購入にあたってレビューを見させて頂き、勉強や食事による作業やランダム要素、フルコンプへの難易度の高さなどの不安要素はありましたが…他社になりますが、作業要素のあった遥か3や華ヤカ、カヌチなんかは苦にならず楽しくプレイ出来ましたし、ボリュームの多さはむしろ大歓迎と期待を込めて購入に至りました。

~魔法の使えないプリンセスが魔法学校に25週間滞在して、生涯を共にする従者を探す~

この25週間を毎日ひたすら、昼と夜に何処に(誰に会いに)行くかを繰り返し、その中でイベントが発生したり、食事やアイテムで体力を回復したり、勉強で学力を上げたりするのですが、先ず時間の経過をターン数で表しているのですが、一応左上に経過を表しているらしき星マークがあるのですが正直あれではアバウト過ぎてよく解らず、今が何ターン目かは一々セーブをしてロードで確認しないと解りません。

スチルの数もですがボリュームが凄い多いですし、攻略サイトを利用してプレイしていたのですが、それでもターン数をしょっ中見失って確認の為にセーブしなきゃだし、チェックを怠ると体力0になってしまいますし、イベントのランダム率も凄過ぎて、中には数十回もクイックロードを繰り返したのに思うようにいかず、断念したのもあった位にランダムが半端無いです。

プレイの仕方にもよるとは思いますが、攻略するにはひたすらそのキャラに会いに行かなければならないので、ベストやグッドのENDに持っていくには他の攻略キャラとの接触は最初の顔合わせ以降は殆ど無く、結果的に私は…お目当てキャラを攻略しようと思ったら先ずある2人を攻略してからでないと無理だったので、その最初の1人が私には合わない苦手なキャラだったと言う事が大きかったのですが、攻略システムの具合も相成って、正直1周目は苦痛の方が勝って殆ど楽しむ事が出来ませんでした。

キャラの個性も様々ですし、相手によってヒロインの接し方も多少変わっていた所があったと思います。
基本の性格は変わっていませんが、それ故にヒロインも…若干ルート(キャラ)によって性格が苦手と言うのがありました。

プリンセスでご主人様と言う特別な立場が余計にそぅ思ってしまったのかも知れませんが…主従関係が…そのルートだとヒロインがバシバシ叩きまくり、攻略対象はドM奴隷と言う印象が強過ぎてダブルで苦手なのが私はありましたが、声優さんはMな感じが適役で合っていたと思います(笑)

しかし、人が変わるとヒロインも攻略対象も全然大丈夫と言うより、むしろ好きなタイプと言うのがありましたし、面倒なのは変わりませんでしたが、プレイしていくとシステムの具合も多少慣れたのかも分かりませんが、特に真相が見える2人のルートは興味深くプレイ出来て楽しめました。

攻略対象に女性がいて、しかもサブENDでは無く他の攻略対象者とほぼ同等扱いのルートとEND数だったのには少々驚きました。
「従者」と言う点では変わりませんが、同性ですので友情の様なルートになりますが、キャラが多いのでこぅ言った異色ルートがあるのも人によっては楽しめるのではないかと思いました。
ただ、そのキャラ…話し方が物凄くスローリー過ぎて、話終えるまでボタンを押すのを私は待ってられませんでした。

それと、こちらはシステムが改善される前の作品なので押しっぱなしスキップになっています。
ちなみに、このタイトルは別作品と世界がリンクしている様ですが、そちらを未プレイでも問題ありませんでした。

ENDは1人につきベスト、グッド、バッドがあり、その中でヒロインの学力の差によって又各3パターンに分けられています。
しかし、ヒロインの立場が変わっているだけで、ENDストーリーの流れは同じなので代わり映えは殆どありませんでした。
ちなみに、ターン毎の台詞もかなりパターンがありますし、複数のサブキャラのENDも用意されてありました。

こちらのタイトルは…どちらかと言うと攻略対象キャラは一般受けし易い気がしましたし、ファンタジーや学園モノが好きならしっかり堪能出来る内容となっているので大丈夫かもですが、攻略システムとボリュームではクインロゼの最近の物に慣れていると結構面倒でしんどいかと思うので、本当に…長期戦になっても大丈夫な方、忍耐力のある方、作業好きな方様だと感じました。

★の数に表れている様に、ターン数の多い攻略システムが1番左右されると思う故、私はフルコンプは諦めましたが、楽しめるのならフルコンプまでの道のりは長く、かなりじっくり付き合える作品なのは間違いないと思います。