が採用されているようです。
○音楽
他のレビュアーの方々がおっしゃるように「我来たれり」はどこか悲壮感が漂いながらも非常に勇壮で強く耳に残ります。また定番のプレリュードが魔導院での行動時に流れる点はFFファンにとって懐かしく感じられ良いのではないでしょうか。
BAD/REQUEST
○ストーリー
GOODの頁で指摘した点以外に関しては作った方が本当に何がしたいのか全く分かりませんでした。まず世界設定ですがファブラシリーズの一端だからという理由から、ほとんどの説明をソフトとは別の動画や公式HPの情報に丸投げしています。私的にはこの時点で話ものの作品として最低と考えましたが、その情報自体も固有の用語ばかりで説明しているため、結局ほぼ何も理解できません。私は某動画サイトにて、一般の方が投稿なさった考察・解説動画を見て初めて納得できました。
それに加え従来のFFシリーズの設定にもいくつか変更を加えています。それ自体には特に問題はありませんが、一例として挙げるとモーグリが頭文字をとった略称となっており、その正式名称はMilitary Operation Organization Guidance Logistics Expertとなっています。モーグリの固有名も覚える気が失せるほど長くなっており、完全に小中学生の語呂遊びそのものです。そもそもこの変更に一体何の意味があったのかも不明で、実際にモーグリの役回りも従来と何も変わっていないところを見ると恐らく「やりたかっただけ」なのでしょうか。
シナリオ進行もイベントとゲーム進行が完全に別離されているような進み方で、挙がる話の何もかもが唐突でした。特に終盤は戦争の物語から何の描写もなくファブラ神話関連にシフトするため、それまでのシナリオのほとんどが無駄な印象しか受けませんでした。
制作側に見せようという気も理解させようという気も全く感じられず、イベントシーンではただただ不愉快なだけの内容でした。
○グラフィック
あくまで私的にですが細かい部分で粗が目立ったような気がしました。
全体的にぼやけていたため、場合によっては見辛く感じました。またムービーシーンが導入とEDのみがCGで、他は会話イベントなどで用いているポリゴンを使っているため非常に違和感を感じ、表情などの動きは綺麗だった分余計に手の描画の汚さが目立ってしまいました。
○システム
通信関係は非常に邪魔でした。メンバーズ連動やPSP-1000アドホック非対応という仕様も客の照準を絞っているような印象を受け不快、不便でしたし、SPP以外で入手不可能なアイテム、魔法が存在したり、本来通信を要しないゲーム進行上でSPPを要求する依頼が出たりと、まるでソーシャルゲームをしているような感覚に陥ることもありました。私的にはFFには全く求めていないものだったためBADとさせていただきます。
また全体的に数値の設定がひど過ぎます。特定のアイテム、魔法取得要件として前述のSPP取得数が何十万となっていたり、終盤のダンジョンクリアに階層ごとにLv120以上の敵(自身のLv上限は99)を100体撃破が条件となっていたりと、明らかに時間の無駄を感じます。また戦闘時の全ての行動にLv差による補正があり、攻撃を与える、もしくは受ける際にLvが高い場合上方補正、低い場合下方補正となっているため、Lvが低いと何をしても苦戦し、高いと簡単にバランスが崩れ面白みのない戦いとなります。そのためGOODで挙げたアクション要素が完全に台無しとなっています。こういったゲームの場合上方補正は低い側にかけるのが普通だと思うのですが…。
エリア制圧戦も流れを理解した後はどのミッションもすることが全く一緒で、こちらが指示できる内容が極端に少ないため戦略性は皆無です。楽しめたのは最初だけでした。
ダンジョンもダンジョンとは名ばかりの準ミッション状態で、謎解きなどは一切ありません。依頼も変わり映えがなく、半ば作業といった感覚でした。
色々な要素に挑戦してみたはいいものの、それぞれ邪魔し合い台無しになってしまった印象をうけました。
○キャラクター
ストーリーの頁で述べた仕様から、感情移入どころか各々が何を考えているのかさえ分かりづらかったため、残念ながら特定のキャラクターに思い入れがありませんでした。
○音楽
こちらに関しては個人の好みが最も強く反映されるため良否をつけがたいのですが、私的に国産ファンタジーRPGの代名詞であるFFシリーズのテーマにPOPバンドは似合わないと感じました。曲の善し悪しという問題ではなく、BUMP OF CHICKENの音楽性は明らかにRPGに向いたものではないためBADとさせていただきます。他に関してですが「我来たれり」以外の楽曲は特に印象に残ったものはありませんでした。
COMMENT
PSP-2000にてプレイし、現在2周目の中盤まで進行中です。
本作はファブラ・ノヴァ・クリスタリスシリーズとして発表されていたFF13・アギト13・ヴェルサス13の中のアギト13にあたる作品となります。これらは同じ神話体系のもとでの別世界の話で、ストーリー上の接点はありませんが世界観や設定が共通しています(固有の設定も有り)。
正直に言って野村氏は早々にこのシリーズに見切りをつけるべきだと思います。そもそも世界観がFFとは完全に別のものとなっていますし、設定もでたらめな用語でまくしたてているような内容で一切の価値が見出せません。FFのストーリーには目を向けるなと言うのなら話は別ですが。
少なくとも私は他の2作に目を向けることは間違いなくありません。今後もファブラシリーズが続くようであれば、いい加減FFには見切りをつけようかと。
ゲームとしては中々面白いと思います。野心的に色々な要素を用意しており、アクション要素は本当に充実していてキャラクターを変えると操作感もしっかりと変わり楽しめます。
惜しむらくは数値や余計な要素さえ改善されていれば間違いなく良作となっていたことです。
現在の価格であれば本作は購入して損はないかと。ただし従来のFFシリーズを期待している方やストーリーRPGを好む方、またアイテムや記録等のコレクション要素を重視する方には推奨しません。