久遠の絆 再臨詔 ?Portable?
タイトル概要
中央値: 53 Amazon点数: 4.2
スコアーボード
標準偏差 0 (難易度) 3.00 mk2レビュー数 1ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)
538人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
Amazonレビュー
レビュー者: Amazon Customer レビュー日: 2011-11-25
再臨詔のシンプルな移植です。
ほっとした理由は2つ。
もとが十年以上前のゲームなので、いま楽しめるのかと思いましたが、音楽と美しい絵とストーリーにがっつり引き込まれました。
もうひとつはORIGINのような改変がなかったこと。
昔、たまたま立ち寄ったゲーム屋さんで、特に期待せずに買ったのに徹夜ではまってしまったことを思い出しながら、気にかかるところもなく純粋に楽しんでいます。
PSPなので手軽にできるのもプラスです。
ほっとした理由は2つ。
もとが十年以上前のゲームなので、いま楽しめるのかと思いましたが、音楽と美しい絵とストーリーにがっつり引き込まれました。
もうひとつはORIGINのような改変がなかったこと。
昔、たまたま立ち寄ったゲーム屋さんで、特に期待せずに買ったのに徹夜ではまってしまったことを思い出しながら、気にかかるところもなく純粋に楽しんでいます。
PSPなので手軽にできるのもプラスです。
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GOOD!
・ストーリー
平安・元禄・幕末・現代と千年の時を越え、転生と悲恋に翻弄される者たちの姿を描いたドラマは、無印「久遠の絆」発売当時の1998年の作品では「やるドラ」シリーズと並び評されただけあり、今の時代でも不思議と色褪せる事はない。
18禁移植版「The Origin」と違いシナリオその物には手は加えられておらず、原典となる「再臨詔」のシナリオに忠実であるため、「久遠の絆」を初めてプレイするのならばこの機にプレイするのも一興だろう(その方が「The Origin」で改変されたシナリオとの比較もできるため)。
BAD/REQUEST
・CVについて
無印「久遠の絆」が14年前の作品であり(1998年のギャルゲーにおいては(会社のランクにもよるが)制作費などの都合で「フルボイスだが無名声優(そのため声優の質は低い事も珍しくない)」か「有名声優陣起用の代わりにパートボイス」の二択を強いられた背景もあるのだが)、「再臨詔」もそれに準じているため全編通してCVがないというのは今の時代だとかなり物足りなく感じてしまった。
PSP版発売1カ月後にPCで「フルボイス版」が発売されたため、むしろ「フルボイス版」が出るまで待ってからPSPに「フルボイス版」準拠で移植しても良かったのではないだろうか?とも感じてしまう。
・快適さ
無印「久遠の絆」の発売の時期である、1998年のシステム周りの悪さをそのまま再現しているようなシステム周りは「時代に取り残されている」と思えてならなかった(「リトルウィッチパルフェ」のレビューの際に「(AVGの)プレイアビリティが洗練され始めるには2001年を待たねばならなかった」と書いたが、当時は周回を前提としたシステム周りに考慮がなされないのは「当たり前」であった)。
メッセージスキップが2操作(メニューを開く→「メッセージスキップ」を選ぶ。ただでさえ選択肢の多く、選択肢でスキップが解除されるこの作品では案外面倒臭い)を必要としたり、オートモードがなかったり、既読文の色による判別ができなかったりと、今のAVGのシステムに慣れきっている人からすると結構厳しいものがある。
COMMENT
PSP-3000型使用。プレイ時間は約16時間。
ギャルゲーのプレイヤー自体世代交代が進む現状、「久遠の絆」という作品をプレイした事がない人ならプレイの選択肢に入れてもいいかもしれないが、DC・PS2版をプレイした方が手に取るにはいささか厳しいだろう(最も「名作は何かしらの形でプレイせよ」という風潮上、すでにDC・PS2版をプレイしているプレイヤーが多いだろうが)。
それ故Nintendo3DSあたりに移植した方が、「新規ファンの獲得」にも繋がったのではないだろうか。
ミニゲームの「五芒星描き」もPSPのコントローラーよりは3DSのタッチペンの方が上手く操作できただろうし、NDS時代と違いAVGの不足に悩まされている中では喜ばれるだろうし、NDS時代に「東京魔人学園剣風帖」も移植できたのだし(同じ1998年発売で、「伝奇物」つながりではあるが、あちらの方がもっと「ヤバい」ネタは満載にもかかわらずそれでも移植はできたし、PS1レベルのゲームなら追加要素を入れたとしても苦も無く移植できる事の証明にもなっている。空いた容量をシステム周りの改善に使うのも良いかと)、そちらの方がまだ「売れる」移植になったのではないだろうか。
その事も「The Origin」以降、迷走し続ける「久遠の絆」というコンテンツの現状を映し出しているように見えてならない。